「オプションパーツセット ガンプラ 18 (ビルドブースターセット)」のレビュー記事です!
「HGBC 1/144 ビルドブースター」と「HGBC 1/144 ビルドブースターMk-II」を1つにまとめてオプションパーツとして販売された商品ですね(^^)
どちらも2013年発売済みのアイテムで、価格もそれぞれのものを足したようなお値段。

- メーカー:BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ)
- 登場作品:ビルドファイターズ
- 価格:1,210円(税10%込)
- 発売日:2025年11月22日 (土)
- 購入手段:Amazon
【レビュー結果】
豊富なジョイントが付属するので発想次第で取り付けの自由度が高く、「ビルドブースターMk-II」に関してはパーツ分離もできて活用性の幅は広そう!
一方、素材は当時のもので構成されPSパーツの摩耗の激しさやポン付けのしにくさや「ビルドブースター」の単色で構成されている点やボリュームの出ていないサイズ感など気になるポイントは多かったです。
レビュー評価としては、ディテールが多く素材の強度もあるオプションパーツが多い現在、おすすめしづらい価格に対する価値を感じにくいキットでした。
本記事ではより詳細をまとめているので、
もし再販で検討している人は是非参考にご覧ください(^O^)
オプションパーツセット ガンプラ 18 (ビルドブースターセット)レビューの総合評価

- ★5段階評価点数:55〜60点
- ★4段階評価点数:49〜54点
- ★3段階評価点数:30〜48点
- ★2段階評価点数:16〜29点
- ★1段階評価点数:〜15点
↑レーダーチャートで点数化すると★5段階評価で「★3」評価。
現在★4評価相当が多いキットが多い中だとかなり低めの評価になっています。
個人的に「ビルドブースターMk-II」の評価は高いですが、「ビルドブースター」のクオリティが低すぎて足を引っ張っている印象。
良かった点・良くなかった点

- ジョイントパーツが豊富でダボ穴さえあれば独自のカスタムができる
- ビルドブースターMk-IIは形状を色々変更して扱いやすく色分けも2色でノッペリさを感じにくい
「ビルドブースターMk-II」はパーツブロックを分割して装備させたり、武装を分離できたり汎用性が高く改造する人におすすめできるクオリティでした!

- パーツの関節など摩耗しやすく保持力低下がみられた
- 「ビルドブースター」の方はウィングのボリュームのなさや単色であること、ディテールクオリティで良さを感じない
- 「ビルドブースター」と「ビルドブースターMk-II」がセットになっていて、2つセットだとコスト的に高く感じる
- 全てのキットに対応できず、2013年ベースで設計されている
メッチャ言いづらいんですが・・・好きな人いたらゴメン。
「ビルドブースター」はいらないです!!!!どちらもパーツの摩耗はありますが、汎用性・クオリティに差がありすぎて価値を感じませんでした。
完全に「ビルドブースターMk-II」の足を引っ張っている印象。
こんな人におすすめ
ある程度ガンプラに対する知識や改造をする人、ビルド系のアイテムが欲しい人におすすめ!!!
手持ちのガンプラにポン付けでカスタムしたい人や初心者さんにはおすすめしません!
「ビルドブースターMk-II」の方は個人的に好きですが、素材も年代相応のものが使用されていて「摩耗」がスゴイです。
補強の知識は必須ですし、「どのガンプラにも使える!」というものでもないので、いざ使ってみようとするとうまく取り付けできなかったり、角度が制限されたりと満足度は全然足りませんでした。
ガンプラを作りなれた人がオリジナルガンプラを作りたい時なんかにパーツ取りとしておすすめ。
デザイン・ディテールをレビュー
「ビルドブースター」と「ビルドブースターMk-II」それぞれの外観をレビュー!
付属するジョイントと一緒にオプションパーツセット ガンプラ 18 (ビルドブースターセット)のセット内容を確認してみます^^
ビルドブースター


