今回は「HGUC ZII」のレビュー記事です!
『機動戦士Zガンダム』のMSV作品に登場する機体で『Zガンダム』の発展型MS。頭部の他随所にも類似点が見られます。

| メーカー:BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ) |
| 登場作品:機動戦士Zガンダム |
| グレード:HG(ハイグレード) |
| メーカー希望価格:2,860 円(税10%込) |
| 発売日:2014年09月13日 (土) |
| 購入先:楽天ブックス |
レビューの総合評価

| ★5評価点数:55〜60点 |
| ★4評価点数:49〜54点 |
| ★3評価点数:30〜48点 |
| ★2評価点数:16〜29点 |
| ★1評価点数:〜15点 |
ポージング表現が思ったよりも柔軟なHGガンプラでした!
レーダーチャートでは総合評価★3ですが、ギミックがなさすぎるところでて点数がとれていませんが、発売された年代で見ると点数は高め。
組み立て構造は割とシンプルで初心者さんでもOK!関節はポリキャップ仕様ですが、ポロりはほぼなかったです。
可動域はそこまで広いとは言えませんが、全身の鋭利なシルエットでポージングがビシッと決まるように見えますね。
HGでは一般的ですが、変形ギミックはオミットされパーツの差し替えで再現されている分、グラつきもなく安定。
搭載ギミックが少ないですが、付属武装が多い面でプレイバリューもありました!
キットとしてのクオリティを価格と比較するとちょっとディテールなり細々したギミックの物足りなさを感じたのが正直な感想。
組み立て:難易度・注意点・内容物レビュー

- 組み立て難易度:初心者~
- 組み立て所要時間:1時間半程度(ゲート処理なし)
- ランナー×11
- ポリキャップ×1
- 説明書×1
- ホイルシール×1
【組み立てた全体写真】






組み立ては初心者さんでも作りやすく、基本的にはモナカにポリキャップを嵌め込むだけの簡易な構造。
スナップフィットが悪い箇所や折れやすいピンなどもなく、比較的短時間で組み立て出来ました。
下記では簡単な内部構造と組み立ての注意点、キットの内容物をタブにまとめています。
組み立ての特徴や注意点・ランナーなどの内容物チェック!
- 内部構造の特徴と注意点
- 内容物・ランナーリストなど

頭部は外装の中に1パーツで成形されたフェイスを嵌め込むだけの簡易なもの。最新キットのように細かい分割はされていませんが、モールドで詳細まで造形されていました。

2014年のHGの内部はがらんどうになることも珍しくありません。
『HGUC ZⅡ』の胸部は変形の差し替え関係でフレームと外装を分離しています。
手足は先述したモナカにポリキャップを挟み込むだけの簡易仕様となっていました。
【注意点】

ポリキャップにバリが出ます。
モナカ(挟み込み)構造の場合、バリがパーツの間に入って噛み合わせが悪くなることがあります。
できればバリはカットしてから使った方が良いですね!
【余剰パーツ】

ポリキャップのみ多数余りました。
【説明書】


説明書はHGUCのフォーマットでペライチのもの。
【ホイルシール】

ホイルシールはイエロー・レッド・ツインアイなど細かい部分の色分け用が付属。
パチ組みだけだとブルーの面積が広くノッペリして見えるので塗装ができない人は使ってみてもいいかも(゚∀゚)
【ランナーリスト】
ランナーは全部で11枚。
ただ、1枚1枚のランナーがそれほど多くありませんし、パーツもまとまっているのでランナーの行き来も楽でした。









付属品一覧
メガ・ビームライフルをタップで詳しく見る


『メガ・ビームライフル』は銃口の上部には突起があるのが特徴。
ディテールはちょっと物足りず単色でパーツ構成も少ない。
『ウェイブライダー』に変形後のグリップ形状も差し替えで再現。
グリップにはライフル用右手ハンドパーツに固定するための突起が右側にあります。

銃口にはビームエフェクトを取り付けることができます。
ビーム・ライフルをタップで詳しく見る

『ビーム・ライフル』も1つ付属。左右対象のデザイン。

グリップの固定軸は両側に付いているので、左右のハンドパーツどちらにも持たせることができます。
グリップは上下に可動できます。

『ビーム・ライフル』銃口にもエフェクトを取り付け可能。
クレイ・バズーカをタップで詳しく見る

『クレイ・バズーカ』は同タイプが2つ付属。

グリップにはライフル同様固定軸があります。

バックパックに取り付ける部分とグリップの固定軸の位置が決まっているので、左右のハンドパーツに持たせるのは固定。

バックパックにはフックを引っ掛けるように取り付け。

シンプルな作りなので上下から見ると合わせ目が出ます。

『クレイ・バズーカ』のグリップも『ビーム・ライフル』同様上下に可動できます。
ビーム・サーベルをタップで詳しく見る

グレーの『ビーム・サーベル』と短いエフェクトパーツが2本ずつ付属。

サーベルの形状は四角で凝ったデザインは入っていません。
ハンドパーツをタップで詳しく見る

通常握り手とは別にライフル用ハンドパーツが左右分付属。

ライフルを固定するための突起に嵌めるダボ穴があります。
※注意点
ハンドパーツへの取り付けは一度分解が必要です。ピンで接続になっているので、破損しないよう親指の付け根から外すのをおすすめします。
可変差し替えパーツをタップで詳しく見る


