「HGUC ローゼン・ズール(episode 7 Ver.)」のレビュー記事です!

ガンダムUCに登場する機体の中でも特徴的なカラーリングやバラをイメージした独特の武装にサイズ感など一際目立つ存在のMS機体(^O^)
- メーカー:BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 登場作品:機動戦士ガンダムUC
- グレード:HGUC(ハイグレード・ユニバーサル・センチュリー)
- 価格:3,300円(税10%込)
- 発売日:2014年08月09日 (土)
- HGUCシリーズ:No.185
- 購入手段:Amazonを利用
レビューの総合評価

- ★5評価点数:55〜60点
- ★4評価点数:49〜54点
- ★3評価点数:30〜48点
- ★2評価点数:16〜29点
- ★1評価点数:〜15点
率直にディスプレイに特化したHGガンプラで、コスト面・破損の可能性を考慮すると初心者さんにはおすすめできないHGガンプラでした。
組み立ては簡単で合わせ目が少ない構造で、外観は比較的大きく武装も大ボリューム!
色分けの具合は年代的なものを感じますが、エッジも出ていますし造形も良い。
UC系のキットは脚部の過剰な長さが気になることも多いですが、「HGUC ローゼン・ズール」は全体的に見ると整っており違和感を感じません。
一部パーツの耐久力の弱さが原因で可動キットとしてはおすすめできませんが、出来栄え自体は良いと思います。
本記事では↓下記2つに分けて順にレビューをまとめていきます!
- デザインやプロポーション、可動域を確認したい人向け
- 組み立てやすさや注意点、改造などでパーツを確認したい人向け
完成レビュー|外観・可動・ギミックを検証
パチ組み状態で武装を持たせた完成状態が↓コチラ↓

大型の四肢に小ぶりな頭部や胴体のアンバランスなプロポーションが特徴的で、それでいて違和感を感じさせないデザイン。

成形色は通常版(ep6)の「HGUCローゼン・ズール」から変更されており、全体的に薄めに変更されています。

重量のある上体は太く長い脚部で自立可能。

全高のバランスで見るとプロペラントタンクは比較的小型に見えます。



右手はep7 Ver.専用の「有線式シールド・ユニット」に変更。


比較的大型のHGガンプラで成形色だけでも存在感が強いですね!

色分けは足りておらず、ホイルシールでエンブレムやホワイトのラインをカバーする仕様で年代的な弱点を感じます。

完成見本と比較するとホワイトのラインが全く再現されていないのでディテール密度には差があります。
個人的に年代とHGを考慮すと成形色だけでも十分だと思いました。
「HGUC ローゼン・ズール」との違いは?
「機動戦士ガンダムUC episode6」に登場した通常版のローゼン・ズールとの違いは改修した右腕が「有線式シールド・ユニット」になっている点とシールドがオミットされている点。あとは成形色が変更されています!
装備の発案自体はもともとあったらしく、それを導入した装備の設定みたい。
「episode6」版の成形色はもっと濃く、宇宙空間での設定職に近い反面立体物でみると違和感が強い配色になっていました。
下記では部位毎に詳細をレビュー。
頭部ディテールと可動域
小型で造形が良い。デザイン的に制限を受けるのは予想していたが、思ったより可動もできました!
造形・ディテール

- 装甲を濃いパープル、動力パイプを光沢のあるブラウンで造形されている。パイプの光沢は金属感を表現している
- 頭部は小型で蕾のようなデザインをもしている
- モールドは少ないが多面的でディテールは多い
可動域

- 俯きはできないが上に45度くらい見上げることができる
- ボールジョイント1つ分左右に頭部も振れる
- 首周りの襟と頭部先端が干渉。45度程度までの回転ができる
腕部ディテールと可動域
肘と腕部のデザインで可動域は少々制限されているが、可動性は良く武装の密度もあって見栄えが良い。腕部はパーツ分割と多面でディテールは多い。
造形・ディテール

- ショルダーは大型で前後階段のような凹凸で造形されている
- 側面には小型のスラスターらしきモールドが造形され、パーツ分割になっている
- シールを貼るラインに沿って縁にモールドが造形されている
【腕部左】

