スピンブレードって、使うと何がいいの?←わかる!ぼくも正直良さがあまりわからなくて、購入する気が全くありませんでした。
平刀でいいじゃんってね。ただ、ピンバイスの穴を空ける時に底面を平らにしたくて今回購入して使ってみたので「使い方」や「使い心地」を実例交えてレビューしたいと思います!
購入したのは知名度抜群「ゴッドハンド」。
気になっているけど、使い心地で気になる方は多いと思うので参考になれば幸い!
ゴッドハンド製「スピンブレード」
項目 | スピンブレード |
---|---|
価格(税込) | 2,530円 |
本数 | 4本入り |
刃幅 | 1.6mm~1.9mm |
軸径 | 3mm |
↑今回購入したのは4本セットで「2,530円」の物。他にも本数が違ったり刃幅が違うものもあります!
ぼくは主にHGやRGに使うので少し小さ目のものを選びました。
4本入りで小さいことからちょっと価格としては高く感じますが、そこはゴッドハンドの知名度を信頼しての投資ですね。
軸の直径が3mmと共通なので、グリップが1つあれば共通して使うことができます。
専用のケースはプラスチックで、軸径サイズにピッタリ保持できるようになっています。
間違えてぶつけて散らかる!なんてことはないので、個人的には嬉しい仕様。
仮に散らかしても刃幅がそれぞれ印字されているので、わからなくなるなんてこともありません!ロゴも印字されてておしゃれ。
軸はマットな質感で高級感がありますね。先端は刃になっているので取り扱いには注意!
スピンブレードの使い方と実例
- ドリル跡の底面を平面(フラット)にする
- 平刀として彫刻刀のように使う
使い方は主に↑この2通り。
メインの使い方としては↑画像の通り穴の底面を平らにすること。くぼみを無くし加工しやすくしたり見栄えを良くすることがきます。
ドリルビットでの併用が楽でおすすめですが、スピンブレード一本でも穴を掘り込むことも可能。(ちょっとだけ慣れが必要)
下記では実際にプラ板に試したもので使い方を実例で紹介。
底面を平坦フラットに実例
↑画像は1mm厚のプラ板に穴を掘った状態。ピンバイスの特性上先端が尖る形状なので中心になるほど深くなっているのがわかると思います。上からみると丸みを感じますね。
ピンバイスで掘った穴にあった刃幅のスピンブレードを水平に置きます。
あとはスピンブレードを回転させるだけ!先端が刃になっているので、プラスチックを簡単に削ることができます。力もいらないのでケガの心配も比較的小さいですね!!
スピンブレードで加工を加えると↑こんな感じ。ピンバイスだけの場合中央が深くなっていましたが、スピンブレードで円の直径全てを均等に削ることができました。
これにより、光の入り方や影の出来方が情報量と増え、より立体的に見えるようになっているのがわかると思います。
掘った穴を加工前と加工後で比べるとこんな感じですね。存在感が違う!
平刀として使う実例
続いて平刀として使った場合の使い方例。
小さいマイナスモールドを使った例として、タガネとスピンブレードそれぞれで掘った比較。
ぼくはタガネを最初に高いの購入して折ってしまった経験から、安物を使っています。ぶっちゃけ良くないんですが参考までに。
タガネだと左右の端をキレイに掘ることができていませんが、スピンブレードは鋭いモールドになっているのがわかると思います。
タガネを使っていいいですが、掛かる手間と微調整の手間を考えるとスピンブレードが結構使いやすいんじゃないかと思いました!イイネコレ
また、パネルの端にもサッとワンポイントを掘れます。今まで棒ヤスリを使っていたんですが、ずっと楽だし時短できます。
穴底をフラットにする際にも感じましたが、刃先の切れ味が中々良いのがポイントかも。
ゴッドハンド スピンブレード【レビューまとめ】
レビューは以上!簡単にまとめてお伝えしましたが、
大体まとめると↑こんな感じで、購入までのハードルが結構高いなと感じました。特に初心者さんなら他にも使ってみたい道具があると思うので優先度で言えば特に重要ではないと思います。
ただ、ディテールのレベル感をあげたい、マイナスモールドを入れたいなど、細部へ情報量を足したい方にとってはとてもいいツールなんじゃないかなと思います。
かんな掛けのようにも使えますし、ピンバイスのように穴をあけるのにも使える。
発想や先人たちの使い方を調べるだけで用途が広がる良いツールですね。
ぼくはスピンブレードとしての役割よりも、平刀として使えるところが気になっていたので、大満足でした。
今回はここまで!
ディテールアップの効率だったり、細かさだったりをレベル上げしたい方は一度試してみても良いと思います!
ちなみに「タガネ」に関して太さが気になる方は↓下記事にまとめているので興味がある方はコチラ記事も是非ご覧ください。
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