- RG版サザビーの造形や可動域が知りたい
- 組み立て時の注意点が知りたい
- 定価や再販が知りたい
今回は「RG サザビー」についてまとめたレビュー記事!
2018年発売で価格も「4,950円(税10%込)」とRGの中でも比較的高め。
その代わりの大ボリュームに豊富な装備・武器エフェクトが付属。
気になるアドヴァンスドMSジョイントは「腰」・「腕部」・「肩部」の3箇所に使われていて特に不都合を感じさせない作りになっています。
色分けはちょっと甘さを感じますが、モールドの多さに可動ギミックなどプレイバリュー高めのRGガンプラです。
- 登場作品:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- メーカー:BANDAI
- グレード:RG 1/144スケール
- 価格:4,950円(税10%込)
- 発売日:2018年08月11日
- キット内容:
ランナー17枚
リアリスティックデカール - バンダイ ホビーサイト引用
WEB説明書
タップで解説を見る
1/144スケールのガンプラとしては他と比較した時大型のガンプラ。RGですが機体の特徴である赤と内部フレームのグレーの2色で主に構成されているのでRGとしては視覚的な情報量は少なく見えてしまうかも。
しかし、装甲には展開ギミックが多数ついているので、展開ギミックと武器・エフェクトを一緒に見た時のボリューム感はしっかり感じることができます。
ランナーも17枚とめちゃくちゃ多く、RGニューガンダム同様箱サイズが大きいのも特徴。
RGの中でも定価は高額になる部類なので、アドヴァンスドMSジョイント部分が気になる方は要検討。
自立は問題なくできますし、デザイン上動かなそうに見える形状ですが可動もバッチリ!
下記ではより詳しいレビューの詳細をまとめていきます!
クオリティの高いサザビーが欲しいけど購入を悩んでいる。アドヴァンスドMSジョイントがどの程度使用されているなど知りたい方は是非参考にご覧ください。
RG サザビー【造形】と【可動範囲+ギミック】
早速可動範囲についてまとめます。
組み立てはRGらしく、
- 脚部
- 腰部
(アドヴァンスドMSジョイント有) - 胸部
- 腕部
(アドヴァンスドMSジョイント有) - 頭部
- バックパック
- 装備
上記の順番で組み立てます。
余剰パーツも一部エフェクトパーツと共にでます。
↑全部ではないですが、余剰パーツは手の甲パーツやエフェクトパーツ。
アドヴァンスドMSジョイント(ABS)は「腰」・「腕部」・「肩部」の3箇所に採用されており、かなり少なくなっていました。
頭部の可動
頭部襟が長く大きめなので干渉するため上方向への可動は少ししか動きませんが、横可動は干渉もなくしっかり動かせますね。
頭部には装甲の展開ギミックもあって、上部を後方にスライドさせることができます。
展開時にはクリアパーツと内部のモノアイがしっかり露出し、内部にはボール型のコックピットも再現されています。
造形も細かく、小さいアンテナがかなり細いので可動時には折れないように注意するポイントかも。
腕部の可動(アドヴァンスドMSジョイント有)
肩の引き出しギミックはもちろん、水平以上あげることもできます。
肩と腕の一部にはアドヴァンスドMSジョイントが採用されていますが、関節には使用されていないのでヘタれるなどの問題は特にありません。
肘はもちろん2重関節になっているので肩に触れるくらい引き寄せることができますね。
ショルダーアーマーも少しスライド展開できて、内部フレームを露出できます!
胸部の可動
胸部は2か所に少しだけ動く可動軸が入っており、特に前胸のみ前後に可動する部分は他のRGでもあまり見かけない構造でした!
