今回は「HGUC リゼル」のレビューですヽ(゚∀。)ノウェ
発売日は「2010年01月22日 (金)」で、メーカー価格は「2,420 円(税10%込)」。
組み立てて武装をもたせると↓こんな感じ。






発売から大分時間も経過しており、最新キットと比較すると物足りなさは仕方ない!
ただ、他のレビュー記事を見た時の印象とは違い実際作ってみると当時のクオリティとしてはかなり良い方に感じました。
本記事では「HGUC リゼル 」を↓下記目次のメニューでまとめます。
そんな人に一度ポージングを含めてじっくり確認していただきたい気持ち`・ω・´)ゞ
リゼルに興味持てなかった人はこんな記事もあるよー↓↓



「HGUC リゼル」レビューの総合評価

レビューの総合評価
ユニコーン系のキットらしく脚部の長いデザインですが、胴体・四肢のバランスもとれており違和感はありません!
パーツ分割も細かくディテールも十分!色分けが少々物足りないですが、パチ組み未塗装状態でもまとまっています。マーキングシールも付属するので簡単にディテールアップも可能!
可動は年代的制限が肩に出て、構造的に腰部捻りに制限がありましたが、脚部は大胆に可動するので「HGUC ユニコーンガンダム(デストロイモード)」と比べてもかなり良かった。
変形ギミックはオミットされていて少々残念ですが、部分的に差し替えにすることで無理のないウェイブライダー形態を再現できていると思います。
耐久力も良かったですが、一部組み立てた段階で緩みが出る箇所もあったのでそこは弱点でした。
個人的に同価格帯の「HGUC スタークジェガン」と比べてかなり出来が全然違うのでコストパフォーマンスもいいと思います。
長所と短所

- プロポーション・ディテールが良くディスプレイした時の見栄えが良い
- ウェイブライダーはパーツを差し替えることで安定した変形を実現。重量もサイズもボリュームがある
- ホイルシールとは別にマーキングシールも付属していて、パチ組みでも手軽にディテールアップができる
- 脚部周りの可動性が良く大胆なポージングをつけることができる

- 組み立て当初からバックパックのバーニア接続基部であるボールジョイントが緩く補強した方が良い
- 開脚幅は広いがサイドアーマーが干渉するとポロリすることが多々ある
- 腰部は構造的な欠点として捻ることがほとんどできない
- 2010年発売で説明書が見づらく、パーツ分割も細かいことで組にくさは多少感じる
どんな方におすすめ?
- 組み立てることに楽しみを感じられること
- ガンダムユニコーン系の機体デザインが好きな人
- パチ組みでディテールが多いキットを探している人
- ある程度HGガンプラを作った経験がある人
↑こんな人におすすめ!
年代的な組みづらさがあるので、初心者さんには少し難易度が高め!多少HGの広い年代のキットを作った経験がある方がスムーズに組み立て出来ると思います。
可動域も広いとはいえ、流石に最新キットのような可動性はないので過度な期待も厳禁!
比較的「脱初心者~」の人におすすめしたいキットでした。
再販情報をチェック
amazonでいつでも購入できますが、
↑こんな人は一度直近の再販リストをチェックしてみるのをおすすめ!(゚∀゚)もしかしたら再販タイミングと重なっているかもなので目を通してみてください。
再販がない場合は多少高くなってしまうのは仕方ないので、↓下記レビュー詳細でコストが見合っているか参考にしてみてください。
ポージング例と耐久力チェック!
早速ポージング例を紹介!
一通り動かしてみて耐久力もチェックしてみようと思います(゚∀゚)
まずはウェイブライダー形態から!






MS形態へ変形!


「ビーム・ライフル」のかまえも腕が水平まで上がるので角度を付けて持たせることができます。




「ビーム・キャノン」をかまえて。



「ビーム・サーベル」抜刀!サーベルは収納できないのがちょっと残念ですが、エフェクトが長く迫力がでます!





