今回は「HGUC ジム・スナイパーII」のレビュー記事です!

| メーカー:BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ) |
| 登場作品:機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 |
| グレード:HG(ハイグレード) |
| メーカー希望価格:1,870円(税10%込) |
| 発売日:2012年09月15日(土) |
| 購入先:楽天ブックス |
レビューの総合評価

| ★5評価点数:55〜60点 |
| ★4評価点数:49〜54点 |
| ★3評価点数:30〜48点 |
| ★2評価点数:16〜29点 |
| ★1評価点数:〜15点 |
組み立ては簡易構造で組み立てやすく、外観の見た目はプロポーションやディテール含めてかなり良いですね。
HGの可動域としては標準程度ですが、膝の曲がりの浅さが気になります。ギミックもバイザー可動以外ないので、物足りなさは感じるかもしれません。
代わりに付属武装が4種と多めになっています。
保持力も良好でしたが、一部最初から弱い点があり!ただ、手軽に補強することができます。
トータルと価格を見比べた時『1,870円(税10%込)』のHGとしてはコストパフォーマンスはかなり良いですね。
本記事では↓下記目次の内容でレビューをまとめています!保持力の弱い箇所も簡単に直せるので、気になっている人は参考にしてみてね(・∀・)
組み立て:難易度・注意点・内容物レビュー

- 組み立て難易度:初心者~
- 組み立て所要時間:1時間半程度(ゲート処理なし)
説明書の表裏を見る


【付属品を装備した全体写真】






2012年発売のキットなので構造は最新キットと比べると比較的簡素。
関節はポリキャップが使われていますが、重要な肩部や股関節は渋み十分!
細かいとは言えませんが、ある程度パーツ分割もされていました。
ランナー9枚の内5枚は小さいので、実質5枚程度で組み立てするボリューム感でした。
下記で組み立て時の注意点やキット内容の実物・付属品を紹介します。
組み立ての特徴や注意点・ランナーなどの内容物チェック!
- 特徴と注意点
- 付属品一覧
- ランナーリスト
基本的にはポリキャップの関節を外装パーツで挟み込んで作っていく構造。そこに分割されたパーツを取り付けるイメージですね。

胴体のみちょっと構造が変わっています。胸部のボディパーツに直接ポリキャップを仕込む構造が多い中、『HGUC ジム・スナイパーII』では内部に1つオレンジパーツを挟んで専用のダボ穴にしていました。
他キットへの流用を考慮した形かもしれません。
【注意点】

バイザーに取り付けるクリアパーツですが、かなりパーツサイズが小さく、取り付ける側の形状的にも難しい。
紛失を注意するのと、あるならピンセットを使った方が良いですね。
【余剰パーツ】

余剰パーツはポリキャップのみ!
【狙撃用ライフル】

『狙撃用ライフル』は猟銃のような形状を模し、銃口とスコープの一部はパーツ分割されています。他はモナカ構造で上下から見ると合わせ目が出ます。
ディテールは控えめ。
グリップは右側に右手ハンドパーツに固定するダボがあります。
【ブルパップ・マシンガン】

『ブルパップ・マシンガン』は銃口のみ分割。こちらもモナカ構造で上下に合わせ目が出ます。
マシンガンも右側にのみ右ハンドパーツに固定するダボがあります。
モールドは浅いですがサイズ的に密集して情報量は十分に見えます。
【ビーム・サーベル】

『ビーム・サーベル』が2本付属し、エフェクトの差込口周りはラッパのように開いた造形。
サーベルエフェクトは濃いクリアレッドで短い。

サーベルは腰部に軸で取り付けできます。折れにくいようになってはいますが、軸なので持つ際には注意した方が良さそう。
【シールド】

『シールド』は曲面で2パーツ構成。取り付け基部はパーツ分割されていますが、グリップはモールドで造形されています。

裏打ちパーツはありませんが、ディテール量はかなり多い。腕部への取り付け基部はポリキャップと軸で接続。ロール可動のみできます。
ただ、差し込み軸が2箇所あるので、肘裏・横の位置を任意で変更できます。
【ハンドパーツ】

付属するハンドパーツは以下の通り。
- 通常武器握りハンドパーツ×2(左右分)
- 射撃ハンドパーツ×2(右分のみ)
- 平手ハンドパーツ×1
写真では4つですが、付属する数は5つ。
射撃用パーツは同じものが2つなので、左右に射撃武器を持たせることができないのは残念。
ただ、武器に予めハンドパーツを付けておけば抜き差しのみで差し替え可能。
【ドラケンE】