それぞれの可動ポイントが大きく可動できるわけではありませんが、分散させて数を持たせることで全体的な可動域を底上げしているイメージ。
腰部の可動(アドヴァンスドMSジョイント有)
胴体は軸接続であまり可動はしませんでした。
↑左画像のように通常状態だとフロントアーマーの一部が腹部のメガ粒子砲に干渉してちょっと引っかかり、角度によっては捻りができません。
フロントアーマー部分は右画像のように前方に展開できるので、その状態なら一回転できる捻りができます。
基盤のアドヴァンスドMSジョイントを左右に動かすことで胴体を傾けることができるんですがしぶみはちょっと弱め。
軸を差し込む腰部の基盤にはアドヴァンスドMSジョイントが採用されています。
アドヴァンスドMSジョイントに各部アーマーを取り付ける仕様でポロリなどは特にありません。
が!アドヴァンスドMSジョイントの一部が勝手に開いてしまい、フロントアーマーが若干開いた状態になってしまうというのがありました。
個体差なのか全てなのかはちょっと不明ですが、可能性としてはあると思います。
もともと可動ギミック用のアドヴァンスドMSジョイントにちょっと不具合がある感じですね。
いくら閉じても勝手に開く(笑)
腰部周りのギミックとしては
- フロントアーマーの左右・中央の開閉
- サイドアーマーの一部を下方スライド展開
- リアアーマーの外装のみ左右展開
↑この3つがあります!
脚部の可動
左右・前後に広く可動。
ただし、後方に足の可動は広く動きますが背部アーマーに干渉するので限界位置があります。
足の付け根にはスライドギミックがあり、股関節のロックを外すことで位置をズラして可動域を拡張することができます
個人的にはロックがついてるのでRG サザビーに関してはOK!文句ない!
ただ、他のRGの多くはロックがついていないのでスライドギミック廃止してほしい。
この可動域の拡張によるメリットよりも、ポージングを付けていて勝手に動いているのがストレスポイントなんですよね。
足首周りの可動
足首ロール可動で柔軟に動き、足裏には可動軸がもう一つ設けられているので走っている時の接地面から足裏が離れる瞬間のような滑らかさを表現できます。
ただし、足裏の関節は下向きに限界位置があり、少し力を加えるとテコの原理で外れてしまいますね。
浮遊するポージングだと取れやすくなってストレスを感じるかも。
膝下の外装には展開ギミックがあり、内部バーニアを少しだけ露出させることができます。
RG サザビー【付属物】
続いて付いてくる付属物について!
【付属武器と付属エフェクト】
- ビーム・ショット・ライフル×1
- ビーム・トマホーク×1
- ビーム・サーベル×2
- ビーム・サーベルミニ柄×2
- シールド×1
- ファンネルx6
- ミサイル×1
- シャアのミニフィギュア
付属武器と付属エフェクトはこんな感じ↑
左にある大型のエフェクトは余剰パーツですが、「ビーム・トマホーク」に取り付けて使用することができます!
個人的にはボリュームや迫力もこっちがお気に入り(笑)
【付属ハンドパーツ】
- 握り拳×2
- 開きて×2
- ビームサーベル握り手×2
- 右手ビームライフル用×1
変更用ハンドパーツは全部で7種。内3種は手首が可動できるタイプ。
ハンドパーツの特徴としては宇宙世紀っぽく結構丸型のマニュピレーターで、ちょっとロボ感弱め。
ぼくはSEEDや00世代なので、四角いマニュピレーターデザインが見慣れているのでちょっと違和感があります。
【付属ミニフィギュア】
あとはRGの特典であるミニフィギュアが付属してきます!
色は単色なので塗装したい方はすべての集中力を注いで筆塗りに挑戦してみてください(笑)
他1/144ガンプラとサイズ比較
「HGCE ブラックナイトスコードシヴァ」と「HGCE イモータルジャスティスガンダム」を並べてみました。
HGの中でも最新キットでモールドも比較的多く入っている作りをしている2つですが、RGサザビーの方がどちらよりも視覚的なディテールは上。さすがはRG。
ただ、装甲からダークグレーの内部が一部見えるものの、単色ということもあり並べた時にHGより面白みに欠ける印象。
もっと装甲のパネル分けがあれば変わるんですが・・・。
ちなみに写真のサザビーは展開できる装甲ギミックは閉じた状態!