- 上腕パーツは蛇腹造形で光沢のあるブラウンパーツになっている
- 肘下インコムは大型で3本のクローと3連メガ粒子砲を装備している
- インコム外装には通常版「HGUC ローゼン・ズール」で使用するシールドを取り付けるダボ穴がそのまま造形されている
【腕部右】

- 左右非対称で右は「有線式シールド・ユニット」が腕として取り付けられている
- 中央はIフィールドジェネレーター、周囲には3連メガ粒子砲を装備
- パーツ分割と多面デザインでディテール密度は十分ある
- 内側にはリベットなどのメカディテールが少し入っている
可動域

- 肩関節は前方に引き出し可能
- 腕は水平まで上がる

ショルダーアーマーは上下に可動できます。

- 上腕はロール可動ができる
- 肘は1軸で90度まで曲がる
肘の曲がりは基本90度まで曲がればポージングには十分なので特別悲観するポイントではありません。

左腕のクローは1つ1つ可動できます。可動域はインコム展開の有無で開き具合が変わり、腕部装着状態だと可動域は狭いです。
右腕は肘下シールド部分に可動ポイントなどは入っていませんでした。展開ギミックなどもなし。
胴体ディテールと可動域
デザイン的な制限はあるが可動域の拡張工夫やエングレービングのモールド表現。多重装甲の腰部周りとディテール密度が集中している部分でした。
造形・ディテール

- 胸部中央はネイビーのパーツでエングレービングや細かいインテークのような造形が入っている
- 腹部には頭部同様の動力パイプパーツが使われている
- 胸部から動力パイプの腹部にかけて小型に造形されている


- フロントアーマーにはザク系に多い甲冑を彷彿させる広い面と分割ラインのモールドが入っている
- サイドアーマーはフロントアーマーを覆うようなデザインで一部リベットモールド入り
- リアアーマーは前後とも広い面でモールドは入っておらず少々物足りなさが際立つ

股関節底部にはアクションベース対応の3mmジョイント穴があります。
可動域

- 少し仰け反り可動ができる
- 前屈はほぼできない
- 腰部ボールジョイントで左右に少し振ることができる
- 腰部周りは干渉なくロールできる
後述しますが、本来ならデザイン的にもっと制限されるであろう造形。胸部の内部に縦可動できる部位が入っています。これによって仰け反り表現できる!

サイドアーマーは若干上下可動ができます。また、接続基部はリアアーマー側にあるので、少しだけ後方に開くことも可能。

開脚は「ハの字」以上に開くことができます!
180度は無理ですが、ポージングの幅としては必要十分ですね。
脚部ディテールと可動域
長い脚部ピンク単色ですが、ディテール密度が濃く造形が良い!可動域は制限されているが、膝の曲がりは深いので前後のアクションポーズに十分活かせる!
造形・ディテール

- 脚部脛・脹脛にはインテークのモールドが造形されている
- モールドよりもパーツ分割で表現されたディテールが多い

膝の突起は固定されており、2重の関節で開くことでメカディテールを表現しています。膝側面にはリベットモールドもありますね。


- ヒールが細く高い。爪先に向けて細く造形されている
- 足首パーツは2つに分割されており、足首とヒール・ヒールと爪先に分かれている
- 足裏は爪先のみ肉抜きされている
- 足首外側は小さいバーニアのようなパーツが分割されている
可動域

- 足は前に45度くらい上がり制限される
- 膝は90度以上深く曲がる
- 足首はほぼ垂直に曲がる
- 上方向に水平以上まで上がる

脚部裏、脹脛部分の突起は上下に若干可動できます。

↑画像の通り足を開いて接地性が高い!
バックパックディテールと可動域
バックパックは「サイコ・ジャマー」のバインダとプロペラントタンクと必要最低限でありながら見栄えの良いバランスになっている。
造形・ディテール

- バックパックには「サイコ・ジャマー」を収納する大型のバインダーを2つ装備。
- 小型のプロペラントタンクが2本付いている
- バックパック中央にはスラスターがパーツ分割で再現
可動域

