今回のレビューは「HGUC イフリート・シュナイド」ですヽ(゚∀。)ノウェ
発売日は「2017年07月08日 (土)」で、メーカー価格は「2,200 円(税10%込」。
この年代のHGUCはKPSとポリキャップの併用が見られ、意外と出来が良いので非常に楽しみ!
デザイン的に「イフリート」が好みなので楽しみにしていたキットです。
武装を持たせた全体の外観が↓コチラ↓





はい、もうかっこい~(笑)
ザク系統の機体は好きは好きなんですが、デザインとかバランスとかの点でちょっと気になる物が多い。
対してこの「イフリート・シュナイド」・・・ぶっ刺さり!ダートは好みではありませんが、組み立てた時点で惚れてしまいました(゚∀゚)
本記事では「HGUC イフリート・シュナイド」の↓下記の内容をまとめていきます!
2025年8月に再販されたガンプラですが、記事執筆時点でもamazonで断続的に出品が続いています!
レビューを見て気になった人は是非作ってみてねー。
クリックしてみたけどあんまり興味出なかった←こんな方は下記の記事からレビュー探せるので良かったらご覧ください(;^ω^)↓↓
「HGUC イフリート・シュナイド」レビューの総合評価

レビューの総合評価
上記3つの点で優れたHGガンプラだと思います!
組み立てはしやすく初心者でもサクサク作れますし、プロポーションは2010年くらいの同タイプガンプラに比べ小型化されています。
マッシブとスマートの両面を感じるバランスで設計されていて非常に見栄えが良い!
このタイプのガンプラは可動性が極端に制限されることが多いですが、比較的良好でした。
付属品・武装の種類が少ないのは残念でしたが、キットのクオリティは十分高いと思います!!(゚∀゚)
長所と短所


どんな人におすすめ?
ザクやグフ系統が好きな人におすすめ!可動域が制限されがちなキット類ですが、同じ系統デザインの中でも「イフリート・シュナイド」は可動域が広い!
「ヒート・ダート」を取り付けるとポロリするのでガシガシは動かせませんが、ポージングは捗りました。
ミキシング素体として使うのも良いですし、もちろんパチ組みで立たせたディスプレイでも見栄えが良いのでおすすめ!
幅広い層に個人的にはおすすめ(`・ω・´)ゞ
ポージング例・弱点・比較
「HGUC イフリート・シュナイド」の良さと弱点を最初に紹介します!
あと、類似キットと比較したサイズ感もチェック^^
「HGUC イフリート・シュナイド」のポージング例
ポージングには当サイト一押しの「アクションベース8」を使っています!



















ポージングの例は以上!
サイドアーマーの仕様的に開脚が少し制限されますが、開脚幅も必要分は十分開きます。
ただ、大腿部の上げ・膝の曲げが大きくできるので比較的突進するような”縦”の表現が得意だと思います。
武装の「ヒート・ダート」が小さいことで表現の出し方が難しいですが、「ジャイアント・バズ」は大きく見栄えも良い!
キット本体のモールドディテールは少ないですが、トータル造形が良いのでどんなポーズでも見栄えは良かったですね(゚∀゚)
イフリート・シュナイドの弱点は?2時間動かして分かった「耐久力」
基本的に振ってもグラつきなどは感じませんが、設計上の弱点が存在します!


↑画像で示す箇所が保持力が弱めの部分!
以下詳しくまとめます。
【ヒート・ダートのポロリ】

装甲の両肩・腕部・リアアーマーの一部に取り付ける「ヒート・ダート」は小さいピンと溝を合わせる簡易接続方法。
上下いずれかを押してしまうとテコの要領でポロリしやすかったです。
特にリアアーマーは右利きの人は手に触れやすい位置なので持ち方に工夫が必要。

