今回は「HGUC クシャトリヤ」をレビュー!(゚∀゚)

- メーカー:BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ)
- 登場作品:機動戦士ガンダムUC
- グレード:HGUC(ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー)
- 2025年時点の価格:5,280円(税10%込)
- 発売日:2009年10月15日 (木)
- 購入手段:Amazon
レビューの総合評価

- ★5評価点数:55〜60点
- ★4評価点数:49〜54点
- ★3評価点数:30〜48点
- ★2評価点数:16〜29点
- ★1評価点数:〜15点
レビューの総評から言うと「HGUC クシャトリヤ」は飾って楽しむ用のガンプラ!ガシガシ動かして頻繁にポージングを変えて楽しむのには不向き!
ただ、思った以上に動かせる点やディスプレイした時の存在感は大満足でした!
レビュー項目で点数を付けるとちょっと割高感は否めませんが、Amazonで安くなってる時なら推せる!(;・∀・)
素組みレビュー:外観ディテールや組み立ての注意点・可動域
- 組み立て難易度:初心者~
- 組み立て所要時間:2時間程度(ゲート処理なし)
↓画像を左右にスワイプ or ドラッグで「クシャトリヤ」を回転できます。
↑上画像はバインダーを外した状態の「HGUC クシャトリヤ」。
箱は大きくランナー数も13枚と多めでしたが、パーツが大きい分組み立てやすく、ポリキャップの精度も良好で初心者さんでも問題なく組み立てできます。

付属品は少なめですが、クシャトリヤの劇中装備通りですし、ギミックもちゃんと搭載しています(゚∀゚)
↓バインダーを取り付けた全体がコチラ。







バインダーがなくてもHGの中ではかなり大型で、マッシブな下半身で重量感を表現。内部フレームや基部はグレーで成形され、外装のグリーンは濃淡の違う2種で構成。
「メガ粒子砲」や動力パイプのパーツは色分け分割され、2009年発売としては良く出来ています。
足首に弱さを感じますが、バインダーを取り付けた状態で自立出来てるのは良いですね!

ホイルシールは腕部や胸部のエングレービング部分、モノアイなどの色分けに使用します。柔らかめのシールなので剥がれやすいかも!できる人は部分塗装が良さそう。

↑こんな感じで収納状態でもバランスがとれています。

余剰パーツはポリキャップのみ余ります。
部位毎のディテール
【頭部】




- マッシブなボディに対し頭部は小さい
- モールドは少ないがパーツ分割でパネルラインを表現している
- カメラはモノアイでシールを貼る部位もちゃんと指定されている
- 後頭部後ろにはリア外装が伸びており、裏打ちも入っている
- 襟足は層のような重なるデザインになっている
【肩・腕部】



- 肩部は薄く四角い角のあるデザインになっている
- ショルダー前後のホワイトパーツはデザインが異なる
- トップにはバインダー基部を差し込む大きめのダボ穴が2つある


肩関節パーツは胴体とは分割されているのは大型キットに多い特徴ですね。太めの軸にすることでバインダーの重量に負けない構造。

側面から見ると合わせ目が出ます。




- 上腕から前腕にかけて曲面で造形され、前腕には装甲が付いている
- 手首にあるエングレービングはモールドで造形され、ブラックのパーツで分割されている
- エングレービングパーツの裏には「ビーム・サーベル」がモールドとして造形され一体化している

腕部の内側には合わせ目がガッツリ出ます。

上腕は標準的なHGと違いフレームが入っているのが特徴。前腕はHGだと珍しくない構造でした。
【胴体】



- 胸部には4基の「メガ粒子砲」があり、パーツ分割で色分けまで再現されている
- 胸部エングレービングはモールドで表現。色分けはシールか塗装が必要
- 動力パイプは硬質パーツで軟質ではない
- 各部位は曲面で造形されている



- 曲面に対し、背面は直線的なデザインになっている
- C面・リベット・パネルがモールドで造形されている



- フロントアーマー中央は前に突き出たクチバシのようなデザイン
- フロント左右のアーマーはグリーンとホワイトの2パーツで構成
- 中央のクチバシのような突起の裏にはホワイトパーツでインテークを組み付けている

サイドアーマーも2種の成形色で構成。モールドは入っていません。



- リアアーマーは曲線と直線を合わせたデザインで、縁にモールドを付けることで別パーツを表現している
- 裏打ちパーツも入っていますが、モールドは最低限でまとまっている
- 表面も裏打ちもヒケが目立っている