『ドラケンE』がオレンジの成形色単色で付属。細かいモールドも多く割と良くできてますね。

腕部は好みのものに差し替えできる選択式。

腕部はボールジョイント。

↑こんな感じで腕部のみ動きを付けることができました・・・使い所は任せします(笑)
【ランナーリスト×9】
ランナーはDランナーやGランナーに抜けがあります。他の流用の関係っぽい。







Fランナーは『ドラケンE』専用のランナーになっています。



『HGUC ジム・スナイパーII』の全体外観と各部位の詳細
画像をスワイプ or ドラッグで回転できます。
武装なしだと↑こんな感じ。
胴体に対し脚長のデザインですが全体的にバランスが良い。上半身のディテールはあっさりしており、ちょっと物足りなさを感じる一方、脚部ディテールが多い。
水色のボディでモールドが視認しにくいのはちょっと残念ですが、スミ入れするだけで大分印象が変わりそう。
個人的に背面から見た時の『バーニア・膝裏・脚部スラスター・ヒール』の内部フレームを意識的に露出させたデザインはカッコイイと思う(・∀・)

マーキングシールも多くついてくるので、お手軽ディテールアップできるのも魅力!
頭部
■ディテール


- 額のセンサー・フェイスはクリアグリーンのパーツで造形され、内部モノアイも透過して見える
- 左右はアンテナの有無に違いがあり、パーツ分割されている
- 後頭部には大きなボコラインが入っている

頭部バイザー、内部のクリアパーツは分割されている。

トップを見ると横には合わせ目が出ます。
■可動域

首はポリキャップで根本と付け根がボールジョイントになっています。

- 俯きはできない
- 上に約35度上がる
- 左右には大きく振れる
- 顎周りが少し干渉しますが一回転できる
■ギミック

バイザーはギミック化され、上下に可動できる!
肩部・腕部
■ディテール

- ショルダー前後は面が広く、下部に一部凹凸モールドがある程度
- ショルダーアーマー側面にはインテークの造形が入っている
- トップから見ると合わせ目はキレイに隠蔽されているが、インテーク上の部分のみ合わせ目が出る
- ショルダー内部はグレーのパーツになっている

- 腕部は角の多いデザインで、肘は丸モールドが入った独特なデザイン
- モールドは少量のパネルラインと小さい丸モールド程度
- 前腕の合わせ目は端にあり左右対象のデザインとして隠蔽されているが、前腕裏には縦に合わせ目が出る
- 肘下には『シールド』を取り付ける四角ダボ穴がある
■可動域

腕は水平以上に上がり、肩関節はボールジョイントで前後に同程度可動できる。

- 上腕は軸でロール可動できる
- 肘は1軸関節で約90度まで
- 手首は上下に15度程度まで
胴体
■ディテール

- 濃いブルーの装甲は面が広く、左右胸部には凹モールドでデザインが入っている
- 胸部上にはパーツ分割されたインテークのような造形を分割で再現している
- 中央コックピットはレッドパーツで分割されているが開閉は不可

- 腰部アーマーは厚みを表現。フロントアーマーには裏打ちパーツも入っている
- フロントアーマー・リアアーマーの四隅には小さい丸モールドが入っている
- サイドアーマーはポリキャップに軸で接続。クロスのラインモールドが入っている
- リアアーマーには『ビーム・サーベル』をマウントできる軸が2本付いている

股関節には3mmダボ穴があります。
2012年当時にはスタンダードだった股関節の前後・上下可動ですが、『HGUC ジム・スナイパーII』は前後に可動できる仕様。
ただ、構造的にリアアーマーと大腿部が干渉するので、機能していませんでした!
個人的に当時の構造は安定感が失われることがあるのでちょっと嬉しい。
■可動域

- 腹部はボールジョイントの接続軸
- 前後に気持ち動かせる程度
- 左右には少し動かせる
- 腰部サーベルのマウントパーツが干渉するが180度は回る

フロントアーマーは水平以上上がるが、サイドアーマーは若干上下可動。リアアーマーは可動しません。

開脚幅はサイドアーマーの干渉を受けますが、大きく開きます!
脚部
■ディテール



- 脚部は淡いブルーとグレーの2色構成
- 正面にはインテークが内部まで詳細に造形
- 脹脛にはリベットモールドが多数入っている
- 脚部裏には2連装バーニアノズルがあり、分割されている

- 足首周りはRX系に類似したスリッパ造形で表面にモールドは入っていない
- アンクルアーマーは左右から嵌め合わせで端に合わせ目が出る
- ヒールのフレームは露出している

