今回は「HG リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)」のレビュー記事です!
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』に登場したドムで、バックパックとなっている3本目の足がかなり特徴の機体。
従来のドムと比較し、構造や可動域がどれくらい発展しているのかも気になるところ。
| メーカー:BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ) |
| 登場作品:機動戦士Gundam GQuuuuuuX シリーズのレビューリストはこちら↑ |
| グレード:HG(ハイグレード) HGのレビューリストはこちら↑ |
| メーカー希望価格:3,630円(税10%込) |
| 発売日:2025年09月20日 (土) |
| 購入先:Amazon |
【レビューの総合評価】

| ★5評価点数:55〜60点 |
| ★4評価点数:49〜54点 |
| ★3評価点数:30〜48点 |
| ★2評価点数:16〜29点 |
| ★1評価点数:〜15点 |
レーダーチャートにした項目評価は★3!従来のドムにはない可動域の広さが魅力のガンプラでした!
『GQ』シリーズの劇中に登場したリックドムの造形とアクション性を忠実に再現されていました。
造形・プロポーションは良いですが若干足の長さや幅は好みが分かれるポイントですね。
『HG ジークアクス』や『HG 赤いガンダム』と比べパーツが大きいことから比較的初心者さんでも挑戦しやすいのは良かったと思います。
一方、弱点として数カ所保持力が弱く、動かしているとポロリが多かった。
価格が『3,630円(税10%込)』のHGガンプラなので、本体のギミックの少なさやポロリの頻度を考慮すると満足度は残念ながら満たしていないように思います。
キット自体の出来は良いが中途半端感が否めませんでした!(;・∀・)
↑こんな人におすすめ!
逆にコストパフォーマンスを求める人やドム系に強い思い入れがないなら強くおすすめはできません。
- 良かった点
- 良くなかった点


本記事では組み立ての注意点や各部位のレビュー詳細をまとめているので、参考記事として是非ご覧ください・ω・
組み立て:難易度・注意点・内容物レビュー

| 組み立て難易度:脱初心者~ |
| 組み立て所要時間:2時間半~3時間程度(ゲート処理なし) |
画像をスワイプ or ドラッグで回転できます。
一部外装に小さいパーツを取り付けますが、パーツ自体は割と大きく難易度としてはそう難しくありません。とは言え、ドムとしては非常に精密で独特の関節構造を持ちます!
組み応えがあるので、忍耐力は多少必要になりそう(;^ω^)
下記で分けてまとめたので参考にご覧ください。
組み立ての特徴や注意点・ランナーなどの内容物チェック!
- 内部構造の特徴と注意点
- 内容物・ランナーなど

頭部パーツは少なくシンプルな構成で赤いガンダムのように手間取る箇所はありませんでした。
モノアイは嵌め殺しになっていたので塗装する人は抜きやすいようにするか取り付けない方がいいですね。

胴体は胸部・腰部に大きめのボールジョイントが入っているのが特徴。

肩部取り付け基部はロック機構を搭載!簡単にスッポ抜けがでない工夫が見られます。


上腕と前腕パーツを組み合わせると↑こんな感じ。前腕部の構造は「HG 軍警ザク」に近いかも!

股関節は↑こんな感じ。ギミック要に大きなロール軸が用意されていました。

バックパックの脚部パーツは背中ではなく腰部に接続。

足裏はメタリックパーツで左右のバーニアは1本の軸で繋がっています。

ガンプラのフロントアーマーのような形状をしているので、中央をカットすれば左右独立可動させることができますが、取り付けは少し面倒でした。

1パーツで成形されたレッグアーマーは上下からパーツを重ねて組み付ける仕様。組み付け跡がデザインにも見えるようになっていますね。

膝との接続軸も特徴的で四角になっています。

パーツをブロックで組み立てると↑こんな感じ。
以下は組み立ての注意点!
【前腕の噛み合わせ】

右腕の前腕部内部の軸の一部が干渉してうまく嵌め合わせできませんでした!左腕は問題なかったので個体差の可能性があるかも。
対策として干渉していた軸の先端を一部カットしてかみ合わせを合わせました。
【ハンドパーツ】

ハンドパーツは手首がロール可動できるようになっているため、一部ピンでの接続。
指先からハンドパーツを分解するとピンに負荷がかかって折れてしまう可能性があるので注意したいところ。
同じような仕様だった「HG エグザベ専用ギャン(ハクジ装備)」でも破損報告がありましたね。
【足裏バーニア】

↑こんな感じでカットしたパーツを差し込む時の注意点。
カットすると形状が変わりうまく入らない可能性があります。カット後先端を少しニッパーでカットするかヤスリで整えてあげてください_(_^_)_
ちゃんと深く嵌め込みが出来ないと左右のパーツがズレてうまく嵌りません。
嵌まらない場合、ちゃんと入っていないと判断できます!

