今回は『HGUC ムーンガンダム』のレビュー記事!

| メーカー:BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ) |
| 登場作品:機動戦士ムーンガンダム |
| グレード:HG(ハイグレード) |
| メーカー希望小売価格:3,520 円(税10%込) |
| 発売日:2018年09月22日 (土) |
| 購入先:Amazon |

『機動戦士ムーンガンダム』は『ZZ』と『逆襲のシャア』の間の宇宙世紀0092年を舞台で描かれる漫画作品。
少しですが『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』で映像化もされ、アムロとの戦闘シーンが描かれています。(youtubeで探したら見れるかも)
設定上、『逆襲のシャア』に登場するサザビーへと繋がる機体で、一部の外観的特徴は類似部分も確認できる。
HGUCガンプラの中でもディテールが濃密という話や、作りが良いなど前評判が良い!
HGでは価格がちょっと高めなので、付属武装やギミックなど価格相応になっているかは気になるところ。
本記事では評価を先にまとめた後、↓目次の内容を詳細にまとめました。再販購入の参考にご覧ください(^^)
『HGUC ムーンガンダム』レビュー後の評価






| ★5評価点数:55〜60点 |
| ★4評価点数:49〜54点 |
| ★3評価点数:30〜48点 |
| ★2評価点数:16〜29点 |
| ★1評価点数:〜15点 |
前評判通り組み立て構造は新鮮で独自の仕様が多く構造密度があり満足度高かったです。ぼくの評価は★4!
キットだけで見ると★3くらいですが、『HGUC ムーンガンダム』はギミックが多いことで評価が底上げされています。
外観はデザインと色の足りなさで少々物足りなさはあるが、外装に刻まれたモールド量はHG随一!!ディテールすごいですね(・∀・)
※写真ではブルーに写っていますが、実際の色はパステルのパープルです。
専用武装は簡易ながらギミックもあり、展開する面倒さを感じないならプレイバリューはメッチャ高い。
一方、可動域は胴体の独自可動に股関節の拡張機能搭載とプラスの面もありますが、パーツ強度に不安を感じたのが正直なところ。保持力も気になる点が多い。
メーカー希望小売価格『3,520 円(税10%込)』で付属するアクションベース5を除くと本体だけで約3,000円相当。
万人におすすめはできませんが、コストパフォーマンスは優れているとは思います。

- 良かった点
- 良くなかった点

- 独自の胴体構造や脚部の連動パーツなど組み立てていて楽しい
- HGの中では外観から得られる視覚情報が圧倒的に多い
- 本体の展開ギミックやサイコプレートの分離・展開ギミックなど豊富でプレイバリューが高くディスプレイの選択肢が多い
- サイコプレートの安定性が高くポロリはない
- アクションベース5一式が付属!豊富なジョイントも多数付いてくるので他アクションベースにも使える

- サイコプレートと接続する可動アームや胴体、手首の保持力不足が顕著
- 頭部デザインはクセが強く好みが分かれる
『HGUC ムーンガンダム』のポージング一覧
さっそくポージング例からご覧ください!























ポージングは以上。
胴体の柔軟な可動でアクション表現に動きの流れを表現しやすく、腕部の可動域がそれをより自然に見せることができます。
弱点としては膝の曲がりが浅いことや腰部の干渉。これがもったいなくて、表現のキレを殺してしまいますね。
とは言え、それをさし引いても可動面では満足度のあるHGガンプラだと思います。
構造的にはHG全体で見てもレベルは高い!
一方、武装ギミックは充実しているんですが、ユーザーに優しくありません!
ディスプレイするダボみたいなものがありませんし、写真のようにスタンドに強引に取り付けることしかできず、飾り方に工夫が必要。
付属する『アクションベース5』をいらないとは言わないけど、その分もっとなんとかしてほしかった気持ち。
ぼくみたいに撮影したりする人にはかなり疲れると思います^^;
3時間動かした後の保持力は?

↑画像で示す通り保持力不足はどうしても感じてしまいました。劣化ではなく元々ですね。
発売年が2018年ということで、KPSパーツの渋み・強度・精度がまだ不安定な頃。
『HGUC ムーンガンダム』のフレームにも多く使われているので、その影響が出てますね。
特に気になったのは↓こちら。これだけでも対策するとポージングが付けやすくなるはず!
腰部C型ジョイントの抜け

前屈できるように上半身と下半身の接続に『C型ジョイント』が使われていますが、これが抜けやすい。
KPSで変形しやすく、パーツサイズ的にも強度面で不安。実際C型ジョイントの上の、ボールジョイントの接続部分に濃い白化が見られます。
ボールジョイント側の渋みが強い。C型ジョイントを抜けにくくすることはできますが、補強すると力を逃がせず破損に繋がる可能性が高い。
【対策】
ボールジョイント側の渋みを少しヤスって緩めてあげてから、C型ジョイントの差込口をほんの少しだけ太らせればいけそう。
リアアーマーの抜け

リアアーマーも『C型ジョイント』で接続されています。
リアは手に振れることが多いんですが、先端などを押してしまうとテコで抜けやすい。
【対策】
瞬着、または薄いビニールをかませて強化できます。
バックパックアーム

