今回は「HG 1/144 リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)」のレビュー(゚∀゚)
- メーカー:BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 登場作品:機動戦士Gundam GQuuuuuuX
- グレード:HG(ハイグレード)
- 価格:3,630円(税10%込)
- 発売日:2025年09月20日 (土)
- HGGQシリーズ:No.9
- 購入手段:Amazonを利用
レビューの総合評価

- ★5段階評価点数:55〜60点
- ★4段階評価点数:49〜54点
- ★3段階評価点数:30〜48点
- ★2段階評価点数:16〜29点
- ★1段階評価点数:〜15点
ボリュームのあるHGガンプラが好きな人におすすめ!造形も良くドムとしての可動域も広い!ドム好きさんには刺さるかも。
足が長く、頭部が小さくなったことでプロポーションが良くなっているのと、バックパックの脚部バーニアが特異な外観デザイン。
HGにしては組み立てが少し難しいので初めてガンプラ制作に挑戦する人は躓くかもしれない一方、組みごたえはかるので作るのが楽しい人には満足度高いと思います。
可動域は良く、特に肩関節は独特の引き出し機構で新鮮味もあり柔軟でしたが、腕の抜けやすさは気になりました!
本記事では↓下記の2つに分けて順にレビュー詳細をまとめていきます!
- デザインやプロポーション、可動域を確認したい人向け
- 組み立てやすさや注意点、改造などでパーツを確認したい人向け
完成レビュー|外観・可動・ギミックを検証
パチ組み状態で武装を持たせた完成状態が↓コチラ↓



全高は標準のHGキットから若干大きいくらい。代わりに横幅・厚みが出てボリュームが出ています。
パープルの外装にフレームに当たるダークグレー、レッドのバイザー、ネイビーのバーニア・シルバーのバーニアと多くの成形色で色分け再現!
モールドは全体的に見て少ないですが、パーツ分割でより自然なラインや凹凸を表現していてGQらしいお高密度なディテールを表現していると思います。

マーキングシールも付属!ですが、カラーシールの部分も担っていますね。主にグレーのラインを表現するために使いますね。
下記では部位毎に詳細をレビュー。
頭部
造形・ディテール

- 胴体のサイズに比べ頭部はかなり小さめ
- 合わせ目が出ずパネルラインに見立てて構成されている
- モノアイはシールではなくパーツで再現!奥まっている
- 後方に長い楕円デザイン
可動域

- 首は首付根のボールジョイントと襟の上下可動ができる
- 上に35度くらい、下は水平より少し沈み込む程度
- 回転は襟パーツが干渉して35度程度までロールに制限される
- ボールジョイント分左右に少し振ることができる
上下の可動は襟パーツも上下できる工夫が入っていますが、デザイン的に制限されてしまっています。
とはいえ、ドムのデザインでコレだけ動かせることができれば満足度は高いはず(゚∀゚)
ギミック

組み立てでも触れたようにモノアイパーツはボールジョイントで接続されているので、上下・左右に大きく動かすことができます。
レッドのカバーを簡単に外せるので素手でも問題ありませんが、爪楊枝などでも簡単に動かせます。
腕部
造形・ディテール


- ショルダーアーマーデザインは従来のドムとほとんど変わらず、装甲の強度性がありそうな面のみ
- 内側にはレッドパーツで裏打ち・アクセントのように見えて安っぽさがない
- 上部にはパープルの突起パーツ、裏には「ヒート・サーベル」のマウント軸がある

肩のパーツには側面から見ると合わせ目が出ます。

- 上腕パーツは太め
- 前腕・肘回りはモールドディテールが全体の中でも比較的多い部分
- 2色のパープルで色分けされ情報量もUP!

肘裏から前腕裏にかけて合わせ目が出ます。

側面は比較的目立ちませんが、少しでもパーツが浮いてしまうと気になる人もいそう。
可動域

肩付け根のパーツは後方に一度引き出し、前後に可動!前方に引き出してからの可動は多いですが、後方は珍しいですね。

ショルダーアーマーの付け根も上下可動できるようになっています。

肩は前に大きく、後ろに少し可動でき、腕も水平より気持ち上まで上がりました!

