今回は「HG 1/144 ガンダムキマリスヴィダール」のレビュー記事です。
発売日「2017年03月04日(土)」、価格「1,760円(税10%込)」。
内部フレームを持った「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」シリーズのHGで最終話直前で登場した機体。
レビュー総合評価

「鉄血のオルフェンズ」シリーズのHGの中でもおすすめ!
率直に同シリーズの中では出来が良い!シリーズとしての組み立てやすさを維持し、外装の組み付け方法を変えることで弱点になりやすかった足首関節なども補強。
胴体が抜けることが多いシリーズキットの中、アクションポーズを付けても全くそんなことはありませんでした!
可動域はもちろん広く、背部のアームはかなりフレキシブルで楽しめます。
一方、気になる点としてサイドアーマーの厚みで造形バランスが気になる点や膝の曲がりが甘いこと。アームを接続する外装がフレームから抜けやすいなどがありました。
| ★5評価点数:55〜60点 |
| ★4評価点数:49〜54点 |
| ★3評価点数:30〜48点 |
| ★2評価点数:16〜29点 |
| ★1評価点数:〜15点 |
総合点数は★4相当!外観のデザインバランスは気になりますが、総合的に見て点数は高く、ギミックも充実していました。

| メーカー:BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ) |
| 登場作品:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ |
| グレード:HG(ハイグレード) |
| 購入手段:Amazon |
完成レビュー|外観ディテール・可動・ギミックを検証
【武装を持たせた全体写真】






やはりHGは胴体の幅のなさや腰部の厚みが出たAのシルエットが気になります。
外観の色分けは物足りなさや薄さを感じますが、細かいモールドや造形の凹凸によるディテールは多い。
特徴的な大型の「ドリルランス」や「シールドとサブアーム」の組み合わせはボリュームが出て良いですね!

ツインアイを始め、ブルーやエンブレムはシールで再現になっています。
大部分を占めるホワイトの外装は設定だと青みがかっているので、シールでどうこうは出来ずちょっと印象が変わるかもしれません。
下記では部位ごとに詳細をレビュー
頭部
■ディテール


- 頭部はひよこ饅頭のような歪な造形で、頭頂部・ブレード・イエローの一部は分割されている
- ラインモールドが多い
- 側面から見ると頭頂部のブレード突起は先端が長い。
■可動域

- 首付け根と首元はボールジョイントで上下に約45度可動できる
- 左右にも若干振れる
- 首周りは干渉パーツがなく一回転できる
肩部・腕部
■ディテール

- ホワイトの外装と内側のブルーでレイヤー構造でデザインされている
- トップ・サイドには合わせ目が出る
- 前後にディテールが多い

- 上腕外装にはディテールはなく面のみでデザイン
- 前腕は凹凸が多く露出した動力パイプなど工業的デザインになっている
- 腕部前後に合わせ目が出る
■可動域

ショルダーアーマーは上下に可動できます。

肩関節はポリキャップ。上下に可動できるので腕部が水平を超えて大きく上がります。

ボールジョイント分前後に可動できますが、思ったより大きく動かすことができました。

- 上腕軸はロール可動
- 肘は1軸で約90度曲がる
- 手首はボールジョイントで上下左右に約30度程度可動できる
胴体
■ディテール


- 胸部装甲はブルーとホワイトで組み合わせ。正面から見るとディテールは少ない
- トップ・サイドから見ると胸部の一部は薄く前に突き出ている
- 背面はブルーの装甲で2軸接続できるダボ穴があり、サブアームは直接ダボ穴に接続

- 腰部アーマーには各所にラインモールドが入っている
- サイド・リアアーマーにはスラスターがイエローのパーツ分割で造形
- フロントアーマーは小さいがサイド・リアのアーマーは長めにデザインされている

スラスターパーツは裏打ちの役割もあるが隙間も多いですね。

股関節底部には3mmのダボ穴がありますね。
■可動域

- 胴体は腰部のボールジョイントと胸部のロール軸で前後に大きく可動できる
- 左右にもボールジョイント分振ることができる
- 腰部周りに干渉パーツはないので360度ロールできる

フロントアーマーは水平以上に上がり、サイドアーマーは約45度程上がりました。

サイドアーマーは武装の「刀」をマウントする軸と上部のパーツが干渉してしまいますね。

股関節は3軸構造で、前後に可動できます。
脚部
■ディテール


- 大腿部から足首までパネルラインやパーツ分割でディテールが多い
- 比較的脚部全体を覆う外装面積が広く、ヒール上には動力パイプが見える

膝や側面インテーク、膝正面はパーツ分割されています!細かいっ!
脚部前後には合わせ目が出ますが、スナップフィットが丁度良いのでシッカリ閉じるとそこまで気になりませんでした。

