今回は「HGAW ガンダムダブルエックス」をレビュー(=゚ω゚)ノ
登場作品 | 機動新世紀ガンダムX |
メーカー | BANDAI |
グレード | HG(ハイグレード) 1/144スケール |
価格 | 2013年10月11日(金) |
発売日 | 2,090 円(税10%込) |
2013年発売で「HGAW」とリニューアルされたモデル。
↓完成した写真がコチラ↓








造形・可動性共に良いキットが増えてきた年代のガンプラで、レビューするガンダムダブルエックスもかなり良くできていると思います。
マッシブさが際立つ印象でしたが、思ったよりもスマートでディテールもありました!
下記では「HGAW ガンダムダブルエックス」の
などをまとめていきます!
メーカー希望価格よりもう少し上乗せしても良いと思えるキットなので購入検討している方は参考にご覧ください( ^^) _旦~~
レビューの総評:どちらかと言えばアクション特化!

レビューの総合評価
ホワイトとネイビーの2色を軸にキレイなクリアパーツで上半身に目が引くデザイン。頭部も「X」の形状を表現した独特な造形。
プロポーションは胴体の短さは気になりますが、基本的には良いですね。
可動性も胸部・腰部のボールジョイント、肘・膝の二重関節。広い開脚幅も含めてプレイバリューはかなり高い!
作りは同時期に発売された「エールストライクガンダム」や「0ガンダム」に類似していますが、それよりもう少し簡単。
特徴的なツインサテライトキャノンの展開・装甲展開ギミック。ハイパービームソードの収納ギミックに形状のエフェクトも独自性が強く非常に良かったです!(^^)!
長所と短所


どんな方におすすめ?

パーツ分割による色分けが甘いですが、造形・可動性共に評価高め!
両方を重視する方におすすめできますが、個人的には動かしていて楽しめたのでアクション性を求める方に特におすすめします(‘ω’)ノ
ガンダムダブルエックス単体でのプレイバリュー・コストパフォーマンスが良いのはもちろん、バックパックのツインサテライトキャノンは2軸で組み替えも可能。
プレイバリューは増しますし、ミキシング素材としてもかなり良さそうでした!!
HGAW ガンダムダブルエックス:ポージング例
早速完成状態でどんなポージングがとれるのか見栄えをご覧ください。
以下画像ではシールはツインアイのみに使用して、台座はいつも通り「アクションベース8」を使っています(‘ω’)ノ

まず、素立ちさせるか浮遊させるかで印象が全く違い、個人的に浮遊させた方がディスプレイ栄えすると思います。


↑首・肩・胴体・足と可動良好なのでSEED風のようなアクションも可能!












ツインサテラトキャノン展開!
成形色が残念ですが、展開ギミックはヘタレてカチャカチャすることもなかったので補強の心配もなさそう。




リフレクターを展開すると少しフリーダム味が出てくるダブルエックス君(笑)

ポージングは以上!
正直ツインサテライトキャノン以外期待していませんでした。
いざ動かすと可動域が広くメリハリのつくアクションポーズがつけやすい!
ギミックも含めて動かしていて楽しかったガンプラです。
【耐久結果】:ポージングで2時間動かした結果!
まず完成時点での保持力はどこも良好で初期から緩みを感じるポイントはありませんでした。(個体差の可能性はあります)
ハンドパーツに持たせる武装自体も軽量なので問題なし。
サイドアーマーに取り付けるギミックもポロリなく良好!
なにより特に良かったのがサテライトキャノンの延長ギミック!!
こういう延長って自重で出てしまったりすることが多々あると思うんですが、収納する際に「カチッ」とロックできるのが個人的には良かったポイント。
反面、一点だけ気になったのは↓画像で示す「胸部」のボールジョイント。

動かしているとやや劣化してしまい緩みを感じます。
2時間半動かした段階では特にバックパックの重さで仰け反るなどはありません。
ただ、ちょっと触るだけですぐ動いてしまうので気になりますね。
同じような方は補強してあげるのをおすすめ!
部分塗装してディテールアップ・カスタマイズ
おすすめする2つのディテールアップとカスタム方法を紹介します(‘ω’)ノ
【ディテールアップ方法】
「HGAW ガンダムダブルエックス」は細かい色分けができていません。
手を加えたいポイントは多々ありますが、特に部分塗装してあげるだけでも情報量は一気に増すと思います!
スジボリはしても良いですが、デザイン的に下半身はモールドやパーツ分けで出る凹凸が多め。
視線を集めやすい上半身はネイビー主体なのでそれほど重要視しなくて良さそう_(_^_)_・・・うん、スジボリやスミ入れはやるならツインサテラトキャノンだけで良いと思います!
最近は↓こういうのが人気らしい・・・高いからなかなか手が出ないぼく(笑)
【組み替えカスタマイズ】
ガンダムダブルエックスのバックパック、ツインサテラトキャノンは2軸接続なので最近のキットとも互換性があります。

「HGCE ライジングフリーダムガンダム」に装備してみると↑こんな感じ。
サイズ感的にもバランスが取れていて、白い機体デザインのガンプラとの相性がよさそう!