- 上腕はロール可動
- 肘は2重関節に近い構造ですが、制限されて90度よりちょっと曲がる程度
- 手首は引き出した状態で上下大きく可動
ギミック

ギミックというほどではありませんが、手首は軸を若干引き出すことができます。「ヒート・サーベル」をより自然に持たせたり、「ジャイアント・バズ」のグリップに合わせて角度調整にも活用できますね。
胴体
造形・ディテール

- 胸部は大きな曲面で紫がかったグレーで成形
- 胸部左には拡散ビーム砲を別パーツ化して再現
- モールドはほとんどなく、3パーツで分割した自然なラインのみを表現

胸部は拡散ビームとネイビーの四角パーツが左右非対称のデザイン。


- 胴体リアを見るとバックパックになる脚部を取り付ける基部がの複雑なデザインになっている
- 腰部リアには3連装バーニアが付いており、内1つはサイズが異なる
- バックパック基部を下げると3本の格子デザインで内部ボールの動きが見える

腰部3連装バーニアは取り付け基部の軸で斜め1方向に可動し、球体部分でロール可動ができます。

球体部分は合わせ目が出ますね。

- 腰部アーマーはフロント・サイド部分が1パーツで成形
- 側面には突起があり、別パーツで再現されている
- モールドはなく「装甲」を意識した広い面

アーマーには小さい突起のパーツが分割で再現・・・これなん?(笑)

腰部上腹部に合わせ目がでます。
可動域

- 胴体は前後可動ができる!俯きは少し、仰け反りは大きくできる
- 左右に胴体を大きく振れる
- 腰部回りの干渉もなく360度胴体を回転できる
胸部・腰部を繋ぐ大きめのボールジョイントで割と動かせる範囲は広いですね。

バックパックを取り付ける基部は上下可動できます!バックパックの膝関節と合わせて可動表現ができますね。

フロント・サイドアーマーは前でボールジョイント接続で前後にロール可動ができます。

股関節は前後に動かすことができます・・・個人的に緩くなる不安が残るのでいらない(´・ω・`)付けるならロック付けてほしい気持ち。

股関節は太めの軸接続で180度近い開脚ができました。
脚部
造形・ディテール

- 膝回りはメカディテールを少し感じるが、脚部全体で見るとモールドはかなり少ない
- 膝下は従来のドムに共通した大型の膨らみを持った装甲デザインになっている
- 膝の色分けはパーツ分割で表現している

大腿部側面には合わせ目が出ます。脚部を動かしているとたまに開くことがあったので比較的目立つ方かもしれません。

膝下にはパーティングラインが出ます。

- 足首関節はボールジョイント接続
- モールド・メカディテールは豊富
- 足裏には8つのサイズが異なるバーニアがあり、内3箇所は可動できる
- 単色だがバーニア内部まで造形されている


つま先から足首・ヒール部分に合わせ目が出ます。
可動域

- 前に水平まで脚部は上がる
- 膝の沈み込みは90度程度
- 足首は上に大きく動かせるが下には水平以上沈み込みができない

足首ボールジョイントは左右に大きく可動。

ヒール部分も独立して可動できる独自構造!

足裏バーニアは可動3箇所可動でき、中央軸をカットして左右独立で可動できます。

気になったのは接地性の悪さ!
↑画像をご覧の通り、ほぼ垂直立ちなんですが足裏の接地性がかなり良くない。足首のボールジョイント自体は結構動いているので、見えないところで干渉して制限されている様子。
個人的に素立ちでのディスプレイを好むので、足を開いてハの字にした時の見栄えがかなり良くないのは最大の弱点だと思いました。
バックパック
造形・ディテール

バックパックのデザインは完全に脚部と同じ。
可動域


膝の関節、基部接続基部の2箇所で可動!ある程度表現の幅はありそうです。
HG リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)「耐久力」・「保持力」評価
抜けやすいポイントが4カ所ありました!

