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プラモデルにおすすめ!ミネシマ製「キサゲ」の使い方レビュー

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ミネシマのキサゲ 制作ツール

今回はミネシマ製のキサゲを使ってみたレビュー記事。

ガンプラなどのプラモデルを作っていると、パーティングラインやヒケ、ゲート跡に面出しなど色々処理が必要になるポイントが出てきます。

最近のガンプラはそのままパチ組みでも十分なんですが、よりクオリティを高めたい方だと上記の処理はしっかりするのをおすすめ。

キサゲは一本あればデザインナイフやタガネのようにも扱うことができ、慣れれば一本なんでもやっちゃう猛者がいるほど良いツールの1つ。

今回はそのキサゲの中から手頃な価格で扱いやすい「ミネシマ製」を使って紹介したいと思います。

この記事でわかること
  • キサゲを使うメリットやデメリット
  • 基本的な使い方
  • 用途と使用シーン
  • 注意点とリカバリー方法

おすすめするキサゲってどんな工具?

キサゲはスクレーパーに近い工具で、△の形状をした金属工具!もともとプラモデル用とかではないみたいなんですが、プラモデル専用のキサゲも多数登場しているみたい(‘ω’)

正直ぼくもそれほど詳しいものではなく、加工方法を調べてもイメージしにくく良く分からなかったです(笑)

なので、本記事でいうキサゲはあくまでプラモデルに対してのものと思ってください。

キサゲを使うメリットは?

キサゲは一本で↓下記の恩恵をもたらせてくれました!

使用用途
  • パーティングラインを消す
  • モールドを掘り直す
  • スジボリ後のC面をだす(面取り)
  • 面出しができる
  • バリ取り(ゲート処理)

どれもプラモデルをメカメカしく、より立体的に見せるのに必要な作業。

それぞれ専用の道具がありますが、今回レビューするミネシマ製の「キサゲ25℃ 4mm幅」は汎用性があってどの作業にも使えるのが魅力!

刃幅は4mmで小さ目のパーツの間にも使えて、先端が細いので幅の小さいスジボリ後のC面出しや毛羽立ち処理もまとめて対応できます。

プラモデルにおすすめ!ミネシマ製「キサゲ」の使い方レビュー gunpla-tool-kisage-img-x

裏面は↓こんな感じ。

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正面から見ると△の形状になっているのがわかると思います。

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グリップはゴム製で中心に芯が入っていて硬め。

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専用のゴムキャップが付属します。

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専用工具ほどの性能はないかもしれませんが、キサゲを一本用意することでコストを最大限抑えてプラモデル作りに挑戦できると思えばかなり魅力的じゃないです?(*’▽’)

プラモデルの工具って個々で買ってると高すぎるのよ。マジで!

人気のタガネとか一本2,000円以上するので最初はできるだけコストを落として試してみる。←それからハマった時に揃えた方がお財布にやさしいと思います。

唯一のデメリットはグリップにつくカス!

グリップの材質がゴムと紹介したんですが、このゴムが曲者でした。

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画像をご覧の通り、切削した粉末がグリップに付着しやすい!幸い吸着は弱めなので簡単に落とせはするんですが、見栄えも悪いですし、掃除も面倒。

ここだけデメリットだと思いました。

キサゲの基本的な使い方

使い方は簡単で↓下記の点に注意してデザインナイフのように使うだけ!

持ち方

特に難しい持ち方ではありませんが、形状的に指に刃先が近くなる傾向があります。キサゲは刃物なので刃に指を当てないよう注意してください。

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力加減

切削力は特別強いというわけではありませんが、プラモデルぐらいならサクサク切削できます!なので、できるだけ力は入れず表面を撫でるくらいでまずは試してみるといいかも!

角度をつけて撫でるだけで、プラモデルのパーツぐらいなら全然加工できます(‘ω’)ノもし力を入れすぎてしまうと、

  • 意図しない方向に刃が流れる
  • プラスチックに線が入ってリカバリーの手間が増える
  • シンプルにケガする可能性がある

などの可能性が出てしまうので、くれぐれも力加減には注意した方が良いと思います。なんなら使ってる時の思考6割は力加減を入れないよう注力してもいいぐらい!

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角度

刃の部分を垂直にしたり斜めにしたりすることで、かんな掛けやC面出しを行ないます。すでにデザインナイフで経験のある方なら基本的には同じなので簡単にできますね。

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あとは向き!スジボリ後にC面を出したい場合にはキサゲをスジボリ線に対して裏面の先端を添える感じで使用します。

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切る作業はデザインナイフに任せよう!

先述した通り、キサゲはデザインナイフのように扱うことができます。ただ、一点できないのが”切る”作業。

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上記画像は結構力を加えた状態ですが、切断能力はかなり低いです。刃の角度が25°なので、刃はあっても切断に至らないって感じでした。

プラ板などの切断作業はデザインナイフを使うのがベスト!

キサゲの使い方実例!おすすめする理由

先述した通り、キサゲは↓プラモデルに多い下記の用途で使うことができます!

使い方一覧
  • パーティングラインを消す
  • モールドを掘り直す
  • スジボリ後のC面をだす(面取り)
  • 面出しができる
  • バリ取り(ゲート処理)

実際どういう風に使って、どうなるのか?実例を出して紹介!

