今回は完成度が高い量産機ガンプラ「HGUC ジェスタ」をレビュー(=゚ω゚)ノ
- 登場作品:機動戦士ガンダムUC
- パイロット:トライスター
- グレード:
HG(ハイグレード) 1/144スケール - 価格:1,760円(税10%込)
- 発売日:2011年9月17日
外観の色分けも良くプロポーションも良い。付属物も価格を考慮するとかなり多くプレイバリューの高いキットでした!
HGUC ジェスタのレビュー評価:外観可動共に良くコスパ最高!

総合的に付属物も含めた完成度の高さと価格を加味するとコストパフォーマンスはかなり高い満足できる仕上がりだと思います!!!
プレイバリューはもちろん、改造・塗装の手を加えたディスプレイなど色々選択肢があるガンプラ!初心者~上級者の方までおすすめの万能タイプです(‘ω’)ノ
外観評価
グレー・ダークグレーなど全体的に落ち着いたカラーでまとまっています。
胴体は短く四肢は長めのプロポーション。
角の立った装甲に外装表面の凹凸も多く自然な陰影によるディテールが良かった!
シールによる色分け補填はありますが、完成見本と比べて色が足りない箇所もあるようです。
HGUC ジェスタの「長所」
- 外観から見るディテール量は多く2011年のキットとは思えないほど完成度が高い!
- 可動範囲も広く躍動感あるポージングがビシバシ決まる!
- 量産機で装備はスタンダードだがサイズ感や装備の数が多い
- 付属のハンドパーツが豊富でポージングの表情付けに動きを持たせることができる
- コストパフォーマンスが良すぎる
割と古めのキットにしては高評価できるポイントが多く、特にハンドパーツの数はHGでは他キットに比べかなり多めで良かった!
HGUC ジェスタの「短所」
- 腹部と手首がポリキャップの影響でやや緩め
- 全体の関節がポリキャップなので、摩耗による劣化の可能性がある
- 一部目立つ合わせ目が出る
ポリキャップの型が古くやわらかすぎめのものが使用されていて、摩耗に弱いのが残念でした。
強度性の高いポリキャップが余っていれば差し替えてみるのもアリだと思います。
こんな人におすすめ
上記の方にはマジでおすすめ!
作りやすさやコスト面から見てもガンプラ入門にも良いと思うので、量産機からハマるのも良いかもですね(^_-)-☆
再販情報とパッケージ内容物
- ランナーは6枚とHGの標準的な量で初心者から上級者まで気軽に作れる
- シール補填は少なく整形色だけでほぼ再現されているが足りない色もある
- 専用マーキングシールが付属!
- 付属物が多く満足度が高い
- 余剰パーツも少しでて予備としても使える
- キットの内容
説明書一枚
ホイルシール1枚
マーキングシール1枚
ランナー6枚
ビームエフェクト
ポリキャップ
キットには以下のものが付属します!
組み立て後は余剰パーツも出ます(=゚ω゚)ノ
キット内容の詳細は↓下記記事にまとめてるので気になる方は合わせてどぞ。
HGUC ジェスタの素組みレビュー
- 全体的に落ち着いたカラー構成でまとまった外観
- プロポーションが良く胴体と四肢のバランスが良い
- 組み立ては簡単だが、使用されているポリキャップの精度があまり良くなくバリが出ている
- 股関節が3軸構成
- 頭部フェイスにはオレンジのクリアパーツを採用!
外観を見る
画像を横にスワイプすると全体を確認できます(‘ω’)ノ※テスト中。
↑ご覧の通りプロポーションの良さが良く分かると思います!
シールを使用していない状態でのレビューですが、落ち着いた色とは合判して外観のディテール量の多さを感じることができると思います。
色は足りていないんですが、完成見本からイメージは大きく離れていないように思いました!
特殊部隊間強めでメチャクチャかっこいいと思います。
【頭部の詳細】

フェイスアップ。
前面にはセンサーシールを一部使用。フェイスにはクリアーオレンジのバイザーを使用。

左右から見るとこんな感じでジェガンと同じ装備を継承。側面には耳から頭頂部に向けて合わせ目がでます。

後頭部にもセンサーシールを使用。
【腕部の詳細】

ショルダーアップ。
素組み状態でC面が細かく表現され、パネルラインモールドも深く造形。
リベットのような造形もあってシンプルながら情報量を感じられる部分。

ショルダーアーマー側面は関節内部が見えないようになっているのでスカスカ感も感じません。
上からみると合わせ目がでます。

腕部も上腕からハンドパーツまで角のあるデザインになっており。各面にあたる光で濃淡が出ているのがかなり良い。
前腕のみハンドパーツを差し込むとポリキャプの影響でやや開いて正面から合わせ目ができるのが少し残念。