箱のサイズはかなり大きめ。「HG GQuuuuuuX」の箱と比べると3回りくらい差がありますね。
完成見本も掲載。多数のバーニアから感じるメカディテールは手にした時を想像してワクワクしちゃいますね(゚∀゚)

【説明書】


【シール】

マーキングシールも付属!ですが、カラーシールの部分も担っていますね。主にグレーのラインを表現するために使いますね。
【ランナーリスト】
ランナーは全部で11枚。エフェクトランナーが1枚。脚部パーツは大きめですが、関節・上体のパーツは細かいものが多くなっています。
ポリキャップレスで関節はKPSで構成。








Eランナーはメタリックで発色も綺麗!



全体的にKPSの硬めの材質プラが使用されていますが、A~DランナーまではわかりやすくKPS、F・Gは通常PSに近い硬質な触り心地でした。
「ヒート・サーベル」は「SB-18」?が付属し、表面は光沢でかなり柔らかい硬めのゴムって感じでした。
4つの付属品一覧

電磁ハーケンをタップで見る

「電磁ハーケン」は2つ付属。リード線は1本のリード線をカットして2本に分けて使います。

「電磁ハーケン」はシルバーパーツで成形されており、造形も細かい。

リード線を取り付ける専用のハンドパーツの一部が付属するので、左手の握り手に差し替えて使います。

ヒート・サーベルをタップで見る
「ヒート・サーベル」もシルバーのメタリック仕様。エフェクトは軟質でグリーンで成形。
どちらも2本ずつ付属します。

メタリックのサーベル柄のグリップにはダボ穴あり。

肩部の一部にある専用のマウント軸に取り付け!何度か取り外してみましたが摩耗も少なくポロリが増えることもありませんでした。
肩部の取り付けは左右にあり、「ヒート・サーベル」の片方は予備。片方装備でも良いですし、両方取り付けてもOK!

ジャイアント・バズをタップで見る
ドム本体の全高と同じくらいの大型「ジャイアント・バズ」が付属します。

「ジャイアント・バズ」は砲身のディテールは少ないですが、砲口・グリップやスコープ・薬室の随所はモールドが豊富。

フォアグリップは水平に180度可動。グリップは上下に可動。肩に担いでも手首の動きと合わせて自然に持たせることができます。

構造はシンプルなので上下から見るとセンターに合わせ目が出ます。

ハンドパーツタップで見る
ハンドパーツは2種。武器握り手が左右分、平手が左手分付属。
握り拳に関しては手首が上下にロール可動できて可動域が広め。

平手は可動できませんが、モールドでマニピュレーターの細部まで表現されています。
付属品は以上!!価格的に見るとちょっと付属品は物足りないかも・・・。
ガイア機・オルテガ機の違いはどこ?


ガイア機・オルテガ機の違いは「ヒート・サーベル」を持っているかどうかでした!機体特徴は変わらず固有の武装があるとかでもありません。
『HG リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)』の全体外観と各部位の詳細
【付属品を装備した全体写真】



全高は標準のHGキットから若干大きいくらい。代わりに横幅・厚みが出てボリュームが出ています。
パープルの外装にフレームに当たるダークグレー、レッドのバイザー、ネイビーのバーニア・シルバーのバーニアと多くの成形色で色分け再現!
モールドは全体的に少ないですが、パーツ分割でより自然なラインや凹凸を表現していてGQらしい高密度なディテールを表現できています。
頭部
■ディテール

- 胴体に比べ頭部はかなり小さい
- 合わせ目はパネルラインに見立てて構成されデザインに落とし込まれている
- モノアイはシールではなくパーツで再現!奥まっている
- 頭部は後方に延びた楕円デザイン
■可動域

- 首は付根のボールジョイントと襟の上下可動ができる
- 上に35度くらい、下は水平より少し沈み込む程度
- 回転は襟パーツが干渉して35度程度までに制限される
- 首のボールジョイント分左右に少し振ることができる
■ギミック

モノアイパーツはボールジョイントで接続されているので、上下・左右に大きく動かすことができます。
レッドのカバーを簡単に外せるので素手でも問題ありませんが、爪楊枝などで動かした方がはやいですね。
肩部・腕部
■ディテール


- ショルダーアーマーデザインは従来のドムとほとんど変わらず、曲面のデザイン
- 内側にはレッドパーツで裏打ち・アクセントのように見えて安っぽさがない
- 肩部上にはパープルの突起、裏には「ヒート・サーベル」のマウント軸がある

