意外と不満が分かれるRGガンプラ。高いのに欠点があると嫌ですよねー!
そこで今回は、RG(リアルグレード)ガンプラの中でコスパ最高クラスの可動特化キット「RG ゴッドガンダム」をレビュー紹介。
組み立てやすさ
パーツは一部をの除き大まかなパーツが多く、シンプル構造でRGの中では作りやすいと思います。ただ、アンダーゲートが一部せまいところにあるなど少し初心者にやさしくないと感じる箇所もありました。
可動域
アドバンスドMSジョイントを肩に採用し、独自の引き出しギミックと柔軟な可動を実現!
外観
全体的にマッシブに見えますが、上半身は細身に厚い外装、下半身が太く力強さを演出しています。サイズはHGと比較してもかなり小さく、掌におさまるほど。ディテール量も多く、詰め込まれた密度感を感じます。
ギミック
胸部・ウィング・腕部の展開ギミックが詰め込まれており、それらのギミックが可動に干渉しないことも強み。
耐久性
腕部のパーツが個体差なのか一部緩さを感じますが、それ以外に関しては長時間動かしていても破損やポロリは特にありませんでした。
コスパ
最近のRGの中では比較的安く、完成した外観、動かした感想を含めて非常にプレイバリューが高くコストパフォーマンスはめちゃくちゃ高い。
- 登場作品:機動武闘伝Gガンダム
- メーカー:BANDAI
- グレード:RG 1/144スケール
- 価格:3,850円(税10%込)
- 発売日:2022年08月13日
- キット内容:
◆ランナーA~Gの11枚
◆日輪エフェクト
◆ゴッドスラッシュエフェクト
◆リアリスティックデカール×1
◆取扱説明書×1
タップで解説を見る
【内容物一覧】
ランナーはA~Gと比較的少なく、細かいパーツもそれほど多くなく、他のRGと比較してもかなり組みやすいように思います。
Bランナーが「アドヴァンスドMSジョイント」ですね!
かなり少なく、使用されているのは肩のみでした。
説明書は冊子タイプなので相変わらず見やすい←WEB版見たけど(笑)
本記事では「RG ゴッドガンダム」の魅力を
- 細かいパーツ構成
- 驚異の可動
- ポージングで見る魅力
- 他シリーズとのサイズ比較
- 購入者のレビュー紹介
↑それぞれの項目でレビューしていきたいと思います!
触って良し!飾ってよし!
小さいサイズながらダイナミックさを兼ね揃えたハイクオリティのRGガンプラなので、次回再販どうするか悩んでる方は是非参考にご覧ください。
※次回再販は「ガンプラ通販」をまとめたページにある再販情報をチェックしてみてください。(DMM月ごとにわけたリンクで確認できます。)
RG ゴッドガンダム【組み立て工程】
【組み立て工程】
- 脚部
- 腰部
- 胸部
- 腕部
- 頭部
- コアランダ―
組み立てる手順はRGらしく下から上に上がっていく感じ!
最後に頭をとりつけるあの満足感を得やすいような流れる工程手順は毎度良い。
昔のHGは何故か腕の後に装備の組み立てとかりましたよね(笑)
ザっと組み立てている様子を紹介。
足首部分を組み立てただけで可動がおかしいのが感じられました!
爪先はもちろん、カカトと爪先の間に可動域がさらに設けられていました。
特に組みにくい箇所などはなくサクサク進みましたが2点。
↑この2点は注意!
まず1つ目G2パーツ(イエローランナー)は非常に固く、ニッパーを入れると割れます。
割れた勢いが強く、小さいパーツだと紛失するかもしれません。ぼくは足の装飾パーツを1つ紛失してしまいまいた・・・。
【後日談】無事発見!良かったー!
次に外装パーツに採用されているアンダーゲートの箇所。
パチ組み勢の方に優しいアンダーゲートですが、↑画像の通り小さい隙間にアンダーゲートが使われていて非常に処理が面倒でした!
板ヤスリでもスポンジヤスリでもそのままだとスペースに入らないんですよね。
ぼくは板ヤスリの横っ腹を使いましたが、他スペースとの厚み調整が難しいので慎重に作業した方が良いと思います。
デザインナイフを使う方はナイフでかんながけするとキレイに処理できると思います。
小型ルーター(リューター)などがあればある結構楽そう。↓こんなやつ。持ってるのに処理した後にきづいた(笑)
腰部はこんな感じで裏打ちディテールもしっかり入っており、サイドアーマーはリアアーマー側と接続することで可動域を広げる工夫がされていました。
胸部は展開することで紋章の部分を露出。紋章はリアリスティックデカールで再現しており、3種類から選択できる形でした。
組み立てて完成!