全体はブルー単色。パーツ構成はモナカ構造の組み合わせが多いので合わせ目も多数出ています。


インテークなどは多少モールドが入っています。

ウイングにはパネルラインのモールドが表現されていますが、年代的に彫りは浅め。

砲身にもディテールは入っていますがこちらも浅い。

砲身のサイズはHGの適正くらいですが、ウイングは比較的小型でした。
全体的にノッペリした印象が強く、色は基本色のブルーにカラーシールを加える仕様でちゃっちさを感じざるをえません・・・。

カラーシールはホワイトと少量のブラック程度なので楽ですね。
可動域

砲身の基部は2軸になっており、本体付け根部分はボールジョイント。若干左右に振ることもできます。

↑ボールジョイントはこんな感じ。このボールジョイントはメチャクチャ摩耗して緩くなります。

羽は前後に大きく可動。

基部がヒンジなので上下にも180度可動できます!

裏には3mmの差し込み軸と3mmのダボ穴があるので取り付け方を選択できる仕様になっていました。
ビルドブースターMk-II
続いて「ビルドブースターMk-II」。


単体で見るとテナガエビみたいなシルエット(笑)
「ビルドブースター」とは違いネイビーとグレーの2色で成形。色が暗めなので刻まれているモールドも比較的際立って視認しやすいです。

スラスターの内部には階段モールドが造形されていますね。

パーツは「ビルドブースター」同様モナカ構造が多くところどころ合わせ目が出ます。

エッジはややなめていますが、メカディテールの表現はちゃんと出ているように思います。


バックパック裏にもパネルラインがちゃんと入っています。

「ビルドブースターMk-II」は各部分離でき、それぞれをパーツとして使うことができます。
丸ごとバックパックとして使ってもいいですし、ミキシングに使いやすいように部位毎に使ってみても良さそう。
成形色では2色ですが、下記カラーシールが付属。設定色の再現はグリーン・イエロー・ブラックなどが追加で必要です。

可動域

可動は左右の基部とスラスターがそれぞれ独立して可動できます。
付属ジョイント

ジョイントパーツは↑画像の通りグレーとブルーの2色それぞれのものが付属。
ジョイントは長めのものや可動式、ジョイント同士の結合などもできるので色々組み替えて使えます。
実際に使ってみた実例紹介と保持力
それでは実際に使ってみたいと思います・・・が!基本的な使い方や推奨キットの使用例は公式サイトや他ブログにお任せします・ω・
バンダイホビーサイトでオプションパーツセット ガンプラ 18 (ビルドブースターセット)の使用例を確認する
実際に使いたいキットに使うならどんな感じになるのかを当サイトでは紹介します。
【HG ライジングフリーダムガンダムにビルドブースターを装備】





「ビルドブースター」を装備させるとちょっと位置が悪い。ジョイントに工夫を加えて位置調整は必要そうでした。
以下少しポージング。

立たせている時はマッチしていませんでしたが、浮かせると結構様にはなりますね。



「ビルドブースター」の砲身は可動域的にもフレキシブルとは言えず、角度も思うようにつけることができませんでした。
何より単色のため、ノッペリ感が強く出来の良いキットと組み合わせると浮いて見えてしまうのが気になりましたね。
【HGライジングフリーダムガンダムにビルドブースターMk-IIを装備】
続いて「ビルドブースターMk-II」を装備させた状態。



「ビルドブースター」に比べ2色になったこと。加えてグレーを成形色に取り入れたことでメカディテールの表現が段違い。さらにボリュームも出てバックパック感強め。
ビームライフルのサイズは細めになっていますが、全長が長いことでボリュームは表現できていると思います。
以下ポージング。






単純に好みということもあるんですが、「ビルドブースター」より汎用性が広がることでポージングの幅が広がります!写真の枚数が増えているのがその証と言えるでしょう!
ビルドブースターセットを試したHG ライジングフリーダムガンダムのレビューを見る
【おまけ】