開閉ギミックはありませんが、手首上には「グレネード・ランチャー」のハッチが造形されています。
ポージングは以上!
肩・腰部の捻りは構造的な制限があり、振りかぶるモーションやサーベルを振ったモーションなどは付けにくい。
ただ、射撃系や疾走感に関しては開脚・膝曲げが深いので柔軟な表現ができました!
予想していたより全然動いてくれましたね(^○^)
HGUC リゼル:約2時間動かして分かった「耐久力」
2時間程度動かしましたが、耐久力が落ちるような点はありませんでした!
ただし!!!
組み立てた段階で保持力が極端に緩い点や、可動に干渉してポロリするポイントがありました。


↑画像で示す通り、サイドアーマーとバックパックのバーニアが弱点。
【バックパック】

組み立てた段階で右側だけボールジョイントが緩く、ポロリはしませんがプラプラ状態でした。
差し込み口からポロリがないので、おそらく内部の成形精度が悪く隙間が出来てしまっているのが原因。
個体差の可能性もありますが、購入の際には前提と思った方がいいですね。
対策はビニールを間に噛ませるシンプルな方法。
接着剤だと内部に塗布しにくいですし、ボールはポリキャップなので瞬着は剥がれやすいのでおすすめはしません。
↓やり方は下記の記事でまとめているので参考にしてみてね。
【サイドアーマー】

広い開脚幅に対し、サイドアーマーの上部が干渉するのでポロリすることが多かったです。
前後に避けて上げると干渉しませんが、開脚させる度に意識するのはメンドウでした。
「HGUC リゼル」のパッケージ内容を確認!
【パッケージ】

登場作品 | 機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) |
メーカー | BANDAI |
グレード | HGUC(ハイグレード・ユニバーサル・センチュリー) |
価格 | 2,420 円(税10%込) |
発売日 | 2010年01月22日 (金) |
パッケージアートはユニコーン系の疾走感あるリゼルのMS形態とウェイブライダー形態。
箱の詳細をタップで見る


箱側面には完成見本のフロント・リアビューや可動ポイント・ウェイブライダー形態が簡単に紹介されています。

「リゼル」の解説もまとまっており、ジェガンとの互換性など系譜的な内容も掲載されていました。

あとは設定画や型式番号などの基本情報。

パッケージ内容は↑画像に加え説明書が1枚。
ランナーは3袋にまとまっていて、少なく感じましたが作ってみると全然そんなことはありませんでした!組み応えはあります。
【説明書】

説明書表紙はHGUCお馴染みの完成見本の全体と英語で表記された機体データ。

裏は↓下記の内容が掲載。
- アクションの見本
- マーキングシール
- ウェイブライダー
- ディテール
- リアビュー
- カラーガイド

内部にはカラーで各武装の詳細解説が実際の劇中シーンと共に掲載されていました。
【付属シール】
付属するシールは2種類!

1枚はホイルシールで各所レッドポイントになる部分が主に補填用として使われます。
表記も番号ではなく2010年標準だった「カタカナ」表記。
ホイルもやや柔らかいのが特徴ですね。

2枚目はテトロンシールのマーキング用シールが付属。、
こちらは「ひらがな」で振り分けされています。
比較的量は多めだと思います!
【HGUC リゼルの構成ランナー】

ランナーは全部で8枚。スチロール樹脂とABSで構成されます。
ランナーをタップで見る






Fランナーは「ABS」なので塗装や流し込み接着剤を使うときは注意が必要。

ポリキャップは「PC-001」で柔らかめの物。
以上がパッケージ内容の確認レビュー!
続いて組み立てへGO↓↓
HGUC リゼルの組み立て難易度と注意点
- 組み立て難易度:
- 組み立て所要時間:約2時間程度
組み立て難易度はパーツ分割が多い点や説明書の見づらさで少々難し目。
組み立て時間はその難易度で時間がかかる印象でした^^;
その分、内部に無駄な空間もなく密度はちゃんとあり組み応えはあります。
【組み立ての様子と特徴】
組み立てで感じた特徴は以下の通り。

胸部は↑こんな感じでしっかり詰まっていました。
画像左、腰部にはポリキャップが使われていて、よく肩関節に使われることが多い物。
この時点ではもしかすると前後可動ができるのでは!?なんてぬか喜びをしています(笑)

