最近ガンダムSEED DESTINYのHDリマスター版を見た人が増えたのかこんな声が届いてきました。
「デスティニーガンダムって弱くね?」
・・・うん、確かに劇中はパッとせず、インパルスであれほど苦戦したデストロイもサクッと倒すなど、良い見せ場も一瞬で、いいところの描写少なかったのは否めないですね。
強いか弱いか結論!!!
ガンダムSEEDシリーズの中では屈指のハイスペック強機体。
決して弱いということはありません。
上記のデストロイを例で言えば、一瞬で倒せるほどスペックのスペックと捉えることもできます。
この記事を読むと、「デスティニーガンダム」の機体スペックや兵装、なぜ活躍できなかったのかがわかります!
最後には「RGガンプラのデスティニーガンダム」が10年ぶりに再販する情報も合わせて書いていくので、興味がある方は見ていってね。
デスティニーガンダムは弱い?機体スペックをチェック
型式番号 | ZGMF-X42S |
全高 | 18.08m |
重量 | 79.44t |
装甲 | VPS装甲(ヴァリアブルフェイズシフト装甲) |
動力 | ハイパーデュートリオンエンジン |
搭乗者 | シン・アスカ |
所属 | ZAFT(ザフト) |
デスティニーガンダムはデュランダル指揮の元開発された、当時ザフトが誇る最新鋭の機体。
設定上、インパルスのシルエットシリーズに「フォース」・「ブラスト」・「ソード」を統合した「デスティニーシルエット」と呼ばれるものが存在しました。
しかし、デスティニーシルエットをインパルスが装備した場合、機体性能が飛躍的に上がるが、セカンドステージ機体のエネルギー量では運用が難しいと判断され、専用の機体開発が必要になったんですね。
そこで生まれたのがデスティニーガンダム。
隠匿されたサードステージ
ファーストステージ | ZGMF-X10A フリーダム ZGMF-X09A ジャスティス ZGMF-X13A プロヴィデンス |
セカンドステージ | ZGMF-X56S インパルス ZGMF-X24S カオス ZGMF-X88S ガイア ZGMF-X31S アビス ZGMF-X23S セイバー |
サードステージ | ZGMF-X42S デスティニー ZGMF-X666S レジェンド |
デスティニーガンダムにはセカンドステージの技術はもちろん、「Nジャマーキャンセラー」や「ミラージュコロイド」といったユニウス条約で禁止された技術も導入されている。
- 核エンジンを積んだ機体であれば、本来型式番号は「A」であるべき
- 実際の型式番号は「ZGMF-X42S」とセカンドステージの「S」が使われている
- デスティニーは事実上サードステージの機体
上記3つの要点をまとめると、デスティニーガンダムはファーストステージの機体とセカンドステージの機体性能を合わせ持つ、事実上サードステージに該当する機体。
ただ、当時形骸化していたユニウス条約とはいえ、体裁を保つために使われていなかったセカンドステージの型番として隠匿された機体。同時期に開発されたレジェンドも同様。
スペックを見ると決して弱いと言えないということがわかると思います!
デスティニーガンダムの兵装
- MMI-GAU26 17.5mmCIWS×2
- MA-BAR73/S 高エネルギービームライフル
- MX2351 ソリドゥス・フルゴール ビームシールド発生装置×2
- RQM60F フラッシュエッジ2ビームブーメラン×2
- MMI-714 アロンダイトビームソード
- M2000GX 高エネルギー長射程ビーム砲
- MMI-X340 パルマフィオキーナ掌部ビーム砲×2
- 対ビームシールド
兵装はこんな感じ!列挙すると以外とたくさん武器もってたんだ・・って感じですよね!
アロンダイト使ってるメージが強すぎる(笑)
ただ、フリーダムのような制圧できる戦いができないので、一対一の戦闘で強みを発揮する機体なのかなと思います。
光の翼について
ちなみに覚醒(?)した時にシンがデスティニーガンダムで見せる光の翼について!
あの光と翼にはなんの意味があったのか?
疑問に思った人もいるかと思います。
光の翼は下記二つの技術を応用・転用したもの!
