鉄血のオルフェンズより主人公「三日月・オーガス」が搭乗する最終形態のバルバトス、「ガンダムバルバトスルプスレクス」のHGガンプラをレビューしていきたいと思います!
- 登場作品:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- メーカー:BANDAI
- グレード:HG 1/144スケール
- 価格:1,540円(税10%込)
- 発売日:2017年02月11日
いきなりですが、レビュー記事すでに見たことがある方も多いと思うんですが、それで購入やめた人もいるのでは?
ぶっちゃけ!
ぼくは他のレビューしている方の写真みて「造形終わってんな」って思って買うのやめてた勢。
で、前回レビューした「HG ガンダムグシオン」の再販ついでにルプスレクス衝動買いしました。
組み立てた結果なんですが、造形もよく可動も良い!ルプスにあった関節のゆるみ問題も解消されている良いキットでマジで驚きました!!!!
↑ぼくの評価はこんな感じでパッケージはダサい!!(笑)
キットに関してはまさに「騙された―ーーー!!!」って言いたくなるほどの良キットだったので、もっと早く買っとけば良かった。
本記事ではや、
↑こんな内容をまとめていきます。
ぼくと同じようにレビューを見て購入を控えていた方に刺さるように撮影頑張ってみたいと思います!
HG ガンダムバルバトスルプスレクス評価:鉄血好きにおすすめ!
組み立てやすさ
基本は他の鉄血シリーズ同様ガンダムフレームを採用していますが、バルバトスルプスレクス用のフレームも一部使われており、スナップフィットのかみ合わせも良好で組み立てしやすかったです。
組み立て所要時間:1時間半
可動域
肩関節の引き出しはなくなっていましたが、ルプスと比較しても全く劣らない可動に加え、下半身が可動重視のデザインなのでルプスよりも圧倒的に動かしやすかったです。
外観
他レビュー記事で見ると、腕の長さとなで肩に見えるシルエットがダサいと思っていたんですが、単純に立たせ方の問題だったようで、実際に作って立たせるとかなりかっこよかったです!!!
ギミック
ギミックはメイスの伸縮やマウント、テイルブレードの脱着に、腕部に収納されているサブアームと劇中再現できる分にはシッカリ搭載されていました!
サブアームは保持力も良好で様々な武器を持たせることができます。
コスパ
1,500円程度で購入できるHGとしては十分クオリティの高さを感じることができるキットだと思います。バルバトスルプスもコスパ良くおすすめでしたが、関節の保持が弱いということを考慮すると高くなった分保持力があがったと思えば打倒にも思います。
加えて付属品などはバルバトスルプスよりも多く満足度高めなのでおすすめ!
タップで解説を見る
主人公が乗る機体バルバトスの最終形態。「ルプスレクス」は狼の王という意味。もともと異形な部分はあったバルバトスですが、ルプスレクスになることでより獣のようなスタイルに変化。
両腕のレクスネイルで獣のように襲い掛かる戦闘スタイルはまさに狼。
関節が緩めなガンダムフレームが多い中、このバルバトスルプスレクスは一部新規造形で材質が変わっており、外装とのかみ合わせによる圧力がありしぶみが良い。
トラブルもありましたが、最初に知っておけば対処も可能なので個人的には鉄血ガンプラの中でもおすすめ。
カスタムしたい方にとっても塗装による追加やエッジのシャープ化など、ちょっと手を入れるだけで飛躍的に良くなると思います。
HG ガンダムバルバトスルプスレクスの長所
長所は↑大体こんな感じ!それぞれの良さが合わさりポージングも色々とれますし、「バルバトスルプス」で感じた関節のフニャフニャも見事に改善されていたのは非常に良かったと思います。
HG ガンダムバルバトスルプスレクスの短所
ショルダーアーマーは装着自体が感想なので、割と簡単に外れがち!接着しても影響なさそうですが自己判断で!