胸部フロントに差し込む専用パーツはウェイブライダーへの変形時に取り外して流用します。
ポリキャップが仕込まれているのは変形の際脱着を繰り返しても摩耗しないようにという心配りが伺えました。

頭部フェイスはピンクのクリアパーツを使います。

肘・前腕周りの内部は↑こんな感じ。手首関節のポリキャップを仕込むくらいで、肘も1軸可動のシンプルなもの。

肩と上腕の接続はポリキャップに軸接続する当時のスタンダードフォーマット。

大腿部に仕込む股関節やロール可動もポリキャップ。

大腿部から下のパーツ内部はスカスカでポリキャップと足首関節を仕込む程度の簡易仕様。
パーツは比較的大きめ。
今みたいに脛正面のパーツは最後にとりつけではなく、片方に取り付けてから、左右で挟み込むんですが、一部噛み合わせが良くなかったです。
個体差の可能性はありますが一応メモ。

股関節は2010年当時に多かった3軸構成で、腰部はボールジョイント。
3軸はポリキャップで接続。
ただ、形状が四角で前後・上下の可動ができない仕様になっていました。
3軸は安定感が悪いので、この仕様は個人的にかなり嬉しい!役割はウェイブライダーへの変形の際腰部周りを使うので分離できるようにするためですね。
腰部ボールジョイントも軸が極端に短いので強度は高そうですね。

パーツをブロックごとに組み上げると↑本体はこんな感じ。バックパックは難しい点もなかったので割愛します。

余剰パーツはありません。ポリキャップが一部余りました。
パチ組み完成状態の「HGUC リゼル」
画像をスワイプ or ドラッグで「HGUC リゼル」を回転できます。
グリーンが混じった紺のような外装カラーにホワイトのパーツを分割で再現!
色味は少ないですが、成形色がちゃんと統一されてまとまった印象。
脚長のプロポーションバランスですがユニコーン系のような不自然さもなくHGとしてはディテールも申し分ありません。

完成見本と比較して分かる通りレッドのポイントとインテーク内部のブラックなどがカラーは不足。
アクセントカラーがないだけで概ね再現できてますね。
注意点
組み立ての注意点は↓下記の2点。
- 一部スナップフィットが強すぎて噛み合わせが悪い
- ポリキャップのバリが噛み合わせに影響する可能性がある
2010年のキットはスナップフィットが気持ちギチギチなものが多い。内部ポリキャップにパーツを差し込んだ際、内側からかかるテンションに負けない工夫かもしれません。
ただ、このしぶみの強さは組み立てのしづらさにも繋がっていて、特に間違えた際の取り外しで破損に繋がる可能性があるので注意したいところ。

ポリキャップは↑画像をみたら分かる通り精度が悪くバリが出ています。噛み合わせに影響がでる可能性があるので使用前にはバリをカットした方がいいですね。
付属品一覧

ビーム・ライフル詳細をタップで見る

「ビーム・ライフル」は長めのデザインで、特に銃口が長いのが特徴。

各部位をアップで見ると↑こんな感じ。
グレー単色ですがメカディテールは多く部分塗装すると見栄えはかなり良くなりそうです。

グリップは前後可動し、持つ状態とウェイブライダー時の取り付け状態で切り替え可能。

ハンドパーツに持たせる際には「ビーム・ライフル」専用のハンドパーツを使用。
ハンドパーツ内側には平軸があり、ライフルのグリップのダボ穴に差し込んで固定。グラつきもスッポ抜けもなく安定して装備できます。

「ビーム・ライフル」は長めですが、本体も縦に長いのでバランスが取れていると思います。
ビーム・サーベル詳細をタップで見る

「ビーム・サーベル」は2本付属。ただしビームエフェクトは1本のみ。
エフェクトは長め。

ライフル同様サーベルエフェクトは長いのでバランスは良かったですね!
ただ、最初エフェクトを取り付ける際ギッチギチ!ゆっくりはめ込まないとネジ切れる可能性があるので注意した方が良さそうでした。
一度はめ込めばあとは脱着できるようになります。
シールド/ビーム・キャノン詳細をタップで見る