素材として使ったり、ツインサテラトキャノンから別のバックパックに取り替えて遊んでみるのも楽しめました。
キット内容・付属品一覧

↑パッケージはこんな感じ。
年代というよりも作風でしょうか?2013年発売にしてはちょっと古くさ・・・(笑)

何となくボリュームがある前提だったんですが、店頭で箱とった時は小さめで少し驚きましたね!
「HG ジークアクス」の箱と同じくらい。

表紙には「HGAW ガンダムダブルエックス」の完成見本。
裏にはアクション・ディテール・背面のショット、機体解説が掲載されています

中には武装詳細やガンダムX関連キットの紹介。
テキスト量多めなので読みたいけど読む気にならないぼくがいる。

付属シールは比較的少なめでセンサー系やツインアイ、リフレクターのゴールドが主ですね。
リフレクターのシールはモールド同様粒が表現されています。あと、シールは今と比べると少し柔らかい!

ランナーは全部で8枚でポリキャップが付属。
E・Fランナーは量が少ないので実質6枚程度ですね。
全体的にパーツも大きめで、Cランナー意外は全く苦労せず組み立てられると思います。
↓ランナー詳細をタップで見る。
ランナー一覧


A・Bランナーはホワイトの成形色で、主に本体外装やサテライトキャノンを構成しています。

Cランナーは関節系で、たぶんなんですがKPS・・・確かこの頃使われるようになった素材だったと思います。
全てのキットに使われていたわけではないと思うので間違ってたらゴメン。

Dランナーはネイビーの上半身・展開装甲・足裏などに使うパーツ構成。

Eランナーはイエローパーツなのでアンテナや展開装甲内部、胸部のダクトなどに使用。

F1はクリアグリーンで少し硬めのプラ。ビームソードのエフェクトと胸部に使うパーツです。
F2のレッドは少量アクセント的パーツ。
腹部・ディフェンスプレート・腰部・頭部に使う部分。
素組み完成段階での下記3点をまとめます!
完成した外観
組み立てて余剰パーツはありませんでした!


個人的に胴体が「ギュッ」としている感は調整したいところですが、基本的にプロポーションは良いと思います。


細かいパーツで色分けは再現されていないので配色はやや物足りなさを感じます。
その代わり、ツインサテラトキャノンのボリューム感が非常に良い。

↑写真ではツインサテラトキャノンを垂直に立ててしまっていますが、やや斜めにして「X」を表現すると素立ちにボリュームを出せると思います。


サラッとみてもディテールは少なく感じませんし、色の足りなさ以外は申し分ないように思います。
2013年の作りやすさとクオリティの良さが合わさったような良い印象!
組み立てで見る特徴や難易度
完成度の高さに繋がる箇所や特徴的な部分を組み立てで感じたのでピックアップして紹介します。

さっそく一番特徴的だったのがアンクルアーマー+関節パーツ。
脚部と足首の接続は通常ダイレクトに繋げることが多いですが、ガンダムダブルエックスではアンクルアーマーに足首と脚部を繋げるという特異な手法が用いられています。
新鮮味はありますし、アンクルアーマーのズレなども解消できる。
一方、作っている段階では強度性が少し心配になりました。
動かしていても負担がかかる箇所にはなっていないので無茶な動かし方をしなければ問題ありません!

次に股関節。
2013年だと前後可動する股関節が主流なんですが↓下画像の通り。

「HGAW ガンダムダブルエックス」では上下可動のみできる仕様で珍しかった!
正直必要性は感じていませんが、前後・左右に動くタイプよりも安定性は高め。
保持力も十分で意図せず勝手にズレていた!なんてこともありませんでした。

最後に高い可動性の中心、胸部・腰部に使われているボールジョイント。
ポリキャップなので摩耗してしまいますが、腰部は補強の必要はなさそう。
耐久性の面で胸部に関して述べた通り少し緩みがでます。
ただ、補強も簡単ですし、胸部ボールジョイントは可動性を各段に上げる要なのであるだけで嬉しい。
付属品一覧

付属品は↑こんな感じ。
【バスターライフル】

バスターライフルは簡易構成で、武装には珍しくモールドは控えめ。

モナカなので縦に合わせ目がでます。
バスターライフル専用ハンドパーツが付属。
↑写真ではグリップに掴ませているだけですが、指をトリガーにかけて固定できます。
グリップの下部には突起もあるのですっぽ抜けずストレスもありませんね!

