水転写式デカールってYoutube見てると当たり前に使ってるし、貼るだけでかなりカッコいいですよね!でも初心者には意外と難しく感じるし、せっかく買っても失敗するのが怖くてなかなか使えない・・・。
今回はこんな方に向けて水転写式デカールをキレイに剥がしてリトライできる内容をお伝えするよ!
上記にもあるように、結構お高く感じる水転写式デカールって学生なんかだともったいなくて気軽に使いにくいですよね?
「もし失敗したら・・・」、「ズレたから貼り直したい」←よくわかります!
ただ、やらないと上達しませんし慣れない。そんな時に使ってほしいのが「マークソフター」。
「なにそれ?マークセッターじゃないの?」って声が聞こえてきそう(笑)実際ぼくも割と最近まで存在知らなかったんですよね。
マークセッターと間違えて購入して存在を知りました。
そう、あくまで可能性のアップ。
というのも、多少使う人の技量が関係してくるから!!
今回は水転写式デカールのキレイな剥がし方と、Mr.マークソフターがどんな物に効果的なのかまとめていきます!
デカールが剥がれない!Mr.マークセッターの使い方と注意点!
デカールの種類と特徴
剥がし方をお伝えする前に、簡単にデカールの種類と特徴のお話をしたいと思います。
マークソフターを使ってキレイな剥がし方はあるんですが、中にはこの方法だと対応できないデカールもあるので先にお伝え!
【デカール(シール)の種類】
- 水転写式デカール(スライドデカール)
- ドライデカール(インスタントレタリング)
- ホイルシール
- リアリスティックデカール
ザックリ分類すると↑こんな感じ。
水転写式デカール(スライドデカール)
よくガンプラに使用されるもので、特定のガンプラ専用などで販売されているもの。
1枚500円~600円程の価格で販売されており、学生などにはちょっと高いコスト感。その代わり、劇中デザインやディテール(細部の情報)として密度を上げられるので、作品のクオリティは間違いなくアップしますね。
必要な部分を切り取って水に浸して使う簡単仕様。
【特徴】
ドライデカール(インスタントレタリング)
ドライデカールは水転写式デカールよりもピンポイントで転写できるデカールで、粘着性が高く簡単に剥がせないのが特徴的。
水転写式デカールのようにデザインの種類は多くなく、主にマーキングとして使われることが多いデカールです。
貼り方は簡単で、裏表を確認し任意の所に貼り付けて擦るだけ!水転写式デカールと比べ余白がほとんどないのでシルバリングのリスクもありません。
※シルバリングとは?:↑画像余白のある水転写式デカールやリアリスティックデカールに空気が入って白く見える状態。
【特徴】
ホイルシール
ホイルシールは他のデカールと違い、厚みがある作りになっていて粘着力が心もとないので曲面への定着が難しいのが特徴。
ただし、マークソフターを使うことで硬く厚みのあるホイルシールを軟化させてフィットさせることができました!
【ホイルシールの特徴】
リアリスティックデカール
RGに付属する粘着性の高いディテールアップシールで、細かくパチ組でも貼り付けやすいので初心者には嬉しい反面、粘着性が高すぎて貼り直しはかなり難度があがります。
数度貼り直すと粘着性は極端に落ち、シルバリングもしやすくなるので慎重にはる必要がでてきますね。
【リアリスティックデカールの特徴】
各デカールの剥がし方
それでは先述した4種のデカールのキレイな剥がし方を紹介!
冒頭でも述べた通り、使うのは「Mr.マークソフター」。マークソフターはマークセッターと違い、接着させる力はありません!
役割としては書いてある通り「軟化」させることを主な目的にしています。
この軟化を利用することで、昔々に貼ったデカールをキレイに剥がすことができるというわけですね!
ただ、全てのデカールに有効ということでもありません。
マークソフターを使った剥がし方が有効なデカール
↑上記2つに関してはMr.マークソフターを使って簡単に剥がすことができます!
【水転写式デカール】
↑画像の通り、水転写式デカールをキレイを貼り付けて乾燥させた後、Mr.マークソフターを使用した結果水に溶けだすように浮かんでいるのがわかりますね。
Mr.マークソフターを使えば簡単に剥がすことができ、技量によってはそのまま別の箇所に貼り直すことだってできます!
【ホイルシール】
お察しの良い方はお気づきだと思うんですが、ホイルシールはその厚みから先述した通り曲面だとうまく張り付かない。
その最たる部分が「カメラアイ」。
そこにテキトーにカメラアイのシールを張り付けて、上からマークソフターを使用することで曲面でも問題なく貼り付けることができるんです!
水分を含むので、軟化する前に貼ろうとするとうまくいきませんが、柔らかくなったタイミングで余分な水分をふき取ることでキレイに定着させられる。
どうでしょう!?便利じゃないですか?塗装する方の中にもカメラアイはそのまま使う方いるんじゃないですかね?
古いキットだとシールも気持ち弱めに感じますし、時間経過で片目が外れていることもあると思います。
そんな方には是非マークソフターを試していただきたい気持ち!
【注意点】
Mr.マークソフターは最近リニューアルしたことで溶解成分が増しているそうです。水性ホビーカラーなどの水性塗料だと表面を溶かしてしまうので、基本的に塗装している方は塗布しすぎないようにした方がいいです!
使用する段階で水で薄めて使用するのが推奨されているので、使ってみたい方は↓公式サイトをチェックしてみてね!
デカールをジャストフィット!Mr.マークソフターの使い方や特徴紹介
ドライデカールの剥がし方
唯一剥がし方としてキレイにできないのがドライデカール。粘着力が高いのでMr.マークソフターでは対応しきれず、セロハンテープの粘着力と合わせてなんとかなるかも。
でも面倒・・・。
そんな時はスミ入れする時に使う「エナメル溶剤」を使ってみてください。
デカールのサイズに合わせてエナメル溶剤を上に塗布。ドライデカールにしみ込んだタイミングで溶剤をしみ込ませた綿棒で軽くこすってください。
ドライデカールが細かく粒のように分解されていればほとんど成功!あとは残りをセロハンテープで吸着させてとるのがベター。
リアリスティックデカールの剥がし方
最後にリアリスティックデカールですが、パチ組の場合は爪で引っかかりを作ってそのまま剥がしてしまって大丈夫です。
粘着力は強いですが、余白が割と広いので簡単に剥がすことができます。再利用は難しそうですが、粘着痕が残ることはありませんでした!
一応マークソフターも使ってみましたが変化は感じられなかったです。
もし水性で塗装している場合、塗料が溶けだしたらキレイに剥がすことができるかもしれませんがシルバリングができやすそう。
失敗して経験を積み、感覚を養おう!【まとめ】
今回はMr.マークソフターを使った水転写式デカール&その他デカールたちのキレイな剥がし方についてまとめてきました。
すべてに対応というわけではありませんがMr.マークソフターを使えば簡単に水転写式デカールの貼り位置を再度調整できますし、貼りにくいホイルシールもピタッと使うことができます。
水転写式デカールは基本的にはズレないのがベストですが、正直使っていって慣れるしかありません。上手くなるまでの過程のお供にMr.マークソフターは便利だと思うので、是非使ってみてください!
途中注意を入れたように塗装している場合、塗料の溶けに気を付けた使用を覚えることも勉強になりますよ!
【まとめ】
以上!
今回はここまで!
またねっ!
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