もっと細いイメージでしたが、武闘家らしいマッシブな足と細めの腕。(画像右側はギミックで伸びた状態)
そこに加わる大きめの装甲がメリハリを出してかっこいい。
ぼくは「KURIIROの道具セット」使ってるんですが、今回もガラスヤスリが大活躍でした!
RG ゴッドガンダムの驚異的な 「可動域」をチェック!
続いて推しポイントである可動域を確認していきたいと思います。
結果だけいうと、2024年6月時点で現存するRGガンプラの中で可動域はとんでもない!と言って良いと思います。
デザイン的に下半身が動かしやすいことに加え、ゴッドガンダムだけに設けられた独自軸などにより、動きすぎッ!てくらい動かせます。
【可動域リスト】
【頭部の可動】
- 上下:◎
- 左右:◎
- 回転:◎
首は十分な可動で特に干渉することもなく回転可能。
特に俯きは首の可動が大きく、表情を隠けるくらい沈み込ませることができます。
【腕部の可動】
- 上下:◎
- 肘関節:◎
- 前後への引き出し:◎
上下の可動は十分。
肘関節も肩に密着できるくらい柔軟ですが、個体差なのか肘が緩いのが気になりました。
前後肩の引き出しは従来のRGやSEEDアクションシステムのような引き出し型ではなく、水星の魔女キットのようなボールジョイント型。
肩の付け根から引き出し自体はあまりありませんが、アドヴァンスドMSジョイントが肩に使われており、二の腕部分から延長できるギミックがありました。
【胴体の可動】
- 前後:◎
- 左右:◎
- 回転:◎
胴体の前後・左右・回転どれも文句なしに可動しますね。
不満点もなくいい出来!
良すぎて特に言うことがありません(笑)
【脚部の可動】
- 股関節開脚:◎
- 股関節腿上げ:◎
- バランス:〇
膝立ち・開脚・股関節の腿上げも申し分なく柔軟に可能。
動かしてからの安定感もありました。
股関節の付け根にはスライドギミックの他、足側についているボールを若干内側に動かすこともできます。
気になったのは片足でのバランスの悪さ。
足首から上のバランスは問題ありませんが、足底の関節が2つに分かれているのでちゃんと両方調整してあげないとバランスがとりずらかったです。
【足首の可動】
- 左右:◎
- 上下:◎
脚部でのバランスの悪さに影響してしまっていますが、足首は柔軟に可動し、ポージングの際にはメリハリのついた劇中ポーズを再現することができます。
RG ゴッドガンダムを完成品レビュー
良かった点と良くなかった点をまとめると↑こんな感じ。
圧倒的に良かった点が多いですが、多少不満点を感じる部分もありました。
開脚の干渉がないので低姿勢ポーズも難なくいけます。
飛び蹴り風。
バックパックのウィング(?)も反対方向に動かせるのポージングの躍動感に方向を定めることができて良かった!
ジョイントは背部に3mmジョイント穴があるので軸接続ができればどれでも対応可能!
軽い物向きの「アクションベース6」でもディスプレイできますが、もう少し安定感が欲しかったので今回レビューで使ったのは「アクションベース7」。
ゴッドスラッシュを持たせた状態。
ジャンプして切り付けるようなポーズも、膝をしっかり曲げることと、手首の広い可動で「やってる感」が出ていると思います。
ゴッドフィンガーの手に差し替えて装甲展開!!
日輪エフェクトも専用スタンドがあって、背中に直接取り付けるタイプ。
日輪エフェクトを付けると派手目になりますが、ちょっと可動域が限定されてしまいます。
シンプルにかっけぇな・・・ほんとに記憶にないシリーズだけど、見て見たくなりますね。
マシンキャノンを展開した様子。
広く時にやや後方にスライドするのでスムーズに動きます。
太腿の装甲展開はこんな感じ!割とガッツリ開くのと、小さい内部ブースターが連動して引き出される仕様。
コアファイター(?)はキャノピーもちゃんと開きます!
キャノピーを閉じて背部から装着。
背部バーニアは上下可動のみ。左右にも欲しかったなー
「外形のディテール」・「プロポーション」・「可動域」、いずれもかなり高いレベルでありながら組み立て安いのが特徴だと思いました。
塗装しなくても満足度は高いですが、塗装でハイパーモードを表現したり、独自のカラーにしてみるのも比較的やりやすいかも。
デカールは付属のリアリスティックデカールを使ってもいいですが、公式の水転写式デカールも販売されているので、それでディテールアップしても良いと思います。
水転写式デカールを使う時には「Mr.マークセッター」の使用をおすすめ!
