今回は「MGSD ガンダムバルバトス」のレビューです!MGSDシリーズ第2弾のキットですね。

- メーカー:BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ)
- 登場作品:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- グレード:MGSD(マスターグレード・スーパーデフォルメ)
- 2025年時点の価格:4,290円(税10%込)
- 発売日:2023年10月21日 (土)
- 購入手段:量販店
レビュー総合評価

- ★5評価点数:55〜60点
- ★4評価点数:49〜54点
- ★3評価点数:30〜48点
- ★2評価点数:16〜29点
- ★1評価点数:〜15点
「SD系キットのプロポーションでも気にしない人」や「コスト面を気にしない人」ならどなたにでもおすすめ!
↑レーダーチャートの項目で示す通り、組み立てやすさから動かした後の耐久力・保持力まで「9」を超える高評価を付けさせてもらいました!★5に近い4の評価ですね。
特にボディにはギミックや濃密なディテール表現が集中し、見応えも十分!一方、一部の関節などちょっと気になる点もありました。
大前提、良く出来ているのは間違いないんですが・・・個人的に価格はちょっと高く感じたのが正直な感想。
以下ではレーダーチャート項目を評価した具体的な理由などをまとめているので、ちょっとした弱点まで気になる人は是非参考にしてみてください(^^)
組み立て難易度や注意点
- 組み立て難易度:初心者~
- 組み立て所要時間:3時間半程度(ゲート処理なし)
画像をスワイプ or ドラッグで「MGSD バルバトス」を回転できます。
組み立ては比較的簡単で、RGとHGの中間みたいな難易度でした。説明書も冊子タイプなので順番に見ていけば躓くことはありません。
説明書内でフレームと外装の組み立て記載は分かれていませんが、別々で組み立て可能!ランナーの行き来を減らしたい人やMGSD版の「ガンダム・フレーム」を見たい人はフレームから作るのをおすすめします(゚∀゚)
フレームは↓こんな感じ。











- ダークグレーで成形され光の反射で金属感を表現している
- シリンダーの金属表現には「リアルメタリックグロスインジェクション」を採用している
- 見えない装甲裏までメカディテールが豊富
- ツインアイはクリアパーツで再現し内部のレイヤー構造表現も透過して見える
- ガンダムフレームは全身に使われており、HGのように一部外装でカバーするような点はない

付属品は↑3種の武装に専用のマウントパーツが2つ付属します。
内部構造:特徴と注意点
写真で紹介するように、内部の構造はそこまで複雑化はしていませんでした。

個人的に一番難しかったのがクリアパーツの組み付けで、乗り越えれば組み立ては余裕(笑)

胸部にはHGにも採用される縦横の軸が入っています。

腕部のみロック機構を搭載。仕様は一般的なものですが、凸部分が太く簡単に潰れることはありませんでした。過剰にロック機構が搭載されているよりも要所に絞ったのはGOOD!

腰部は構造が簡素で、関節は30MM系のように軸を左右別々で取り付ける仕様。

足首周りのパーツ・構造はHGの「ガンダム・フレーム」に近いです。
【特徴】

↑画像のパーツは一例ですが、1つのブロクを構成するのに複数のパーツを使って組み上げていきます。ディテールが多い要因ですね!
- ツインアイのクリアパーツ紛失
- パーツを切り出す時の注意
ツインアイはシンプルに持ちにくいので落とす可能性が高い。紛失に注意した方がいいです!
あと、切り出しの際主にKPSのランナーからカット後、ニッパーを引き抜く際に飛んでいくことが多々ありました!
特に「タミヤ 先細薄刃ニッパー」は刃が曲面になっているので飛びやすく感じたので、紛失しやすい環境の人は要注意。
完成レビュー|外観ディテール・可動・ギミックを検証
全体の外観






武装は大型ですが、マウントさせる位置や「300mm滑腔砲」の収納ギミックでバランスのとれたシルエット。
全体的にMGのようにパーツのエッジは鋭く表現され、フレームに取り付けた大量の外装が自然なパネルラインや影を表現しています。チラ見えする「リアルメタリックグロスインジェクション」のパーツもハッキリ視認できるようにデザインされています(゚∀゚)・・・HGは見えにくいよね。