①首関節をタップで詳しく見る

首を動かしているとテコの要領で首が比較的抜けやすかったです。軸の太さと短いのが原因かも。
【対策】
首ボールジョイント球体の中心から上に接着剤を塗布して幅増しする。
②上腕ロール軸をタップで詳しく見る

上腕は軸が太く強度性がありそうでしたが、特に抜けにくくなる加工や工夫はみられません。
シブミも弱いので「ジャイアント・バズ」を持たせたり、ロール可動させているとポロリすることがありました。
【対策】
軸先端の縁に瞬着を塗布して幅増しする。こうすると引っ掛かりができて抜けにくくなると思います。
※初めてやる場合は薄く塗布してちゃんと乾燥させてから取り付けてみること!少しずつ調整してみてね。やるやらないは自己責任!
③手首関節をタップで詳しく見る

手首を伸ばした状態で使用すると保持力が極端に落ちてしまいます。上下から挟む2色のパープルパーツのゆるみが原因になっていそうでした。
【対策】
- 改造などをしない場合は腕部の2色の紫パーツを瞬着でくっつける
- 塗装やミキシングに使う可能性があるなら受け側の四角い1色側のみに瞬着で狭くする
上記2つの対策がおすすめ。
④胴体接続をタップで見る

胴体ボールジョイントの軸は太く折れの心配がない反面、首同様可動させていると抜けてしまいがちでした。
【対策】
球体を水平の中心からちょっと上に塗布して太くすれば解決できそうです。
【対策に瞬着を選ぶ理由】
どれも瞬間接着剤やビニールを噛ませるなどで対策できますが、将来的に買取査定などに出さないなら瞬間接着剤が良いかもしれません。
特に首と胴体のボールジョイントは軸が短いのでビニールだけだと抜ける可能性がありそうでした。
付属品一覧

電磁ハーケンをタップで見る

「電磁ハーケン」は2つ付属。リード線は長い物が1本付属するので、それをカットして2つに分けて使います。

「電磁ハーケン」はシルバーパーツで成形されており、結構造形も細かいように思います。

リード線を取り付ける専用のハンドパーツの一部が付属するので、左手の握り手に差し替えて使います。

ヒート・サーベルをタップで見る
「ヒート・サーベル」もシルバーのメタリック仕様。エフェクトは軟質。サーベルが2本、エフェクト2本が付属します。

メタリックのサーベル柄のグリップにはダボ穴あり。

肩部の一部に専用のマウント軸があるので取り付け!何度か取り外し繰り返してみましたが摩耗も少なくポロリが増えることもありませんでした。
肩部の取り付けは左右にあり、「ヒート・サーベル」の片方は予備。片方装備でも良いですし、両方取り付けてもOK!

ジャイアント・バズをタップで見る
ドム本体の全高と同じくらいの大型「ジャイアント・バズ」が付属します。

「ジャイアント・バズ」は砲身のディテールは少ないですが、砲口・グリップやスコープ・薬室の随所はモールドが豊富。

サブグリップは水平に180度可動。メイングリップは上下に可動。肩に担いでも手首の動きと合わせて自然に持たせることができます。

構造はシンプルなので上下から見るとセンターに合わせ目が出ます。

ハンドパーツタップで見る
ハンドパーツは2種。握り拳が左右分、平手が左手分付属。
ディテールも細かい!握り拳に関しては手首が上下にロール可動できて可動域が広め。

平手は可動できませんが、モールドでマニピュレーターの細部まで表現されています。
付属品は以上!!価格的に見るとちょっと付属品は物足りないかも・・・。
HG リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ):ポージング例
「HG リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)」をポージング!レビューした可動域でどんなポーズをつけることができるのか一例を紹介します。

ボディブローのイメージで殴るポージング。

ヒップアタック風の蹴り(笑)

「ジャイアント・バズ」を持たせて!サイズは大きめでリック・ドムが持っても違和感が出ないバランスでした。




両手持ちもしっかりグリップできて自然なポーズをつけられます。








「電磁ハーケン」を射出!リード線はある柔らかすぎず、比較的狙った角度や方向に調整しやすかったですね。


「ヒート・サーベル」を持たせて。





肩周りの可動は突出して高いですし、脚部の前後可動も加わって躍動感の表現もできました。
あと適当に何枚か(´ε` )