パーツが大振りなので細かいポージングがとれないといいうのがポージングで感じたこと。
ただ、そんなことはどうでもいいぐらいキツイことがありました(笑)
まず、肩が外れやすいこと。これはボールジョイントではなく、ガンダムフレームのギアモールドが入った箇所のこと。
パーツが前後にはめ合わせる形状なので、腕を前後に動かすたびに圧がかかり徐々に抜けてしまうというもの。
ここは通常のガンダムフレームではあまりなかったので劣化したような印象。
材質がKPSなのかな?表面の滑りがよすぎて抜けていくんだと思います!
どうやって直すかな・・・ぼくならまず表面のスベスベを何とかしたいので、粗いヤスリで傷をつけて摩擦力をあげるかな?ビニール噛ませる方法でもなんとかなりそう。
でね。決定的だったのが破損。
新規造形されたパーツの保持力が高すぎて、肩付け根の接続部分がネジ切れました。
検索しても破損情報がすぐ出てこないので、おそらく個体差なのでしょう・・・悲しすぎる(´;ω;`)
今は無きヴィダールの肩関節があまっていたので、破損個所を補填しました。
同じ形状なので共通で使われているガンダムフレームなら流用できる部分なので良かったですが、腕付け根のロール可動が気持ち緩くなった気はしますね。
もししぶみが強すぎる場合は少しだけヤスって調整した方が良さそう!(※削りすぎに注意)
ぼくは手首のしぶみがあぶないと判断したので1000番でヤスリがけして調整しました。
HG ガンダム バルバトスルプスレクス【組み立てレビュー】
パッケージは個人的にちょっと微妙(笑)
まずはランナーや付属物に加え、「バルバトスルプスレクス」の組み立て完成品と「バルバトスルプス」の違いを交えつつどんな感じなのか各チェックポイントを見ていきましょう!
ランナー一覧
Aランナーは鉄血ガンプラに使われるガンダムフレームで余剰パーツが多くでます!
Bランナーが色プラと「バルバトスルプスレクス」用の関節パーツ。レクスネイルなどはモールドも深く入ってて良い感じ!
Cランナーは外装で造形レベルは「HG バルバトスルプス」と同じくらい。
Dランナーはバックパックや大型メイス、あとは腕部と脚部のパーツで構成されていますね。全体的にランナー数は少な目で相変わらず作りやすい設計なので初心者でも問題なく組み立てできると思います。
付属物
- 大型メイス
- 武器持ち手用のハンドパーツ一式
- メイスのマウント用パーツ
- ディスプレイスタンド用3mmジョイント
大型メイスはグリップ部分が延長してサイズ的にかなり大きくなります。
メイスは腰部にあるジョイントダボ穴に専用パーツを差し込んで使用できます。
メイス側にもマウント用ダボ穴があるのではめ込んで固定。↑画像右側のように横向きでマウント。
付属シール。色分け再現は足りておらず、↑シールによる補填がある程度必要。
テイルブレード用にリード線も付属しています。太さは申し分ありませんが、ちょっと短い。
完成品をチェック!
余剰パーツは↑こんな感じ。Aランナーのガンダムフレームとポリキャップが余ります。
では、軽く完成したガンダムバルバトスルプスレクスをチェック!
バストアップ!特に目立つポイントはありませんが、黄色のダクト部分だけ相変わらず細かい造形!
バルバトスルプスのショルダーアーマーにあった鉄華団のマークは胸部に移動しており、再現方法は同じ。レッドパーツを肉抜きして下の白装甲でマークを再現しています。
腰部から見えるガンダムフレーム特有のシリンダーのような部品は装甲の厚みが増したことでルプスよりも見えづらくなっていました。
「バルバトスルプスレクス」は大型化した腕が特徴的で、膝まである長さに、巨大なレクスネイルなど攻撃的な造形になっています。
HGはもちろん安全仕様なのでレクスネイルは丸みがありますね。ぼくは改造予定なのでビンビンに尖らせてみたいと思います!