また「ヒート・ダート」自体も小さいピンでグリップと接続式。
個体差の緩みと脱着した時の摩耗で抜けやすくなる可能性があります。
【ハンドパーツの抜けやすさ】

ハンドパーツ側のボールジョイントはKPSで、受けはPS素材。
ポリキャップは使われていません。
内部でボールを押さえるテンションが弱く、「ジャイアント・バズ」を持たせると抜けやすいのは気になりました。
【膝・足首の抜け】

膝・足首はKPSとポリキャップの併用!
平軸のグレーパーツはKPSで、受けが長方形のポリキャップ。
シブミ自体は問題ないんですが、ポリキャップの滑りが良すぎる点で動かしていると膝がたまに抜けてしまいます。
足首に関しては無理に角度付けしようとしたら抜けるって感じでした。
【それぞれの対策方法】
- 「ヒート・ダート」←少量の瞬着で軸に引っかかりを作る
- 手首←ビニールで厚み増しor瞬着で受け側にツメを作る
- 膝・足首←ヤスリで傷をつけたビニールを挟む
対策はそれぞれ↑こんな感じでしょうか。
そんなに難しくありませんね!
「できれば瞬着は汚れるから避けたい!!!」という人はビニールを活用してみてください。
ビニールはランナー袋でも良いですが、伸びる袋だと使いやすいですね。
関節の緩み補強方法は↓下記の記事で紹介しているので参考にしてみてください(^○^)
デザイン・サイズ比較
類似していると思った「HGUC グフカスタム」と部位パーツで比較。合わせて「HG ゲルググメナース」とサイズも比較してみました。
【HGUC グフカスタムとの比較】



全体を比較すると武装からデザインまで一見全く違うように見えたんですが、部位毎に見るとパーツデザインはかなり類似していました。
ぼくは設定がわからないのでアレなんですが、系譜の機体ってことでいいのかな?(゚∀。)

頭部を比較すると「イフリート・シュナイド」はひさしが出てモノアイが奥にあり特徴的な動力パイプやアンテナの位置以外類似点は少ない・・・配置くらいでした。

腕部を比較すると前腕パーツの造形やパーツの配置などはかなり類似していると思います。
腰部動力パイプの位置や形状。サイドスカートなども類似しているのが確認できるはず!

全体的に「イフリート・シュナイド」は全体でみたら分かる通り小型化されています。↑画像のハンドパーツだけで見ても一回り違うのがわかりますね!
ボールジョイントの規格は同じでした。

動力パイプは同じような軟質パーツで成形され、曲げることができるようどちらも切れ目が入っています。
(グフカスタムは切れ目の向き間違えてる可能性あり)


脚部を比較するとこちらも類似点が多く、違いはモールドとスリッパの形状くらい。
あとは側面デザインと分割パーツが変更されているくらいで、概ね非常に近いデザインでした!
スペック・クオリティを比較してみると↓こんな感じ。
項目 | イフリート・シュナイド | グフカスタム |
---|
発売年 | 2017年07月08日 (土) | 2010年11月06日 (土) |
価格 | 2,200 円(税10%込) | 1,980 円(税10%込) |
組み立てやすさ | ◎ | 〇 |
外観プロポーション | ◎ | 〇~◎ |
可動範囲 | 〇~◎ | △~〇 |
ギミック | ◎ | 〇 |
付属品 | 〇 | ◎ |
耐久力 | 〇~◎ | 〇~◎ |
HGポジショニング
ポジショニングマップで比較するとほぼ正反対の結果!
「HGUC グフカスタム」がディスプレイ特化に対し、「HGUC イフリート・シュナイド」は動かして楽しむプレイバリュー特化になっています。
可動性も大分差が出ているのでサークルの色も大分違いますね。
【ゲルググメナースとサイズ比較】
「HG ゲルググメナース」とのサイズ比較!