プロペラントタンクはボールジョイントなので、加工して「30MM オプションパーツセット10 大型プロペラントタンクユニット」を装備させることもできそうです。

プロペラントタンク中央には合わせ目が出ます。

「サイコ・ジャマー」収納バインダーは下部のみ上下可動できるようになっているので射出演出も表現可能。
付属品一覧

専用ディスプレイスタンドをタップで見る
演出用の専用ディスプレイスタンドが付属!台座は4つ。支柱は長いものと短いものが2本ずつ。
あとは支柱に取り付けるジョイントパーツや、インコムに取り付けるワイヤー固定パーツなどです。

台座と支柱はボールジョイントで接続。鋭い角度をつけることができますね。

専用ジョイントには腕部の「インコム」のパーツと「サイコ・ジャマー」を取り付ける為の2種のジョイントが一体化したタイプが付属。
形状が歪で目がいってしまうので個人的に好きではありません(笑)
で、トータル評価なんですが非常に使いにくいです!!!
リード線が長い点や重量がある点でたゆんでしまいますし、台座自体がその重さを支えられずバランスを崩してしまいやすい。
台座の底に両面テープなど使えれば固定できてアリですが、そのままディスプレイするのは難易度高いですね。

インコム用パーツをタップで見る
腕部の「インコム」を射出した際の再現用パーツが多数付属。展開時と展開前の状態や4本のリード線で再現する仕様。
インコムのパーツは数量的に両手分付属。後述しますが、通常の「HGUC ローゼン・ズール」も再現できるのでそれと併用することもできますね。

取り付けは↑こんな感じで、パーツに空いた4つの小さい穴に軟質のリード線を通していきます。
個人的に仕様としてはBAD!!!!メチャクチャめんどくさいしパーツもややこしいし、リード線がやわらかすぎる!!!
細いプラ棒とかで割り切った方が良かったように思います。
見栄えも良くないし、満足度も低いし、メチャクチャ疲れるしで正直この仕様は嫌いでした。
購入するなら価格に価値として含めないで判断した方が良いと思います。

サイコ・ジャマーをタップで見る
固有の武装「サイコ・ジャマー」が8基付属。内2基は蕾形状の収納状態。

↑こんな感じで軸を差し込むだけの簡単取り付け。

「インコム」用台座には3mm軸穴も付いているので差し込むこともできますし、台座に取り付けるジョイントにも3mm穴が空いているのでそちらに差し込むことも可能。
付属品は以上!!
固有の武装や多数の台座が付属しますが、正直クオリティはあまり高くないので期待しすぎない方が良いと思います。
HGUC ローゼン・ズール (episode 7 Ver.):ポージング例
それではレビューを踏まえて「HGUC 1/144 ローゼン・ズール (episode 7 Ver.)」で再現できるポージング例を紹介!
※今回諸事情あり、画像少なめになっています。理由は後述するので合わせて確認してねー(´・ω・`)j

ローゼン・ズールといえば↑こんな気取ったポーズが印象的ですよね。

背面からの見栄えも意外と悪くありません!バーニアなどあればもっと見栄え良くなりそうですねー。

「有線式シールド・ユニット」でメガ・粒子砲を構える。


両手ともメガ・粒子砲を内蔵しているので改めて思うと火力お化けじゃん・ω・好き(笑)

突進して突き刺し!

「インコム」のクローを開いて・・・なんですが、レビューでも述べた通り射出状態にしないとあまり開きません。


「サイコ・ジャマー」射出!
基本的にアクションベースより付属のスタンドが小さいので下部に集中してしまいますね。見せ方の幅がせまいっ!(笑)

「インコム」射出・・・リード線がたゆんでるのが気に入らない(´・ω・`)



写真で角度をつければなんとか動いてる感は演出できそう・・・。



ポージング例は以上!
肩周りや胴体は最低限アクションする可動ができますし、脚部に関しても思っていたより動かすことができましたが膝の突起が位置固定されているのでちょっと干渉しがちでしたね。
大きなボディを大胆に構えるようなポージングも工夫次第でできそうです!
ただ、「インコム」を使ったディスプレイはマジで面倒。
見本などを見ても線がたゆんでいるので、劇中のように自由度の高い表現をするのは結構手を加えないと無理だと思います。
ポージングつけてみましたが、ちょっと気取って浮遊させとくだけでも存在感ありますし、見栄えも良い。
無理してポーズつけなくてもいいかも(笑)
組み立てレビュー:難易度と注意点