大腿部側面には合わせ目が出る。クランクデザインにもなっていないので目立ちますね。

足裏の膝・膝下まで合わせ目が出て比較的目立ちます。
■可動域

- 足は前に水平まで上がる
- 膝の曲がりは約90度
- 足首は上下共に約45度可動
バックパック
■ディテール

- バックパックは突き出たデザインで中央に2基のバーニアと周辺ディテールがある
- 左右にはサブスラスターらしき造形もある
- 側面にはインテーク、首裏には合わせ目で表現した自然なパネルラインが入っている
HGUC ジム・スナイパーIIのポージングギャラリー
いつも通りポージングのコーナー(・∀・)参考にご覧ください。


















ポージングは以上!
可動域は標準程度でしたが、割と動いたなという印象。
特に肘や膝の制限がかかると思っていたんですが、1軸の肘でもライフルを構えるポーズができましたし、片手打ちの見せ方できる。
ハンドパーツの射撃が左用もあればポージングにバリエーション出せたと思う一方、ライフルとマシンガンに最初から取り付けて置けば手首差し替えで済むので分解する必要がないのは良かった!
サーベルアクションもできる・・・というかそっちの方がポーズ付けやすいのはちょっと皮肉かな(笑)
下記でポロりポイントをまとめますが、概ね満足できる可動域を有していましたね(・・)
2時間動かしてわかったポロりポイント!

弱点は『首根本』と『手首』の2箇所です!
摩耗などはありませんが、パーツ構造上の開きやポリキャップとPSパーツとのフィットが甘いです。

↑画像で斜めになっているポリキャップですが、これ自重で傾いてます。つまり首がすわっていない。
差込口は良いんですが、中身がフィットしていませんね。
【対策例】
ただ、今回はいつもとちょっと違う対策。差し込み口よりも内部の圧力を高めればいい。
従来ならジョイントと受けのダボ穴の間にビニールを挟んだりするのが簡単なので提案するところ。

今回はパーツ内部。且つポリキャップの外側にティシューを挟んでみた方法。
画像の通り厚みを出したティシューを外側から押さえつけることでテンションをかけるって感じですね。
首付け根も同様の方法で改善できました!
注意点としては、スナップフィットがシッカリ嵌まるのが前提。緩いと圧力に負けてテンションが逃げてしまい改善もできず合わせ目もでやすくなってしまいます。
↓その他補強の基本的なやり方は記事にまとめたので参考にどぞっ!
関連するHGガンプラと比較



同シリーズ『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』のHGガンプラ、『HGUC ガンダムNT-1』と比較。
『HGUC ガンダムNT-1』は発売日2004年。それでも割とモールドなどのディテールはそこまで差がないように見えたのは意外でした。
『HGUC ジム・スナイパーII』は2012年発売なので、さすがにパーツ分割による色分けに差を感じますね。
NT-1に『チョバムアーマー』を付けているのでスタイルは視認しづらいですが、プロポーション・構造にも大きく違いが出ています。



続いて、同系統の『HGUC ジム・スパルタン』との比較。プレバン限定で2022年12月と比較的新しいキット。
ただ、内部の構造にはポリキャップが使われており、アップグレードはされていますが『HGUC ジム・スナイパーII』とベースは同じ。
大きな違いは外観の見た目。ジム・スパルタンは武装の立体的な造形・外装に刻まれた大量のモールドが特徴的。
価格も『2,640円(税10%込)』とジム系の中では高額なので、単純に見たクオリティの分差が出ていると思って良いと思います。
申し訳ない!
普通のジムが手元にいなかった。
HGUC ジム・スナイパーII【レビューまとめ】
- 良かった点
- 良くなかった点

- 頭部のクリアパーツやバイザーの上下可動で頭部デザインの印象を大きく変えられる
- プロポーションが良く最低限の色分けに脚部の多いモールド。マーキングシールも付属するのディテールを多く見せることができる
- 腕・胴体・脚部の可動域は標準だが干渉が少なく割と表現の幅が広い
- 武装が4種、平手パーツも付属するので組み替えしてディスプレイを楽しめる
- 小さいドラケンEが1つ丸々付属する
- ドラケンEやハンドパーツ、付属武装に本体クオリティを考慮するとコストパフォーマンスが高い!

- 首・手首関節が緩い
- 射撃用ハンドパーツが右手のみ2つ付属して使い勝手は良いが左手分が付いた方がポーズの幅は広がった
『1,870円(税10%込)』という価格帯でこれだけの武装・付属品・クオリティはなかなか悪くないですね!
初心者でも組み立てやすく、可動域も良好。抜けやすい弱点も簡単に補強できるので、補強入門としても良いかもしれません。
ポケ戦シリーズやジム系が好きな人はもちろん、はじめてのガンプラとしてチョイスしてみるのもアリ!
上級者なら、塗装・改造で手の入れようは無限大!
検討している人には推せるHGガンプラでした(・∀・)
レビューは以上おわりー。




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