2本「ヒート・サーベル」を持たせて風車っぽく回転するイメージ。





ポージング例は以上。
リック・ドム(GQ)は割と重量があるので、使い古したアクションベース7とかだと保持できませんでした(´・ω・`)
動かしてみた感想
胴体回りは柔軟に可動でき「ヒート・サーベル」を持たせたポージングは幅広い表現ができました!「ジャイアント・バズ」は片手・両手持ちができるので、劇中を再現できます。
股間節も広く、膝・足首も動かせてはいたんですが・・・やはりデザイン的に膝下レッグアーマーの大きさが表現を殺しているような印象。
それでも従来のドムと比較するとかなり表現の幅は広いです!
気になったのは破損の心配や腕のポロリ。
実際に壊れたりはしていませんが、シブミが強すぎる股関節や全体のグラつきは心配になってしまうのが正直なところ。
あと、写真を見て感じた人もいるかもですが、アクション性はあるものの、・・・撮影しづらい!!!なんかポーズが決まらないんですよね。たまにあるやつ。
組み立てレビュー:パッケージやランナー・難易度と注意点

「HG 1/144 リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)」に興味を持ってもらえた人向けに簡単に組み立ての様子を紹介。
- 組み立て難易度:脱初心者~
- 組み立て所要時間:2時間半~3時間程度
パッケージ内容をタップで見る

箱のサイズはかなり大きめ。「HG GQuuuuuuX」の箱と比べると3回りくらい差がありますね。

1/4程度厚みにも差が出ているのでボリュームの多さを想像してしまいます。
組み立て自体があまり好きでない人には気合が必要(笑)

箱側面情報。
アクション例や可動ポイント、「電磁ハーケン」などが掲載。

更に今回はドムでありながら広い可動域もおすすめのポイント。


完成見本も掲載。多数のバーニアから感じるメカディテールは手にした時を想像してワクワクしちゃいますね(゚∀゚)



ランナーの実物をタップで見る
ランナーは全部で11枚。エフェクトランナーが1枚。脚部パーツは大きめですが、関節・上体のパーツは細かいものが多くなっています。
ポリキャップレスで関節はKPSで構成。








Eランナーはメタリックで発色も綺麗!



全体的にKPSの硬めの材質プラが使用されていますが、A~DランナーまではわかりやすくKPS、F・Gは通常PSに近い硬質な触り心地でした。
「ヒート・サーベル」は「SB-18」?が付属し、表面は光沢でかなり柔らかい硬めのゴムって感じでした。
組み立て:構造と特徴
構造は難易度は高くなく、GQuuuuuuX系キットらしく一部独特な作りを楽しめる仕様になっていました。

頭部パーツは少なくシンプルな構成。

胴体は密度が詰まっており内部にはボールジョイント入り。

肩部取り付け基部はロック構造!簡単にスッポ抜けがでない工夫が見られます。


上腕と前腕パーツを組み合わせると↑こんな感じ。前腕部の構造は「HG 軍警ザク」に近いですね!

股関節は↑こんな感じ。ギミック要に大きなロール軸が用意されていました。

胸部との接続は大きめのボールジョイント。バックパックの脚部パーツは背中ではなく腰部に接続。

足裏はメタリックパーツでバーニア2つは1本の軸繋がっています。

ガンプラのフロントアーマーのような形状をしているので、中央をカットすれば左右独立可動させることができますが、取り付けは少し面倒でした。

1パーツで成形されたレッグアーマーは上下からパーツを重ねて組み付ける仕様。組み付け跡がデザインにも見えるようになっていますね。

大腿と膝の接続は独自の四角い太めの軸で接続します。

パーツをブロックで組み立てると↑こんな感じ。
パチ組みの「HG リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)」
武装なしで組み立てた全体が↓コチラ↓







全体はパープル・グレー・ダークグレー・レッド・ネイビー・シルバーで構成。更にパープルは2色使用されてディテールを感じますね!
ドムらしいマッシブな四肢・胴体ですが、従来のものより頭部が小さく大腿部が長めでスタイリッシュにアレンジされています。
そして何と言っても3つ目の足がバックパックとして付いているのが特徴的。
デザイン的に人を選びそうですが、おかげで足裏の大量のバーニアが視認できてめちゃくちゃカッコいい。
ガイア機・オルテガ機の違いはどこ?
ガイア機・オルテガ機の違いは「ヒート・サーベル」を持っているかどうかでした!機体特徴は変わらず固有の武装があるとかでもありません。