パーツの分割は基本的に全て成形色で再現されています。マーキングが大量に付属するので初心者でもガイド通り貼ればディテールアップできるのも魅力。
部位毎のディテール
【頭部】


- パキッとしたエッジがアンテナまで表現。アンテナは分割表現をモールドで表現している
- フレームにはメカディテールがモールドで表現されていて、KPSで外装パーツをしっかり保持
- アンテナ裏には肉抜きがある
- フェイス・レッドの顎はパーツまで分割されている

ツインアイはクリアで内部のメカディテールも透けて確認できます!
【腕部】


- ショルダーアーマーは前後・トップ・側面で分割されパネルラインにクランクを表現。内部にはメタリックパーツも視認使われている
- ショルダーアーマー中央には「リフレクションカット」のクリアパーツが採用。内側の複眼のような丸みがそれぞれ異なる発色表現をしている
- 側面には「リアルメタリックグロスインジェクション」パーツでがらんどうに見えない工夫がされておりモールドも入っている

ショルダーアーマーの接続は軸。HGやMGではC字ジョイントが多く、外れやすさや変形のしやすさに直結していたので比較的良かった!


- 腕部外装の組み付けは上腕から前腕まで基本的にHGと同じだがモールド量で差がある
- 肘には可動に連動して伸縮するシリンダーがある
- ハンドパーツは甲もマニピュレーターも細かいモールドが造形されている

ハンドパーツの手の平には長方形の軸穴があります。基本的に武装はこのダボ穴で固定。

ちょっと気になったのは指先の隙間。武装を握った時どうしても違和感が出てしまうのは残念でした・・・けど仕方ないのかな(´ε` )
【胴体】


- ブルーのパーツはバルバトスらしい前に突き出たデザイン。エッジが鋭く指で持つと痛い
- インテークは分割されている
- 中央特有のエンブレムには「リフレクションカット」で表現
- 胸部から腹部裏にはケーブルなどのメカモールドが多く造形されているが色分けはされていない



- 腰部アーマーは短く、それぞれインテークなども内部にパーツ分割で表現されている
- フロントアーマーは中央から後方に向けて広がるように三角を意識したフォルムになっている
- フロントアーマーはボールジョイント接続。サイドアーマーはC型ジョイント接続。リアアーマーは軸接続になっている

腰部それぞれのアーマーには裏打ちモールドも入っています。
【脚部】

大腿部の関節には少量入っていたゴールドパーツが使われています。



- 膝下ディテールの密度は高いが、分割パーツはやや大きめ
- 膝裏のシリンダーはモールドで造形され、他の「リアルメタリックグロスインジェクション」部分とは異なる仕様
- 膝アテには「リフレクションカット」パーツが使われている
表面的なディテールも多いですが、内側から露出する部分などレイヤー構造が多く見られますね。

- HGやMGに比べMGSDはより平べったいスリッパになっている
- 足首のボール型関節は自然な金属デザインにアレンジされている
- 先端の2本の爪までパーツ分割されている
- 足裏の一部は肉抜きされているが、モールドがしっかり造形されている
【バックパック】

- バックパックは3つの長六角形が並ぶようなデザインになっている
- バックパック両側にはサブアーム収納したコンテナがあり、表面には3mmダボ穴が空いている
- マイナスモールドやラインモールドでパネル表現が多い
「MGSD ガンダムバルバトス」の可動域・ギミック
【頭部可動・ギミック】

- 首は上に大きく可動し、下に深く俯ける
- ボールジョイント分左右に首を振れる
- 首周りの干渉はあるが避けて一回転できる

首元にはシリンダーパーツを取り付けていますが、連動可動はしません。
首元はC型ジョイント。ケーブルのモールドが入った中央は縦軸ロール。首付け根にはボールジョイントと3個所の軸が大きな可動を実現しています。
【腕部可動・ギミック】

ショルダーアーマーは上下に可動。

ショルダーアーマーは側面の出っ張りを引っ張ることで中央のリフレクションカット部分も連動して展開します。

- 腕は水平まで上がる
- 肩関節前後にも可動できる

肩関節は引き出して可動域を拡張可能!