開くとまた一層情報量が増すので、展開後が本領発揮するワクワクポイント。
続いて「RG Hi-ν(ハイニュー)ガンダム」との比較。
価格帯も同じということでボリューム感は同等。しかしさすが傑作と言われるだけあって視覚的ディテールはHi-νガンダムの方が圧倒的に上に見えます。
サザビーは内部フレームの色分けが甘く、外装も単色。
比べてHi-νガンダムの方は内部フレームが少ししか見えない代わりに細かいパーツによる色分けや半光沢パーツの鈍い光など色んな要素が盛り込まれていて差ができてしまってますね。
とはいえ、正直Hi-νガンダムのは2024年8月段階でRGの頂点だと思っているので、2021年発売と後に販売されてることも含めるとサザビーも十分なクオリティだと思います。
RG サザビー【ポージングの自由度】
それではポージング!使用しているのは100均にあるフィギュア・プラモデル用専用台座。
サザビーに使用することはできましたが、他のRGの専用ジョイントには使えないこともあるので利用する方は気を付けてね!
ビーム・トマホークにエフェクト装着してみました。RGらしくエフェクトのクオリティもある程度トゲトゲしてて見栄えが良い。
胴体の可動は弱いですが、左右に幅広く動かせるので躍動感ある腕の振りでディスプレイもできますね。
エフェクトも豊富なのでモリモリに持ったポージングも!
ちなみに使ってるのはアクションベース6。
ファンネルは一つずつ4枚の羽を展開可能で、3mmジョイントを差し込むと連動して展開します!
かなり細かい作りで、組み立て時には必要な突起を間違えて切り落とさないように気を付けた方がいいかも。
ちなみに↑バックパックの裏側の見えなくなる部分にも細かいモールドがしっかり入っていました。
ビームトマホークはシールドに格納した状態でそのままエフェクトを取り付けることもできます。
他のサザビーガンプラを見たことがないんですが、かなりラスボス感が出てかっけぇ。
背部はこんな感じ。
バーニアや内部フレームはダークグレーとグレーの2色で配色されていますが、どちらもモールドが視認しにくいのが残念。
シールドはこんな感じ。
パーツの組合せは少ないのに細かい情報量もあってビーム・トマホークとの組み合わせ最高。
足の装甲が広いので、見る角度によっては表情付けが変わり映えがしにくいのはちょっと残念かも。
ぼくは作品を見たことがないのでポージング例として物足りなさがあると思いますが、可動は十分!
足の可動域も広いのでスタンドの補助があればある程度どんなポージングもとれると思います
ディテールアップ:カスタマイズ方法
ポージングで”かっこいい”ことはわかってもらえたと思います!
しかし、述べた通り情報量が少なく感じるのがネック・・逆に言えば、自分で何か加える余裕があるということ。
そこで、物足りなさを感じる方には下記のカスタマイズをおすすめ!
- 外部装甲へのディテール追加
- 内部フレームの部分塗装
- リアリスティックデカールを使う
- 水転写式デカールを使う
上記のちょい足しで見た目を大きく変えることができると思います!
特に内部フレーム多くあるパイプやバーニアの部分塗装で金属感を表現するだけで厚みが出せると思いますね。
仮に部分塗装しなくても、RGにはリアリスティックデカールが付属しています。
パチ組勢の方には特におすすめで、RGサザビーの寂しい外装に多くの情報量を乗せることができました。
↑どうでしょう?
ポージングの時はリアリスティックデカールを使用していない状態でしたが、かなり印象が変わりませんか?
リアリスティックデカールって全部のRGに付属していますが、全部が全部合うとは限らない。
このRGサザビーにはバッチリだと思います!
もし「リアリスティックデカールが気に入らない!」・「デカールの余白が広すぎる」という拘りたい場合は別で水転写式デカールもあるのでそちらを利用してみても良いと思います。
水転写式デカールをうまく貼りたい方は「Mr.マークセッター」をおすすめ!
【RG サザビー】ポージングして見えた注意点!
RGサザビー・・・ここまでは腰部に使われたアドヴァンスドMSジョイントでちょっと難があるかな?って感じだったんですが、2点!
この点だけは注意してね!!っていうポイントを紹介します。
- ハンドパーツの破損に注意
- 胴体と腰部の接続に注意
↑実はポージングレビューをしているとこの2点で難を感じました!