ヒケやパーティングラインを消す使用例

↓下の画像は左がかんながけする前で、右がかんながけ後の画像。

ヒケ、キズ、パーティングライン、ゲート跡という盛沢山入った奇跡的なパーツですね。早速キサゲを使ってかんながけしてみました。

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左がかんながけ前、右が後

ご覧の通り、ゲート跡以外は全て消えているのがわかると思います!ゲート跡は結構えぐれてしまっていたので深くなっていました。

こういう場合は埋めたあとでかんながけするか、かんながけした後に埋めてヤスリで削っちゃうかで修正できます。

で、かんな掛けした面がちょっと汚く見える方もいると思います!今回使ったキサゲの幅よりパーツが多きく、全部の箇所に均等にかんながけできてないのが原因。

大きめのパーツには「キサゲ 25° 刃幅4mm」よりも「キサゲ 25° 刃幅7mm」を使った方が良さそうですね。

切削具合は問題なく、力を抜いて撫でるだけでサクサク切削できました。ヤスリで面出しするよりも早いです。

C面出し

次にC面を出してみました。数回撫でるだけでサクッと面出しOK!

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広い面積のC面はあまりないと思うので、刃幅4mmの方が使いやすいと思います。

あと、刃幅以外の鉄部分を使うと面取りもできますし、切削力は弱いですが多少削れます。

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スジボリの毛羽立ちを取り除く

タガネやケガキ針、デザインナイフを使うとしっかり掘れる代わりに表面に白いツブがでることがよくあります。これは掘ったプラスチックの周囲がキズ付いて起こる毛羽立ち。

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タガネを使って処理することもできますが、タガネだと両サイドにでた毛羽立ち処理は結構メンドクサイ。

キサゲなら両サイドの毛羽立ちを一度で対応でき、且つC面も作ることができます!

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左はキサゲによる処理前、右はキサゲ処理後

毛羽立ち処理ができているのがわかると思います。断面を図で表すと違いは↓こんな感じ!おすすめする一番のポイント!

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他にも毛羽立ちで言えば「流し込み接着剤」を使って抑える方法もあるっちゃああるんですが、破損の可能性もあります!まずはスジボリがシッカリできるようになってからがおすすめ。

そのサポートとしてキサゲは最適。もっと言えば、タガネを使わずキサゲのみで対応できる場面も多くあります。

デメリットとしては、キサゲはを使うと必ずスジボリの線にC面ができてしまうことでしょうか。何も全部が全部C面を必要としてはいないと思うので、使うかどうかはケースバイケース。

キサゲを使わない場合は、スジボリした後に番手の高いヤスリをかけて処理するのがベターですね。

ガンプラなら0.1~0.2mm!おすすめするスジボリの太さ!

使う時の注意するポイントとリカバリー方法

注意点としては、

  • 力を過剰に加えないこと
  • 角度をちゃんと確認してブレないようにかんながけすること

上記2点には注意した方がいいですね。

力を過剰に加えない理由

特に表面処理をしていないプラモデルのパーツ表面は手を加えないとツルツルで、一度はみ出ると制御できないくらいはみ出すことがあります。マジでこれはケガの原因になるので注意するポイント!

もし意図しない箇所にキズを入れてしまう場合、以下の方法でリカバリーができます(‘ω’)ノ

  • 瞬間接着剤(ゼリータイプ)で埋める
  • 浅い傷なら流し込み接着剤で溶かす
  • ランナーパテや市販のエポキシパテで埋める

どれも簡単な方法ですが、キズも深くキレイに直したいなら同色で作ったランナーパテがいいかもしれません。「ランナーパテの簡単な作り方」の記事で作り方紹介しているので良ければ参考にどぞ。

塗装するし楽に修正したいという方は「黒い接着剤」とか「シアノン」とか「ピンポインター」がおすすめですね。

角度を安定させる理由

かんながけをする際、角度を一定に保たないとキレイな面出しができないからですね。キサゲに限らず、面出しを行なう時には一度持っているパーツに対して、角度が正しくとれているか最初は確認した方がいいです!

ぼくもかんながけ苦手なんですが、これをするとある程度良くなり、めんどくさがるとズレた面が複数混在したきったない見栄えになります(´;ω;`)

キサゲのメンテナンス方法

キサゲは鉄なのでサビます!特に、切削したカスが付く場合、水洗いする方もいるかもしれません。

酸化を早めてしまうので油を定期的に少量塗って使わない時は湿度の安定した場所。またはケースに入れて保管した方がいいかもですね。

油は100均(ダイソー)に万能オイルが売っているのでおすすめ!

個人的に研ぐ行為はおすすめしません。
もし削れなくなってきたり、削り具合にムラがでるようなら買い替えた方がいいでしょう。

もし、かんながけをメインにキサゲを使いたい方は「マジスク」の方がコストパフォーマンスが良いと思うのでおすすめ!↓↓

プラモデル作りにおすすめ!ミネシマ製のキサゲ【レビューまとめ】

以上、今回はミネシマ製のキサゲを使って初心者さん向けに使い方を簡単にまとめてみました。

実はぼくも初めて使ってみましたが、デザインナイフ・・・ほぼいらないな(笑)今までデザインナイフで行なっていた作業の大部分はキサゲで行なえますし、タガネ使ったあとのC面作りも楽。

個人的には今後使っていく必須道具の1つに認定!ミネシマのものしか使ったことがないので他のメーカーさんの性能がわかりませんが、切削力も十分ですし力もいらないし使いやすいので問題なし!

個人的には初心者さんなら一本持って、タガネの替わりに使うのもありな気がしました。低コストですし、極めればなんでもできそう(笑)

プラモデルにおすすめ!ミネシマ製「キサゲ」の使い方レビュー prof
ファズ

使い方とレビューは以上!

初心者さんは人気のタガネを数種揃えるよりも、キサゲと「KURIIROの工具初心者セット」を揃えるだけでコスパ良い制作道具が揃うかも。

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