『サイコプレート』をマウントするアームの接続基部ですが、可動式のみ内側が緩い。
固定のアームはピッタリなんですが、可動式は内側が緩いため抜けることはありませんが、自重でロールしてしまいました。
【対策】

実際にポージングに影響が大きかったので強化した様子が↑
薄いビニールの表面をヤスリで少し荒らしてから間に挟んで差し込む。
これで対策できました!
あとは『ハンドパーツ』や『股関節の緩み』、『バックパックアーム』。KPSパーツのスナップフィットの緩みなど細々した緩みが多数あります。
1つ1つの改善は簡単ですが、結構面倒ですね・・・。
保持力補強の参考記事↓↓
組み立てレビュー

| 組み立て難易度:初心者~ |
| 組み立て所要時間:2時間半程度(ゲート処理なし) |
組み立てた外観は↓こんな感じ。
画像をスワイプ or ドラッグで外観を回転できます。
ランナー数が多くカロリー高めと思っていたんですが、作ってみるとサクサク進みますし、説明書も見やすい。
構造面では新鮮味もありながら、シンプルなので初心者さんでも十分挑戦できるレベル。
HGとしては少々時間が食うので短時間とは言えませんが、込み込みで組み立て満足度は高かったです。
色は成形色のみで色分けされ、シールなどの付属品はありません!
それでも全体的に見て『多面的』・『凹凸・モールドの多さ』でディテール密度はわかるはず(・∀・)
あと、外装・内部共にマットな質感でKPS(軟質)パーツが使われている割合が多い。
組み立ての特徴や注意点・ランナーなどの内容物チェック!
- 組み立ての特徴や注意点
- 内容物・ランナー


ツインアイはクリアと光沢グリーンで選んで組付け。取り替えるには分解が必須。
首関節は2パーツ構成。


胴体の内部構造は↑こんな感じ。
腹部の構造は↑こんな感じ。シンプルに胴体の引き上げや胸部のロールを再現。
肩関節は類似している構造は多いですが、組付け方が独特。

肩関節はショルダーアーマーと分割され独立しているのは良かった点!仮に破損しても修復しやすいですね。

最も特徴的なのは脚部内部のフレーム構造。膝の連動ギミックや装甲の展開・可動用のC型ジョイントがあります。
【余剰パーツ】

『サイコプレート』同士の接続ジョイントが2個余ります。
【注意点】
なし!
特に躓く点や組みにくさを感じたポイントはありませんでした。優秀!!
【説明書】


【ランナーリスト】
ランナーは16枚。内1枚はアクションベース5用が1枚。ツインアイの色違い1枚がボーナスパーツとして付いてきます。





Dランナー・Eランナーは内部のフレームパーツ。



Hランナーはツインアイで、クリアパーツかグリーンのパーツを選択して組付けます。

Iランナーはサイコプレートに使うクリアレッドのパーツで、パキッと割れにくい柔らかいクリアパーツが使われています。

『アクションベース5』のクリアブラックが付属してきます。
完成!『造形・ディテール』をチェック
【頭部】

- 頭部は丸形で体躯に対し小顔のデザイン。ブレードアンテナは短いが後頭部にディテールの細かい2本のアンテナが別途付いている
- ホワイトとレッドで構成されているがラインモールドや凹凸モールドが多くありディテール密度が濃い
- 後頭部には縦に合わせ目が入るがラインモールドにも見える
- ホワイト単色だが側面のバルカンなども造形されている
【肩部・腕部】

- アポジモーターやパネルライン、マイナスモールドなど分割なしで1パーツに多くのディテールが入っている
- 側面のスラスターはイエロー・グレーの2パーツで構成されている
- トップからみると合わせ目が少し影が濃いがモールド化されている

- 上腕にモールドはない
- 肘下は1パーツに入ったモールド量が多く、左右・正面もパーツ分割され自然なラインも表現に加えられている
- 肘下には『バタフライ・エッジ』が収納できるので、取り外さなければ合わせ目もダボ穴も見えない
- 肘内部フレームにもリベットが造形されている
【胴体】

- 胸部は角度の付いた面で段差を造形、少量のマイナスモールドのみになっている
- 左右のインテークはパーツ分割されている
- 胸部中央は前方に突き出たデザインでパネルラインはモールドで造形され展開できない
- 腹部の動力パイプはレッドパーツにモールドで再現され単色




- フロントアーマーには2基ずつアポジモーターやマイナス、凹凸のモールドが少し入っていて1パーツ構成。接続はボールジョイント
- サイドアーマーはグレーとホワイトの2パーツ構成で表面のモールドもくっきり入り、裏打ちパーツにもモールドが入っている。接続はC型ジョイント
- リアアーマーは2パーツ構成。サイドアーマー同様表面はグレーとホワイトでディテールが入っている。裏打ちパーツもあり階段モールドが刻まれている