「ガンダムSEED」のHGCEシリーズ中でも一回り幅のある「ゲルググメナース」だと大分サイズに差がでます。
「グフカスタム」との比較も含めて、「イフリート・シュナイド」がいくらか小型なのがわかってもらえたと思います(^^)
HGUC「イフリート・シュナイド」のパッケージ内容を確認!
パッケージアートや内容物を簡単に紹介します(`・ω・´)ゞッ
【パッケージ】

登場作品 | 機動戦士ガンダムUC episode 4 「重力の井戸の底で」 |
メーカー | BANDAI |
グレード | HGUC(ハイグレード・ユニバーサル・センチュリー) |
No | 206 |
価格 | 2,200 円(税10%込) |
発売日 | 2017年07月08日 (土) |
キットの情報と登場作品は↑コチラ。
・・・UC出てたのか。見直そうと思います(笑)
箱をタップで詳しく見る

パッケージアートは「ヒート・ダート」を握り地上戦(?)の模様。ぼくはこのパッケージアートで購入即決しました(笑)

箱のサイズは「HG ジークアクス」と同じサイズ感。

厚みは「イフリート・シュナイド」の方がありました。

箱側面には完成見本のフロント・リアビューや武装・アクション例。搭載されたギミックが紹介されていました。
【説明書】

説明書はHGUC共通仕様で表紙に斜めからの完成見本が大きく掲載。左上には機体重量などの細かい情報もあります。

裏表紙には装甲の解説・リアビュー・付属武装に機体紹介文面。
一番下にはお馴染みのカラーガイド。水性塗料の使用が推奨されていました!

内側には各部ユニットや武装の紹介。表紙で英語記載だった詳細情報が日本語でスペックとして記載されています。
【付属シール】

シールはホイルシールが1枚付属。
センサー類や部分的なオレンジなどを補填するものでした。
【HGUC イフリート・シュナイドの構成ランナー】

ランナーは全部で8枚で、ポリキャップ1枚が付属。
内、A1・A2ランナー・D2の3枚が「イフリート・シュナイド」専用のランナー。
残りはランナータグに「イフリート」の記載があるので他イフリート系の共通ランナーになっていました。
ランナーの実物を見る







以上、パッケージアート・内容物の確認レビューでした!次は組み立て!
組み立て難易度と注意点
組み立て難易度は低くサクサク作れるキットで初心者さんでも楽しく組み立てできそうでした!
- 組み立て難易度:
- 組み立て所要時間:2時間程度
【組み立ての様子と特徴】
簡単に組み立ての様子を紹介します!

まずは胴体!
↑さっそく肩関節構造は同年代だと「HGUC バーザム」が似た仕様で、最近のキットでは見かけないもの。

胸部と腹部の間にボールを差し込み、仰け反りが大きくできるようになっています。

↑胸部パーツにボールを差し込むとこんな感じ。

肩関節がある胸部と組み合わせて胴体はほぼ完成!内部は隙間もなく密度感がありますね(゚∀゚)

頭部構造は↑こんな感じで、モノアイ部分はシールで色分け。
円形パーツを横にロール回転させることでモノアイは可動できます!

続いて脚部部分。
大腿部分はフレームがありKPSパーツで構成。
膝下のパープルパーツの内部はシンプルで足首・膝関節ジョイント用ポリキャップのみ。
足首・膝関節の両軸とも平軸接続になっています。

腰部もKPSパーツで構成されており、股関節は前後から軸を挟み込む構成。
3軸構造に近いですが、可動は上下だけ!前後に勝手に動かないので立たせる際の調整はストレスが少ないですね!

動力パイプは発色の良いオレンジで3箇所に切れ目が入っており曲げることができます。

バックパック内部はKPSで成形されたバーニアをはめ込み。バーニアは固定されるので可動などは不可。
接続は2軸なのでオプションパーツなどで独自のカスタムもできそうですね!(゚∀゚)

上腕関節はKPSパーツの軸接続に受けはポリキャップ!
相性自体は悪くないと思うんですが、軸にスッポ抜けの工夫がないのはちょっと残念なポイント。
弱点で述べた通り、ロールさせているとたまに抜けます。

全体の部位ブロック毎に完成したらあとは差し込んで繋げれば完成。
パーツカットでストレスもなく、説明書のみやすさ・パーツ配置も込みで組み立てしやすかったですね!