- 組み立て難易度:初心者~
- 組み立て所要時間:ゲート処理なしで「約2時間10分」程度
ここからは興味を持ってもらった人向けに内容物やランナー、キットの構造などを紹介します。
パッケージ内容物・ランナー・組み立ての様子
パッケージ内容をタップで見る

箱はかなり厚く、ちゃんと蓋が収まらないサイズ感。

ランナーは5つの袋に入っており、小さいランナーが多数ありました!思っていたよりパーツは少なかったですね。



ランナーの実物をタップで見る
ランナーは小さいものも含め全部で15枚。ポリキャップが使われているキットでKPSは使われていません。



Cランナーも2枚あります。



Eランナーのクリアパーツは「ABS」。本体の大腿部にも一部使われています。




【組み立ての様子】
組み立てはガンプラ初心者でも十分挑戦できます!腕部が左右非対称なのでその辺は説明書をしっかり確認した方が良いポイント!

肩関節はポリキャップとPS軸パーツで構成。シンプルですが軸をポリキャップで代用している点でPSパーツのように摩耗することがありません。

早速工夫が入った胸部パーツ。中心にポリキャップを使って前後可動できるようになっています。

胸部パーツを被せて固定。腰部との接続はボールジョイントですね。

バックパックはネイビーとパープルパーツで複数のポリキャップを重ねるだけ。

バックパックの接続は大きめの2軸。PSパーツ同士なので摩耗する可能性がありそう。

頭部は5パーツ構成で重ねたり挟んだりの簡単仕様。

ショルダーは肩部と別パーツの仕様。

右腕部の肘関節はグレーで成形。リベットのデザインは共通ですね。

「有線式シールド・ユニット」の基部に太い軸を差し込んで腕と接続。

左手クローの可動基部はヒンジのような構造。

左腕部はネイビーのパーツで接続軸がぶっといので簡単に破損もなさそう。

足首と接続する爪先パーツはポリキャップを上下で挟むだけ。

大腿部内部の接続部位にはEランナーのABSクリアパーツが採用されています。

大腿部はポリキャップを挟んでるだけの簡易仕様ですが、ABSパーツに差し込むことで前後へのテンションを逃さず、ポリキャップの保持力が高いのをキープできていました。

膝関節はネイビーのパーツで、軸をポリキャップで代用しています。このパーツの一部が耐久力に不安が残る箇所。

足首付近のバーニアパーツは内側から差し込み。ここ素手でやるよりもピンセットで嵌め込んだ方がスムーズでした。

脚部内部は空洞が多く膝のポリキャップと足首ボールジョイントのみ。


腰部内部は↑こんな感じ。サイドアーマー・3軸に使うポリキャップ、腰部大きめのポリキャップを仕込んで前後から挟むだけ。

以上、ブロック毎に組み立てると↑こんな感じ。
構造は難しくありませんが合わせ目やポリキャップの緩み対策になるカバー構造などが随所に見られたいい作りでした!
余剰パーツと組み替え


余剰パーツは上記の物が多数余ります。通常版「HGUC ローゼン・ズール」のシールドや腕部パーツですね!

ポリキャップはも多少余りました。

余剰パーツは「episode 7 Ver.」の内部に使われているポリキャップを流用することで通常版の腕部も再現可能!加えてシールドも組み替えできます!
「episode 7 Ver.」で再現した「HGUC ローゼン・ズール」








特徴的な大型の「インコム」もちゃんと再現!違いは成形色位なので、「episode 7 Ver.」なら両方のローゼン・ズールが再現できる・・・こっちでええやん(笑)
付属品のスタンドやジョイントもインコム2つ分入っていますが、リード線は片方分しかありませんでした!

