今回はガンプラ初心者さん向けに”スミ入れを入れるタイミング”について考え方をお伝えしていきたいと思います!
「・・・え?スミ入れのタイミングって決まってるんじゃないの?」←こんな方は必見!
スミ入れは時間的コストも費用的コストも低く、手軽に挑戦できるガンプラをカスタムする最初の一歩に相応しい作業。スミ入れするだけで見栄えをグッと上げる可能性があります!(絶対とは言えないけども)
ただし、素組みでスミ入れするのか?塗装して入れるのか?、塗料に何を使っているのか?などによって実は考え方が様々。
本記事ではそんなスミ入れ初心者さんに向けて、「このタイミングで入れれば失敗しない!」というタイミングを紹介します。
読んでもらえれば最低限気を付けるポイントなどがわかるので、今後のガンプラ制作のリスク回避や選択肢に活かすことができるはず!
最後にはガンプラ初心者の方に向けたスミ入れ方法やツールを紹介したページへのリンクも貼っておくのでそちらも気になる方は是非参考にご覧ください(=゚ω゚)ノ
ガンプラにスミ入れするタイミング例
まずは本記事での素組みの解釈!
ゲート処理やデカールは貼ってトップコートまでするが塗装はしない←人によって素組みの解釈が違うと思いますが、本記事の定義はコレ!
踏まえて、ガンプラを作る工程は色々ありますが、ザックリ分けると↓こんな感じ。
- ゲート処理
- スジボリ
- 塗装
- スミ入れ
- デカール貼り
- トップコート
で、素組みの場合も塗装する場合も失敗しないであろうタイミングはぶっちゃけ2つ!
もちろん大前提、人それぞれなので正解とかではありませんが、できるだけ失敗しないタイミングですね。
下記でそれぞれを解説します(‘ω’)
デカールを貼る前のタイミング
デカールを貼る前にスミ入れする理由としては、
というメリットがあります。
逆にデメリットとしてはこんな感じ↓
素組みの方に関してはほとんどデメリットらしいデメリットがないので、デカールを貼る前のタイミングが失敗しなさそう。
トップコート後のタイミング
続いておすすめタイミング候補2の「トップコート後のスミ入れ」。デカール貼りもトップコートも終わらせて最終的にスミ入れするタイミングになります。
メリットは余計な考えがいらず最後にやればいいという「気楽さ」があります!
逆にデメリットとして、スミ入れ塗料がトップコートの外にある状態なので、粘着性が残っていると埃が付着しやすいところ。
スミ入れ後さらにトップコートを吹く方法もありますが、湿度の影響で白くなったり、倍のコストがかかったり、塗装の場合発色にも影響がでるのでおすすめはしません。
2つのタイミング共通の注意点
2つのおすすめするスミ入れタイミングを紹介してきましたが、共通する2つの注意点があります!
■注意点① 塗料の相性を考える
塗装したりトップコートを吹く場合、スミ入れするタイミング自体は同じでも良いですが、使う塗料と塗装した塗料の相性の方がタイミングより重要になります。
↓下記の例のような事態にならないよう注意しましょう!
相性の悪い例
- 水性塗料ホビーカラー(つや無し)にエナメルでスミ入れ→滲む
- ラッカー塗料やエナメルにガンダムマーカーでスミ入れ→溶ける
- トップコートを吹いてラッカーでスミ入れ→トップコートが劣化して最悪溶ける
塗料 | 水性ホビーカラー | エナメル | ラッカー | ガンダムマーカー |
---|---|---|---|---|
水性ホビーカラー | 〇 | ◎ | × | × |
エナメル | ◎ | 〇 | × | × |
ラッカー | ◎ | ◎ | △ | × |
ガンダムマーカー | × | × | × | × |
ちなみに↑上記表で見てもわかる通り、「ガンダムマーカー」は曲者で全部相性が悪い!塗料を溶かす力が強いので、上から塗ると下地を溶かし、トップコートをしても溶かしてしまう。
滲む原因になりやすいので、素組みでトップコートなしの場合におすすめ。
塗装後にガンダムマーカーでキレイにスミ入れする方法は↓下記事にまとめてるので参考にどぞ(‘ω’)
■注意点② トップコートの「つやあり」、「つやなし」を考慮する
使用するトップコートが「ツヤなし」や「半光沢」の場合、スミ入れには注意が必要。
【注意する理由】
ツヤがないということは「光をうまく反射できていない状態」というのは何となくわかると思います。この場合、表面に細かい凹凸がたくさんできている可能性が非常に高い!
凹凸がある状態でスミ入れしてしまうと、エナメルの場合凹凸の隙間にまで塗料が流れ込み、結果スミ入れした周辺が滲んだようになります!
ちなみに水性の場合でも、トップコートが溶け出して同じようになる可能性があります。
↓「初心者向きスミ入れ塗料の方法」の記事で失敗例を紹介しています。
素組みでスミ入れする時の時短テクニック!
上記でしめしたタイミング意外に、もっと早く仕上げたい方向けの時短テクニックを紹介します。
それが「ランナーの段階でスミ入れする」です!※下画像はスミ入れはしていません。
昔のキットだとモールドが浅く、そもそも少ない点があってやりづらさはありますが、最近のキットは外装のモールドがくっきり入っているものも多い!
切り出す前に先にスミ入れしちゃうのも方法の選択肢として全然アリ!なんなら浅いモールドのキットでも先にスミ入れ・拭き取ることで浅いモールドのみに絞ってスジボリできて時短できる。
例えば、色の異なるパーツ同士の間とかね。ほとんどの場合そこにスミ入れは不要。不必要な情報を乗せることのないキレイなキットに仕上がるのが期待できます。
ちなみにスジボリに最適な線の太さは↓下記記事で紹介しているので、初心者の方は是非参考にしてみてください。
【初心者向け】基本的なスミ入れ方法とツール紹介!
スミ入れのやり方やツール、失敗例を↓下記事で紹介しています!
どうやってスミ入れしようか検討している方や、失敗したくないという方は是非参考にご覧ください。
ガンプラにスミ入れするタイミング【まとめ】
以上、ガンプラにスミ入れするおすすめのタイミングについてまとめてきました!
再度結論をまとめると、
- 素組みでも塗装でもスミ入れするタイミングのおすすめは2つ
- 1.デカールを貼る前
- 2.トップコートを吹いた後
- 素組みの方にはデカールを貼る前がおすすめ!
- 下地の塗料やトップコートの塗料との相性を検討する
こんな感じですね!(=゚ω゚)ノ
やることは簡単ですが、塗料やトップコートの相性を把握するのが一苦労のスミ入れ。
この記事を見てくれている方は、おそらく多くの方がまだ塗装はしたことないと思うので、素組みで気軽に試してみてください!
もしトップコート後に相性が悪く失敗しても、最悪落としてまたチャレンジできるので!
ここまで!ガンプラ沼の一歩目と言っていいスミ入れ・・・楽しんでね(笑)ヒヒヒ
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