↑実際に持たせたサイズ感も良く、色分けすると見栄えがグッと良くなりそう!
【ディフェンスプレート】

ディフェンスプレートは2パーツ構成で、裏に基部を取り付けて装備。

基部はロール回転できるので向きを調整できます。
【ハイパービームソード】

専用の柄とエフェクトが2対付属。
画像右は装備した状態でサイズ感も良く、一般的に使い回されているエフェクトよりもクオリティ高めなのも良かった。
再販情報
再販履歴 | 2025年4月 2024年4月 |
回数自体は少ないですが直近だと丁度1年ペースで再販されています。
キット自体は人気があるので、比較的競争率は高め。
今回量販店に足を運んだ感じだと4つほど入荷されていました。
再販個数としては平均的なので絶対に入手できないというほどでもないと思います。
amazonでの購入件数を見ても1000件には及ばないものの、店頭の販売個数と総合的に見ると少ないということはなさそう。
↓記事では再販情報をまとめているので、今後の発売情報など定期的にチェックするのにご活用ください(=゚ω゚)ノ
部位ごとの外観と可動域詳細

具体的に各部位の詳細や具体的な可動範囲を↓下記の通りまとめました!
気になる点があればタップしてね(=゚ω゚)ノ
- 頭部ディテールと可動範囲を見る頭部評価:
- 腕部ディテールと可動範囲を見る腕部評価:
- 胴体ディテールと可動範囲を見る胴体評価:
- 脚部ディテールと可動範囲を見る脚部評価:
- バックパックディテールと可動範囲を見るバックパック評価:
頭部:ディテールと可動範囲

頭部は後頭部・側面はディテール控えめですが、正面は情報量もしっかり乗って存在感強め。
特にツインアイのシールがバイザーで隠れることもなく露出面積が広めなのも良かった!
シールは少しずれると大分印象がかわりますが、塗装しない方は必須。
もしズレた場合や上手くいかない場合は「Mr.マークソフター」を使ってみてね(‘ω’)ノ
あと縦に合わせ目がでます。

俯き、上向きは超動かせる!とかではなく標準程度。
ただ、胴体も動くので組み合わせて相手を見据える視線でもポーズ可能。
頬からでる突起は少しだけ干渉しますが、360度回転できますし、横にも少し振れます。
腕部:ディテールと可動範囲

ショルダーの面はモールドは少なく、ネイビーパーツでダークグレーのパーツを挟む構成。
側面から見ると隙間が空くので少し気になります。
上から見ると合わせ目は目立ちませんが、ダークグレーのパーツにはシリンダーの造形が刻まれています。

腕部はホワイトとネイビー装甲の組合せ。
ネイビー部分にはディフェンスプレートを取り付ける平軸ダボ穴が”左手のみ”にあります。

さらにネイビーパーツは装甲展開が可能。

ハンドパーツは軟質で、珍しく甲の部分も同じ素材。一般的なものだとPS素材が使われることが多い部分ですね。

腕は水平に90度以上!
肩はボールジョイントで、ほどほどに前後可動できます。
上腕は標準のロール可動で、肘は密着性の高い二重関節。
肩回りの可動性は十分でアクション性高いですね!
胴体:ディテールと可動範囲

胸部はクリアグリーンのパーツで再現。
面にディテールはあまりありませんが、胸部周りは比較的分割が多いので情報量に物足りなさはあまり感じません。
気になるのは胴体の短さぐらいですかね。

ウエストのアーマーは少ないながらパネルラインが入っていますが、角をなめたような丸みの造形なのが特徴。
フロントアーマーは中央からカットできます。
動かしやすさや見栄え的にもカットは推奨ですね。
サイドアーマーにはハイパービームソードを収納できるギミック。

フロントアーマーは大きく跳ね上がり、サイドはロールのみ可動。アーマーを上げた後の内部がスカスカなのが少し気になる。

胴体は2つのボールジョイントで前後可動が可能!
ボールジョイントなので左右にも振れて、腰部は干渉なく360度回転できました。
胸部に関しては前後・左右に動かせますが、造形的に捻りはできません。

股間節は軸で180度開脚と非常に柔軟!
現時点で、もし膝の沈み込みが甘くてもある程度ダイナミックなポージングが可能だと思います(‘ω’)ノ
脚部:ディテールと可動範囲

脚部は腕部より比較的情報量高め。
側面ネイビーの装甲は腕部同様展開できます!
スラスター部分は色分けされていないので、この点は部分塗装してあげたいところ!