- 爪先が尖った独特の形状
- 足首周りはディテールが控えめになることが多いですが、ちゃんとデザインされている
- 爪先の形状がクチバシのような形状で接地面は少ない
- 爪先周りの縁は肉抜きされて、中央もディテールは少ない
■可動域

- 足は前方に水平まで上がる
- 膝は約90度曲がる
- 足首は上に約45度、下に垂直に曲がる

「ガンダム・フレーム」を使っているので接地性も良好!ただし、先述した通りサイドアーマーが干渉して180度まで開脚はできませんでした。それでも十分ですね!!
サブアーム&シールド
■ディテール


- バックパックはサブアームとシールドの組み合わせのみの表現
- シールドは単色だがディテールが多い
- サブアームは収納・展開が可能
- 収納時には↑画像の赤枠内の平軸を差し込んで固定できる
- アーム側面にはパーティングラインが出る
■可動域

可動箇所は↑赤枠内の部位6箇所に加え、サブアーム付け根のロール軸の計7箇所!


ご覧の通り前後・左右にフレキシブル可動!
付属品一覧
ドリルランスをタップで詳しく見る

専用武装の「ドリルランス」が1つ付属。長さは「キマリスヴィダール」本体よりも長い。

先端はモールドでドリルのデザインが入っていて、外側から見えるイエローの部分の2箇所にはバルカンのような造形。残り2つは「ダインスレイヴ」用の発射口になっています。

内側から見ると↑こんな感じ。ラインモールドは最小限。

グリップは付け外しができます。
説明書ではハンドパーツを分解して持たせる指示がありますが、グリップを付け外しした方が楽ですね!

グリップにはラインのモールドが入っており、側面にはパーティングラインが出ます。底部に凹凸があるんですが、これがデザインなのか肉抜きなのかちょっと微妙。

「ドリルランス」には縦に合わせ目が出ます!
刀をタップで詳しく見る

「刀」は1パーツ構成。鍔には3mm程度の穴が空いています。

先端は丸まっているので鋭利化したい箇所ですね。グリップには角度を変えたモールドでデザイン表現が入っています。

サイドアーマーにある軸に↑画像のように取り付けてマウント可能。左右好きな方に取り付けできます。
ドリルニーをタップで詳しく見る

「ドリルニー」が1つ付属!取り付けは両足とも可能!

イエローのパーツにダボ穴があるので差し込むだけ。
ただし、取り付けた状態で立たせると干渉してしまいます。
ダインスレイヴをタップで詳しく見る

「ダインスレイヴ」が2本付属します!ディテールは最小限。


シールドに収納でき、取り出す際にはシールドの一部を取り外して↑画像の箇所を押し込んで取り出します。
シールドの展開状態は外したパーツの取り付け位置を変更する方式。メタルロボット魂のようにスライドはできませんでした。

「ダインスレイヴ」は↑画像のように「ドリルランス」に装填。その後シールドを連結させることで発射形態を再現できます!
ハンドパーツをタップで詳しく見る

ハンドパーツは通常の武器持ち手に加え、角度のついた「ドリルランス」用ハンドパーツが右手分付属。

角度は固定で「HG ガンダムバルバトスルプス」と同じようなタイプ。ロール可動は不可。
HG ガンダムキマリスヴィダールのポージング例!
簡単にポージング例を見てってください!思ってたより良かったよ(*^^*)

【ドリルランスでポーズ】




【シールドでポーズ】





【ドリルニーでポーズ】


【刀でポーズ】





【ダインスレイヴ装填】




例は以上!
開脚幅の制限を感じさせずガシガシ動かすことができました!肘の可動は1軸でしたが、肩周りが広く動かせる分カバーできていたと思います。
胸部内部や腰部の抜け、足首の緩みもなく比較的動かしやすいキットでしたが、「ドリルランス」の扱いや見せ方はサイズ的に少し難しいですね。
それでもシールドとサブアームの組み合わせや「刀」・「ダインスレイヴ」と付属品も種類があって見せ方の幅が広いのは良かった(゚∀゚)
あ、ちょっと不満が出たのは膝の曲げが90度程度に留まってしまうこと。ドリルニーの表現にキレがだせませんし、ポーズが制限されてしまうのは残念・・・。
パーツ「耐久力」と「保持力」
多少組み立て直後から比べると保持力は低下しますが、ほぼ変わらない!
鉄血シリーズのHGはポージングが終わるとクタクタになることが多いので、比較すると優秀!!!
ただ、以下の点はちょっと気になりました(;^ω^)
【外装の抜け】

サブアームを取り付ける外装が「ガンダム・フレーム」から抜けることがあります。頻度としてはそう多くありませんが、抜けた時イラッとします(笑)
【サブアーム基部】

サブアームの根本部分が動かしていると結構抜けます。KPSなのでギチギチにするとネジ切れる可能性もあるので補強する際にはやり過ぎに注意!
【ドリルランス専用ハンドパーツ】

ユルユルにはなりませんが、組み立て当初より保持力が下がります!「ドリルランス」を片手で保持できていたのができなくなる感じ。刀を持つ分には問題ありません。
【保持力対策】
対策はいつも通り↓記事にまとめているので、参考にしてみてください!実例が欲しい人は記事下のコメントくださーい(^^)
組み立てレビュー:難易度と注意点

| 組み立て難易度:初心者~ |
| 組み立て所要時間:1時間程度(ゲート処理なし) |
ランナーなどの内容物をタップで見る

内容物は袋2つにまとまっていました。コンパクト!