肩のパーツには側面から見ると合わせ目が出ます。

- 上腕パーツは太めにデザインされている
- 前腕・肘回りはモールドディテールが全体の中でも比較的多い
- ブルーとパープルで色分けされ情報量も上がっている

肘裏から前腕裏にかけて合わせ目が出ます。

側面は比較的目立ちませんが、少しでもパーツが浮いてしまうと気になるかも。
■可動域

肩付け根のパーツは後方に一度引き出し、前後に可動!前方に引き出してからの可動は多いですが、後方は珍しい。

ショルダーアーマーの付け根も上下可動できるようになっています。

肩は前に大きく、後ろに少し可動でき、腕も約水平まで上げることができます。

- 上腕はロールできる
- 肘は2重関節に近い構造ですが、制限されて90度よりちょっと曲がる程度
- 手首にはロール軸が入っているので上下に大きく可動し、左右にはボールジョイント分標準程度
■ギミック

ギミックというほどではありませんが、手首は軸を若干引き出すことができます。「ヒート・サーベル」をより自然に持たせたり、「ジャイアント・バズ」のグリップに合わせて角度調整にも活用できますね。
胴体
■ディテール

- 胸部は広い曲面で紫がかったグレーで成形
- 胸部左には拡散ビーム砲をパーツ分割で再現
- モールドはほとんどなく、3パーツで分割した自然なラインのみを表現

胸部は拡散ビームとネイビーの四角パーツが左右非対称のデザイン。


- 胴体リアを見るとバックパックになる脚部を取り付ける基部が複雑なデザインになっている
- 腰部リアには3連装バーニアが付いており、内1つはサイズが大きい
- バックパック基部を下げると3本の格子デザイン。内部ボールが見えるメカディテール表現になっている

腰部3連装バーニアは取り付け基部の軸で斜め方向に可動し、球体部分でロール可動ができます。

球体部分に合わせ目が出ます。

- 腰部アーマーはフロント・サイド部分を1パーツで成形
- 側面には突起があり、別パーツで再現されている
- モールドはなく「装甲」を意識した広い面になっている

腰部上、腹部に合わせ目が出ます。
■可動域

- 胴体は前後可動ができる!俯きは少し、仰け反りは大きくできる
- 左右に胴体を大きく振れる
- 腰部回りの干渉もなく360度胴体を回転できる

バックパックを取り付ける基部は上下可動できます。

フロント・サイドアーマーはボールジョイント接続で前後にロール可動ができます。

股関節は前後に動かすことができますね・・・個人的に緩くなる不安が残るのでいらない(´・ω・`)付けるならロック付けてほしい気持ち。

股関節は太めの軸接続で180度近い開脚ができました。
脚部
■ディテール

- 膝回りはリベットや凹凸でディテールがあるが、脚部全体で見るとディテールは少ない
- 膝下は従来のドムに共通した大型のレッグアーマーになっている
- 膝の色分けはパーツ分割で表現している

大腿部側面には合わせ目が出ます。脚部を動かしているとたまに開くことがあったので比較的目立つ。

レッグアーマーにはパーティングラインが入っている。

- 足首関節はボールジョイント接続
- シルバーパーツでモールド・メカディテールは豊富
- 足裏には8つのサイズが異なるバーニアがあり、内3箇所は可動できる
- 単色だがバーニア内部まで造形されている


つま先から足首・ヒール部分に合わせ目が出ます。
■可動域

- 脚部は前に水平まで上がる
- 膝の沈み込みは約90度可能
- 足首は上に大きく動かせるが下には水平以上沈み込まない

足首ボールジョイントは左右に大きく可動。

ヒール部分も独立して可動できる独自構造!

足裏バーニアの可動は、中央軸をカットして左右独立で可動できます。

気になったのは接地性の悪さ!
↑画像をご覧の通り、ほぼ垂直立ちなんですが足裏の接地性がかなり良くない。
足首のボールジョイント自体は結構動いているので、見えないところで干渉して制限されています。
個人的に素立ちでのディスプレイを好むので、足を開いてハの字にした時の見栄えがかなり良くないのは弱点に感じました
バックパック
造形・ディテール

バックパックのデザインは完全に脚部と同じ。
可動域


膝の関節、基部接続基部の2箇所で可動!ある程度表現の幅はありそうです。
HG リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)のポージング一覧
「HG リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)」にどんなポージングを付けることができるのか?例を紹介!