腕部裏は左右でア・シンメトリーデザイン。
右腕部には「Eパック」が装備され、左腕部にはビーム・サーベルの柄が収納できます。それぞれの肘裏には合わせ目がでますね。

Eパックはスタークジェガンなどに装備されているものと同一みたいです。
【胴体の詳細】

バストアップ。
過度のある装甲を多重に重ねたようなデザイン。
モールドは少ないですが重なりの重厚感に陰影の表現などHGとしては十分な密度感がありますね(‘_’)
個体差ですが、一部胸部上側の面にヒケがでて目立っていました。

フロントアーマーアップ。
凹凸モールドにマイナスモールド。加えて一部パーツ分割でダクトのような部分を成形。
アーマーは正面から分割カットすることで左右独立して可動でき、跳ね上げも180度できます。

サイドアーマーアップ。
ハンド・グレネードをマウントでき少し展開できます。ハンド・グレネードのみ取り外して使った後も表現できます。

360度回転できて、上下に少しだけ可動できます。開脚に影響はありませんでしたが、もし邪魔になるようなら後方に避けてあげればOK!

リアアーマーアップ。
可動はできませんが、左右分割されているようなデザイン。角には深めのダクト造形。
フロントアーマーよりは力入っていませんが、余りみない部分なので全然良いレベル。
股間底にはHG共通の3mm軸穴が空いています。
【脚部の詳細】

脚部はUC系統のMSらしくスラっと長め。
ただ、ユニコーンやバンシィのデストロイモード程長くなく、膝下の装甲が厚いためバランスが非常に良い!
太腿側面には合わせ目がでますが、元々パネルラインとしての表現でもあるようです。

足裏は肉抜きなしでモールドも多め。
足裏のモールドは↓下記画像の通り、以前紹介した「HGUC スタークジェガン」と比較するとかなり類似。

【バックパックの詳細】

バックパックアップ。
角のあるデザインに下部には2つのバーニア。バーニアはやや小型。内部造形はほぼありません。

バックパックは他の「HGUC スタークジェガン」などのバックパックと規格が同じなので差し替えて遊ぶこともできますね。

付属物一覧

ざっと付属品は↑こんな感じで価格的にかなり豊富!
ハンドパーツ

ハンドパーツは全4種付属で、ライフル用は右手のみ付属します。
最近のハンドパーツと比較してもクオリティは高く、特に「握り手」用はパーツ分割と深いモールドで完成度高い。
HGガンプラには珍しい平手パーツも両手分付属!

右手のみあるライフル用ハンドパーツにはダボ穴があり、ライフル側にも平軸があり固定できます。
個人的に良かったのはライフル用ハンドパーツの指先が細くて造形が良い!
シールド

シールドの表面は↑こんな感じ。
表にはミサイルランチャー同等の武装がパーツ分割で再現されていますが、弾頭の色分けなどが不足しています。
補填シールもないので完全再現には部分塗装が必須ですね。
裏にはグリップやリベットのモールドが再現。あっさり目ではありますが、個人的にはメカメカしさを表現できていると思うので十分なクオリティだと思います。

シールドはアームで本体と接続するタイプ。
短いパターンAと長めのパターンBを差し替えて使用。

左右にある突起を取り外して専用のマウントアーム&シールドを取り付けることができます。

↑画像は短いアーム(パターンA)と長めのアーム(パターンB)をとりつけた様子。
ビーム・サーベル

サーベルは簡易なSB-6で刃エフェクト自体は短め。柄も特に凝った造形などはありませんが、コンパクトな点で腕部収納ができるって感じですね。
エフェクトの差し込み軸は比較的折れやすいタイプなので注意したいところ!
HGUC ジェスタの可動域チェック←動かしやすい!
頭部の外観と可動範囲

首は上下に標準以上動かせることができます。

首周りに干渉するようなパーツはないので一回転から左右に多少振ることができます。
仕様はボールジョイント。
腕部の外観と可動範囲

肩はポリキャップとボールジョイントで前後に多少可動できます!これだけ動かせれば十分ですね。

腕も水平以上に大きく可動できるのでビーム・サーベルの振りかぶりなども柔軟に対応できます。

上腕はロールできて、肘は90度よりちょっと上くらいまで。
ビーム・ライフルの両手持ちはちょっと難易度高いですが、それ以外は全く問題ありませんでした!