【ハンドパーツの破損注意】
手首が可動できるタイプのハンドパーツが破損する可能性があります。
手首のボールジョイントが差し込みダボ穴が狭くかなり固い!
通常のハンドパーツは問題ありませんでしたが、可動するタイプの手首は耐久性が落ちており、押し込む力に耐えきれず折れる可能性があります。
【胴体と腰部の接続に注意】
胴体と腰部は太めの軸接続なんですが、アドヴァンスドMSジョイントはABSなのでスベスベした表面になっています。
最初はガッチリ保持していた気がするんですが、上半身を持っていると徐々に滑りすっぽ抜けます!上半身・下半身共に重量があって重さに負けてますね。
落下時には破損する可能性があるので要注意ポイントでした。
「ガンプラの関節がゆるい」の記事もあるので参考に強化してみても・・・自己責任でお試しください(笑)
「【壊れやすいRGガンプラ4選】壊れる原因と対処法!」の記事でもRG サザビーは壊れやすいキットとして紹介していますが、決してクオリティが低いわけではありません。
組み立てや完成して動かす前に知っておくことで十分対策できますよ!
購入した人のレビュー評価
RGサザビーのレビュー。
— ユウリ (@yuuri_main) August 15, 2018
個人的にはすごく好きなサザビーです。ポロリもなく、可動指の完全廃止による保持力問題も解決。体型も、HGUCのときはどうもしっくりこなかったけど胸が少し小さくなったことでバランス良くなった気がします。
2枚目がお気に入り。 pic.twitter.com/eW336Toeu7
『RGサザビー』組み上げ完了
— ネスプラ (@gadia00) April 18, 2024
凄く出来が良くて驚きました。もっと早く作れば良かったと思いました。何かの間違いでナイチンゲールもRG化してくれねぇかな🤔#ガンプラ #ガンプラの画像を貼るとRTされると聞いて #ガンプラ好きな人と繋がりたい #サザビー pic.twitter.com/XAoWwoFwza
発表時はあまり好きになれんかったけど、実際の展示とレビューを見て衝動買いサザビー
— 中西宏彰/Hiroaki Nakanishi (@hiyocoman01) August 12, 2018
RGはパーツが多いし細かいしで指が疲れたけどキットのデキは超いい感じ
動かすとフロントアーマーとつま先がよく外れるけど、可動範囲も広くて割りとブンドドできる。#RG #さざびー #ガンプラ pic.twitter.com/XjHmPMoqwN
RGサザビーほぼ完成
— セリカ (@celica_1031) December 3, 2023
(後は半光沢吹く予定)
作っててストレス無く、見栄えも良ければ各パーツの保持力も問題無し
全く文句が無い完璧なキットだった
サザビーカッコいいわ…
面倒だけど、水転写デカール買って使えばより良かったかも pic.twitter.com/e2QDDlntIF
まとめると「かっこいいし良くできていてポロリが少ない」ってことですね。
フロントアーマーのポロリについての意見もありましたが、個体差なのか足の開きの問題なのかぼくは一度も外れたことないですね。
もしかするとメッチャ動かそうとすると取れるのかも?
サザビー好きさんからも総じて評判は良いみたいなので、好きな方にはちゃんとおすすめして問題なさそう!
RG サザビーのレビューや注意点【まとめ】
以上、RG サザビーのレビューと、気を付けて欲しい注意点ポイントなどをまとめました!
良かった点・残念だった点をまとめると↑こんな感じですね。
個人的に破損や胴体のすっぽ抜けなど気になる点はあったものの、完成してディスプレイしている身としては非常に満足度が高い。
評価:
今回はここまで!
サザビー色々欠点もあったけど、ボリューム感もすごくて良いよ!
サザビー買うならamazon!
以下が2024年の再販スケジュール!
【再販予定月:2024年】
5月30日済み8月予定- 11月予定
DMMで確認したところ2024年は11月までが再販チャンス。
ただ、8月28日時点でRGサザビーはamazonとほとんどかわらない価格で購入できます!最近再販も多かったので欲しい方に行き届いているのかもしれませんね。
とはいえ、8月14日には定価だったので徐々に高騰中!