【カラーチャート】
比較:同RGシリーズとHGシリーズとのサイズ比較
RG ゴッドガンダムのサイズは非常に小さく感じますが1/144スケールの標準サイズでした。
片手で丁度持てるサイズなのでもっと小さいと思っていたんですが意外や意外。
マッシブな造形で横幅が広く全体的に縦に短く見えるのかも。
ちなみに同じ「RGのフォースインパルスガンダム SPEC2」と可動域を比較すると、足の長さや腕の延長ギミックも相まってゴッドガンダムの方がかなり動きますね。
HGCEの最新キットと比較するとサイズ感は同じ1/144スケールなので同等。ただし、がっどガンダムが横に厚みを感じるのと、ディテール量の多さが際立ちます。
RG ゴッドガンダム購入ユーザーのレビューや意見
購入した方の口コミやレビューを紹介したいと思います。
Xでのポストを見る限り肘が緩い問題を特に感じている方は見当たらなかったので・・・・ぼくのはハズレ個体かも。(くそぅ)
ガンプラ製作42機目
— Kuron (@Kuron20221106) June 2, 2024
「RG ゴッドガンダム」
初のGガンキット!超カッコいい!顔と腕とか特に!
スミ入れしてて楽しいキットでした!
稼働範囲もすごいのでいろんなポーズとらせたいですね〜
爆熱!ゴッドフィンガーーーーーーーー!#ガンプラ pic.twitter.com/f92SU4q0fy
#RGのキットはいいぞ
— 🦀べにずわいがにえびみ🍤 (@benizuwai_ebi) April 16, 2024
RGゴッドガンダム
また作りたい pic.twitter.com/EPD3IsKdG5
RG ゴッドガンダムが完成したぞ~
— れっどふぇいす (@Redface712) June 1, 2024
めちゃくちゃ格好良いよ!!!!
そしてポージングを取らせてて思ったけどこれもうジャン・クロード・ヴァンダム何だよな~w pic.twitter.com/CrvinB5S3m
はい、最後にハプニングがありましたがこれにてRG ゴッドガンダムの完成!
— アイ (@kazu1604) April 22, 2024
ほんといいガンプラだなぁ…めっちゃ動かせるし組みやすいしνガンダムと同じくらいおすすめ
(機動武闘伝Gガンダム30周年と時期が少し重なりましたがただの偶然です) pic.twitter.com/Rl4c31J4WO
RGゴッドガンダム完成しました✨😆
— 良介 (@r_0518) May 30, 2024
めちゃくちゃカッコイイ😍
MGのゴッドガンダムもカッコよかったけど、次元が違うね🤣
#ガンプラ好きと繋がりたい
#ゴッドガンダム
#機動武闘伝Gガンダム pic.twitter.com/pNqb1DxOJ2
組みやすさとかっこよさで購入した人の口コミはかなり満足度が高いようでした!
ランナーの数や配置の見やすさなど、概ねぼくも同意見でかなり作り安いと思います。
RG ゴッドガンダムのレビュー【まとめ】
ということで、今回は「RG ゴッドガンダム」のレビューをしてみました。
肘関節は個体差の可能性がある緩さを感じましたが、そこさえ直せば最高のキットでした!同じように関節が緩い方は「関節がゆるい時に使えるガッチリ補強法」の記事をチェックしてみてください。
それ以外はほんとによくできているので、当時見ていた方としては鼻血もんじゃないでしょうか?
逆にちょっと感じたのは動かせる故に安定性が若干欠けているようにも感じ、少しポージングに時間かかるのが気になったかも。
とはいえ、
- 造形がカッコいい
- エッジがたっててメカニカル感とマッシブ感が厚みを感じる
- 文句ない可動域の広さで付けたいポージングでディスプレイ可能
- 豊富な替えてオプションで表情付けが豊
- 日輪エフェクトで迫力が増す
↑上記の点でマジでレベルの高いRGだと思います。
クオリティでいうとHi-νガンダムには及びませんが、こと可動域に関してはTOPクラス!
エピオンを持っていないので何とも言えませんが、ゴッドガンダムとワンツーじゃないかな。
RG エピオンを持っている方は是非比較してみてください。
今回はこんな感じ!
組み立てる時間もかからなくて楽しかった~(笑)
RGはいつも大変だもんね