「ガイア機・オルテガ機」というのはあまり気にしなくていいかもしれません。予備の「ヒート・サーベル」もあるので2本持たせると「シャリア専用リック・ドム(GQ)」も再現。
2025年9月28日時点で公開されている付属品を見ると「シャリア専用リック・ドム」は完全なカラバリになるかも。
ちなみに、バックパックを外すと結構見栄えが変わります↓↓

取り外すだけで印象が大分スッキリして、正面から見ると大腿部が長い点がちょっと気になる。

背面から見るとバーニアで密度が増して見えるので大腿部も気になりません。
バックパックの取り付け基部がある状態だと取り付ける物があった感があり、多少の違和感が残りますが改造にもそのまま使えそう。

基部をとっちゃうとフレームが露出したように見えて防御力ゼロ(笑)
組み立てる時の注意点
【前腕の噛み合わせ】

右腕の前腕部内部の軸の一部が干渉してうまく嵌め合わせできませんでした!左腕は問題なかったので個体差の可能性があるかもしれません。
対策として干渉していた軸の先端を一部カットしてかみ合わせを合わせました。
【ハンドパーツ】

ハンドパーツは手首がロール可動できるようになっているため、一部ピンでの接続。
指先からハンドパーツを分解するとピンに負荷がかかって折れてしまう可能性があるので注意したいところ。
同じような仕様だった「HG エグザベ専用ギャン(ハクジ装備)」でも破損報告がありましたね。
【足裏バーニア】

↑こんな感じでカットしたパーツを差し込む時の注意点。
カットすると形状が変わりうまく入らない可能性があります。カット後先端をニッパーでカットするかヤスリで少し整えてあげてください_(_^_)_
ちゃんと深く嵌め込みが出来ないと左右のパーツがズレてうまく嵌りません。
嵌まらない場合、ちゃんと入っていないと判断していいと思います!
その他HGドムとの比較
2種のドムと外観を比較!特にプロポーションなどの違いは注目!
【HGUC リック・ドムⅡ(ツヴァイ)と比較】



リック・ドムⅡと比較してみると全高はほぼ同じで上半身と下半身のバランスも変わっていないのは意外でした!
代わりに四肢の長さやハンドパーツのサイズを変更しスタイリッシュに見せているのがわかります。
可動域の比較は見せなくても分かる通り「リック・ドム(GQ)」が圧倒的に上。
対してディテールでいうとリック・ドムⅡが勝っているように見ました。
造形に特化したドムと可動に特化したドムって感じですね。
HGUC リック・ドムⅡ(ツヴァイ)のレビュー記事で可動域も詳しく比較する
【HG ドム試作実験機との比較】



比較すると「HG ドム試作実験機」の方が全高は低く胴体が小型。四肢の長さやパーツサイズは同じくらいですね!
リック・ドム(GQ)の「ジャイアント・バズ」は試作実験機の「ビーム・バズーカ」と比較してサイズは同等。しかし、ディテールに大分差を感じてしまいます。
・・・率直に、比較すると「HG ドム試作実験機」の方がディテール・可動性の点では勝っているように感じました。
リック・ドム(GQ)が勝っているのはパーツ素材の耐久力・保持力や構造!
試作実験機はクオリティは高いですが、年代的にポリキャップやボールジョイントが多用されているので保持力の低下が弱点。
リック・ドム(GQ)は抜けやすい箇所はあるものの、パーツ自体の耐久面では信頼性が高いと感じています。
HG ドム試作実験機のレビューで造形・可動域を詳細に比較する
HG リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)【レビューまとめ】

総括!キットとしては良くできていますし、可動域も広い!”ドム”という点で見ると完成度は高いように思います。
ただし、耐久力・保持力で述べた通り数カ所抜けやすさは気になる!
付属品の満足度も合わせてコスト面でどうしても高く感じてしまったのが正直な感想です。
端的に、出来は良いが好みに刺さった人向きのガンプラでした。
以下長所と短所をまとめます。
長所と短所


どんな人におすすめ?
ドムが好きな人にはおすすめできるキットです!
これまでのHGドムではできなかった可動表現が強みで、クオリティを重視したい人や過去のドムの完成度を高める”素体”としても良いかもしれません!
ただ、少々高めなのでコスト面を重視する人は要検討!!!・ω・
レビューは以上、おわり。
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