余剰パーツはでませんがポリキャップが少量余ります。首と肩関節に使われるものなので、ストックとして嬉しいやつ!
パチ組み・武装なし状態の「HGUC イフリート・シュナイド」
画像をスワイプ or ドラッグで「」を回転できます。
装備なしの全体写真が↑コチラ↑
暗めの配色なので一部ラインモールドなどは見づらいですし、数としても控えめ。
代わりに関節部分からチラ見えする構造や動力パイプなどでメカディテールを表現しています。
冒頭でも述べた通り、プロポーションがとにかく良い。
発売された時代的に胴体が短すぎるキットが多くなりがちですが、「HGUC イフリート・シュナイド」はこの点で頭部・胴体・四肢のバランスがとれていると思いました!
細かい色は足りていませんが、シールなしでも物足りなさは感じません。
・・・ダラダラ述べましたが、とにかくカッコいい!!!個人的に「ヒート・ダート」無しの方が好きかも(^○^)
組み立ての注意点
組み立ての注意点は特にありません!
パーツ構成・組み立て説明書・ランナー配置から初めての人でも挑戦しやすいキットになっていたと思います。
強いていうなら2017年のKPS(軟質プラ)は比較的柔らかい部類で、扱い方によっては簡単に変形してしまう可能性があります!
C1・C2ランナーの切り出しやはめ込みは気持ち気をつけるとトラブルはないと思います(^^)
付属品一覧
付属品は下記3種で付属品はちょっと少なく感じましたが、本体のクオリティが高いのでコスト面を考慮した不満などはありませんでした!
ハンドパーツの詳細をタップで見る

ハンドパーツは以下が付属!
- ジャイアント・バズ専用(右手)
- ヒート・ダート握り手(右手)
- ヒート・ダート握り手(左手)
ヒートダートの詳細をタップで見る

ヒート・ダートは握り手に持たせる2つと、外装に取り付ける14本が付属。

外装に取り付けるものとハンドパーツ用の2種が付属。ハンドパーツ用のものは太めで2つのみ付属します。

ダートの先端は差し替え可能ですが、ピッタリあっているわけではなさそうだったので必要ないなら差し替えない方が無難。
ジャイアント・バズの詳細をタップで見る

グレー単色で武装に多くなりやすいモールドは比較的少量。砲口は空いていて内部は伽藍洞。
弾頭を入れる後部パーツにはモールドが集中していました。

取り付けるスコープの一部はパーツ分けされており、色はシールで再現。
組み上げてしまうとはめ殺しになるので塗装する場合はしっかり作らないよう注意したいところ。

スコープは上下に180度可動します。

砲身の先端い一部のパーツは前後に可動。

キット本体が小型のため「ジャイアント・バズ」でもが良い感じの大型武装に見えますね。

上下から見ると合わせ目が出てしまうのは残念なところ。
部位ごとのディテールと可動範囲
- モールドは少ないがパーツ分割はある程度細かく外装の凹凸で物足りなさは感じない
- 捻りの制限はあるが、それ以外は良好でアクション性に優れている
以下、部位毎のディテールや可動域・ギミックなど詳細を紹介。
- 頭部ディテールと可動範囲を見る頭部評価:
- 腕部ディテールと可動範囲を見る腕部評価:
- 胴体ディテールと可動範囲を見る胴体評価:
- 脚部ディテールと可動範囲を見る脚部評価:
- バックパックディテールと可動範囲を見るバックパック評価:
頭部:ディテールと可動範囲


- モノアイは同種のキットに比べ奥に入っている
- デザインは基本的に凹凸モールドで、ラインモールドは縦の2本のみ
- 動力パイプは軟質素材
- モノアイはシールで色分け
- 合わせ目なし