脛・脹脛は合わせ目がでやすいポイント。

アンクルはパーツ分割でディテール少々と、足首近くにはシリンダーのようなモールドが刻まれています。
足裏にもモールドは入っていますが、縁が肉抜きされているのは気になるところ。

腿は前に90度以上。
膝は二重関節で180度沈み込みOK!
足首は上下程々に可動。
膝がこれだけ沈み込むなら、開脚幅と合わせてメチャクチャアクションポーズとれるのが確定!

ちなみに足首は左右にも振れ、内側は比較的深く曲がるので接地性も良かった
バックパック:ディテールと可動範囲

がバックパックのツインサテラトキャノンは砲身が長くリフレクターともにパネルラインも豊富。
サテライトキャノンは2パーツ構成簡易。
縦に合わせ目が出てしまうのはちょっと残念。

リフレクターは基部が柔軟で翼のように動かすこともできます。
バックパックにはバーニアが2基。
可動ギミックではありませんが、差し込んでいる角度を少しなら調整できます。
個人的に動かしていると摩耗して取れやすくなると思うので非推奨。

サテライトキャノンは基部を回転させ180度方向変更、後に砲身延長して前面に向けて展開。

サテライトキャノンは肩のダークグレーパーツを起こしてロックできるギミックもあります!
愚痴ですが、こういうやつ「HGCE ライトニングバスターガンダム」にもマジで付けて欲しかった!!!
満足度が増すポイントですよね(‘_’)

砲身はノッペリ気味で、縁にコーションマークっぽい三角形が造形。
砲口は穴が空いていますが細かい造形はなし。
ディテールアップしやすい箇所かも。

リフレクターは↑この手順で展開!
内側には細かい粒のようなモールドが入っているので、ゴールドのシールを使う際には是非マークソフターや綿棒で密着させてあげるのをおすすめ!
モールドが浮き出て立体感が増すはず!!
同価格帯HGと比較
良い比較対象が手元になかったので、なんとなく触ってて既視感を感じた「HGCE デスティニーガンダム」と比較。
なんとなく・・・動かしやすさや可動ポイントなどが類似しているためか動かしている感触が近かったんですよね。

脚部の長さは同じくらいですが、ややデスティニーガンダムに比べガンダムダブルエックスは胴体が短め。
頭部の位置を見ると差がわかりやすいかも。

斜めから見ると全然似てないな(笑)
最近のHGより腕がやや短い。
胴体が短い分の差が腕部にも出ています。

背面から見るとはサテライトキャノンと2つの武装シルエットが似てますね。
結果、全然似てませんでした(笑)税所にいったことは全部忘れてください(=゚ω゚)ノハハーン
単純にキットを比較すると↓こんな感じ。
項目 | ガンダム ダブルエックス | デスティニー ガンダム |
---|
発売年 | 2013年10月11日(金) | 2019年05月31日(金) |
価格 | 2,090 円(税10%込) | 2,420 円(税10%込) |
組み立てやすさ | ◎ | ◎ |
外観プロポーション | 〇~◎ | ◎ |
可動範囲 | ◎ | ◎ |
ギミック | ◎ | 〇 |
付属品 | 〇 | ◎ |
耐久力 | 〇~◎ | 〇~◎ |
6年の年月分パーツ分割など細かい点でクオリティに差は出てしまいますが、↑項目別に比較するとステータス自体はガンダムダブルエックスも悪くないと思います。
特にデスティニーガンダムが豊富な付属物でプレイバリューを高めたのに対し、ガンダムダブルエックスは本体に搭載された展開ギミックでプレイバリューが高め。
プロポーションや足の付け位置などは年代的にまだ発展途上なのを加味しても価格的にパフォーマンスは十分!!!
値上がりしましたが、それでも納得の完成度だと思います。
HGAW ガンダムダブルエックス【レビューまとめ】

冒頭でも述べた通り、年代的にツインサテラトキャノン以外正直期待しておらず、コスト的にもそこそこの完成度かなー?って思っていました。
組み立ててみると最近のキットに近しい構造もあり、二重関節に胴体の可動とアクション性も高い。
何より、本体に搭載されたギミックはプレイバリューが高く良かった!!!
ぼくは量販店で1,800円程度で購入。
かなりお得感を感じますが、メーカー希望価格の「2,090 円(税10%込)」でも十分コストパフォーマンスが良いと思います。
色分けやプロポーションなど手を加えるとさらに化けそう。
改造などのスキルアップに練習するキットとしても良いですね・・・(‘_’)
箱絵を見た時はややモッサリ感強めで古く心配でしたが、ちょっとでも気になる方やダブルエックスが好きな方にはマジでおすすめ。
以上!!!
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