今回はガンプラ制作に持っておくと便利な「瞬間硬化スプレー」を紹介します!
その名の通り、接着の早い瞬間接着剤の硬化をさらに促進するためのスプレーです。
肉抜き埋めやパーツ同士の接着、造形などにも使える接着剤を数秒で硬化させる、今ではぼくの作業に欠かせないツールの1つ。
↑こんな方は是非チェックしてみてほしい!
1度使うと手放せなくなりますよほんと(笑)
「使ったことがない方や存在自体初見の方向け」の記事になるので、経験者は他のツール記事を是非ご覧ください(‘ω’)ノ
その他ツール記事は↓コチラ
WAVE(ウェーブ)の瞬間硬化スプレーの概要
瞬間硬化スプレーは各メーカーさんから販売されていますが、ぼくはウェーブさんのものを使っているので今回はその紹介から!



商品名 | 瞬着硬化スプレー 徳用 [低臭タイプ] |
価格 | 1,760(税込) |
内容量 | 180ml |
付属物 | ロングノズル |
【選んだ理由】
- 低臭で匂いが少ない・・・匂いに敏感な自分でも使っても大丈夫そうかな
- 価格・・・他のとこより比較的安いじゃん
- 名人・・・良し悪しわかんないからYoutube漁って、権威性の高そうなおじさん見つけておすすめしてたから(笑)
↑選んだ理由はこういう感じ!
強いて重要視したのは臭い!結構華には自信があったので、刺激強いとキツイと思ったんですよね。
【事前に見る注意点】

スプレーなのでガス使ってます!火気周りでの仕様は厳禁!!!
あと、Youtubeなどで使ってるシーンでそのまま使っていますが、↑記載通り有機溶剤を使っているので直接肌に触れたり吸い込むのはしないでください。
できるだけマスクとか窓際で使うとか吸い込まない環境で使ってね!
また、下記材質に使う場合溶解やクラック(ヒビ割れ)の可能性があります。
体感ですが、20~30cm程度離して吹くと溶解はほぼありません!
少量でも硬化は反応するので、吹き付ける量が結構重要。
できるだけノズル使うと良いよ!(‘ω’)ノ
あと、吹き付けた箇所に直接接着剤のノズルを付けちゃうと硬化反応が移るので、一旦別容器に出した方がいいですね。
瞬間硬化スプレーを使った使用例!
ぼくが良く使うのは肉抜き埋め!
最初に言っておくと、あまり良い用途とは思っていません(笑)
できるだけパテとかちゃんとしたものを使った方がいいとは思いますが、なんせ作業時間が限られているのでサッと使えて安上がりな接着剤を重宝しています。

まずは通常乾燥と瞬間硬化スプレーを使ったものを比較。
左が硬化スプレーを使ったもので、右が自然乾燥。
接着剤を出して3分で周囲に白化が始まっています。
瞬間硬化スプレーを使うメリットは白化を抑える効果もありますね。
白化する理由をタップで見る
硬化していない接着剤は蒸発することで空気中の水分と反応。粉末化して落ちたものが白化の正体!白化を抑えるには空気に触れさせないことが重要。
チューブタイプの接着剤を寝かせてしまうと、空気に近い口に接着剤がたまることで反応して白化します。
立たせて蓋を占めてあげると抑えることができます!

例で使っている瞬間接着剤は100均の「強力瞬間接着剤 ゼリータイプ」です。
ロックタイトのゼリータイプを使っていたんですが、高いし購入自体が難しくなるしで、いつでも買える100均で近いものを探して使っています。
瞬間硬化スプレーをゼリータイプに使うと形状そのままで硬化してくれるので”造形”としても使えます(^_-)-☆

瞬間硬化スプレーを施すと↑この通りピンセットで押しても問題なし!
それではこのゼリータイプを使って↓ランナータグの肉抜きを埋めてみたいと思います。

D1ランナーの表面に乗せるようにぬりぬり。

瞬間硬化スプレーを使って硬化!
後はヤスリとマジスクで削って表面をならしました。
埋まっているのはわかりますが、ちゃんと埋めれているのか確認しづらいと思うのでちょっと塗装してみます。

↑塗るとこんな感じ。一部を残しシッカリ整地できていると思います。
一部出来てない部分に関しては”あえて”塗る時に調整しました。
できてない部分の解説をします!
画像左は接着剤不足で瞬間硬化スプレーを吹く前にそもそも接着剤にスキマがあったパターン。
接着剤は透明なのでやや見づらく隙間ができがちなので注意したいところ。
画像右はヒケ!
瞬間硬化スプレーを使っても、硬化時に少しだけヒケができることがあります、接着剤にも依存しますが、気持ち多めに盛るのがコツですね。
共通するのは、接着剤を乗せた際に肉抜き部分全てにいきわたるよう内部まで入れるのが重要!
表面だけだとヒケの原因になりやすく、空洞ができた状態で硬化してしまうので爪楊枝などを使って形状に合うようにしてください(=゚ω゚)ノ

目立つヒケと穴を埋めて再度塗装。
ヤスリが250番使ったので表面が粗いですが、ちゃんとヒケや穴は埋めることができてますね。

↑ちなみに、瞬間硬化スプレーを使ってない方は1時間半時点で全く硬化できていません。
3時間時点で粘度が強くなり表面の硬化が始まりましたね。

4時間経過・・・まだまだ内部は硬化していません。
瞬間接着剤+瞬間硬化スプレーを組み合わせた合わせ目消しの方法も↓記事にまとめているので気になる方はチェックしてみてね(‘ω’)ノ
瞬間硬化スプレーの種類
正直、ぼくはウェーブさんのでコスト的にも使い勝手にも満足しています。
ただ、ノズルに関しては取り外しがメーーーーーーッチャメンドイ!!!
キャップを取り替える時無駄に押しちゃうし、ずっと付けていたいけど折りたためないし。
ノズル使わなくなっちゃいましたが、結果使えているので、ぼくはコスト面重視でウェーブのまま
使ってみたい方は、
↑これらのポイントで重要視するものをチョイスしたらいいと思います!
下記リンクは一例!amazonで検索すると色々出てくるので代表的なものを載せておきます(=゚ω゚)ノ
瞬間硬化スプレーが使えない物
瞬間硬化スプレーは瞬間接着剤用と思ってください!
使えるものはあるかもしれませんが、↓基本的にこんなものには使えません。

専用の接着剤でも”瞬間”でないものは上手く反応できず使用できませんので注意してね(‘_’)
瞬間硬化スプレー【レビューまとめ】
以上!レビューの低でしたが、単純に作業効率爆上がりするから改造系やる方で使ってないならおすすめだよ!っていう記事でした(‘_’)
注意したいのはやはり溶剤による溶けとか、空気の良い所でやるとか塗装と同じ基本的なところ。
そこをしっかり守った上で使うと瞬間接着剤があればなんでもできそうな気がするくらい色々できると思います(笑)
これから改造・ミキシングに挑戦してみたい方は試しに一本どぞ!手放せなくなるよ!_(_^_)_
おわり。
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