ガンダムのモビルスーツに工業製品的解釈を加えた「ガンダムアーティファクト第5弾」の内4種を素組みでレビュー!(=゚ω゚)ノ
レビュー対象は↓コチラの4種。

- ZZガンダム(ノーマル+レア)
- ジ・O(ノーマル)
- シルヴァ・バレト・サプレッサー(ノーマル)
ザクが人気みたいだったのでそれも購入すればよかった・・・。
食玩なのでもっとパッケージは小さいと思いましたが、思ってた1回りは大きめ。

- 発売日:2025年2月17日
- メーカー希望小売価格:¥500(税込:¥550)
- 全5種+それぞれのレアカラー
ザクキャノン
百式
ジ・O
ZZガンダム
シルヴァ・バレト・サプレッサー - 内容:アーティファクト1つ+ソーダガム+説明書
- カラー
ペイルオレンジ(ABS)
クリアブルー(MABS「透明度のあるABS樹脂」) - サイズ:約5cm~6cm
- 可動:なし

箱は密閉されており、「OPEN」箇所から空ける仕様。もし箱もキレイに残したい方は反対側がノリ止めされているのでそこからキレイに開封すると良いかもですね。(手では難し目)
ノーマルはペールオレンジ、レアカラーはクリアブルーで表現。クリアブルーだとせっかくの細かいディテールなどが見えにくくなると思いましたが、いずれも見応えのある完成度。
色分けはされていませんが、このクオリティで550円と考えると、筆塗塗装するぼくには安く感じました!
購入検討している方は↓下記詳細を参考にご覧ください。
ガンダムアーティファクト 第5弾の素組みレビュー
パッケージ内容をタップで見る

内容物のランナーとソーダ味のガム1つ。

説明書が↑コチラ。パーツ数は多いですが、基本的には核となるパーツに取り付けてメイン部位を作り最後に胴体と四肢・バックパックを取り付けて完成というシンプルな仕様。
組み立てに関してはクリアブルーはダボ穴が若干見えづらくて苦戦しました。

ペイルオレンジで。
差し込み軸は丸軸と四角軸が多めでなのが特徴。
ZZガンダム(レアカラー)








小さなフェイスにマッシブな胴体。
大型でメカメカしい武装に細部まで造形された各部位がメチャクチャかっこいい。
パッとみただけで情報量が多いのがわかりますし、パーツの組合せで変わる厚みが光の加減を変えてクリアブルーの濃淡にも変化が出て意外と良い。
↓各部詳細をアップで。

頭部・肩・腕は↑こんな感じ。
外装・武装は大きめですが、頭部やハンドパーツがかなり小さくて最初わかりませんでしたね(笑)

胸部・脚部は↑こんな感じ。
リベットからマイナスモールドをはじめ、パイプの造形も多数あり非常に機械的な造形。

足裏にもパネルラインの分かる造形。

↑ちょっと残念な所なんですが、武装の内部に気泡が1つ見えます。
レアカラーだとこういう風に一部気泡が入っていると比較的目立つのが弱点ですね。
ZZガンダム(ノーマル)

ランナー数はレアカラーと同じ6枚。
それでは全体をチェック(=゚ω゚)ノ








全体デザインはレアカラーと同じですが、やはりノーマルのペイルオレンジの方が断然細かなディテールが見えるので、手を加えずディスプレイするならこっちですね。
↓部位詳細。



胸部は正面に合わせ目がでやすいように思います。
中心のパーツのかみ合わせが合わないというか、硬すぎてちゃんと入らなかったんですよね。
合わせ目を消す時は軸の調整が必要そう。
※個体差の可能性があります。


レアカラーでは気になりませんでしたが、バーニア部分はパーツの取り付けが甘いと深いラインができるので、気になる方は接着しちゃった方がよさそう。

武装もレアカラーよりハッキリ細部まで見えて大型なのもわかりやすい!
組み立てはポロリも少なくストレスもほぼありませんでしたが、先述した一部かみ合わせの悪さと右足が抜けやすい点のみ気になりました。
右はレアカラーもだったので個体差ではないかもです。
ジ・O(ノーマル)
ジ・Oのペイルオレンジの全体外観は↓こんな感じ。







マッシブなデザインでこちらも頭部はかなり小さく、深いモールドが無数に入っています。
フロントアーマーは比較的情報量が多く感じますね!
↓各部位をアップで。

頭部アップ。
頭頂部は鋭利なデザインでABS材質で硬度もある。ヘタしたら刺さるので注意。

腕部アップ。
腕部フレームは機械的で細く、外装は厚め。ハンドパーツもかなり小さいのが特徴。
腕部の外装はやや曲面のデザイン。

胴体アップ。
胸部も丸みのあるデザインで、全体で見ると比較的モールドは少ないですね。
背面にはダクトの造形がビッシリ!