ちなみにレクスネイルは色分けされていません。
テイルブレードは思ったよりも大きく迫力がでそうな感じ。意外とモールドもシッカリ彫り込まれていますが、最中(もなか)なので合わせ目が目立たないけどでます。
【バルバトスルプスとの比較】
ここからは「ガンダムバルバトスルプス」と「ガンダムバルバトスルプスレクス」を比較しながらチェックしていこうと腿います。
↑背面や細かい所もありますが、大腿上半身に違いが集中しているのがわかると思います。
人に近いルプスよりも、ルプスレクスは動物的なシルエットに変わっているように見えます。手足の長いネイルがそう見せるのかも。
背面は↑こんな感じ。多少違いはありますが、大きく違うバックパック以外はルプスの装甲を拡張させた感じですね。
ガンダムフレームは同じタイプで、装甲から見える露出箇所も同じでした。
ルプスとルプスレクスの腕の比較↑大型化されているのがわかると思います。
特に気になるであろう頭部の比較。ベースは同じですが、アンテナの形状と額に当たる部分が大きく変更されていました。
サイドアーマーはバルバトスルプスは長く開脚に影響が出てポロリしていたポイントでしたが、バルバトスルプスレクスでは小型化。
加えてボールジョイントから上下可動するジョイントに変更されていました。
これにより180度開脚できるほどの柔軟性を獲得しています。
下半身は先述したように大きく変わるポイントはありませんが、つま先のネイルが大型化しています。
ちなみに、各箇所の関節強度は上がっていますが、足首強度は変更されていなさそう。
バルバトスルプスレクスの広い可動域!
バルバトスルプスとの比較で、持っている方はある程度想像できたかと思いますが、持ってない方の中にはまだピンとこない方もいるでしょう。!
ここでは可動域の詳細についてまとめていきたいと思います。
頭部の可動域
下方向には顎が干渉するので深くは沈み込めません。上方向は特別良いわけではありませんが、標準くらい。
首周りの干渉は避けて一回転でき、左右にも少しかしげるくらいは動かせました。
腕部の可動域
肩は前方のみ向けて動かすことができますが、引き出しギミックはありません。
ショルダーアーマーはネイビー部分が若干上下可動。
ホワイト部分も独立して大きく可動!
両腕は水平以上上げることができるので優秀!
バルバトスルプスでは肩付け根のポリキャップを上方向に引き出すことができていましたが、ルプスレクスでは装甲が干渉して引き出せないようになっています。
引き出せないことで可動域が落ちているかと思いきや!
ルプスレクスはショルダーアーマーが小型化されているので、その分上方向への可動域が広くなっていました。
これにより引き出し機構なしでルプスと同じくらい腕が上がります。
肘は二重関節ではなく、大型化した腕部の干渉もあり90度くらいに落ち着いています。
大型化した腕部はギミックで収納されたサブアームを展開可能。保持力もあるので、大型メイスもサブアームのみで持たせることができます。
腕の付け値はちゃんとロール可動するので、肩の可動域と合わせてでポージグの際にグリングリン動かせるのは確約されたも同然!
手首は標準のボールジョイント。特別可動域がどうとかはありませんでした。
胴体の可動域
前にはほんの少し、後方に大きく仰け反らせることができます!
正面の場合、腰部パーツと胸部パーツが干渉して動かせないのがネックでした。
ボールジョイントで横に大きく振ることができ、捻りもバッチリ!
捻りの際には腰部パーツと胸部パーツが干渉しないので、正面より深く沈み込ませることができます。
脚部の可動域
サイドアーマーは前後上下大きく可動できます。
フロントアーマーも大きくあがりますが、腿の装甲が干渉するので足上げと並行すると90度まで。
もちろん、フロントアーマーの中央はカットして左右独立させて動かすようにできます。
前方への足上げは↑ここまで!フロントアーマーもこれ以上は干渉するようになって動かせなくなります。
股関節は3軸が採用されており、左右どちらかを前に出すとどちらかが後ろに下がるやつ・・・。個人的にいらないやつなので後日ガチガチに硬めようと思います(笑)
腿はロール回転できるので柔軟な動きに対応できます。鉄血シリーズはどれも可動域が広くていいですね!・・・・グシオンは例外(笑)
膝は二重関節で後方に90度くらい。深く曲がるのでポージングのメリハリも大丈夫そう!