- ミラージュコロイド・ステルス
- ヴォワチュール・リュミエール
ミラージュコロイド・ステルス
①つ目、ミラージュコロイドはステルス性の高い機能としてSEEDでは認知されましたが、デスティニーガンダムはこれを周囲に散布することで、自機を投影して残像を作り出すことに転用しています。
ヴォワチュール・リュミエール
②つ目、ヴォワチュール・リュミエールの技術。これはガンダムSEED DESTINY同時期のサイドストーリーを描いた「ガンダムSEED -STARGAZER-」に描かれた技術で、推進力を得るための技術。
ガンダムSEED DESTINYで描かれたヴォワチュール・リュミエールはデスティニーガンダムやストライクフリーダムに搭載され、自機のエネルギーを推進力に変換できるようになっていて、元になった技術の本来の使い方とは異なる。
ヴォワチュール・リュミエールがわかるガンダムSEEDスターゲイザーの記事を見る
残像のシーンはあくまで表現としてやっているのかと思ったら、自機の投影とか・・・照準をズラしつつ相手も混乱させる必殺技・・これは弱いわけないですよね(笑)
推進力に関してはちょっと映像だけでは伝わらなかったのが残念なところかな。
弱い?デスティニーガンダムが負けた理由
上記の説明で、決してデスティニーガンダム自体が弱いというわけではないということはわかってもらえたと思います!
では、なぜ活躍できなかったのか。
結論!
パイロットの能力差で負けた!!
で、いいと思います。
ストライクフリーダムと戦った時とジャスティスに敗れて大破した時で状況の違いはありますが、どちらもメンタル面の動揺や、単にシンの経験値がキラやアスランに追いついていない。
パイロットの「シン」は感情に大きく実力が左右されるのは劇中で何度も見受けられました。
これはいい意味でも悪い意味でも!
最終決戦時のキラとアスランとの戦闘では悪い面がでたんでしょう。
普通にそう思いましたね!
主人公機体はいずれもサードステージに該当する機体で、戦況に応じて有利不利などはあると思いますが、純粋なスペックで大きな差はないはずです。
主力武器として使っていた大剣アロンダイトにおいては、デスティニーガンダム以外扱いきれないらしい。。。エクスカリバーとは全く違うみたい。
強いてパイロットを除いて弱いと言われる要因を挙げると・・・大型兵装が多いところですかね。
アロンダイトや高エネルギー長射程ビーム砲の装備と、威力こそあるが即座の連射力や近接戦闘での攻撃速度不足は他のサードステージ機体に比べ劣っているように思えます。
主力武器が大型なので、近接だとどうしても照準合わせや構えでワンテンポ遅れそう。
劇中では「そのせいで!」という場面は見受けられませんでしたが、対話を試みながら戦っていたアスランから見ると、もしかすると隙だらけに見えた可能性は否めません。
ちなみにちなみに!
劇中でデスティニーガンダムのエネルギー残量が切れそうなシーンがでましたが、実際の設定ではエネルギー切れを起こすことはないようで、勘違いしたまま制作されたそうです!
未確認ですが、スペシャルエディションでそのシーンはカットされているそう。
ガンプラのデスティニーガンダムをレビュー
TV版や劇場版を見てSEED熱が高まっている方は多く、特にデスティニーガンダムの活躍は目覚ましいものがありましたよね。
そのおかげというか弊害というか、ガンプラのデスティニーガンダムの人気がおかしいことになっている状態。
↑RGのデスティニーガンダムも持っているんですが、武器類のエフェクトを無くしてしまっているので、HGCE版を購入して組み立ててみました!
レビュー記事に興味がある方は下記事をご覧ください。デスティニーインパルスの記事もあるよ。
デスティニーガンダムって結局弱い?まとめ
以上「デスティニーガンダムって弱い?」の疑問と、RG再販情報を合わせて紹介してきました。
まとめますっ!
こんな感じですね。
エクストリームVSのゲームなどでも、デスティニーガンダムはコスト最大値3000のハイスペック機として扱われているので、100%弱い機体ではありません。
戦う相手と見せ方がなぁ・・・。
ぼくもデスティニーガンダムの悪役フェイスが好きなので、弱いと思われるのはちょっと残念。
ですが、そう思われるのも仕方ない気がしました。
こんな感じっ!
ありがとうございました〜
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