今回は「HG ガンダム6号機(マドロック)」のレビュー記事!

- メーカー:BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ)
- 登場作品:ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079
- グレード:HGUC(ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー)
- 2025年時点の価格:2,420円(税10%込)
- 発売日:2019年11月
- 購入手段:プレミアムバンダイ
レビュー総合評価

- ★5評価点数:55〜60点
- ★4評価点数:49〜54点
- ★3評価点数:30〜48点
- ★2評価点数:16〜29点
- ★1評価点数:〜15点
マッシブでゴツゴツしたガンダムタイプが好きな人におすすめ!想像以上に出来は良かったです!
組み立て自体は初心者さんでも簡単に完成できますし、プロポーション・パーツのエッジ・ディテールの細かさはHGの中で完成度高め。
内部構造は年代には不釣り合いで若干古く感じますが、可動域はかなり広くメリハリのあるポーズがつけられました。
一方ギミックやパーツの抜けは気になる点もありますが、比較的良い面が大きいですね。
上記レーダーチャートではギリ★4評価で若干低い評価。ギミック面で点数が取れていませんが、他の項目では高評価を付けさせてもらっていました!
組み立てレビュー:難易度と注意点

- 組み立て難易度:初心者~
- 組み立て所要時間:1時間半程度(ゲート処理なし)
ランナーなどの内容物をタップで見る

内容物は5袋にまとまっていました。

説明書はプレミアムバンダイ特有のモノクロ。ちょっと機体解説などないのが、にわかのぼくにはアレな感じ(笑)
ランナーは全部で9枚。あとはポリキャップとサーベルエフェクトが1枚付属します。








画像をスワイプ or ドラッグで「HG ガンダム6号機(マドロック) 」を回転できます。
組み立ては簡単で初心者さんからでも十分挑戦しやすい!外装のパーツ構成は割と細かいですが、内部に関しては2019年時点であまり最新とはいえません。
2013年頃から2015年頃に見られた平軸関節などの仕組みを応用した構造。ただ、組み付け方は良く、特に脚部はポリキャップのテンションを逃さない工夫もありポロリ対策はバッチリ!
KPSは使われておらず関節は基本ポリキャップ。
ランナータグは全て「ガンダム6号機」で新規造形。
「HG ガンダム6号機(マドロック)」は「完成版」と「未完成版」の両方を差し替えで再現できるようになっています。

↑差し替え箇所は肩部と脚部の側面装甲。
【未完成版の再現】





「未完成版」はプロポーションの整ったアレックスと言っても良い見た目。

付属品はスタンダードな武装と「未完成版」を再現する差し替えパーツも付属。
内部構造の特徴と注意点

頭部パーツ構成は少なく細かすぎず組み立てはしやすい!

胸部内部はポリキャップが仕込まれていて2019年の作りとしては結構簡易。

肩部内部も胸部同様。

膝関節には平軸が採用。水星シリーズキットにも平軸は使われてはいますが、公式の商品紹介では「HG 最新のフォーマット」と記載されていますが、ちょっとそれは違うんじゃないのかい・・・(´ε` )?

良かったのは脚部!通常ポリキャップは左右から挟み込み。それを前後にし左右から装甲を取り付けることで合わせ目が出ない。且つポリキャップ関節の渋みを向上させていました!Good!
【組み立ての注意点】
基本的に躓く点はありませんが、肩部ポリキャップが噛み合わせに影響しました。向きを変えるだけで対策はできるので特別必要な道具などはありません。
隙間が開いた場合は噛み合わせを確認してみてください。
完成レビュー|外観ディテール・可動・ギミックを検証
【武装を持たせた完成版の全体写真】






武装はスタンダードな「ビーム・ライフル」、「シールド」に特徴的な「300mmキャノン砲」を増備。
プロポーションが良く小顔ですが、四肢の装甲に厚みがあることでマッシブさも表現されています。
外装のパーツ分割は内部構造と違い2019年相応のクオリティでパーツ分割もある程度細かい。表面の凹凸に多面的な造形、パキッとしたエッジでディテール量は多い!

陰影表現にスミ入れは必須ですが、基本成形色で再現されており、細かいセンサーやツインアイのみシールを使います。
ちなみにツインアイは2種付属していますが、登場作品によって色が違っているっぽくて何か特別なモードではないみたい。好みの方を選択してOK!