手首は一部袖が干渉してほどほどですが標準レベルでした!
胴体の外観と可動範囲

胴体は腹部・腰部ボールジョイントで繋がっているので多少前後に可動できます。ただ、動かす前提の設計ではなさそうでした。気持ち程度。

左右に持振れて捻りも必要分は動かせます。

捻りに関しては一部チューブデザインのパーツに干渉するので制限されてしまいますが、ポージングには影響ありませんでした。

股関節は軸タイプで180度開脚とはいきませんがポージグには十分な開脚幅!
脚部の外観と可動範囲

腿はロール可動でき、

前に90度、膝の沈み込みは90度くらいですね。

足首は下に大きく、上にはほぼ動かせませんでした。
ギミックをレビュー
ギミックらしいギミックはありません!
↓強いて言えばハンド・グレネードの状態を変更できるくらい。

ギミックをオミットし、可動と付属物でプレイバリューをトレードオフした印象ですね。
ポージングでレビュー
【ジェスタの簡単解説】
一対一の戦闘を前提にしたユニコーンガンダムをサポートするべくジェガンの設計をベースに開発されたジェスタ。
量産機でありながらユニコーンガンダムの戦場を整地する役割から高い性能を必然的に求められたレアケースの機体。
まさに特殊部隊と思わせる外観と思想が詰まった量産型のスペシャル機と言えます。

舞い降りるジェスタ(笑)




膝の沈み込みと足首の接地性があまり良くないですが、地表でも十分なかっこよさを出せます!


振り抜き。
開脚から腰部の捻り、そして肩の引き出しで一連の流れをスムーズに作れます。そこに視線を加えて相手を見据えたイメージ。

突進して切りかかり。付属平手パーツが良い表情付けしてくれるのはもちろん、肩回りの動きが躍動感を出しやすくしてくれてますね。

ビーム・ライフルが大型でボリューム感が良い。

シールドのアーム基部は少しなら動かせるのでウィングに見立てることもできます。
両手持ちで射撃!



振り向き射撃!

ミサイルランチャー射出イメージ。

サーベルは角度つけてもポロリがほとんどないのも良かったです!

蹴り。

ハンド・グレネード使う予備動作。
スタンダードな量産機の見た目ですが、6つのグレネードにシールドにはミサイルランチャーとユニコーンガンダムをサポートするための豊富な武装と火力高め。

ポージングは以上!
【ポージングまとめ】
素立ちよりもアクションポーズが異常に見栄えが良いガンプラでした!
膝の沈み込みがちょい残念でしたが、他は可動域が広く十分に動きを表現できたと思います!
シールドのアーム差し替えが少し面倒ではありましたが、好みのタイプはどちらかに偏ると思うのでぼくのように全ての状態を記録する方以外には関係ないかな。
外観のサイズと価格比較
ベースになったジェガンのカスタム機「HGUC スタークジェガン」と比較してみます。



全長は同じくらいでフェイスには同じようなバイザーデザインを採用。
設定だとジェガンが細身でジェスタがマッシブらしいですが、HGガンプラではジェガン側がマッシブになり、ジェスタがスマートな外観。
特にジェスタがジェガンより優れている点が見た目の情報量(ディテール)が圧倒的!
項目 | ジェスタ | スタークジェガン |
---|---|---|
発売年 | 2011年 09月17日 | 2,200円(税10%込 |
価格 | 1,760円 (税10%込) | 2010年02月18日 |
色分け再現 | 〇~◎ (一部シール補填) | △ |
付属品・武装 | ◎ | △ |
特徴 | 可動性の高さと素組みで満足できる。 ディテール量 | 可動性が低くディテールも少ない。 パーツ構成もシンプル |
コスパ | ◎ | 〇 |
表にしていくつか項目ごとで比較してみました!
こうして比較してみるとコスト面で得られるパフォーマンスがかなりジェスタが上回っているのがわかります。
HGUC ジェスタの耐久力:一部だけポリキャップが弱くなる

柔らかめのポリキャップが使用されているので、心配箇所はいくつかありましたが結果から言うと2か所の耐久力が落ちました。
腹部ボールジョイントと手首のボールジョイントいずれも摩耗して保持力が低下します。
対策は軸を太らせるか受け側に膜を張るかの2択。
初心者さんなら簡単にできる接着剤やマットバーニッシュなどを使って軸を太らせる方法がベターですね。
ただ、汚れたりキズ付けたりするのが嫌な方は他の方法もあります(=゚ω゚)ノ
↓下記事で補強方法をまとめているので参考にしてみてね。
HGUC ジェスタ【レビューまとめ】
レビューは以上!
外観良し!可動性良し!付属品良し!
大満足な量産機ジェスタさんでした。最近購入したHGがンプラの中でもかなり満足度高めだったように思います。
素組み状態だけで重厚さも感じるので全然手を入れなくても楽しめますし、手を入れてクオリティもあげやすい。
カラーリングは足りていない箇所があるものの、ベースカラーで上手くまとまっていて違和感などは全くありません。
複数機並べて量産機の部隊としてディスプレイしても見栄え良さそう(‘ω’)ノ
ガンダムUC系が好きで「悩んでいる」段階の方はマジで買った方がいい!!そう思うキットでした!!!

今回はここまで・・・マジでジェスタ・キャノン買っとけばよかった。
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