腰部アーマーアップ。
サイドアーマー意外はモールドは多く深め!スジボリなどしなくても十分なパネル分けを表現。

脚部アップ。
こちらも外装は比較的情報量は少ないですが、内部にはパイプにリベットと過剰とも思える情報量がバッチリ!!
隠し腕の差し替えパーツ付属

ジ・Oの隠し腕は差し替えで再現されています。
ハンドパーツとサーベルは1パーツとして造形。ダボ軸・穴でアームに接続するんですが取り付けてもすぐに抜けるので接着推奨。

差し替えた状態が↑コチラ。
ビームサーベルは外側に向いてる状態でアームは固定。

アームは動かせませんがフロントアーマーは上下に動かせます。
気になる点

パーツはポロリも激しく・・・どこかに差し込むとどこかにテンションが掛かってスポーンします(笑)
塗装前にはおすすめしませんが、完成時点では接着は必須ですね。

フロントアーマーの差し込み軸がどうやっても差し込めなかったのでキサゲで削りました。
個体差かもしれませんが共有!
ちなみに細かい作業だったので「マジ・スク」よりも「キサゲ」の方が使いやすかったです!
シルヴァ・バレト・サプレッサー(ノーマル)

シルヴァ・バレト・サプレッサーのランナーは5枚。
全体外観のレビューから(=゚ω゚)ノ








他のキット同様マッシブさは同じですが、ダブルゼータやジ・Oより比較的スマートな方で、重々しい装備が際立つように見えます。
ちなみに今回購入していない百式はさらに細身です。
ここから各部位の詳細↓

頭部アップ。
丸みのある頭部に比較的小さ目のアンテナ。後頭部にも2本のツメみたいなものがついてますね。
アンテナとツメみたいな部分は別パーツ。アンテナは比較的ポロリしませんが、後頭部の方は気持ちとれやすいので接着しても良いと思います。

腕部アップ。
ショルダーは小型で前腕部がシールドのように面積多めでモールドも豊富。
腕部には合わせ目がでます。

胴体アップ。
胸部はゴツゴツしいデザインで、鼠径部から見えるチューブは別パーツで再現されているもの。やや差し込みづらさがあったのでピンセット欲しい箇所でした。
リアアーマーはフロントアーマーよりも一回り大きめでした。

脚部アップ。
脛部分はスラっとした曲面の装甲で、裏側からはバーニアが露出。
踵はランディングギアのようなデザインのヒール。
合わせ目はでますが段落ちモールド化しているので目立つ部分ではありませんが、ゲート跡がリベットモールド位大きいので少し目立ってしまうかも。

バックパックアップ。
替えの腕部が4本あり、腕とバックパック中央には合わせ目がガッツリでます。
これは目立つので塗装するなら確実に消しておきたい所ですね。

最後にビーム・マグナムの造形。
ハンドパーツの一部と一体化してるんですが、比較的ポロリしやすいので接着推奨部分です。
外観は以上。
ジ・Oのように頻繁なポロリは少なく比較的組み立てしやすい反面パーツは寄り小さいものがあり、本格的にピンセットが必要と感じたキットでしたね。
ぼくは内部に使う小さいパーツを1つ無くしてしまいましたが、ぱっと見ではわからないのはメリットかも。
レアカラーとノーマルカラーの比較
↓以下はZZガンダムのノーマルカラー(ペイルオレンジ)とレアカラー(クリアブルー)を比較した様子。



ノーマルカラーの方は特別感が少ない代わりに細かいディテールまでハッキリ見えるのがメリットですね。
レアカラーの方は封入率とカラーリングで特別感が強いですが、細部のデザイン・造形が非常に確認しづらい。
個人的には色よりもディテールを重視しているので、ノーマルカラーの方が好きですね!
ガンダムアーティファクトのサイズ感比較
いくつかの物とサイズを比較して実際にどんな所にディスプレイしやすいかイメージを持ってもらいたいと思います!