マーキングシールも付属。完成見本では使われていませんが、説明書の最後に「未完成版」・「完成版」の使用例が掲載されているので安心。
下記では部位ごとに詳細をレビュー。
頭部
■ディテール

- 頭部バルカンや側面のインテークはモールドで表現され分割されていないが細部までモールドで造形されている
- 頭部全体はディテール量が少なめ
- 小顔でフェイスには「への字スリット」がなくマスクのようなデザイン

頭部外装は前後からの挟み込みで側面には合わせ目が出ます。
■可動域

- 首は上下に約45度可動できる
- ボールジョイント分左右にも振れる
- 顎を上げると干渉を避けて一回転できる
肩部・腕部
■ディテール
【完成版のショルダー】

- ダークブルーとイエローはパーツ分割され、イエローは主にインテーク部分
- イエローのパーツはモールドが深く細かいがダークブルーのパーツにモールドはない
- トップに出る合わせ目はデザインにとりいれてキレイに隠蔽されている
【未完成版のショルダー】

- 未完成版のショルダーは前後にモールドでデザインされていて、完成版と違い分割パーツはない
- トップから見ると完成版ほど合わせ目が隠蔽されていない
■可動域

側面のショルダーカバーは約90度動かせる。

- 腕は水平まで上がる
- 肩関節はボールジョイントで前後に可動。加えて前に肩関節を引き出せる

- 上腕はロールできる
- 肘は90度曲がる
- 手首は上下・内側に大きく可動できるが外側にはアームカバーがあり制限される

肘下の接続は軸になっており、取り外しも簡単にできロールもできました。

ロールさせてアームカバーを外側に向けると2重関節になって深く曲げることができます。
胴体
■ディテール

- ダークブルー・淡いイエローでパーツを分割、且つモールドも深くインテークなども再現されている
- 胸部にはクランクの入ったラインモールドやマイナスモールドも入っている
- 側面から見た胸部は前方に突き出たデザインになっている

背面にはパネルラインでメカディテールを表現。バックパックの接続は2軸接続。近年共通の仕様。

- 腰部アーマーは全体的にエッジが鋭くパキッとした表現が顕著に表現されている
- フロントアーマーのみダークブルー・イエロー・ホワイトの3色構成

リアアーマーの底部にも細かい階段モールドが造形されている。

股関節底部には3mmジョイント対応穴がある。
■可動域

- 胸部・腰部にボールジョイントがあり前後に大きく可動できる
- 左右にも胴体を振れる
- サイドアーマー周りは干渉もなく一回転できる

フロントアーマーは上に大きく上がり、サイドアーマーは約45度上がる。

股関節は180度開脚できる。

ちなみに股関節は↑こんな感じで、直近に作った「HGCE フリーダムガンダム」とほぼ同じく左右にシーソーのように傾かせることができます。
脚部
■ディテール




- RX-78特有の脚部デザインに外付けされたスラスターでボリュームが出ている
- 膝回りは分割パーツのラインやリベット、細かい凹凸モールドでディテールが集中している
- スラスターパーツは脹脛パーツに1軸で取り付ける仕様で、3パーツで色分けされている。

膝下側面のパーツは「未完成版」・「完成版」のパーツを差し替える部分。組み付けは固有の軸で脱着が簡単。且つポロリがありません。

- 足首周りのディテールは少ないが、C面もキレイに成形されている
- 足裏にはモールドが豊富に入っていて、ミニバーニアも造形されている
■可動域

大腿部はロール回転できる。

- 脚部は前方に水平以上に上がる
- 膝は二重関節で約180度深く曲がる
- 足首は上下に約45度以上可動できる

膝を曲げると関節パーツが広く露出しますが、展開したようなデザインにも見えて個人的に見栄えは良いと思います!

脚部可変スラスターは軸接続なのでロール回転が可能!

開脚は↑画像の通りの幅まで接地性は良好でした!
バックパック
■ディテール

- 300mmキャノン砲を左右に2基搭載し、バックパックの半光沢のあるブラックと砲身のグレーを分けることで金属表現もされている
- スラスターには内部モールドもあり、バーニアは4基パーツ分割されている
- 4基のバーニアは2基ずつサイズが異なる
- 砲身の上部にはビーム・サーベルをマウントできる

サーベルのマウントは短く細いピンなので落下する際には破損に注意したいところ(;・∀・)ユニコーン系ガンプラのようにポキっといく可能性あり!
■可動域

砲身の基部は軸接続なので前後に約90度可動させることができる。

砲身は独特の形状の接続軸。本来仕様ではないと思いますが、若干左右に動かすこともできました。

砲身・また砲身後方には合わせ目が出ます。
付属品一覧

ビーム・ライフルの詳細を見る

「ビーム・ライフル」は専用のもので、先端はホワイトパーツで分割。グリップ正面は独特の形状になっています。

構造は簡易で上下から見ると合わせ目が出ます。

シールドの詳細を見る
シールドは「ジム・コマンド」などと同じものを採用。2色で色分け。

表面上部にあるリベットは深くモールドで再現。

シールド裏には直接モールドが彫り込まれており、グリップもモールドで再現されています。取り付け基部のダボはボールジョイント対応!

基部は腕部に前後からフックのように引っ掛けるような取り付け方式。シールドの取り付けは側面と裏にボールジョイントがあるので選択できます。
フックはポロリしませんでしたが、シールドを掴んで腕を動かそうとすると抜けることが多かったです。

ビーム・サーベルの詳細を見る

「ビーム・サーベル」は2本付属。エフェクトも同じく2本付属してきます。
デザインはノッペリしていて細かいディテールは入っていませんでした。

通常の握り手以外に、右手分のみライフル専用ハンドパーツが付属します。ハンドパーツ内側にはダボ穴も軸もないので固定できませんが、ライフルとの隙間がなくカチャカチャ動くことはありませんでした。
HGガンダム6号機(マドロック):ポージング例
実際に「未完成版」・「完成版」・「武装した状態」でポージング例を紹介!(・∀・)
まずは「未完成版」から!