リアアーマー裏の腰部には3mmダボ穴が空いている。
【脚部】


- 大腿部には段差を付けパネルを表現
- 膝は多面的で細かい凹凸モールドとパーツ分割で全体の中でもディテール密度が特に集中している
- 脚部外側にはスラスターが造形され内側とはデザインが異なる
- スラスターにはバーニアノズルがパーツ分割で造形されている
【バックパック】

- ランドセルは小型でリベットモールドが造形されている
- 左右に1基ずつバーニアノズルがあり、単色だが分割されている
- ランドセル上部には『サイコプレート』マウント用アームを取り付けるダボ穴がある

バックパックの取り付けは3軸。
付属品一覧
ビーム・ライフル

『ビーム・ライフル』は2パーツ構成でシンプルですが、合わせ目は上下からみても目立たないようにモールド化されている。
側面から見るとモールドが多くデザインされている。
ビーム・トマホーク

『ビーム・トマホーク』が1つ付属。ホワイトのパーツは分割されデザインも細かい。

マウントはランドセルの上部中央に差し込む形・・・これ正解?あまり見栄えが良くないような(笑)
バタフライ・エッジ

『バタフライ・エッジ』は左右分1本ずつ付属。小さいビームエフェクトは4本。

展開することで上下にエフェクトを取り付け可能。

収納状態では腕部に格納できます。
サイコプレート


『サイコプレート』は計8枚を三日月型に連結。裏はホワイトの外装でリベットやスラスターのデザインをモールドで表現。
表は細かいパネルラインが造形。内部のダボ穴が見えるのはちょっと気になるところ。

プレート同士は↑画像のフックのようなジョイントで接続。

↑画像のようにフックをスライドさせることで脱着可能。
深く差し込むと『カチッ』と鳴り固定。


さらに一段引き抜くことでプレートを弧を描いた形状にもできます。

8枚のプレートのうち、2つは丸ジョイントとダボ穴がある連結用。


接続軸はプレートへ収納もできます。
基本的には『RG νガンダム』などの仕様と近いですが、こちらの方が保持力は高いですね。


プレートは4枚同士を重ねて折りたたむことも可能。プレートには平軸のダボがあるのでそれを合わせるだけですね。

ランドセルとの接続には付属のアームを使用。
固定アーム1つ、可動アーム2つが付属します。

固定アームは角度とアームの長さに違いが出ます。
可動アームはランドセル付け根で左右に。
プレート付け根ともう1つの軸で縦に可動できます。
可動アームは固定アームのようにプレート付け根側の細かい角度付ができない。ポージング用とディスプレイ用で使い分けた方が良さそう。

固定アームを使う場合、片方そのままなんもなく残るので・・・なんか見栄え変かも(笑)

『サイコプレート』との接続は軸なんですが、ダボ穴の内側が歯車のようなギア形状。突起の周りに凹凸にマッチした細い平軸があるので差し込み位置で角度を変更でき、固定できます。


『サイコプレート』のダボ穴を使ってシールドに見立てて腕部に取り付け可能!
専用の軸が2つ付属し、『バタフライ・エッジ』を外すことで内側にあるダボ穴が露出します。
ディスプレイジョイント

『HGUC ムーンガンダム』本体のディスプレイは2種の軸で選択でき、↑画像右の方は『サイコプレート』に取り付けるジョイント。
アクションベース5


『アクションベース5』が1つ付属。

ランナーもそろってるっぽくて、その他複数のジョイントも付いてきます。
『アクションベース5』はサブとなる支柱も1本あるので、『サイコプレート』の安定と本体ディスプレイに役割を分けられそうですね。
ハンドパーツ

ハンドパーツは通常の武器持ち手の他、画像の3つが付属。
- ライフル用握り手(右用)
- 平手ハンドパーツ(左右分)
可動域・ギミックチェック!
各部位ごとの可動域と搭載ギミックを部位毎にまとめました!
タップしてご覧ください(^^)
外観・サイズ比較



『RG サザビー』と外観を比較。
比較対象がRGなのでディテールで負けていると思いきや、モールドだけで見ると全然引けをとっていません。色分けさえすればむしろ上回る可能性もありそう。
ムーンガンダムはサザビーのプロトタイプであるバルギルのボディを有しているとのこと。
パッと見だと大分外観は変更されていますが、
- ショルダーアーマー
- リアアーマー
- ランドセル
の形状はかなり類似しているように見えます。
同じ1/144スケールですが、サザビーはプロトタイプよりも大分大型化されたのがわかりますね。

通常のHGサイズである『HG ガンダム[BEYOND GLOBAL]』と比較。
『HGUC ムーンガンダム』は標準的なガンダムタイプのものより全高がやや高め。
時系列的に『逆襲のシャア』が近いので、その時代背景に沿って大型化しているのかもしれません。
『HGUC ムーンガンダム』のレビューまとめ

まとめると↑こんな感じ。
客観的に項目評価付けると高評価ですが、個人的には丸顔の頭部デザインやホワイト外装に入ったラインモールドの幅が広くちょっと野暮ったい。関節強度も気になるし・・・。
作りは確かに良いけど、前評判ほどクオリティは感じなかった(;・∀・)
以上、レビューおわりー。





















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