「シールド/ビーム・キャノン」の表裏は↑こんな感じ。

シールドの先端に「ビーム・キャノン」が搭載!先端砲口部分はパーツ分割されています。
肘には「I字」の接続軸があり、これを使って腕部にとりつけます。

腕部のダボ穴は↑こんな感じ。

シールドは幅が細めのデザインですが縦にが長くボリュームがありますね。
ハンドパーツ詳細をタップで見る

ハンドパーツは2種付属。
左右分通常握り拳。右手のみ「ビーム・ライフル」用のハンドパーツが付属します。

ハンドパーツは分割されているんですが、ピンで接続するタイプ。
折れてしまうと保持力に大きな影響がでるので注意したいところ。
変形用差し替えパーツ詳細をタップで見る

ウェイブライダー形態は完全変形ではなく、胴体パーツと一部補助パーツを使って再現
説明書を見ても分かりますが簡単に以下変形手順。

ウェイブライダー用の胴体に胸部パーツを取り付け。

底面にはシールド・ライフルの順に重ねて装着。ライフルは2つの軸を差し込み固定するのでポロリなどもありませんでした。

取り外したバックパックは補助パーツを使って脚部と連結。

連結する時には脚部を深く折り曲げてつま先を伸ばします。

両足にバックパックを取り付けたら胴体部分に取り付ければ完成!

胴体側にある2本の軸を差し込んで固定。
変形STEPはこれだけ!簡単ですね。
付属品は以上!!
部位毎のディテールと可動範囲
- 色分けは甘いが全体的にディテールは多く多面でパネルライン・シャドウ表現が充実!
- 肩・胴体の可動は制限されているが脚部は柔軟なポージングに対応できる!
以下、部位毎のディテールや可動性ギミックをまとめて紹介。
- 頭部ディテールと可動範囲を見る頭部評価:
- 腕部ディテールと可動範囲を見る腕部評価:
- 胴体ディテールと可動範囲を見る胴体評価:
- 脚部ディテールと可動範囲を見る脚部評価:
- バックパックディテールと可動範囲を見るバックパック評価:
- ウェイブライダーのディテールを見る変形評価:
頭部:ディテールと可動範囲

- 顔は比較的小顔設計
- フェイスはクリアパーツで凹凸モールドのみで表現
- 頭部バルカンは一体化されて単色だがモールドは造形あり

- 俯きは水平までだが上方向には十分見上げることができる
- 上下ボールジョイント軸のポリキャップで頭部は左右に大きく振れる
- 首周りに干渉パーツはなく360度回転可能
腕部:ディテールと可動範囲

- ショルダー正面は凹凸モールドで忠実にデザインを再現。一部配色はシールで補填
- 側面のホワイトはパーツ分割で、内部の空間をしっかり隠蔽
- 正面・背面ではデザインが異なる

肩付け根は最近のキットのように引き出し機構などは未搭載!軸と胴体が一体化したタイプ。

肩ボールジョイントの軸は比較的長い。
ショルダー内部のポリキャップ内で若干の伸縮ができほんの少しだけ可動域を拡張できます。

ショルダーは上下に可動できます。

肩は軸を引き出した状態でボールジョイント分前後に可動。前方よりも後方に動きました。
腕は水平90度より気持ち上まで上がります。

トップからショルダーアーマーを見ると合わせ目がでます。
内部からのテンションが強いか、ポリキャップの影響で目立ちます。埋めるか内部の噛み合わせ調整が必要そうでした。(個体差あり)

- 上腕は筒状のデザイン
- 肘・肘周りのホワイト・前腕のパーツは分割構成
- 前腕ブルーの装甲は前後ではめ込み、合わせ目は自然なパネルライン化
- ディテールは全体的に控えめ
- 肘裏にはシールド取り付け用の長方形のダボ穴が左右にある

- 上腕はHG標準のロール可動
- 肘は1軸で90度程度に制限されるがポージングに問題はほとんどない
- 手首はボールジョイントの標準程度グリグリ可動。しぶみも良くポロリはありません