組み替え後「episode 7 Ver.」の余ったパーツが↑こちら。
組み立てる時の注意点
組み立てる時の注意点は左右非対称になっている腕部位ですね!パーツが違うので普段一度に両方組み立てている方は別々で組み立てが必要になります。
「耐久力」・「保持力」評価
ポリキャップが使われているので抜けやすさなどが心配でしたが、保持力の点はほとんど問題ありませんでした。胸部の前後可動が緩いくらい。仰け反ったりするわけではありません。
変わりに致命的な破損リスクが一箇所あります↓↓

脚部膝パーツがこのキットの評価を著しく低下させる原因です。

膝のポリキャップに差し込むパーツが破損しやすいです。
2パーツ構成なんですが、片側のみについており、膝を掴んでハの字に開いたり、膝を曲げると一箇所にテンションが集中してしまう構造でした。
で、普段ならポージングで破損することが多いんですが、今回は可動域を調べている時点で簡単に折れてしまいました。

現状↓下記の4つを施して強度を保っています。
- 流し込み接着剤で溶着
- 折れた両パーツの接着面に1mmのプラ板を貼って厚みを調整
- 黒鉛を混ぜた瞬着で上からコーティング
- 曲面パーツとの隙間を接着剤で埋めてつっかえ棒のようにする
強度アップはできるものの、真鍮線も使えませんしパーツも小さいので修復が難しい。
再度折れる可能性もあるので今回写真が少ないのはこれが理由でした(TT)ゴメンネ
無理な可動は一切していないので、膝はかなりデリケートだと思います
修復後もう片方も補強しました。
関連ガンプラとの比較
「機動戦士ガンダムUC」関連のHGガンプラとサイズ感とディテールを比較してみます!
【HGUC バンシィ】との比較


「バンシィ」もHGでは全高が大きい方ですが、「ローゼン・ズール」の方が頭1つ半個分大きく見えます。
モールドは共通して少ないですが、多面的でディテールは多く感じます。
外観で見るクオリティ的には差異はそれほど感じませんでした。
比較した「HGUC ユニコーンガンダム2号機 バンシィ(デストロイモード)」のレビューを見る
【HGUC ジェスタ】との比較


続いて「ジェスタ」との比較。
全高は頭部3~4つ分大きく大分身長差がありました。
ただし、ディテールやクオリティに関して「ジェスタ」に密度を感じたのが正直なところ。
複雑な造形をしていない分細部までパーツの造形が作り込まれている印象。
HGUC ローゼン・ズール (episode 7 Ver.)【レビューまとめ】
レビューは以上!
率直に初心者の人や折れたパーツの修復などのスキル・知識がない人にはおすすめできません!
パーツの破損のしかたを見ても上級者向けに思います。
ただ、アクションポーズを割り切って素立ちや浮かせたディスプレイをするなら大型で見栄えも良いガンプラだと思いました!
正直付属品に関してもクオリティが低く扱いづらいので、「これが付いているからこの価格は仕方ない!」とはならない満足度。
変わりに、余剰パーツで通常版を再現できるのは2度見た目を楽しめる点で良かった!!!
造形・サイズ感・構造だけでみてもコストパフォーマンスは満たしていますが、扱いには注意したいガンプラでした。
以下長所と短所をまとめます。
長所と短所

- デザインがHGにしっかり落とし込まれていて劇中再現度の高い造形・サイズ・ボリューム感で見栄えが良い
- 付属品が豊富で「サイコ・ジャマー」などの射出演出ができたり装備組み替えのプレイバリューがある
- 可動域は想像していたよりもずっと良くポージングはつけやすかった

- 膝を曲げた時や大腿部をロールさせる時に負荷がかかりやすい
- リード線が柔らかくたゆみがひどく、重量的にも支柱で支えにくい
- インコムパーツの中継部品の取り付けが面倒
- ホワイトのラインが全くないので人によっては物足りなさやノッペリ感を感じる
どんな人におすすめ?
「ギラ・ズール」系のMSが好きな人や大型・独特の特徴あるデザインの機体が好きな人。そして破損してもどうにかなる人に特におすすめしたい!
特にガシガシ動かして楽しむようなガンプラではないので、飾って楽しむ・塗装して楽しむ派の人には向いてると思いました。
久しぶりに惜しいとかもったいないという感情が大きくでたガンプラですね(´・ω・`)かっこいいのになぁ。
レビューは以上、おわりっ!
↓UC関連ガンプラのレビューをもっと見る↓


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