【ランナー一覧】
ランナーは全部で4枚とかなり少ない。





画像をスワイプ or ドラッグで「HG キマリスヴィダール」を回転できます。
組み立ては1時間程度の短時間で完了!「ガンダム・フレーム」も簡単ですし、装甲の取り付けも難しい点はありません。初心者さん向けですね(^^)
破損箇所の心配もなかったので、ちょっと雑に組み立てても問題ないはずです!
内部構造の特徴
関節はポリキャップで、「ガンダム・フレーム」はKPSとハイブリットの仕様。
脚部だけちょっとスポットを当ててみます!

脚部内部と外部を見てみると↑こんな感じ。
注目したいのは内部!フレームがスッポリ入っていることで足首パーツが緩くなりにくい仕様になっています!
鉄血関連はフロント側だけに装甲を付けたりすることがあり、足首ボールジョイントをポリキャップに差し込むとパーツが開いて保持力が弱くなる。
「HG キマリスヴィダール」はその辺が比較的カバーされていますね。
【余剰パーツ】

余剰パーツはポリキャップのみ。
内部フレーム

「ガンダム・・フレーム」番号は2番。「HG ガンダムヴィダール」と同じものが使われています。







フレームは内部にほとんど使われています。





内部フレームだけ塗装するだけでもかなり見栄えが良くなるので初心者さんには是非挑戦してみてほしいところ。
ガンダムマーカー類とかで簡単にできるよ(^o^)
関連ガンプラとの比較
【ガンダムヴィダールと比較】



ご覧の通り全くの別物。「ガンダム・フレーム 2」は共通ですが、外装は全て新規造形。ヴィダールの流用はありませんでした。
正面から見るとわかりやすいんですが、ヴィダールがキレイな「A」のシルエットに対し、キマリスヴィダールは腰部で膨らみが出たちょっとバランスの崩れた「A」。
足首下の形状的に全高はキマリスヴィダールの方が高い。

【ガンダムバエルと比較】



バエルの脚部は不自然なバランスでしたが、キマリスヴィダールはサイズこそ大きいもののちゃんとバランスが取れているように見えます(゚∀゚)
また、フレームに関してはバエルは胸部が抜けやすかったですが、キマリスヴィダールに緩みは出ませんでした。仕様自体は同じなので個体差の可能性が高いかな・・・。
細身のバエルに対し、ボリュームの出たキマリスヴィダールと対局。
価格的は「HG バエル」の方が高いんですが、セット内容や可動スペックを考慮すると個人的に「HG キマリスヴィダール」の方が断然おすすめ!
HG キマリスヴィダール【レビューまとめ】
レビューをまとめると、可動良し!付属品良し!ギミック良し!造形は気になる!でも良し(笑)
パーツの緩みなども一部ありましたが、メーカー希望価格に対しプレイバリューがメチャクチャありました!!!(*^^*)
成形色は設定と大分違うので気にはなりますが、そこさえ気に止めなければ鉄血HGガンプラの中でもイチオシしたい気持ち。・・・コストパフォーマンス良すぎる(゚∀゚)アヒャ
長所と短所

- ガンダム・フレーム内蔵でアクション性が高くポージングの幅が広い
- 組み立てやすく短時間でできるので積みの消化や初ガンプラ挑戦にも向いている
- サブアームがフレキシブルで様々な表現ができる
- 付属品や搭載ギミックに対しコストパフォーマンスが高い

- サブアームを繋ぐ外装がたまに抜ける
- ドリルランスを使うと少し手首の保持力が低下する
- 膝の曲がりが甘くドリルニーの表現がしづらい
どんな人におすすめ?

是非ガンプラ初挑戦の人やキマリスヴィダールが好きな人におすすめしたい!
公式の写真は見せ方が終わっているようで、サブアームを少し展開させるだけでズングリムックリした印象はなくなる!正直あの写真で購買意欲失せてる人いると思う(笑)
ちょっと手を加えるだけでも印象は変えられますし、練習キットとしても良い!付属品も多いですしAmazonでもかなり購入しやすいので色々試せることを思うと破格じゃないかな?と思いました!(^^)
レビューは以上、おわり!







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