脇は垂直まで閉じることができません。
ショルダー内部は球体のデザイン。最近だと下部に隙間があり脇を内側に寄せることができますが、リゼルにはその隙間がなく関節軸が干渉して制限されています。
一部カットして空間を作ることはきそうなので改造出来る人にはおすすめ。
胴体:ディテールと可動範囲

- 胸部上左右のインテーク形状は造形されているが内部造形はなし
- 面が広くパネルラインなどのディテールはほぼない
- 胸部上、紺の部分は前方に飛び出たデザインが特徴
- ホワイト・ブルーの外装は凹凸が多く多面、且つC面もありディテールは十分

背面はバックパックを装着するグレーのフレームパーツで4つの3mm軸があります。バックパックをとると少々デザイン的に歪ですね。

- フロント・サイド・リアのいずれも長めのデザイン
- フロントアーマーはパネルラインや小さいリベットをモールドで表現
- サイドアーマーにディテールはなくのっぺりしていますが装甲らしく不自然さは感じない
- リアアーマー底部にはスラスターが造形。他色分けが足りないインテーク部分とは異なり内部まで別パーツ化して再現

フロント中央には変な形状の突起・・・役割はわかりませんが、内側を見ると微妙にモールドも入っていました。

リアアーマーは裏打ちモールドはありませんが、別パーツ化されたスラスターでシッカリ埋められ色分けもされています。
安っぽさがなく密度表現が出て良かった!

フロントアーマーは180度上下に可動。

サイドアーマーは上下に若干、前後ロールが90度程度動かすことができます。

- 胴体前後にボールジョイント分可動。特に仰け反りが大きめに動かせる
- 左右へ多少大きめに可動
- 捻りはパーツ干渉で制限されている

腰部捻りのパーツ干渉箇所は↑画像の通り。
脚部:ディテールと可動範囲


- 脚部は全体的に長めのデザインで直線が多い
- 凹凸モールドや脚部裏の動力パイプ、全面のパーツ分割されたインテークでディテールは多い
- パネルラインは豊富
- ホワイトのインテークには造形にもパーティングラインにも見える部分が際立つ
- インテーク内部は造形がなくは色分けも足りない

- つま先は長めのデザインで直線的
- 足首は大きめの簡易リベットモールドあり
- 踵のラインは段落ちモールド化されている
- 足裏は肉抜きはないが、モールドは少量

↑画像の開脚①はサイドアーマーに干渉制限されている状態。
開脚②はサイドアーマーを後方に逸らして状態。大きく開脚できるのでポージングに活かすことができました。

大腿部はロール可動入り!
「HGUC ユニコーンガンダム」などにはない可動ポイントですね。

- 足は前方に90度手前くらい上がる
- 膝は2重関節で180度近く深く曲がる
- 足首は上に少し、下方向に垂直まで曲がる
足首の垂直可動はウェイブライダーへの変形ギミックの兼ね合いですね。

足首の接地性も意外と良く↑画像の開脚幅の分足裏がつきます。
バックパック:ディテールと可動範囲

- バックパックは3パーツ構成で一体化はしていない
- 左右1基のバーニアで中央に3基のバーニアがあり全5基を搭載
- 内側は肉抜きがあり空間が気になる

左右バーニアは大きめのボールジョイントで接続!しぶみも良好でしたが、弱点でも述べた通り右側だけプラプラした状態。
個体差の可能性がある欠点でした。


- バーニアは上下・左右に大きく動かせる
- 内部にも簡易モールドがある
- 外側にも階段モールドが入っている

バックパックの左右にはグリップがあり収納・引き出しのギミックあり。
ジェガンなど他MSを牽引するための用途なので、ディスプレイで再現してみるのもありですね!
ウェイブライダー形態
ウェイブライダー形態ではHGを変形させたと思えないくらい密度があり重量もそこそこ!
見栄え・所有欲を満たしてくれるフォルムで変形した造形もうまくまとまっていると思います。







全体的に多面に豊富なパネルライン。角の多いことでメカディテールが濃い!
色分けの足りなさも気にならないので、個人的には2個買いして並べてみるのも全然ありのクオリティでした!
完全変形のギミックよりも割り切って重要部分を別パーツとして取り入れた点がこのクオリティに繋がったと思います。
横に広いだけでなく縦に厚みが出ているのも良かったですねヽ(゚∀。)ノウェ

ウェイブライダーにすると↑画像分のパーツが余ります。
ウェイブライダーへの変形は付属品の差し替えパーツでまとめているのでそちらがまだの人は合わせてチェックしてみてね!
ガンダムUCに登場するキットとの比較
「機動戦士ガンダムUC」に登場する機体のキットと並べて比較してみました!

