ガンダムSEEDを見ていると、「ん?このキャラって必要?」っていうようなキャラクターが数人登場していて、その代表格の一人である「フレイ・アルスター」。
SEEDを見たことがある人なら知っている人も多く、結構嫌われキャラとしても有名。
ですが、このフレイ・アルスター
実はSEEDの物語上で、とても大事な役を担っていたりするんですよね!!
今回はこのフレイ・アルスターと、重要な役割に密接に関連する、SEEDでは有名なあの仮面キャラ、
「ラウ・ル・クルーゼ」にも絡んで、時系列をまとめていこうと思います。
【この記事でわかること】
- 【ガンダムSEED情報ガイド】作品概要から関連アイテムまで紹介
- 【ガンダムSEEDのおすすめフィギュアやガンプラ】ファン向けグッズ置き場
- どんな内容?劇場版ガンダムSEED FREEDOMの概要や評価
フレイ・アルスターについて
キラの後輩であり、友人サイ・アーガイルの許嫁。
ヘリオポリスに留学中、ザフトの襲撃に巻き込まれ、キラたちと行動を共にすることになった準ヒロイン的なキャラクター。
ジョージ・アルスターの娘
父親、「ジョージ・アルスター」は反コーディネーター、反プラント思想主義者の一人でありブルーコスモス会員の一人。
少なからず娘のフレイ・アルスターも思想主義の影響を受けている一面も劇中では垣間見ることができます。
ちなみにブルーコスモスの規模も数樹万人と会員数が多く、環境保護団体から武装団体へ変わっていったことから、反プラントを代表する規模の大きな団体として設定されています。
フレイの全体的な立ち位置
ガンダムSEEDの中では美貌もいい設定・・みんな同じ顔にしか見えないのでぼくにはわからん(笑)
当初はヒロインの一人として発表されていたようですが、登場回数や場面から考えると、準ヒロインといったところでしょうか。
序盤はアークエンジェルに搭乗していたり、キラとの絡みシーンなんかで目を引きましたが、後半はクルーゼと共に行動したり、ドミニオン側にいたりで出番自体減りましたね。
フレイ・アルスターの行動
ザフトの襲撃により、フレイ・アルスター同様、ジョージアルスターも地球軍と共に行動していたんですが、娘フレイと再会を果たそうとした矢先、再びザフトから襲撃を受ける。
その際にフレイの目の前で「戦艦モンドゴメリ」と共にジョージは討たれました。
目の前で父親を殺されたことで精神的に不安定となり、フレイはコーディーネーターへの恨みを明確化、矛先をキラに向けることからある行動に走る。
地球軍へ入隊
父親を殺されたことで精神的に不安定になったフレイは、とある目的のため地球軍へ所属することを希望。
これをきっかけに、サイやミリアリアなど友人たちも一緒に所属するが、徐々に関係は悪化していく。
フレイの目的
本来、サイの許嫁であったフレイですが、キラのモビルスーツの戦いぶりに目をつけ、他のコーディネーターをキラに殺してもらうために利用しようと近づく。
度重なる戦闘による精神的、肉体的に疲弊していくキラにつけ込み、自分を守るために戦わせようとする様は多くの視聴者が嫌う要因となりましたね。
ベッドシーンや、キラが服を着る様はちょっと生々しかった・・
クルーゼと出会いザフトへ
自ら志願して地球軍へ加入したフレイですが、劇中では基本的に戦闘時に何かする役回りはなく、ただ部屋にいるシーンが多かったです。
アラスカ基地移動後、一時的にアークエンジェルから降りることになったが、再び戻ろうとする最中「ラウ・ル・クルーゼ」と邂逅。
その際に発した「パパ?」と呟く声を聞いたクルーゼは自らのオリジナルである「アル・ダ・フラガ」と関係のある人物と思い拉致。そのままザフトへ連れ帰ることとなる。
フレイが「パパ」と呟いたのはただ単にジョージとクルーゼの声が似ていただけであり、結果
- フレイがアル・ダ・フラガと関係のある可能性
- クルーゼの声がジョージアルスターに似ていること
いずれも関係ありません。
父親との声が似ていること、またクルーゼが優しく接したことで、コーディネーターの中でもクルーゼに対してはやや心を開いているように見えるシーンが見受けられます。
ちなみに、クルーゼの部屋か定かではありませんが、PHASE-40ではフレイが裸でシーツにくるまるシーンがありました。
クルーゼと肉体関係があったかどうか気になった人もいると思いますが、結論「不明」です。
監督さんによると「皆さんの想像にお任せします」だそう。
個人的にはたまにショッキングシーンをぶち込んでくるSEEDだと十分あり得そう・・と思ったのはぼくがゲスいだけですかね?(笑)
妄想が膨らむのも作品の楽しみ方の一つということですね!・・いや、いらんっ!(笑)