ちなみにサイズ感は↑これくらい。手元にあるニッパーを眺めてみて(‘ω’)ノ

掌に乗せるとこんな感じ。

HGガンプラと比較すると2倍以上差がでます。
100均で購入できるコレクションケースなんかにも収納できるのでコレクション性がかなり高いですね。
↓100均ケースの参考記事も貼っておくので気になれば合わせてチェックしてみてください(‘ω’)ノ
ガンダムアーティファクト組み立ての注意点!
- 材質がABSなので塗装する場合溶剤が浸透しやすいので塗装に注意!
- ゲートは数回に分けてカットした方がいい
- ポロリしやすい部分がある
上記の点には注意が必要。
ABSについて
プラスチックの中でも耐衝撃に強いABSですが、塗装に使う溶剤が内部へ浸透しやすく、日光や経年劣化によるダメージも比較的影響がでやすい。
塗装は水性塗料を使ったり、表面をしっかりコーティングするなど注意した方がいいですね。
ゲートカットについて
ABSは強度性が高い分、パーツが割れるように内部へ影響がでやすい。
最初にゲートの根本からカットしてしまうとほぼ間違いなくパーツ内部を白化させてしまいます。
最初にゲートの太い部分からカットし、その後切り出したパーツについたゲートをカットするといった、いわゆる「2度切り」・「3度切り」を推奨します。
ゴッドハンドのアルティメットニッパーなどあるとかなり便利!
ぼくはタミヤの「先細薄刃ニッパー」を使って2度切り。白化が目立つ箇所にはガラスヤスリを当てて対応しました!
白化対策関連記事は↓コチラ
ポロリについて
ガンダムアーティファクトのパーツはポロリが発生しやすいことがあり、接着剤を使うケースも多々あるようです。
ABSは摩耗によるダメージも激しいと思うので差し込む際には注意した方がいいかもしれません。
接着剤を使う場合、できれば流し込みよりも普通の瞬間接着剤がいいかもしれません。
もしABSに亀裂が入っているとそこから流れ込み、揮発する際に目に見えな隙間を無数に作ってしまいます。
そうなると耐久度が著しく低下し、簡単に割れる可能性が出てきます。
良かった点と良くない点
以下ガンダムアーティファクト第5弾の良し悪しをまとめると↓こんな感じ。
- 全身のプロポーションバランスがメカメカしくボリューム感がある胴体と四肢が良い
- 食玩としてみるとパーツ数は多いが簡単に作れる
- コストパフォーマンスの良さを感じる
- ABS材質で塗装やスミ入れのリスクが比較的大きい
- レアカラーだとダボ穴が見えづらく組み立てしにくい
- 一部保持力が弱くポロリする
ガンダムアーティファクトは可動しないプラモデルの分、コストも低く作ったあとの完成度から素組みでも高い満足度を感じました。
一方で、塗装には気を付ける点やレアカラーだとダボ軸・穴の視認が難しいこと、保持力が若干弱い箇所があることが気になります。
とはいえ、第5弾は以前のものと比較すると作りやすさやポロリがよくなっているという声も見ますし、個人的にこの価格なら許容できるなという印象でした。
ガンダムアーティファクト第5弾【レビューまとめ】

以上、ガンダムアーティファクト第5弾のレビューでした!
約1年周期で新作が登場するガンダムアーティファクトですが、今回初めて購入して感じたのは、ガンプラの入門としてもいいですし、塗装の練習にもなると思ったこと。
特にぼくのような筆塗塗装する方には最初からモールドやパネルラインが入っている点で時間的コストもかからず良い魅せ方をお試しできると思います。
ありよりのあり!
可動ができないのでポージングは捨てるしかありませんが、いつも素立ちでディスプレイしているぼくには対して変わりませんし、完成度が高すぎる。
再販もあるようなので、気になるものは今後も購入してレビューしてみたいと思います!
ガンダムアーティファクトの購入方法
- プレミアムバンダイで予約する
- amazon・楽天・DMMなどで買う
- ショッピングセンターで買う
- 量販店で買う
↑上記のように食玩なので様々な所で取扱いがあります。
人気シリーズではありますが、比較的ガンプラよりも購入しやすいので、発売日当日から2~3日であれば購入できる可能性は高め。
注意点として、プレミアムバンダイやDMMで購入する場合10個入りのボックス購入になります。
クリアブルーはランダムで封入されるようですが、基本的に2つ分購入になるので価格も高め。
コストを落としたい方は店頭で好きな物を選んで購入した方が低コストで済みます。
↓下記ではガンプラの「売り方」などもまとめています。
ディスプレイスペースに困っている方ならガンダムアーティファクトを一部のガンプラと入れ替えるのもあり!
気になる方はチェックしてみてね(‘ω’)ノ
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