Youtubeでガンプラ作りを見ているとよく出てくるMr.マークセッターって使うと使わないでそんなに変わるの?
今回は↑こんな疑問についてお答え!
早速なんのために使っているのか?という点なんですが、Mr.マークセッターは「デカール糊」としての役割があるんです!
本記事では、
- 「Mr.マークセッターとは?」
- 「Mr.マークセッターの簡単な使い方」
- 「知っておいてほしい注意点」
↑上記の点でまとめていきます。
使用を検討している方は是非参考にご覧ください。
Mr.マークセッターって何?
【Mr.マークセッター商品情報】
- 名称:Mr.マークセッター
- 内容量:40ml
- 定価価格:280円 / 308円(税込)
- 特徴:
・デカール糊
・軟化効果がある
・水溶性 - 備考:新・旧あり
商品リメイクをしており、主溶剤を「エマルジョン樹脂系糊剤」→「アクリル樹脂系糊剤」に変更。
水溶性塗料に対して強い溶剤効果をもちます。
水で薄めることができる。
マークセッターやマークソフターは新・旧商品があり、新しい方は溶剤が強いなどの特徴があります。
接着力も強いので、購入するなら新しい方をおすすめ!
【新旧の見分け方】
そもそもMr.マークセッターは簡単に言うと「デカール専用の糊」です。
デカールには粘着力がないものや、劣化して粘着できないものがあります。それをカバーするためのアイテムと思ってもらえて差し支えありません。
マークセッターを使う理由
【自然に剥がれるのを防ぐ】
Mr.マークセッターは「デカール糊」。
使用すると簡単にデカ―ルが剥がれたりしないので、気づいたら「デカールが一部ない!?」なんてプチショッキングを防ぐことができます。
例えばよく使われる水転写式デカール。実はそのままでも少量糊がついているので全くつかない!なんてことはないんですが、これは購入したての話。
水転写式デカールは湿気や温度変化に弱く、付着している糊もそう多くないので、時間が経つとくっ付く力が極端に弱くなってしまいます。
さらに水転写式デカールは水でデカールと台紙を分離させるので、水分でさらに糊が薄くなる。
こうなるともう簡単につくことができませんし、仮についたとして維持することが難しく、少々の摩擦で簡単に取れてしまう。
「Mr.マークセッター」は極端に弱くなった吸着を補填しつつ、デカールを少し軟化して貼り付けやすくするMr.たメリットが期待できるんですね。
【シルバリングを防止する】
そしてもう一つの使う理由。それが「シルバリング」を防ぐこと。
シルバリングはデカールの密着が足りていない時に起こるデカール周りが白くなった状態。
デカールがちゃん接着せず、隙間が残っていることで空気が内部に入り、中途半端な接着状態になっているのが原因。
マークセッターには接着と共に軟化剤も含まれているので、ある程度デカールを柔らかくします。
そうすることで貼り付けたプラモデル表面の凹凸にしっかりくっつき隙間が少なくなるんですね。
Mr.マークセッターの使い方!
Mr.マークセッターの使い方は以前紹介した「Mr.マークソフター」と基本的に同じ!
デカールをジャストフィット!Mr.マークソフターの使い方や特徴紹介
【使用する流れ】
- デカールを用意する
- 貼り付けたい箇所にマークセッターを少量塗布する
- 塗布した箇所にデカールを置く
- 余分な水分やマークセッターをふき取る
↑この手順で行います。
①デカールを用意する
ぼくの場合水転写式デカールを使用することが多く、水を含ませたスポンジに切り取ったデカールを複数枚置いていくスタイル。
そのため、すぐにデカールが貼れるわけではないので長い時間デカールに水分を含む可能性が高い。
ぼくのようなやり方だと水転写式デカールそのものの糊が薄くなり接着が期待できないのでマークセッターはおすすめ!
②貼り付けたい箇所にマークセッターを少量塗布する
貼り付けたい箇所にMr.マークセッターを塗布します。
この時、Mr.マークセッターを原液のまま塗布してもいいんですが、「水性ホビーカラー」などの水性塗料を使用した場合はおすすめしません。
↑蓋の裏が刷毛になっているんですが、このまま現役で塗布すると表面の塗料剥がれるかも。
Mr.マークセッターは商品詳細でも書いている通り、水性塗料に対し溶解作用が強くなっています。
ぼく自身ためしてみたところ、思ったより塗料の溶けがずっと早く、塗布してからデカール位置を調整するのに時間がかかってしまうとちょっとした摩擦で剥がれます。
例え剥がれなくても白くなってしまうなどが起こるので、リタッチややり直す必要がありそうでした。
上記を踏まえて、塗料皿などにマークセッター1摘に対し、水1摘の「1:1」で希釈すると結構使いやすくなりました。
もっと適切な量があるかもしれませんが、とりあえず塗料がすぐに剥がれたりといったことはないので参考にしてみてください。
③塗布した箇所にデカールを置く
ピンセットなどで台紙からデカールをとってマークセッターを塗布した箇所に乗せます。
マークセッターはすぐに揮発したりしないので、ある程度ピンセットを使って位置の調整ができます。
④余分な水分やマークセッターをふき取る
デカールを置いて位置の調整ができたら、水を含ませた綿棒や「Mr.クリンスティックⅡ」を使って余分なマークセッターや水分を取り除きます。
この時強く押し付けてしまうと、マークセッターには軟化剤の効果もあるのでデカールが破れてしまう可能性があるので注意!
優しくコロコロ転がして拭き取るようにしてください。
使い方の手順は以上!
Mr.マークセッターとMr.マークソフターの違いは?
「Mr.マークセッター」はよく耳にすると思いますが、同じような商品に「Mr.マークソフター」があります!
一見似た効果の物かなと思うんですが、一部明確に違う点があります。
それは「マークソフターには接着糊はない」という点。
↑ただこれはあくまで「接着糊」がないだけで、軟化作用はマークセッターより強く、パーツへの密着はマークソフターの方が上。
結果、デカールにそもそも少量の糊がある場合、それだけで接着できるようになるというメリットもあるということ。
アイテム | 接着性 | 軟化性 | 特徴 |
Mr.マークセッター | ◎ | 〇 | つや消しからつや有トップコートまで密着できて幅広く使える。 |
Mr.マークソフター | 〇 | ◎ | つやなしや半光沢でも密着性が高くシルバリング防止に最適。 |
一見マークセッターがあれば良いと思うかもしれませんが、マークソフターも場合によってはデカールをキレイに貼るのに必須のツール言えますね。
個人的には両方持っておいた方が良いと思いますが、最悪どちらかなら汎用性の高い「Mr.マークセッター」をおすすめします。
Mr.マークセッターの使い方【まとめ】
今回はデカール糊の「Mr.マークセッター」の商品概要や使い方についてまとめてきました!
使い方は簡単で特に難しい点はありませんが、もし水性ホビーカラーを使用して塗装する場合はかなり注意が必要だと感じました。
少量塗布しただけでも、原液で使うと10秒ほどで塗料がとけだし水分をふき取る綿棒に結構付着したんですよね。
これはMr.マークソフターも同様ですが、体感マークソフターよりも早く感じたので、水性塗料を使う場合は要注意!!!
購入して時間のたった水転写式デカールを使う場合にはかなり役立つと思うので、是非ためしてみてほしいところ。
今回紹介したマークセッター以外にもタミヤなどのその他メーカーのデカールのりもあります。
一通り使ってみて良い物を探してもいいですし、なるべく失敗したくないならマークセッターをおすすめですね。
今回はここまで!
またねー!
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