ヒップアタック風の蹴り(笑)





両手持ちもしっかりグリップできて自然なポーズをつけられます。








「電磁ハーケン」を射出!リード線は柔らかすぎず、比較的狙った角度や方向に調整しやすかったですね。















ポージング例は以上。
胴体・腕部・脚部はどこも柔軟に動くのでドムとは思えないポージングを実現しています!
特に肩部にある2つの関節軸で躍動感の表現に一役買っていますし、胴体にある2つのボールジョイントで力の流れを表現できました。
脚部も柔軟でしたが、レッグアーマーの太さのせいで視覚的にあまり動いている表現が薄く見えてしまいますね。
個人的には爪先の伸びが欲しかったですが、ポージングは付けやすかったです(゚∀゚)
3時間動かしてわかった弱点!
下記の点でポロリを多く感じました!特に上腕と胴体は動かしているとポロリが顕著。かなりストレスを感じた部分。

首関節をタップで詳しく見る

首を動かしているとテコの要領で首が比較的抜けやすかったです。軸の太さと短いのが原因かも。
【対策】
首ボールジョイント球体の中心から上に接着剤を塗布して幅増しする。
上腕ロール軸をタップで詳しく見る

上腕は軸が太く強度性がありそうでしたが、特に抜けにくくなる加工や工夫はみられません。
シブミも弱いので「ジャイアント・バズ」を持たせたり、ロール可動させているとポロリすることがありました。
【対策】
軸先端の縁に瞬着を塗布して幅増しする。こうすると引っ掛かりができて抜けにくくなるはずです。
※初めてやる場合は薄く塗布してちゃんと乾燥させてから取り付けてみること!少しずつ調整してみてね。やるやらないは自己責任!
手首関節をタップで詳しく見る

手首を伸ばした状態で使用すると保持力が極端に落ちてしまいます。上下から挟む2色のパープルパーツのゆるみが原因になっていそうでした。
【対策】
- 改造などをしない場合は腕部の2色の紫パーツを瞬着でくっつける
- 塗装やミキシングに使う可能性があるなら受け側の四角い1色側のみに瞬着で狭くする
上記2つの対策がおすすめ。
胴体接続をタップで見る

胴体ボールジョイントの軸は太く折れの心配がない反面、首同様可動させていると抜けてしまいがちでした。
【対策】
球体を水平の中心からちょっと上に塗布して太くすれば解決できそうです。
【対策に瞬着を選ぶ理由】
どれも瞬間接着剤やビニールを噛ませるなどで対策できますが、将来的に買取査定などに出さないなら瞬間接着剤が良いかもしれません。
特に首と胴体のボールジョイントは軸が短いのでビニールだけだと抜ける可能性がありそうでした。
【実際に行なった対策例】

↑ダボ穴の場合、内部を鉄棒丸で少し荒らして内側にうすーく瞬着を塗布するだけ!

↑軸の場合も、少し表面を紙ヤスリで荒らして瞬着を薄く塗布。

塗布するのは↑画像のように爪楊枝先端が少し膨らむ程度でOK!足りなければさらに少量ずつ加えれば良し!
もし瞬間硬化スプレーを使う場合は使った後、表面をヤスリで荒らすと摩擦力が増します。
自然乾燥の場合白化すれば表面に凹凸が出ているのでそのままでも大丈夫(゜゜)
↓下記は保持力補強の参考記事。
ドム系ガンプラとの比較
既に発売されているHGのドム系ガンプラと比較してみました。
2種のドムと外観を比較!特にプロポーションなどの違いは目!



『HGUC リック・ドムⅡ(ツヴァイ)と比較』と比較してみると全高はほぼ同じ。上半身と下半身のバランスもほぼ変わっていないのは意外でした!
代わりに四肢の長さやハンドパーツのサイズを変更しスタイリッシュに見せているのがわかります。
可動域の比較は見せなくても分かる通り「リック・ドム(GQ)」が圧倒的に上。
対してディテールでいうとリック・ドムⅡが勝っているように見ました。
造形に特化したドムと可動に特化したドムって感じですね。
HGUC リック・ドムⅡ(ツヴァイ)のレビュー記事で可動域も詳しく比較する



続いて「HG ドム試作実験機」と比較!全高が低く胴体が小型。
内部構造的には『HG リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)』に軍配ですが、ディテールプロポーションは『ドム試作実験機』が圧倒的に良いように見えます。
年代に10年の差があるものの、最新キットと比較しても見劣りしない恐るべきキットですね。
HG ドム試作実験機のレビューで造形・可動域を詳細に比較する
HG リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)【レビューまとめ】

まとめると↑こんな感じ。
決して悪いキットではありませんが、どうしても販売価格とクオリティを比較すると満足度が足りていないように感じました。
特に保持力不足を感じる点はもっとなんとかできただろと思ってしまいますね。
ロック機構を付ける余裕があるならさぁ・・・っていう(笑)
以上、おわりっ!
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