プレミアムバンダイから販売されるフィギュアブランドって結構多いですよね。
ぼくは昔ロボット魂を買っていた勢なんですが、気になっているブランドが2つ!
それが「メタルロボット魂」と「メタルビルド」。
どちらも重厚感をめちゃくちゃ感じるハイクオリティな超合金の系譜ブランドで、1つ欲しいと思ってるんですが・・・ブランド説明を見ると似通って見えたりしません?
ぼくはメタルロボット魂が欲しいと思ったんですが、メタルビルドとの違いがよくわからなくて・・。
そこで今回はこの「メタルロボット魂」と「メタルビルド」の違いと欲しいと思ったメタルロボット魂について書いていきます。
結論!
特にわかりやすい違いはブランドが各掲げる「テーマ」と「サイズ」です!!
この記事を読むとメタルロボット魂とメタルビルドの違いや、どんな人に向いているのか、再販や値段の違いについてもあわせてまとめます!
【この記事でわかること】
メタルロボット魂とメタルビルドの違いとは
下記表にもまとめますが、まず大きさが全然違っていて、メタルロボット魂は13cm程度と小型で飾りやすいですが、メタルビルドは20cm程と大きい・・このサイズになってくると飾って楽しむのにもある程度スペースが必要になってくるんですよね。
そして、違いの中で最も気になるのはダイキャスト合金の使用率ですかね?
この結論からいうと、メタルロボット魂の方がダイキャスト合金の使われている比率は少ないです!!!
とはいえ、これはデメリットというわけでもなく、メタルロボット魂の掲げる「可動」の部分に大きく影響してくるポイント!
メタルビルドのように、しっかり重量のあるメタル感を与えつつ可動を確保する設計上の理由といえますね。
メタルロボット魂 | メタルビルド | |
テーマ | 質感と可動 | 超合金とデザインアレンジ |
デザイン | 劇中の機体デザインやポージングを忠実再現 | 超合金を受け継ぎつつ、デザインにはよりメタル感を引き立たせる デザインアレンジの付与 |
大体のサイズ | 1/144に近いサイズで、大体14cm前後 | 1/100に近く、18cm〜20cmほどで大きさはノンスケール設計。 |
ダイキャスト素材の比重 | メタルビルドより合金の比重が少ない | 合金の比重がメタルロボット魂より多い |
ラインアップ | ガンダムSEEDなど、人気ガンダムが多め | ガンダム系が多く、SEEDや00の外伝作品が多い |
値段 | 10,000円〜20,000円 | 20,000円〜60,000円 |
以上がメタルロボット魂とメタルビルドの大きな違い。
メタルロボット魂参考動画
メタルビルド参考動画
【違いリスト】
テーマとデザインの違い
【メタルロボット魂】
メタルロボット魂は、
「超合金」+「ロボット魂」
を合わせたブランド。
テーマは金属が持つ重厚感の「質感」。
そして、ロボット魂の培ってきた柔軟な可動を合わせたアクションフィギュアです。
メタルロボット魂はロボット魂よりもパーツはシャープになっていて、劇中に近いイメージを立体化させているのも特徴。
特にとロボット魂の可動を取り入れることで、劇中ポージングなど本来設定上難しい姿勢を取らせることもできるのでダイナミックなディスプレイができますよ。
【メタルビルド】
メタルビルドは
「超合金」+「デザインアレンジ」
を合わせたブランド。
作中のフォルムよりも、デザイナーの独自の解釈によるアレンジを加えて生まれた完成品フィギュア。
フレームに使われたダイキャスト素材を露出してデザインに取り入れたり、より重厚感を表現して超合金を受けついだハイエンドモデルのひとつ。
テーマはデザイン寄りになっていますが、もちろん可動もしっかり計算されているのでポージングもある程度自在。
メタルビルドの機体にはクリエイターさんのデザインアレンジが大きく影響してきます。
中にはアレンジが気に入らないなどもあると思うので、劇中により忠実なハイクオリティ商品が欲しけれメタルロボット魂を購入した方がいいですね!
主観ですが、アレンジが多いメタルビルド作品はトゲトゲしい印象が強いんですよねぇ。
スケールサイズの違い
サイズ感はこんな感じ。
メタルビルドの方が二回りは大きいですね!