- 上腕はロールできる
- 肘は1軸ですが90度以上曲がる
- 手首ハンドパーツはボールジョイントとロール可動で上下大きく可動できる
- マニピュレータは親指・人差し指・残り3本で分割し、それぞれボールジョイントで可動
【胴体可動・ギミック】

コックピットはスライドして開閉できます。

- 上体は前後に大きく可動できる
- 左右には少し振ることができる
- 腰部周りは一回転できる

横に胴体を振る際にはシリンダーが連動して上下可動します。

フロントは前に90度以上上がり、サイドアーマーは約45度上がります。リアアーマーは若干上下可動できる程度。
サイドアーマーはC型ジョイントを軸で接続しているのでロールも可能。

股関節底部には3mmダボ穴があり、目立たないよう蓋を開閉して隠蔽できます。

開脚は180度できます。

股関節軸は左右独立して上下可動が可能!
【脚部可動・ギミック】

大腿部はロール可動入り。

- 足は前に約45度上がる
- 膝は約90度曲がる
- 足首は下に垂直に下がり、上に約30度位上がる
- 爪先は軸接続で上下に可動ができる
足の上げ下げはちょっと物足りないのが惜しいところ。爪先も簡易ではありますが、左右独立して動かすことができたのは良かった!

膝裏のカバーは上下可動させることができました!ここはHGでもMGでも動かないことがあったので新鮮(゚∀゚)裏打ちモールドも入っています。

膝を曲げると固定された装甲が上下に動かせるようになり、若干ですが可動に連動して可動します。

上下可動でチラ見えする部分には「リアルメタリックグロスインジェクション」のパーツでディテールが見えます。

アンクルアーマーは前後に可動。

足首にはロールがあり、正面から見た接地性は↑画像程度。これでも十分ですが、真っ直ぐだとアンクルアーマーが干渉して制限。斜めにするともう少し接地性が上がります。
【バックパック可動・ギミック】

バックパックには内部にC型ジョイントで繋がったアームが内蔵。保持力は角度によるところがありますが悪くない!可動範囲はフレキシブル!

バックパック中央のスラスターユニットらしき部分も上下に可動し、裏打ちパーツは「リアルメタリックグロスインジェクション」でモールド入り!
MGSD ガンダムバルバトスの『付属品』と『ポージング例』
ポージング例を紹介しながら各武装のレビューもまとめていきます!詳細を見たい場合は「タップで見る」を押してね(^O^)
【クローで攻撃】


【メイスを装備】

メイス詳細をタップで見る


メイスは全体的にディテールが多く、刃先は全て分割されています。

先端は尖っていますが、アップにすると若干丸みもある。

ギミックとしてグリップ部分を上に押し上げることで4つの刃と先端の槍部分が展開!ただし、戻すのは手動。

グリップはパーツ分割されており、画像のように上下に平軸があります。これをハンドパーツに差し込み固定。






【300mm滑腔砲装備】

300mm滑腔砲をタップで見る

「300mm滑腔砲」は収納状態と展開状態が差し替えなしで再現できます。

砲身の付け根にはヒンジ可動できる部位がありこれで状態を切り替え。


↑画像は収納状態から展開するまでの流れ。
- 収納・グラつきを固定している砲身を引き出す
- ヒンジで180度ロールさせる
- ロール後伸びた砲身を本体に差し込み固定
これで展開!収納は逆をすればOK!