ここから「完成版」!
【ビーム・サーベル装備】








【ビーム・ライフル装備】



【シールド装備】


【300mmキャノン砲】



ポージング例はこんな感じ。
構造的な古臭さを感じさせない広い可動域でポーズはバッチリ決まります!特に膝が深く曲がるのでメリハリのある表現になりますし、胴体が振れることで微妙な角度付けも可能。
ポーズにこだわりたい人には十分応えてくれるスペックに仕上がっていますね(゚∀゚)
「耐久力」・「保持力」評価

特別劣化を感じるようなポイントはありませんが、ポリキャップにありがちな摩擦の弱さを感じます。
顕著に出たのは以下の3点!特にサイドアーマーは開脚の際にポロリにも繋がりやすかった(´ε` )
【肩関節】

腕部をロールさせたりすると肩関節にテンションがかかります。ポリキャップ内部の摩擦が弱いのでテンションに負けてスッポ抜けることが多々ありました。
【手首関節】

肩関節同様滑りが良すぎて動かしていると抜けることがあります。
【サイドアーマーの軸】

サイドアーマーの取り付けもポリキャップで、↑画像の通り光沢が強く摩擦が弱い。開脚していると徐々に抜け、比較的頻度も多い箇所でした。
【他懸念箇所】

300mmキャノン砲の取り付け軸ですが、外した際かなり摩耗していました。現時点画像のように粉末が出ても影響はありませんが、酷くなるようなら緩くなる可能性があります。

胴体のポリキャップは比較的しっかり嵌りますが、肩や手首同様、動かしているとたまーに抜けます。あと、この手の軸は前後に動かしすぎると折れることがあるので注意した方が良いですね。
折れた場合は真鍮線で修復できますし、折れる前に補強もできるので「ガンプラの軸が折れる?真鍮線での補強・修復方法」の記事を参考にご覧ください。
上記保持力補強に関しては下記事で調整の方法を紹介しています!ぜひ参考にしてみてください(^^)
関連ガンプラとの比較
手元にあったサンダーボルト版フルアーマーガンダムと比較してみました。


デザイン系統が近いと思って比較してみたんですが、重武装に小さい頭部・厚みのある四肢などシルエットは近いと思います。
どちらもディテール量は多く、構造もポリキャップを使いながらスッポ抜けが出ないよう工夫が入っている点も類似していて近しいコンセプトを感じます。
パーツのエッジだけで言えばマドロックの方が外装がパキッとして見える点は年代の差が出たなって感じでした!
比較した「HG フルアーマーガンダム(サンダーボルト版)」をレビューで合わせて見る
HG ガンダム6号機(マドロック)【レビューまとめ】
マッシブさとスタイリッシュを両立させ、可動域も非常に優秀!ギミックの少なさやポリキャップの滑りが気になる点はあるものの、それを帳消しできるクオリティだと思います。
モールドはスミ入れしないとちょっと分かりづらいですが、ディテール密度もあり成形色の観点からもディスプレイした時に存在感がありますね(・∀・)
武装とギミックの物足りなさで価格は少し高く感じますが、実際作ると十分納得できると思います。
個人的にはマドロックにチョバムアーマー付けてみるのとか面白そう(´ε` )アレックス作ったらやってみよう。
長所と短所

- プロポーションとマッシブさを両立して見栄えが良い
- 「未完成版」と「完成版」を好きな方で選択できて見栄えが異なる価値を提供している
- 新規造形の外装パーツはエッジが鋭く多面的でディテールが多い
- 可動域が広く、縦(突進など)のポーズだけでなく、横(ライフルの構えなど)の広がるポーズどちらの表現も柔軟にできる
- 組み立ては簡単で短時間で制作ができ、初心者さんでもとっつきやすい
- 脚部平軸のポリキャップ接続を簡単に抜けない構造になっている

- プレミアムバンダイ限定でいつでも購入できるものではない
- 内部構造に古さを感じますし、組み応えを求める人には物足りない
- 光沢の強いポリキャップで滑りが良すぎる
どんな人におすすめ?

基本的にどんな人にもおすすめしたい「HG ガンダム6号機(マドロック)」でした!
初心者の観点でみると作りやすくパチ組みでクオリティが高いキットができて満足度が得られますし、経験者の目線でみるとスミ入れを初めディテールアップやミキシングにも使いやすい。
動かしているとポロリはありますが、アクション性は申し分なし。
一方、付属品や搭載されたギミックを重視する人には満足度が欠けると思うので、その層は避けた方がいいかもしれません。
こんな感じですね!レビューは以上、おわりっ!
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