バックパックを外しても圧倒的に大きい・・・バックパック付けると↓こんな感じ。
プロヴィデンスガンダムは特に大きい方なので、1例としてご覧ください。(アレンジがヤバイのよ)
プロヴィデンスガンダムは本体サイズだけで約20cmでした。
【メタルロボット魂】
メタルロボット魂は140mm前後の大きさでめっちゃ飾りやすいサイズ。
単体で飾ると周囲に別の何かを置く場合、小ささ故、機体によっては存在感で負けてしまうかもしれません。
【メタルビルド】
メタルビルドの1/100に近い大きさは存在感があるので、「1つ」飾ってるだけで見栄えします。
18cm〜20cmほどなので、1つを飾るなら問題ありませんが、多数を並べて”かっこよく”飾るにはある程度スペースが必要になると思います。
メタルビルドの大きさはノンスケール設定で、明確に1/100ではないことに留意。
デザインアレンジによって、今回サンプルとして紹介しているプロヴィデンスガンダムのように大型化している場合もある。
twitterからも比較サイズを引用!
サイズの違いにより、ダイキャスト合金が使われる比率や、本体の重量も大きく違います。
その違いも商品ごとに違うので一概には言えませんが、
メタルビルドに関しては数百g~1kg以上
対してメタルロボット魂は、100g~300g程度
大体こんな感じ。
ダイキャスト合金や樹脂素材の使われ方
【メタルロボット魂】
メタルロボット魂はメタルビルド同様、軸になるダイキャスト素材(合金)が使われています。
全体にではなく、「関節」や「軸」箇所といった要所に限定され、外装などには使われていません。
また、ダイキャスト素材は「劇中の設定」や「フィギュアとしての設計」2つの目線で「タイトルによって」使用率が異なっています。
ダイキャスト素材の使用割合としてはメタルビルドよりも少なめ。
メタルロボット魂は重量感こそあれど、あくまでアクションフィギュアであるロボット魂の技術が多く使われていて、樹脂素材を使った割合の方が圧倒的に多い。
【メタルロボット魂サンプル①】
上記の写真は一例で、機体デザインによって重量が必要な箇所や、強度が必要な箇所にダイキャスト合金が使われています。
ちなみに、サンプル①の画像はダブルオーなんですが、メタルロボット魂としては初期モデル。
【メタルロボット魂サンプル②】
サンプル②は2023年発売した「キマリスヴィダール」。
劇中設定の「ガンダムフレーム」をダイキャスト合金で再現しメカニカルな感じを演出したメタルロボット魂。
内部はほとんどダイキャストが使われていますね。
サンプル①とサンプル②を比較すると、見た目もマーキングが施されていたり見た目の楽しさもアップしてさらによくなっています。
【メタルビルド】
メタルロボット魂と違い、フレーム軸にダイキャスト素材が使われている面積が多く、金属の重量感をより感じることができます。
とはいえ、メタルビルドでも全てに使われているわけではなく、機体の外装デザインに合わせて「POM」「ABS」「PVC」を最適に割り当て衝撃などにも強くする工夫がこらされています。
さらにマテリアルを意識することで、外装の重厚感を演出。
↓サンプルはメタルビルド「プロヴィデンスガンダム」。
デザイン的に金属部分があまり見えてませんが、内部はほとんどダイキャストが使われています。
腕部の一部などから内部に使われているダイキャストが露出してデザインに投影されてるのがいい。
メタルビルド最高の造形美!プロヴィデンスの概要とギミックをレビュー
商品ラインアップの違い
【メタルロボット魂】
徐々にシリーズも増え、メタルビルドよりもラインアップ数は多くなっていますが、その製造工程故まだまだ他のシリーズよりは少ない。
主にガンダムのMSが多く、他にはコードギアスのKMFなど。
ガンダムに関しても人気作品から作られているので、マイナー機体は少ないといえます。
【メタルビルド】
機体数は少ないですが、メタルビルドは同フレームを使用した作品のマイナーチェンジや、外伝作品が多く製品化されているのが特徴。
特にガンダムSEEDのストライクや00のエクシアなど、同じフレームを流用したアストレイや、ストライクノワールなども製品化されています。
値段の違い
基本的に機体によって商品価格はすべてバラつきがあります!
ギミックや細かい造形などもバラつきの要因。
【メタルロボット魂】
メタルロボット魂は安い物と高い物の差が結構幅広いので、購入する際にはめちゃくちゃ気になるところ!
大体10,000円〜20,000円くらい
人気のある作品や、部品数が多いと値段に影響するかもしれません。
最近は割と全体的に値上がりしているので、最新だと10,000円以下の商品は残念ながらありませんね。
【メタルビルド】
メタルビルドは超合金に近い価格設定になっていて、機体本体で商品は20,000円を超えるのはざらです。
価格設定に何が影響しているのかよくわかりませんが、察するに人気と工程数でしょうか。
大体25,000円〜40,000円前後
機体のカスタムパーツ(ストライクのパッケージ)などを単体で販売する場合は
15,000円前後
くらいで販売していますね。
メタルロボット魂について詳しく知る
メタルロボット魂のこだわりや設計などのインタビュー動画もあるので、良ければご覧ください!