グリップには細かいモールドが少量入っていて、付け根はボールジョイントで左右・前後柔軟に動かせます。

ヒンジ部位の上部にはセンサーがあり、ツインアイと同じクリアパーツで再現。

「300mm滑腔砲」は本体にバックパックに取り付ける軸があるのでマウント用パーツは不要。



【太刀装備】

太刀をタップで見る

全高と同じ長さ程度の「太刀」が付属。鍔部分はホワイトパーツで分割され、マウント時に引っ掛ける突起があります。

刃にはキレイな直線モールドが入っており、中央は窪みがあるデザイン。

バルバトスのエンブレムのような形状のモールドもちゃんと刻まれています。

グリップには「コの字」のダボ軸があり、周囲には肉抜きにも見えるモールドが入っています。





【ここからはフル装備】







ポージング例と武装詳細は以上!
バルバトス特有の肩関節の干渉問題は完全にクリアできていませんが、柔軟・且つ大胆なアクションポーズを付けることができました!
重量も比較的軽量なので「アクションベース7」とかでも十分保持はできます。
弱点は足の短さ故、どの角度から見ても同じような角度になってしまい、少しの違いを表現しても分かりづらかったです。
「耐久力」・「保持力」評価

気になった点①:2時間ほど動かして見た結果↑ハンドパーツ内部のロール軸がやや弱くなったように思います。ボールジョイントは問題ないんですが回転軸に緩みが出ました。致命的ではありませんがちょっと気になる。
気になった点②:サイドアーマーの抜け。ポロリというほどではありませんが、脚部可動に干渉しやすく比較的抜ける可能性が高いポイントです。
対策はできますが、先述している通り緩いわけではないのであんまり意味ないかもしれません(´ε` )一応参考記事下に貼っときます。
あと、実際にトラブルはありませんが、ロック機構のついている肩関節が渋すぎてねじ切れが心配になりました。腕を上下動かす時はできるだけ根本掴んだ方が良いかもしれません(;・∀・)
バルバトス関連ガンプラとの比較
手持ちの「HG バルバトスルプス」と「MG バルバトスルプス」とサイズを比較してみました。
【HG バルバトスルプスとの比較】

MGSDはマスターグレードのようなクオリティですが、ベースはあくまでSD。
サイズはHGよりも小さい「全高約115mm」。全体的な部位はボリュームがありますが、脚部の長さが顕著に異なっています。
ディテールは圧倒的にMGSDが上なのが一目でわかりますね。
比較した「HG ガンダムバルバトスルプス」のレビューを合わせて見る
【MG バルバトスルプスとの比較】

続いてMGのルプスと比較。大人と子供のサイズ感ですが、ディテールは同程度でMGSDの密度の高さが伺えました。
実際作ってみた感想としては、ギミックはMGSDの方が多い。MGSDが大人気の理由も少し頷けます。
比較した「MG ガンダムバルバトスルプス」のレビューを合わせて見る
MGSD ガンダムバルバトス【レビューまとめ】

再度レビューをまとめると「MGSD ガンダムバルバトス」はディテール密度が高く可動域も良好!武装やバルバトス本体に搭載されたギミックなど満足度は非常に高い!
ちょっと気になったのは上半身と下半身でクオリティに差を感じたこと。
密度やギミックが詰まった上半身に対し、下半身は30MM系に見られる簡易仕様やギミック面でも物足りない。
個人的にですが、コスト面で見た時3,000円代後半のミドルレンジRGガンプラと比較すると若干劣る印象。「4,290円(税10%込)」はちょっと高く感じました。チョットネ
長所と短所

- 装甲の展開・可動に連動したシリンダーの追従・武装の展開などギミックによる満足度が高い
- プロポーションが整っており、デフォルメされた中にもリアルさを表現
- 胴体周りの可動域が広く躍動感の表現がだしやすい
- 劇中で使った武装が一式付属し、全て装備できてプレイバリューが高い
- KPSの軟質・硬質のバランスが良く強度が高い。保持力の劣化がほとんど見られない

- 股関節周りが簡素でクオリティに物足りなさを感じる
- メーカー希望価格「4,290円(税10%込)」は少し高く感じる
- ハンドパーツの一部のみ動かしていると保持力低下を感じる
どんな人におすすめ?
SDキットではありますが、EXスタンダードなどよりデフォルメ調整具合はやや頭身寄りでSDの中でもスタイルが良い!!
組み立ても頭部で躓かなければ難しくありません。デザインが気にならないのであれば初心者から経験者まで幅広くおすすめできます。
レビューは以上、おしまい。
「MGSD ガンダムバルバトス」の『再販情報』を確認したい人は↓記事も合わせてチェックしてみてください。
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