クルーゼの計画的
まず、前知識として、地球には「ニュートロンジャマー(通称:Nジャマー)」と呼ばれる物が打ち込まれており、Nジャマーは中性子粒子の動きを妨害する働きを持っています。
これにより、軍事的にもエネルギー供給面としても核エネルギーを使うことができず、地球ではエネルギー問題が深刻化しました。
上記前提として、下記ではクルーゼの計画を話していきます。
クルーゼがフレイに渡した鍵
SEEDの物語が終盤にさしかかるころ、クルーゼの元にいたフレイ。
宇宙にて、アークエンジェルとドミニオンとの戦闘に介入直前、フレイはクルーゼから「データ」を渡され、戦闘中域に放り出される。
フレイがアークエンジェルとドミニオン双方に対して発した救助の言葉の中にあった「戦争を終わらせる鍵」というワードに反応したブルーコスモスの盟主「ムルタ・アズラエル」はフレイの救助を命令。
ドミニオン側に救助、これによりとある設計データが地球軍に渡ることとなる。
Nジャマーキャンセラー
クルーゼの計画により、フレイに手渡されたデータは地球軍に流れました。
このデータの中身は「フリーダム」と「ジャスティス」の設計データであり、当時2機はザフトの最新鋭の機体。その動力源には「核エンジン」を実装していました。
つまり、機体には核を使用することができないようにする「Nジャマー」を無効化する「Nジャマーキャンセラー」が搭載されていたんですね。
クルーゼはNジャマーキャンセラーのデータを地球軍に流すため、フレイを利用したんですね!
この展開だけみると、フレイ・アルスターめっちゃ物語に関与している・・
クルーゼの目的
では、なぜクルーゼはプラント側でありながら「Nジャマーキャンセラー」のデータを流したのか。
簡潔にいうと、ザフトが開発した戦略兵器「ジェネシス」を撃たせる決断をさせるためです!!
ジェネシスとは、核エネルギーを使って放射されるガンマ線レーザー砲のことで、その多きさは巨大。
開発はしたものの、地球に向けて発射した場合地表に大きなダメージを与え、多くの生物を死滅させる威力を持つことから、プラントの中でも使用するかどうか議論が行われていました。
この場面で地球軍が「核」を使うと、「あいつらまた核使ったからやっぱり使おう!」っていう考えになっちゃうよね。
これをキッカケに最終局面である「ヤキンドゥーエ」での戦いはより激化。
クルーゼによって討たれる
少しクルーゼの計画の説明が長くなりましたが、この計画を大きく進めることにフレイ・アルスターは一役かっていたんですね!
最終局面、ドミニオンからの脱出艇に乗り込んだフレイはキラとクルーゼの戦闘中域に入ってしまい、クルーゼが搭乗したプロヴィデンスの兵装「ドラグーン」のビームにより命を落とすことになります。
この時、なぜクルーゼは脱出艇を狙ったのか?
あの場面で、わざわざ敵戦力にもならない脱出艇を狙う必要はなかったと思うので、理由があるはず!
もしかしたら深い理由はないかもしれませんが、ぼくの考えでは、人類を憎悪し、「自分には裁く権利がある」と主張していたことから「裁く」意図、もしくは成功作と言われるキラに「思い知らせる」ためとか・・・?
クルーゼの方は認識していたかはわかりませんが、確かキラの方はフリーダムのカメラを通してフレイが脱出艇の中にいるのを確認していたんですよね。
他にも意見はあると思いますが、ぼくはそう解釈しました!
HDリマスター版でフレイを見る
ガンダムSEED-SATRGAZER-を含めてガンダムSEEDシリーズを見たい方におすすめ!
ちなみに、通常放送版&DVDとHDリマスター版との違いは下記の記事にまとめました。
フレイとクルーゼまとめ
以上フレイ・アルスターと、そこに関わったクルーゼの行動についてまとめました。
フレイだけをまとめるとこんな感じ!
こうしてみると悲劇感すごくないですか?(笑)
基本的に、全話通してフレイの心情の変化などはありましたが・・・いかんせんちょっと搭乗場面が少なすぎるし、特に何もしていないから重要に見られなかった点が気になったかなぁ。
単純にあまり気になるキャラじゃなかったというか、最初にシンドイキャラ付けをしてしまったので、以降注目して見る気が起きなかった人もいたのではと思いました。
なので、正直最後の幽体離脱でキラに語るシーンは思い入れもないですし、サブキャラを急にメインに持ってくる展開がちょっと苦手でしたね。
とはいえ、ストーリー展開にもともと重要な役回りが想定されていたのであれば、大切な存在だったのは間違いはないので、SEEDには欠かせないキャラだったと言えますね!
こんな感じですね!
うまくまとめられていなかったらすみません。
コメント