↑これが可変形態にする際の差し替えパーツ。
MS形態の胴体から四肢と外装を取り外して、上記写真のパーツに取り付けるだけ。
変形させた形態が↓こちら。







ギミックではない分綺麗な変形ができますし、武装の取り付けも可能。

ディスプレイ用として専用ジョイントも付属します。

『クレイ・バズーカ』は簡易な差し込み式ですが、↑画像のように上下動かした表現ができます。

ちなみに、『ウェイブライダー』形態に差し替えた後のMS形態が↑こんな感じで・・・可哀想(笑)
『HGUC ZII』の全体外観と各部位の詳細
画像をスワイプ or ドラッグで回転できます。
小型のショルダーに細く長い爪先が特徴的なデザイン。
成形色は濃い発色の強いブルーをメインに、レッド、イエロー・グレーで構成。
機首部分が頭部から大きく突き出ていることで『A』のシルエットを強調したデザインになっています。
頭部
■ディテール


- 頭部はZガンダムと酷似。頬は細く、頬の外側外装は長めになっている
- ブレードアンテナは4本、短いものと長いものがあり先端には安全フラッグがある
- 頭部はフェイス以外にモールドは入っていない
- 頭部中央には合わせ目が出る
■可動域

- 首は上に約45度上がり、顎が干渉して俯きはできない
- 左右に振ることができる
- 顎の干渉はあるが首はロールできる
肩部・腕部
■ディテール

- ショルダーアーマーは小型に造形され、レイヤーはモールドで表現されている
- ショルダー側面は肩部が露出しスラスターの造形もある
- トップから見ると一部にはラインモールドが入っている


ショルダーアーマートップと肩部側面には合わせ目が出る。

- 肘には大きなリベットが造形、前腕正面には2本のパイプが造形されている
- 前腕に対しハンドパーツが大きめに設計されている
- ハンドパーツの甲の先端は丸みのあるデザイン
- 前腕正面には合わせ目が出る
■可動域


肩は引き出しギミックはないが少し前後可動できます。
接続は軸とポリキャップの組み合わせで緩みはありませんでした。

- 上腕はロールできる
- 肘は1軸だが90度を超える程度まで曲がる
- 手首は上下に大きく可動できる
手首関節軸が長めで袖と干渉しない分振り幅が大きいですね。
胴体
■ディテール


- 胸部はノッペリしていますがレッド・イエロー部分は分割されている
- 腹部はライトグレーでレイヤー造形をモールドで表現
- 腹部側面には合わせ目が出るが、段落ち化されている

- フロントアーマーは形状のみでデザインされディテールはない
- アーマー中央は長く、先端裏は肉抜きされている



- サイドアーマーは2パーツ構成でモールドとレッドでディテール表現されている
- リアの前後にはスラスターの階段モールドが造形されている
■可動域


- 胴体はボールジョイントで前後に若干可動できる
- 左右には写真ではお伝えしきれないくらい少しだけ動かせる
- 捻りは干渉なく一回転できる

フロントアーマーは上に大きく跳ね上げでき、サイドアーマーは約45度上がる。


サイドアーマーの接続はボールジョイントで大腿部に直接取り付け!ロールもできます。


股関節は軸接続。
開脚は『ハの字』まで可能。サイドアーマーを外せばもう少し拡張できます。

股関節軸は2014年に多いロールできるタイプ。前後に動かして可動域を拡張・表現の幅を広げることができます。
脚部
■ディテール




- 脚部膝回りは全体の中でもディテールが多い
- 側面の凹凸はパーツ分割されていないが、一部イエローのスラスターは分割されている
- 足首近くの外装は小さいフィンがありパーツ分割されてラインモールドが刻まれている
- 膝下はグレーのパーツが露出して、一部にはパイプなどメカディテールが入っている

- 足首下はヒールとつま先が別パーツ化されている
- つま先は長く細いが、ヒールは角のあるブロックのようなデザインになっている
- アンクルアーマーはレッグアーマーと一体化されている
- つま先の先端裏は肉抜きされているが、他は裏打ちモールドが少量入っている
- ヒール中央にはラインモールドが入っている


レッグアーマー正面やヒールの一部には合わせ目が出ますね。
■可動域


膝の突起パーツとアンクルアーマーは上下に若干可動できます。

- 足は前に水平近くまで上がる
- 膝は2重関節で約90度膝が曲がる
- 足首は上に少し、下には垂直近くまで下げることができる
足首は『ウェイブライダー』への変形の兼ね合いで下に大きく動かせるようになっていますね。