リゼルまでの系譜は↑画像の通りなんですが、手持ちに「スタークジェガン」しかないのでシリーズのキットでサイズやディテールなどを比較してみます。
【HGUC スタークジェガンと比較】

「HGUC スタークジェガン」は「HGUC リゼル」の翌月に発売されたキットで、同年2010年発売。
古いジェガンが流用されているので外観的なディテール・可動域は「HGUC リゼル」が勝っていると言っていいでしょう。


ジェガンからの発展であるリゼルですが類似点は少ない。
強いていうなら頭部形状に面影がある程度だと思います。
曲線的なデザインの多いジェガンに対し、全体的に直線的なデザインが多いリゼルでした。
HGUC スタークジェガンのレビュー記事でより詳細を比較する
【HGUC ジェスタと比較】

2011年に発売された「HGUC ジェスタ」との比較。
ジェスタはジム・ジェガン系の最上位機に位置しているジェスタですが、リゼルはより大きくデザイン的にも類似点は少ない。
こちらも頭部のクリアフェイスぐらいですね。
ただ、ジェガンよりも直線的なデザインになっており、そういう意味では近しいものを感じました。


キットとして比較するとディテールはリゼル・ジェスタどちらも多く、外観的クオリティはいずれも高い!
構造的な作りやすさや可動に関してはジェスタの方がクオリティは1ランク上の印象でした。
【HGUC イフリート・シュナイドと比較】


最後はキットとしての年代・ディテールの比較をしてみます。
「HGUC イフリート・シュナイド」は2017年発売とやや遅めに発売された「ガンダムUC」に登場する機体。
そのため、内部構造的に2017年のクオリティフォーマットが採用され、リゼルよりも広い可動域と作りやすさを実現しています。
ただし、外観のディテールに限っていうとパーツ分割や細かいパネルラインの豊富さは「HGUC リゼル」の方が上に見えます。
HGUC イフリート・シュナイドのレビューでより詳細を比較する
【比較キットとスペックを比較】
項目 | リゼル | スタークジェガン | ジェスタ |
---|
発売年 | 2010年01月22日 (金) | 2010年02月18日 (木) | 2011年09月17日 (土) |
価格 | 2,420 円(税10%込) | 2,200 円(税10%込) | 1,760 円(税10%込) |
組み立てやすさ | 〇 | 〇~◎ | ◎ |
外観 | ◎ | 〇~◎ | ◎ |
可動範囲 | 〇~◎ | 〇 | ◎ |
ギミック | 〇~◎ | △ | 〇 |
付属品 | 〇~◎ | 〇~◎ | 〇~◎ |
耐久力 | ◎ | 〇~◎ | 〇~◎ |
ポジショニング
HGUC リゼル【レビューまとめ】
レビューの結果「HGUC リゼル」はプレイバリュー高めのHGUCガンプラでした!
特に↓下記の点は強み!
- 胴体・肩以外の高い可動性
- 変形時の完成度の高さ
- 外観ディテールの密度
冒頭でも述べた通り、他サイトのレビューを見て購入を見送っていたんですが思っていたよりも充実した可動域がありました!
ディスプレイ特化のキットと思っていましたが、意外や意外!
見る満足度も高く、動かしても楽しい2010年のキットの中ではレベル高いHGガンプラだと思います(゚∀゚)
コスト面で少々高く感じますし、完全変形にこだわる人・初めてガンプラを作る人にはおすすめできません。
上記が気にならないのであれば、思っている以上のパフォーマンスを示してくれると思うのでおすすめ!
現場からは以上です(*´ω`*)おわり。
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