【ポージングを終えての感想】
以上ポージングやポン付けカスタムしてみました!
率直に使いづらいっ!!!(笑)
一見どれにでも使えそうな印象でしたが、取り付けるキットにそもそもダボがないと接続できず。取り付けできても周囲のパーツと干渉するなど扱いづらさが際立っていたなという印象。
特に「ビルドブースター」に関してはビーム砲くらいしか武装もありませんし、大きく形状を変形させることもできない。
一方「ビルドブースターMk-II」の方はそのまま使ってもいいですし、分離して使用できるので使い勝手は良かったように思います。
・・・「ビルドブースターMk-II」だけあればいいかなー(´・ω・`)
パーツの保持力評価
「ビルドブースター」や「ビルドブースターMk-II」は2013年発売当時の素材で作られていて、KPSは使われておらずPSパーツ同士の組み合わせ。
その弊害として下記の点など主に関節部位で「摩耗」します。



付属するジョイントも含めて動かしていると摩耗し保持力が低下します。
特にバックパックに取り付ける基部はスッポ抜けが起こりやすく、摩耗するとポロポロとれました。
もし購入するなら補強知識は必須!!!
難易度は高くないので簡単ですが、対策方法を知らない人は下記記事を参考にしてみてください。
パッケージやランナー確認

過去に発売されている「ビルドブースター」と「ビルドブースターMk-II」のセット内容というだけで、違いはパッケージくらい。
また、オプションとしての組み合わせも発売当時2013年時点のガンプラを対象にしているのを留意。
ただ、最新キットの中にも同じフォーマットのキットがあったり、再販キットも多く出回っているので使えるキットはそれなりにありそうでした(^^)
「オプションパーツセット ガンプラ 18 (ビルドブースターセット)」の主な対象ガンプラは↓コチラ。
主な利用推奨ガンプラ
- HG SEED エールストライクガンダム
- HG SEED ストライクルージュ+W.S.P
- HG SEED アカツキガンダム(オオワシ)
- HG SEED アカツキガンダム(シラヌイ)
- HG SEED ストライクノワールガンダム
- HG SEED パーフェクトストライクガンダム
- HG ウイングガンダム
- HG RX-78-2 ガンダム
- HGAW ガンダムダブルエックス
- etc…
パッケージ内容をタップで見る

ランナーやシールは袋2つにまとまっていました。


説明書は簡素な1枚絵タイプで、組み立て時間は30分もかかりませんでした。
ランナーの実物をタップで見る
ランナーは全部で4枚。各ブースター2枚分のランナーで成形。
KPSは使われておらず、PSパーツで構成されています。




オプションパーツセット ガンプラ 18 (ビルドブースターセット)【レビューまとめ】
- ビルドブースターは単色なことや摩耗、拡張性、デザイン面で使用できる幅が狭いので価値を感じにくい
- ビルドブースターMk-IIは合わせやすいデザインで拡張性も広く、扱いやすい
- 2つセットだと高いのでビルドブースターMk-IIのみで購入できるならおすすめ
- どちらも動かしているとパーツが摩耗しポロリが多くストレスが増える
- コスト面で見るとちょっと高い
- 初心者向きではなく、改造・ミキシングする人向き
再度レビューをまとめると↑大体こんな感じ。
1,000円を超える辺り高いと感じます!ただ、最初から「ビルドブースター」にあまり期待していないのであれば購入しても良いかもしれません!
ポン付けだと不満も出ると思うので「1つ買ってガンプラをかっこよくしたい!」そんな初心者さんが使う拡張パーツとしてはおすすめできません。
ただ、「オプションパーツセット ガンプラ 08 (ボールデンアームアームズ)」や「ガンプラ13 バトルアームアームズ」と併用すると使いやすくなるかもしれません。
関節強度もそうですし、自由度も広がりそう!単体で使うよりも別のオプションパーツと併用して使ってみるのはありかもです。
現場からのレビューは以上、おわり。



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