今回は『HGUC ヤクト・ドーガ(ギュネイ・ガス専用機)』のレビュー記事です。

- 登場作品:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- グレード:HG(ハイグレード)
- 価格:2,860 円(税10%込)
- 発売日:2007年10月20日 (土)
- 購入先:Amazon
レビュー総合評価

少し大きめのHGやファンネルの武装、逆襲のシャアシリーズが好きな人向きのガンプラ。一方ギミックとか最新キットほどの可動域を求める人にはおすすめしません。
組み立ては簡単!一部にABSのガンメタパーツが使われ強度は高い。
その割には腕部・脚部の可動は良好で、大きいレッグアーマーも可動の邪魔になりませんでした。
付属武装は劇中再現できるものが付属!ディテールに関しては物足りなさはありますが、HG且つ当時のものとしては妥当な範囲だと思います。
変わりにモノアイが可動できるのでアクションポーズを付ける際に見据えたモーション表現ができました!
保持力は動かしていると股関節が弱くなりましたが、それ以外は特に致命的なものはありません。
コストパフォーマンスは悪くないと思いますが、個人的に価格が高めなのでもうちょっと武装や本体にギミックが欲しかったかな(;^ω^)
| ★1 | ★2 | ★3 | ★4 | ★5 |
| 〜15点 | 16〜29点 | 30〜48点 | 49〜54点 | 55〜60点 |
各項目をレーダーチャートで表した総合評価は★3相当!
『組み立てやすさ・外観』の面で高評価はとれているものの、残りの項目が標準的。中でも可動域はどうしても年代の影響が顕著に出てマイナス。
ギミックもモノアイ可動のみなので得点をとることができませんでした。
本記事では各詳細をより詳しくまとめます!

組み立て:難易度や注意点・付属品・ランナーをチェック


箱は比較的厚めでボリュームがあります。ランナーは小袋に分類されているものが4袋と割と多め!
| 組み立て所要時間 | おすすめ層 |
|---|---|
| 2時間~2時間半程度 (ゲート処理なし) | 初心者~ |
【組み立てた全体写真】





1パーツが大きく、2007年当時のフォーマットで全然組み立ては難しくありません。
パーツは外装のPSパーツ・関節やフレームに当たるABSのガンメタパーツ・ポリキャップで構成。
腕部の渋みは問題ありませんが、脚部は嵌め込みが甘いとややグラつく印象。

付属品は5種。
以下で関節構造や付属品、ランナーなど内容物詳細をまとめます!
完成レビュー|外観ディテール・可動・ギミックを検証
画像をスワイプ or ドラッグで回転
胴体が短く脚長のデザインですが、脚部回りのレッグアーマーにボリュームがあるのでバランスはとれていますね。(大腿部の長さには好みが分かれそう)
ファンネルポートシールドとショルダーアーマーで肩幅もあり、HGに多いAのシルエットを崩していて良い感じ。
膝正面に合わせ目は出ますが、それ以外はほぼなし!
色分けは基本成形色で分けられていますが、バーニアノズルの内側など足りない部分は塗装が必要になっていました!

全体のイエローにはラメが入ったことでゴールドの表現を再現しようとした形跡が伺えますね。

↑写真4箇所分シールが付属します。
部位ごとのディテール
■頭部ディテール

- フェイスは鳥を思わせるデザイン
- 頭部イエローのアンテナはトサカのようなデザインで後方に流れ、先端に安全フラッグがついている
- モールドは少なく曲面のデザイン

首元の動力パイプはガンメタパーツで表現されている。
■肩部・腕部ディテール



- ショルダーアーマーは全体的に曲面でモールドは最小限の凹凸のみ
- ショルダーアーマー正面にはバーニアノズルがある
- ファンネル・ポート・シールドにはファンネル用の3つのダボ穴がある
- ファンネル・ポート・シールドはガンメタパーツで裏打ち・ディテールもあり、先端にはミサイル・ランチャーも造形されている


- 上腕から前腕の一部にかけてガンメタで表現された内部フレームが露出したデザイン
- 前腕装甲は曲面で2箇所に丸モールドがあり、ラインはパーツ分割で表現されている
- 露出した部分はシリンダーやリベットが造形されている
- 上腕から肘裏には動力パイプを2本造形されており、肘を曲げると露出される範囲が増える
■胴体ディテール

- 胸部はレッド・グリーン・グレーの3色構成で各パーツにディテールはない
- 側面から見ると脇回りに3本のラインがモールドで造形されている



- フロントアーマーはグリーン・イエロー・グレーの3色で構成されスカート部分にディテールはない
- 腰部アーマー上には動力パイプをガンメタで再現。パイプ中央にはパーティングラインが入っている
- サイドアーマーは長くデザインされ左右それぞれ2機のバーニアがある
- リアアーマー中央にはリベットモールドがあり、スカート下部にはインテークをモールドで造形し1パーツで成形

股関節底部にはアクションベース対応用のダボ穴あり。穴は内部にポリキャップを入れているのでPSパーツのような摩耗はありません。
2007年当時に多い専用キャップ付きです。
■脚部ディテール



- 脚部全体でみるとディテールは少ない
- 大腿部は長めにデザインされている
- レッグアーマーは太く外側と内側でデザインが異なる
- レッグアーマーの外側裏にはバーニアノズルを分割再現
- レッグアーマー裏に合わせ目が出るが段落ちモールド化して隠蔽されている
■バックパック