メタルロボット魂とは
「超合金のような」+「ロボット魂」
を表現したブランドです。
躍動感のあるポーズをつけられるロボット魂は以前より人気がありましたが、フォルムが劇中と大分違っていたりすることがありました。
角に丸みがあるなど印象がだいぶ変わってしまう機体もあり、不満を持つユーザーもいました・・・ぼくもその一人(笑)。
メタルロボット魂はこれらの不満を解消すべく、より劇中に近い可動をできるようにし、超合金のようにリアルな鉄の持つ重厚感を表現した歴は浅いが人気のブランドです。
使われている素材について
ダイキャストとは「アルミや亜鉛などの合金」を溶かし、精密な金型に流し込んだあと圧力をかけて形を作る方法です!
メタルロボット魂の軸になる機体フレームはこの精密な金型を使うことで、金属を使いつつ、精密な可動を可能にしています。
ただ、メタルビルドとの違いでも述べているように、使用されている金属部分割合は全体に及ぶほどではありません。
装甲の塗装技術と合わせてメタル感を演出しているブランドです。
耐候性に弱いらしいから、購入したら密閉できるケースほしいかも・・。
メタルロボット魂の可動域
可動域に関しては、ロボット魂を継承しているので、アクション設計はそのままと言ってもいいと思います。
ただ、ロボット魂よりもより劇中に近いポージングを優先する傾向があるので、場合によってはロボット魂よりも細かな動き・ポージングの再現ができます!
こだわる塗装方法
塗装方法はメタルビルドと同じ方法が採用して、より金属感を演出!
電界メッキ
主に素体や金属を表現するパーツに施される塗装方法。詳しい仕組みはわかりませんが、電解液にパーツを浸し、そこに電気を流すことで金属を表現した塗装ができるそうです。
よくあるプラメッキよりもグッと金属感を増し、耐食性・摩耗性に強いのが特徴。摩耗性に強いのでガシガシ動かしても塗装が剥がれにくいのが強みですね。
静電塗装
スプレーを使って吹き付ける塗装方法ですが、塗料に帯電させることで微粒子化させる特徴があり、吹き付ける際に空気が入り込みにくく仕上がりがよくなります。
主に装甲などに使われる塗装ですね!粒子が細かいので溝にもしっかり塗装が入り込むことができるので、厚みのあるディティール再現ができています。
タンポ印刷
主にロゴに使われる印刷方法。デカールなどは使用せずにシリコンパッドを使って転写する手法。凹凸に影響されず綺麗に転写できるので、電界メッキや静電塗装と組み合わせるとより劇中に近いクオリティを再現できます。
豪華なパッケージ
ロボット魂の箱はこんな感じ。
久しぶりに押し入れから引っ張り出してきました(笑)
近くのヤマダ電機に行ってみたんですが、現在はクリア部分はないようです。
メタルロボット魂はこんな感じ。
デザインがわかりやすく一番違うなと思ったポイント!
マット感あるし、ごちゃついてない高級感がいい・・。パッケージはメタルビルドに似てますね。
中のブリスターなどはロボット魂とそれほど変化はありませんでした。
メタルロボット魂はこんな人におすすめ!
飾る時にクオリティの高い完成品が欲しい人や、子供の頃の思い出のある作品で一つ欲しい人、そしてある程度予算が出せる人に向いたブランドがメタルロボット魂。
クオリティが高く、数も少ないので少量をコレクションしたい人に向いてますね!
多すぎるとキリがないですし、出費も苦しいですが、ゆったりペースで揃えられるのは嬉しい。ぼくは00シリーズが増えてきたら揃えるかな(笑)
思い出に残っている作品を一つだけ置いておきたいなどにもいいと思いません?全部はいらないけど、当時好きだった機体を1つだけデスクの上に置くとか・・良い!!
ただ、上記塗装や素体の話でも述べたように、こだわった製法や塗装方法など多く、一つにかかる制作コストが高くなるのはデメリットなので、気軽には手が出せない。
個人的にはかっこよくディスプレイしたい勢なんですが、中にはガシガシポージングつけて遊びたい人も。
ぶつけたり乱暴な扱いをしなければ壊れたりといった心配はないので、家族に内緒でバッチリ遊べます!!
バレたら恥は捨てて楽しく遊び倒してください(笑)
メタルロボット魂セット内容
基本的に入ってる内容はこんな感じ。
付属パーツに関しては選んだ機体によって武器や換え手など数が変化しますね。
シンプルな機体だとちょっと寂しいかもしれません(笑)
専用台座付き
なんと専用の台座がついてくるので、箱から出してすぐに飾ることができます。
ロボット魂との大きな違い!!