動力パイプの側面にはパーティングラインが出てしまっているので、気になる人は「マジ・スク」などのスクレーパーツールでサッと処理してあげてください。
2024年爆売れしたプラモ制作ツール「マジ・スク」をレビューで見る

- 上方向には少し上がり、俯きにはデザイン的な制限
- 首はボールジョイント接続ですが、わりと大きく横にも振れる
- 回転も基本360度できるが、ショルダーアーマーの位置によっては干渉して45度程度の回転になる

ギミックとしてモノアイの左右可動を搭載!
可動させるには一度外装を取り外す手間はありますが、脱着しやすい保持力に調整されています。
首の横振りも脱着の仕方も良い!
しかし、奥まで首ボールジョイントを差し込むと保持力が弱くカチャカチャ動くことがありました!
首のストロークが長く、全部差し込んだ時の位置が丁度ダボ穴サイズに対し細くなっているみたい。

メリットとして↑画像右のように首に下向きの角度を付けられて見栄えが良くなるので個人的には全然気になりません。(画像では過度に角度をつけています)
腕部:ディテールと可動範囲

- ショルダーアーマー正面から見るとホワイトパーツは複数のクランクで角があり、外側に向けて鋭利なデザイン
- パープルのパーツは「ヒート・ダート」取り付けダボの小さい穴がある
- デザインモールドはなく装甲らしい広い面を表現
- 側面から見て内部が極力見えない・且つ可動の邪魔にならない範囲で造形されている

トップから見ると前後からは目合わせる部分に合わせ目が目立ちます。
かなり強く押し込んでも隠蔽しきれないので、できる人は合わせ目消して上げてもいいかもしれません。

ショルダーアーマーはボールジョイントで接続されていて、上下に可動。
KPSで摩耗もせず保持力も良好。

肩関節には引き出しスライドギミック搭載!
「SEEDアクションシステム」や「鉄血シリーズに多い」前方引き出しではなく、一度引き出して、ボールジョイント分前後同じ幅で可動できるタイプ。
ショルダーのボールジョイント接続の保持力は良いですが、掴んで肩を引き出そうとすると肩の保持力に負けて抜けてしまうことがあります。
なるべく上腕辺りを掴んで引き出し・収納した方が良いですね!

- 肩は前後に大きく可動できる
- 腕は水平以上に大きく上がる
腕部の上がり幅が大きく振りかぶるポーズなど楽に表現できました!

- 腕部は左右対称だが、片腕分「ヒート・ダート」取り付けできる装甲がある
- 腕の装甲は左右どちらにでも装着でき、装着位置も側面・肘裏の2択から選択できる
- モールドは少ないがパーツ分割でパネルラインを表現している

肘下装甲の一部には前後に合わせ目が出ます。肘側は比較的目立ちませんが前腕は目立つかも。


- 上腕はHG標準のロール可動ができる
- 肘は二重関節で深く曲がる
- ギミックではないが手首関節は多少延長できる
- 手首を引き出した状態で大きく可動できる
手首の引き出しは意図したギミックではないと思います!ギリギリまで引き出すと見栄えも良くない。
使う時は少しだけがベストですね(^o^)
胴体:ディテールと可動範囲

- 面が多くモールドは少ないが、胸部インテークはパーツ分割で再現
- 薄いパープルと濃いパープルの配色

- フロントからリアアーマーまで繋がりのあるデザイン
- フロントアーマーは下に向けて細長く鋭利化している
- サイドアーマー側面にダボ穴がある
- リアアーマーには2本の「ヒート・ダート」取り付けダボ穴がある
サイドアーマーのダボ穴はイフリート・シュナイドでは使わず流用ランナーの名残ですね。
活用してオプションパーツや武装を付けてカスタムもできそうですね!