- バックパックはリュックの様なデザインで中央は凹凸でデザインされている
- 上部に1基、下部に2基のバーニアノズルがある
- バックパックの接続は2軸接続。凹凸があるので他デザインのものはポン付け不可
- 接続のダボ穴は内部にポリキャップを仕込んでいるので股関節同様摩耗する心配はない
可動域・ギミック詳細
下記ラベルやドットをタップして詳細を確認できるよ(^^)

【頭部】

- 首は俯きはできないが上に大きく上がる
- 左右への振りもほぼ不可
- 首周りは干渉ないので一回転可能
頭部搭載ギミック

モノアイは横にロールできるようになっています。付け外し面倒ですが、渋みはちょうど良かった!
【肩部・腕部】


- ファンネル・ポート・シールドはボールジョイント接続
- ロール回転できる
- 前後にも多少可動できる

- 肩は前後に若干可動
- 腕は約70度上がる
【胴体】

腰部は軸接続でロールはできますが、前後可動などは不可。

フロントアーマーは大きく上がり、腰部は若干上下可動。

サイドアーマー内側には平軸があり、アーマーの位置が調整しやすいようになってました。

股関節はボールジョイントですが、『ハの字』程度には開脚できます。
【脚部】

- 膝は約90度曲がり、水平近くまで上がる
- 足首は上下に20~30度程度可動

足首はボールジョイントですが、↑画像程度の開脚まで足裏が接地できます。
【バックパック】

バーニアを全方向に少し可動できます。
HGUC ヤクト・ドーガ(ギュネイ・ガス専用機) のポージング例
























ポージング例は以上!
胴体の制限は顕著に出ますが、腕部・脚部の可動範囲は最低限担保されていると思います。
個人的に開脚幅がもう少し欲しいところですが、ダイナミックなポーズを付ける作品ではないので劇中再現には十分かな。
今回ファンネルの支柱に付属のプラ棒は使っていません!
理由は↓耐久力セクションにてまとめました!
2時間半動かした後の「耐久力」・「保持力」

以下の点で保持力・パーツ耐久力に弱点があります。
本体は股関節が緩め
動かしていると股関節に緩みを感じました!脚部回りの重量もあるので、保持力がやや足りていません。
補強する場合は軸側を太らせると良さそう。
注意点として、軸を太らせると脱着も固くなるので軸の破損リスクは考慮した方がいいです(゜゜)
シールドの基部が抜けやすい

腕部に取り付けるシールドは平軸接続。PSパーツ同士のため摩耗もしますし、テコで抜けやすいので補強推奨!
軸先端をちょっと太らせてひっかかりを作れば対策できます。
プラ棒の耐久力
今回付属するファンネル用のプラパイプは使用しませんでした。
以前レビューしたクェス機にも付属していたんですが、耐久性に欠けると判断しています。
もちろん使い方にもよりますが、ぼくの場合撮影終わった段階でゴミみたいになってました(笑)

保持力強化方法の参考記事は↓こちら。
関連HGガンプラとの比較
以下ではヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機)との違いやギラ・ドーガと外観を比較してみました。
HGUC ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機)との違い



違いは以下の通り!
- 頭部
- アサルトライフル
- 配色
後はデザイン・構造まで同じでした!
レビューのため両方購入しましたが、コスト的に好みの片方あれば十分かも。
ギラ・ドーガと比較



『HGUC ギラ・ドーガ』と比較。
全高はヤクト・ドーガの方が大きく、曲面の面積も多い。首元や腰部の動力パイプは色は異なりますが配置は同じ。
バックパックもリュックのような基本デザインは近しい。
対してギラ・ドーガは露出したフレームや外装の凹凸が多いのでディテールが多く見えますね。
どちらもフレームはガンメタ仕様。
ギラ・ドーガは全高が低い分マッシブさが強調されているのが外観的に大きな違いかもしれません。
HGUC ヤクト・ドーガ(ギュネイ・ガス専用機) 【レビューまとめ】

年代的な古さを構造や可動域に感じましたが、比較的動かせますし股関節以外の保持力もある。
付属する武装やプラ棒のクオリティは少し不満を感じましたが、付属品は多いのでプレイバリューをある程度感じることができました。
クェス専用機でも感じましたが、やはり思ったより可動域は良好ですね(・∀・)
気になるのは価格面!
今回Amazonにて購入し割引の「2,491円」で購入しましたが、正規の「2,860 円(税10%込)」で考えるとやはりちょっと高い。
長所と短所

- プロポーションが良くスタイリッシュにまとまっている
- 組み立てハードルは低く1パーツも大きいので初心者さんでも挑戦しやすい
- 付属のファンネルは収納・展開状態を再現できる。且つ収納状態はカットすることで分割化も可能!
- 関節パーツはABSのガンメタ仕様で見栄えが良く強度が高い
- 付属品は5種と多く、ディスプレイの仕方に幅が出せる
- モノアイがレール可動できるので、相手を見据えたような動きを表現できる

- 股関節がボールジョイントなので開脚範囲に制限が出る
- 強度のあるABSの反面、塗装にはプライマーの使用や水性塗料を使用するなど少し注意が必要
- コストパフォーマンスはやや割高
どんな人におすすめ?
価格が高いので『逆襲のシャア』作品のファンやギュネイ専用機の機体デザインが刺さっている人におすすめ!
ぼくは特に大ファンとかではないので客観的に判断。
スペック+デザインで考えると少し高いと思っちゃうので、作品初見さんにはおすすめはしづらいかなぁ。
レビューは以上。
おわりっ。
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