ロボット魂を買ってた時は専用の「魂ステージ」を別売りで購入しなくちゃいけなかったし、売り切れてたら「入荷待ち状態」になることもあったのでこれは嬉しい。
しかも、台座には独自のデザインによる機体ロゴが入っててめちゃくちゃかっこいいです。
メタルロボット魂ラインアップ
メタルロボット魂はブランドの中ではまだ歴が浅く、製品化少しゆっくりなところがあります。
製造工程上仕方ないと思いますが、そのため商品自体はまだそれほど多くありません。
下記シリーズリスト!「SIDE」は機体が属する名前ですね。
例えば「MS」は「ガンダムのモビルスーツ」・「KMF」は「コードギアスのナイトメアフレーム」
- SIDE:MS
- SIDE:Ka signature MS
- SIDE:AB
- SIDE:KMF
基本的にはガンダム系が多く、そこにダンバインやコードギアスなどが少しある感じ。
ロボット魂くらいバリエーションがあればもっと人気がでそうなんですけど、これは仕方ない。
購入する方法
- プレミアムバンダイや魂ウェブ商店
- 一般店頭販売
- イベント限定販売
- Amazon
では、メタルロボット魂はどこで購入できるのか?上記4つの方法があります。
プレミアムバンダイや魂ウェブ商店
プレミアムバンダイや魂ウェブ商店で予約注文する必要がある商品。過去品などを見たい場合は魂ウェブ商店を見るのをおすすめ!
基本的に受注生産となるので、事前に情報を得ることや注文が必須になります。いずれのサイトでも予約開始時には表示されるので、早めに予約するのが無難です。
一般店頭販売
ヤマダ電気やビッグカメラなどで販売する一般販売の商品。ただ、年々需要の高まりと供給量のバランスが見合わなくなってきているので、最近では電気屋単体でも予約販売にしていることも多いです。人気の商品が店頭販売される際には予約するのがおすすめですね・・。
イベント限定販売
TAMASHII NATIONの毎年行われるイベントなどで購入できる限定の商品。プレミア価格で転売されると高額になることが多いので、購入を逃すとほぼ手に入らない可能性があります。
Amazon
Tすでに受注生産終了したものや、店頭販売していたメタルロボット魂の商品を探すことができます!ただし、ちょっと割高な物が多かったり、法外な値段ふっかけてる転売ヤー商品もあるので、その辺からは購入しないようにしてくださいね。
Amazonでメタルロボット魂を見る
他にもメルカリという手段があるにはあるんですが・・・正直メタルロボット魂は転売ヤーに狙われている商品なので、利用しないでほしいという想いと、高額で転売されているのでおすすめもしません。
どうしてもメルカリでという方は、未開封品に近い物と出品者の評価をシッカリ確認してください!
ぼくは以前、未開封と書いてあったのに埃まみれのフィギュア掴まされたことあります(笑)
メタルロボット魂の再販について
そして、気になる再販について!
ロボット魂ではちょくちょくありますが、メタルロボット魂に関しては期待しないほうがいいです!!
ある程度量産できた店頭販売商品がそもそも少ないですし、受注生産商品を再度販売するよりもバリエーションを増やす段階だと思うので、再販はまだしばらく後になると思います。
欲しい商品を見つけたら、すぐに予約した方が無難といえますね・・。つらっ!
下記でもう少し詳しく書いてますので、興味があればどぞっ!
メタルロボット魂は再販されない?再販情報と諦めろと言えない理由
メタルロボット魂の価格帯と種類
価格帯:15000円〜20000円程度・・・高いです!!!
しかも、上記は正規手順で購入したお値段・・・後からAmazonで購入するとさらに高い!!!
元々15000円程度だったんですが、年々ロボット魂もメタルロボット魂も高騰している感じ。
1/144サイズ程度の大きさにこの価格は結構キツイですよね。
ぼくが昔ロボット魂を買ってた時って、確か3000円くらいだったんですけど・・・今5000円〜8000円。
´д` ;
下記はAmazonで購入できるシリーズ毎のメタルロボット魂一覧。興味がある方は覗いてみてください!たまに「お買い得機体」も混じってたりするので!!
※リストの中には通常のロボット魂も含まれることがあるのでもし購入する時は注意してね!
最高のメタルロボット魂まとめ
- 超合金+ロボット魂を合わせたダブルブランド
- ハイクオリティのロボットフィギュア
- 価格は高い
- 再販は期待できない
- 魂ウェブ商店で購入できる
まとめるとこんな感じっ!
対象年齢も15歳以上ですし、値段的にも大人に向けた商品だということがわかりますね。
コレクションしてもいいとは思いますが、沼ると大変そう(笑)
自分のご褒美に買うくらいが丁度いいかもしれません。
今回はこんな感じっ!
ありがとうございました〜
コメント