股関節底部のキャップを取り外すと専用ジョイントの形状をしたダボ穴があります。


股関節には大きめの内部フレームパーツがありますが、特にギミックなどはなくシンプルなもの。
【脚部】




- モールドは控えめだが、パーツ分割と大型のレッグアーマーの独特なデザインでディテールは十分!内部を露出した動力パイプやフレームのチラ見せも良い
- 脚部裏には3つのスラスターがあり、内部階段モールドも造形されている




- 爪先は先端の長いデザインで、パーツにモールドは少ないがレイヤーのように重ねたパーツで凹凸を表現している
- 足首裏には動力パイプなどのメカディテールを表現し、可動させるとチラ見せできるようになっている
- 足裏には4基の小型バーニアが造形されていて肉抜きなどもない


↑内部構造をみても特に難しいところはありません。
【バインダー】


- 4つの大型バインダーは表面に2基の「メガ粒子砲」を再現
- 表面にはラインモールドでパネルラインを表現している
- 基部はABSで太く、6箇所の可動ポイントがある
- バインダー裏には2基の大型バーニアノズルがある
- バインダー1つに対し、6基のファンネルを収納し、隠し腕も入っている
- 裏打ちグレーの部分はリベットやマイナスモールドでメカディテールが入っている

表面の「メガ粒子砲」は胸部にあった4基と同じ構造。カチッと嵌ってスッポ抜けはありません!


大型バーニアノズルは2つのボールジョイントで可動域も広く、ノズル1つ1つにモールドが多く造形されています。1箇所だけ抜けやすい箇所があったので個体差があるかもしれません。

バインダーの大型基部は付け根にリベットモールドと多少の造形があるくらいで見た目は簡素。
バインダー付け根部分にはロック機構が搭載されており、付け根部分に限定されますがバインダーの角度を固定できます。

可動はフレキシブルで重量のあるバインダーを軽々支えることができました!グラつきなどもなく安定。


ファンネルは平軸でバインダー裏に収納可能!モールドは最小限入っています。


「隠し腕」のアームは折りたたみ式でC型ジョイント接続。

動力パイプのようなパーツ裏には伸縮できるアームパーツがありますが、挟み込むパーツが緩いと勝手にスライドするくらい緩くなります。
クシャトリヤ本体の可動域・ギミック


頭部内部にはレール式の可動モノアイが入っているので左右に可動できるギミックを搭載!
バイザーが深いので動いてるのはちょっと見づらい・・・クリアパーツで塗装したりメタリックパーツに改造するのも難しくないのでいじってみてもいいかも。




- 首は上下に若干可動できる
- 軸とポリキャップ接続でロールできるがパーツに干渉してあまり動かせない
- 軸接続なので左右に首は振れない



- 肩は前方に引き出しできるが後方には動かせない
- 腕は水平まで上がる





- 上腕は標準のロール可動ができますが、前腕装甲と肩部が干渉して制限される
- 肘は約90度曲がる
- 手首はボールジョイントで標準程度の可動域

フロント・サイドアーマーは上下に水平まで上がりました!

胴体接続は軸接続なので捻り可動のみ!ここ、ちゃんとはめ込まないとグラついたり仰け反ったりするのでシッカリ奥まで差し込みが必要(^^)

股関節は軸接続で180度開脚ができる意外性(笑)サイドアーマーの干渉もなし。

ここで気づいたんですが、サイドアーマーはクリック関節のように「カクンッ」って垂直まで沈みこみできました!腕の下げ位置で大分印象も変わるので見せ方を変えることもできそう。
フロントアーマーを水平まで上げるにはサイドアーマーを先に上げる必要があります!

大腿部はロール回転できます!2009年キットだと少し珍しいかも。

膝の突起裏のフィンは上下可動が可能。

脚部裏のスラスター装甲も上下可動できます。




- 足は前に約45度上がる
- 膝は約90度曲がる
- 足首はボールジョイントで上下に約45度可動できる

↑画像の幅まで足裏が密着する接地性の良さ!しかし足首のボールジョイントは若干グラつきを感じるので保持力強化した方が安心しそう。(そのままでも自立は可能)
各武装とポージング例
実際に表現できるポージング例を付属武装を使って紹介します(゚∀゚)
「HGUC クシャトリヤ」のディスプレイには付属する専用ジョイントをアクションベースと併用して使います。


殴る!

蹴る


「ビーム・サーベル」を装備!


ビーム・サーベルをタップで見る
長めのサーベルが2本付属。


- エフェクトは細い軸で接続
- サーベルには細かいモールドが入っている


隠し腕の展開!