フロントアーマーは上に大きく跳ね上げ可能!サイドアーマーは若干上下・前後ロールができます。

- 腰部・胸部のボールジョイントで前後可動ができ、特に仰け反りは大きくできる
- 左右にも胴体は振れる
- 捻りは動力パイプパーツの一部がフロントアーマーに干渉して制限される
胴体も非常に良い可動ですが、唯一捻りだけちょっと弱い。
少し改造が必要ですが解決もできそうでした!

幸い↑画像をご覧の通り開脚幅は必要分は確保できているのでポージングに影響が出ることがありません。
たまーに外れてしまいますが、C型ジョイント接続なので取り付けは簡単!

股間底面にはアクションベースに差し込みできる3mmジョイントダボ穴があります。
↑画像をご覧の通り差し込み軸が太いものを使った結果、KPSパーツが変形し膨張してしまっています。
ぼくは破損した「アクションベース8」を修理して使ったため少し軸が太めになっていてこうなりました!
拡張すると正規のアクションベースを使う時に緩くなる可能性があるので100均ディスプレイスタンドなどを使う際には注意したいところ。
ガンプラやフィギュアディスプレイに使える「100均ディスプレイスタンド」のレビューを見る
脚部:ディテールと可動範囲

- 脚部はマッシブな造形でありながらスタイリッシュに見えるよう脚長のスタイル
- パネルラインは少ないがモールドは深く、立体感を演出する側面のモールドは別パーツ化して表現
- 合わせ目の多くは段落ちモールド化されてちゃんと隠されている

唯一目立つ合わせ目は脹脛の部分。
溝も大きめで埋めても処理しやすいですし、段落ちモールド化しても良いかもしれません。比較的対応しやすいと思いますが気にならなければそのままでも良さそう。

- アンクルアーマーはホワイトの部分はパーツ分割されている
- 構成は3パーツ程度。造形も必要最低限のシンプルなデザイン
- 足裏つま先部分のみ肉抜きのようになっているが内側はモールドが多くバーニアの造形もあり
つま先は「HGUC ケンプファー」のモールドを転用したデザイン。そこにイフリートのパーツを被せる構成なのでつま先が肉抜きのようになっているんでしょう。
納得できるクオリティではありますが、見る人によってはツギハギ感を少し感じる可能性がありますね。
「HGUC ケンプファー」のレビューで足裏デザインをチェック!

- 足は前に90度水平まで上がる
- 膝は二重関節で約180度深く曲がる
- つま先は下に少々、上には動かせず水平程度が限界

素立ちした状態で↑画像の通りの幅までなら足裏は付くので接地性も高い!
バックパック:ディテールと可動範囲

- バックパックは色分けは足りていないが、全体的にディテールが多い
- 可動部位はない
- バーニアはパーツ分割されているので部分塗装がしやすい
- スラスターの造形は一体化していて色分けだとちょっと物足りない
- 随所に小さいリベット・マイナスモルドが散りばめられていて細かい
HGUC イフリート・シュナイド【レビューまとめ】
レビューを再度まとめると下記の点で非常に優秀なガンプラでした!(`・ω・´)ゞ
- 造形・プロポーションバランス
- 可動性・アクション性
- ギミック
- コストパフォーマンス
- 関節の保持力耐久性
価格に対して付属品がちょっと少ない気はしましたが、それ以上に本体のクオリティが良くコストパフォーマンスは十分満たしていると思います。
材質的に動かしているとポロリはありますが、重要部分の関節強度は強いですし摩耗も感じない。

個人的に「ヒート・ダート」を全て取り除いた見た目でもかなりカッコいい。
好みでなけれえばポロリでストレスかかるので取り外しちゃっていいと思います。
武装を取り替えて自分なりの「イフリート・シュナイド」を仕立てると愛着マジで出てきそう。
組み立てのしやすさから、改造などの手の入れやすさまで万人におすすめしたいキットでした。
イフリート系他のも作ってみたいヽ(゚∀。)ノウェ
レビューは以上、おわり!(これはチャンスあれば2個目いきたい)
↓UC系のガンプラレビューをもっと見る↓



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