ヒールも個別で上下可動できる仕様。

つま先の可動軸は縦にロールのみで斜めに動かすのは不可。接地性は↑画像の開脚幅まで足裏が付きます。
バックパック
■ディテール



- バックパックは中央に長い機首、サイドには分割されたスラスターが左右にある
- ディテールはかなり少なくノッペリしている
- 機首先端のみグレー・イエローのパーツが分割表現されている

中央の機首パーツ下部には3基のバーニアノズルがパーツ分割取り付け!更にサイドスラスターの裏にもモールドが入ったグレーのパーツでディテールが入っています。
部分塗装したくなる箇所がちゃんと分割されているのは嬉しいところ!

機首パーツ中央には合わせ目が出ます。
■可動域

背部にあるスタビライザーらしき突起は上下90度以上可動できます。


左右のスラスターも上下に約90度可動。接続基部はボールジョイントなので左右にも少し振ることができました。
HGUC ZIIのポージングギャラリー
『ウェイブライダー』形態から『MS』形態までどのようにディスプレイするか例を紹介。
正直、スタイルは微妙と思っていましたが、ポージングはメリハリが出て撮影しやすかった(゚∀゚)!


























ポージング例はこんな感じ!
素立ちだと足首周りのバランスが悪く見え、『A』のシルエットが誇張して表現されるためしょぼく見えました。
しかし、浮遊させるとつま先が延び、よりスタイリッシュに見えて表現にキレが出ます!接地性のことも考えると浮遊ディスプレイがおすすめ。
構造的に腕や胴体に可動域の制限が出ますが、実際に動かすとそれを感じさせず、武装の種類で見せ方も変えられるメリットがありました。
3時間ポージングして保持力をチェックした結果!
各関節にポリキャップが使われているので保持力が心配でしたが、割と渋みも強く保持力は優秀!
一番気になるのは手首で、武装の取り付けにくさがちょっとネックがありますね。
あとは上腕と股関節が「たまーに抜けるかも?」程度でした!3時間の中では1~2回位(・∀・)
もし気になるなら保持力強化しても良いと思います。
いつも通り保持力強化の参考記事を貼っておきまーす!↓
同系列キットとの比較
同じ『ウェイブライダー』形態への変形ができるHGガンプラと比較してみました。



『HGUC リゼル』と比較。
全高は同程度でシルエットは同じ形状。ただ、スタイリッシュな「HGUC ZⅡ」に対し、『HGUC リゼル』は胴体に幅があり『A』のシルエットを強調しすぎないマッシブな造形バランス。
機体デザインで見ると一見類似点は少ないですが、スラスターの位置や露出した脚部裏など設計は同じように見受けられます。
どちらも『ウェイブライダー』形態は差し替え式。
付属品で一番違う点として3枚めの写真にある通り『HGUC リゼル』には『サブフライト・システム』用のパーツが付属します。



ベース機になったZガンダムの『HGUC Zガンダム』リヴァイヴ版と比較。
諸事情によりZガンダムのキットをバラしてしまったので写真で並べてみました。
ホワイト外装が多い『HGUC Zガンダム』に対し、『HGUC ZⅡ』はブルーが多く面積を占めています。
頭部や胸部、色味で関連機体なのがわかる一方、バックパックや脚部裏は大きくデザインが違っていますね。
HGUC ZII【レビューまとめ】
- 良かった点
- 良くなかった点

- 組み立てが簡単で初心者から上級者まで挑戦しやすい
- 2014年発売当時としてはスタンダードな構造だが比較的可動表現が広い
- 付属武装が4種と多く、好きな武装や組み合わせで見せ方を変更できる
- 差し替えだが『ウェイブライダー』形態に変形できる。差し替えのため軸のグラつきなど安定性・強度性が高い
- ポリキャップ関節だが保持力が良く極端な低下もない

- 立たせた時のプロポーションや腕部の太さなどバランスが崩れて見える
- 『ウェイブライダー』への差し替えは簡単だが、使う部位が割と多く面倒
- ポリキャップにバリが出ているので組み立ての際、噛み合わせに影響が出る可能性がある
- 武器の持ち替えが面倒に感じる
良し悪しをまとめると↑こんな感じ。
正直組み立てた時点ではちょっと思っていたのとは違い、構造も含めてちゃっちさを感じてしまいました。
ポージングで動かしてからは躍動感を表現しやすくアクション性に優れている印象。
ただ、武器の取り付けは面倒ですし、もしピンが折れるとっていうifを考えるとちょっとビビるのはストレスかも(笑)
結論!価格は少し高く感じましたが、個人的にはアリ!初心者さんでも買って良いと思いますが、どちらかと言えば塗装勢向きかもしれません。
悪くないけどちょっと痒いとこが気になるキットでした!(^O^)
レビューは以上!おわりー。
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