「メガ粒子砲」を発射!


ファンネル射出!


付属のファンネルは100均のアクションベースに付属する挟みジョイントがシンデレラフィット!加工なしで使用できました。

地面スレスレで高速回転する映像が好きなんですが再現する案がでませんでした(笑)


大ボリュームですし、開脚幅もある!バインダーを広げるだけで見栄えのあるポージングっぽいものを付けることができますが、重量的な点でかなり難しかったです。
使い古した「アクションベース8」を使いましたが、単体では保持できず100均と併用。安定させるなら「アクションベース1」が良いですが、躍動感を出して飾るのは一工夫必要かも。
折れる?クシャトリヤの保持力とパーツ耐久力
2時間動かした結果、パーツの破損や保持力が低下した箇所はありませんでした!ただ、↓下記の2点に関しては不安を感じるところ。
無理をした可動や雑な扱いをすると折れる可能性があるので丁寧に扱った方がいいですね。
- 胴体の軸
- バインダーの基部
調べてみたところ胴体軸が重量で折れることがあるようなので、事前に「真鍮線」を使って補強しておくのもいいかもしれません。パーツを確認したところ仮に折れた後でも修復はできそうでした!

バインダーの基部には「ABS」が使われています。渋みが強い箇所を無理に嵌め込むと割れる可能性があります。(個体差がありました)
少しヤスリをかけたりして嵌め込む前に対策した方が良いかもしれません。※削りすぎには注意!
あと、根本も折れることがあるようなので、動かす際にはバインダーではなく基部を掴んで動かす方が良さそうです。
ガンダムUC関連のHGとサイズ比較

HG標準のサイズである「HGUC ジェスタ」と比較すると面積は倍以上ありそう。部位毎に見るとどこも幅や厚みが1.5倍はあるかもしれません。
色分けレベルは年代の近さもあって同等ですが、ディテールはジェスタの方があるように見えます。

大きめの「HGUC アンクシャ」と比較。ジェスタより大人と子供感はありませんが、それでも本体だけで一回りクシャトリヤの方が大きい。
ディテールはアンクシャの方がノッペリ見えるので色分けも含めてクシャトリヤの方がクオリティが高く見えました!

最後に大型HGの「HGUC ドーベン・ウルフ ユニコーンVer.」と比較。全高はほとんど同じですね。
それでも4基のバインダーを含めると圧倒的なサイズ感。購入する際にはマジで場所確保が必須。気軽に買うとぼくみたいに困ることになるよ(´ε` )・・・ドコオコウ
ドーベンウルフも比較的フロントの外装にディテールが少ないのでクシャトリヤの方が密度を感じます。ただ、ドーベンウルフは背面から見るとメカディテールがあるので、評価が割れるかも!
比較した「HGUC ドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)」の背面をレビューで詳しく見る
HGUC クシャトリヤ【レビューまとめ】
「HGUC クシャトリヤ」は素立ちや浮かせるディスプレイを求めるなら見栄えも良く大迫力でおすすめ!一方、どうしても重量的な問題があります。
重心を崩さないと躍動感が出ないし、かと言って重心を崩すと落下の可能性もある。更に大型バインダーがあるため角度によっては似たり寄ったりの写真になるなどポージングのハードルは高い。
思ったより脚部周りの可動域が良かったので、重量でポージングが阻害されたのは少し残念さが残ったのが正直なところ!

- 専用ジョイントが使いやすく強固で安心感がある
- 隠し腕やフレキシブルなバインダーの可動で迫力が出る
- 2009年発売キットの中では良く出来ており可動域も広い

- 年代的にABSが使われているので塗装の際には溶剤の浸透に注意が必要
- 胴体の軸とバインダーの基部の摩耗が今後の心配
- 大型過ぎてディスプレイに難が出る
- メーカー希望価格では少し高い
突出した弱点はありませんが、とにかくそのサイズがネック。再三言いますが、クシャトリヤでかいです!
買う前に必ず飾れるか検討してからにしよ(;・∀・)ぼくも大型キットの撮影環境もうちょっと考えなきゃ(笑)
どんな人におすすめ?
組み立て難易度は低いですが、ABSを使った仕様や物理的な問題を加味すると初心者さんは避けた方がいいですね。ガンプラに慣れた中級者以上向けのキットです。
ただし、改造案はわりと思いつくので手を加えたくなる変な魅力もある。
「コスト面で見合わなくても良い」・「挑戦したい!」なら素人・玄人関係なくおすすめです(^O^)
レビューは以上、おわりー。




コメント