余裕の180度開脚!鉄血シリーズは足首にもロール軸が入っているのでやりすぎくらい柔軟に可動。
足首は柔軟なんですが、補強改善されていないので若干ゆるめ。
足首は前方向にアンクルアーマーが干渉するので少しだけ。
下方向にはバッチリ動かせます。疾走ポーズよりも浮遊ポーズがとりやすい可動ですね。
アンクルアーマーは下に伸ばしている時露出する足首を隠せるようになっています。これでスカスカ感をカバー。
テイルブレードの可動
バックパックのテイルブレードは上下のみ大きく振ることができます。
脱着可能でリード線を使って接続し直すと、射出状態を再現!
取り付け方法は↑画像の通り。リード線は通した後すっぽ抜けるのを防止するために少し曲げる必要がありますが、画像のようにはみ出しているとバックパックに装着できません。
収まる範囲で曲げるように!
また、テイルブレードの取り付けパーツは↑画像のように上下向きが決まっています。
ちゃんと入らない場合は自重ですっぽ抜けますが、しっかりはまっていれば自然に抜けることはありません。
ポージングで魅せる【キットの外観】
実際に組み立ててみて感じた「HG ガンダムバルバトスルプスレクス」のかっこよさを見せていけるようにポージングを撮影したので是非ご覧ください!
シンプルに立たせた状態。このポーズで撮影している方多いと思うんですが、腕が外に開いてしまってなで肩からの腕長でぼくはダサいと感じていました!
↑どうでしょう?ちょっと見栄え変わりません?
いつも通りスタンドには「アクションベース8」を使用。5・6・7もありますが、ダントツで使いやすいのでいつもこれ(笑)
パイルバンカー!確か足裏にありましたよね?仕込めるように加工するのも面白そう!
四肢が大きいので、やはりブンブン振り回す様が似合いますね。
テイルブレード射出!リード線は太さもあってへたれず使いやすかったんですが、短すぎるのが残念で劇中のように攻撃している状態は再現できません。
ぼくは↑こういうシンプルなポージングがやっぱり一番好きかな。
各関節はバルバトスルプスのガンダムフレームとは違い、一部新規造形しているだけあってしぶみは良好!
大型メイスを片手で持っても保持十分保持できる強度です。
テイルブレードがやっぱり惜しいですね!かっこよくできそうでできない。長さをもっとください(笑)
うすうす感じていたことが確定!
股関節や膝は柔軟なんですが、1パーツが大きく前傾姿勢などが構えにくいのが弱点ですね。
足が過剰に長くなっている感もあって、突進するようなバルバトスルプスレクスのシルエットが作れない。
ついでに「オプションパーツセット ガンプラ 12 (大型レールガン)」の付属武器を取り付けてみました。
腕部のサブアームの強度が良い感じなので、大体の武器は持たせられそう。
↑サブアームは収納していたカバーを支えにも使えます。
背部からパシャリ。バルバトスルプスレクスは背部にテイルブレードぐらいしか見る箇所がありませんね。バーニアなどあれば良かったんですがこれは仕方ない。
ポージングは以上!もっと他のポージングを参考にしたいという方向けに「ガンプラポージング一覧」というページもあるので良かったらチェックしてみてください。
HG ガンダムバルバトスルプスレクス【レビューまとめ】
今回は「HG ガンダムバルバトスルプスレクス」のレビューをしてきました!
破損トラブルはあったものの、個体差で割り切れば総評としては高い評価をあげてもいい良キットだと思います。
可動はさることながら、素立ちさせているだけで存在感のあるシルエットが非常に良い。
色分けが甘いこともあるので、塗装をはじめ
↑などなど、やりたいことがたくさんでてくるガンプラで作り終わってもまだ楽しいです!!
初心者さんには難しい点もあると思いますが、塗装に挑戦してみる最初のキットとしても良いかもしれません。鉄血シリーズはちょっと汚れてた方が良いぐらいなので、多少失敗してもかすり傷で済みそう(笑)
個人的に初心者さん~「バルバトスルプスレクス」を避けていた上級者さんまでおすすめ!
レビューは以上!
普通にめちゃ良かったな・・・同じ感想もってるバエルも買った方が良かったかも(笑)
またねー!
コメント