今回は「HGUC メッサーラ」のレビュー!事前情報でデカいのは知っていて、購入悩んでいたんですが、欲しかったダブルオー系2キットが買えなかったので代わりに買ってきました(´;ω;`)w
登場作品 | 機動戦士Zガンダム |
搭乗パイロット | パプテマス・シロッコ |
メーカー | BANDAI |
グレード | HG(ハイグレード) 1/144スケール |
価格 | 3,300円(税10%込) |
発売日 | 2013年06月15日 |
HGUCって何ぞや?って方は↓下記記事で違いをまとめてるのでチラ見してみてねー
↓早速完成全体の外観がコチラ。
全体的に異形の姿ですね。設定としてはMAの可変機らしいので、MSではないみたい。
極端に長い脚部で、通常の1/144スケール分くらい・・・デカい!!!
バックパックのバーニアは大型で、角々しいデザイン。
【レビュー総評】
外観
見た目はデカく、ディスプレイにはスペースをとってしまいますが、大迫力で飾り映えや存在感バッチリ!大きな外装パーツにモールドは控えめですが、要所要所に詰まったディテールが魅力的。
特にバックパック裏のパイプやメカニカルな造形は最高でした(=゚ω゚)ノ
組み立てやすさ
大きめのパーツが多めでポリキャップを使っていますが、バリも少ないのでかみ合わせに影響することはありませんでした。
弱点は一部のパーツの合わせが良くなく、合わせ目が出たりゲート跡が多いのでちゃんと処理しないとちょっと目立つこと。後、ABSが使用されているので破損しないように削ったり油をさしたり工夫した方が良いと思います。
組みにくさはかんじませんが、パーツ数や独特な仕様、ABSの注意などを考慮すると初心者さんには難度高めな気がします!
可動域
股関節の開脚が制限されるのでちょっと物足りなさはありますが、2013年のHGUCと考えるとまぁまぁ良いように思います!
肩と腕付け根の2つに関節軸があり大きく跳ね上げ可能。バックパックの基部は前後・上下にフレキシブルに動かせるのには感動しました!現在のキットと比較しても全く見劣りしません。
ギミック
MAからMS形態に変形、ミサイルパッチの開口、脚部ブースターの展開、腕部・脚部のクロー展開とHGガンプラとしては充実なギミック量。
耐久性
2時間以上動かしてみた結果としては特に摩耗して保持力が落ちるなどは一切ありませんでした!
事前に関節強度が高すぎる箇所に油を注していたのでその影響もあったかもしれません。全く破損や劣化がないので、2024年作ったHGガンプラの中でかなりいい出来でした!!
コスパ
HGとしては少々コストが高い。ただ、SEED FREEDOM系のキットよりギミックも豊富でサイズも大きい。満足度は高いです!
組み立て難易度、コスト面を考えると初心者さんにはおすすめできないガンプラだと思います!ただ、Zが好きな方や大型MAなどが好きな方にはおすすめしたい!(‘ω’)ノ
完成度高く、一部差し換えはあれどスムーズな変形がマジで良い。
メッサーラ知らないぼくが気に入ったんだから、キット好きな方にはたまらないはず(笑)
下記では、
- 組み立て
- 可動範囲
- ポージング
- その他HGUCキットと比較
↑これらの内容を詳しくまとめていきます!
メッサ―ラ2025年に再販あるので、検討している方は是非チェックしてみてね( ^^) _旦~~ユックリシテッテネ
HGUC メッサーラのキット内容や注意点
パッケージはこんな感じ。旧キットではないのでメチャかっこいい!
ランナーは8枚と2013年のHGにしては中々多め。実際組んでみるとパーツ分割も思ったより細かかったですね。
エフェクトやシールの他、付属する専用スタンド用のビスが付いてくるので小さ目のドライバーが必要。(組み立てない場合は不要)
さらに付属のスタンド用に様々なアクションベースに互換性のあるジョイントが付属してきます!これは結構嬉しい。
特にアクションベース2は「HGレイダーガンダム」が対応していたんですが、持っていなかったので大助かり!
説明書裏には装備の説明や機体の説明があります!ちなみにぼくは「Zガンダム」全く知りません(笑)
HGUCはあまり作ったことないんですが、独特の構造をしていて、最近作ったガンプラの中では作ってて楽しいキットでした!
関節類にはポリキャップが一部使われていますが、量は少ないので余剰パーツがでます。ダークグレー系は良く見るんですが、ライトグレーのポリキャップは新鮮。
↑余剰はこれくらい。パーツ自体に余剰パーツはなし!
全体的にディテールはあっさりしていますが、↑画像のようにポイントポイントで細かい造形になってます!
2つの注意点!
- パーツのかみ合わせが良くない
- ABSが使用され固めの箇所がある
個体差の可能性はありますが、機首に当たる部分のパーツが一部かみ合わせが悪い。何度付け直してもかみ合わなかったので力づくではめ込みましたが、ここは丁寧なに作ってみるのをおすすめ!
FランナーのパーツはABSが使われています。衝撃などには強いですが、捻りに弱かったり、劣化しやすかったりなど弱点があるプラ素材です。
塗装する方は溶剤の影響が出やすいので注意が必要!!
メッサーラ部位ごとの外観と可動範囲をレビュー
それでは部位ごとに「HGUC メッサーラ」を細かく見ていきましょう!
合わせ目やゲート跡、可動範囲を重要視する方は要チェック(‘ω’)!
頭部の外観と可動範囲
頭部アップ。フェイス中央のモノアイはシールで、周囲4か所も黒いシールになります。あまり目立たないので、黒いシールは貼らなくても良いかも。
※本記事ではフェイスのみシールを貼っている状態。
側面から見るとゲート跡が目立ってしまいますね。できればキレイに処理してあげた方がよさげ。
後頭部・・・とは言え胴体と一体化しているような見ためなので、あまり頭部感はありません。(何かわかんないですねw)
もちろん可動域もないので、胴体が向く方が見ている方向です!
モノアイ可動できない点は残念でした。
腕部の外観と可動範囲
ショルダーアップ。ネイビーとブルーの二色構成。
ネイビーパーツはミサイルハッチになっていて、展開するとレッドで再現されたミサイル・ポッドが露出します。
で、個人的にミサイルハッチの基部裏に刻まれた小さいモールドに拘りを感じます!
腕部内側にはレッドのパーツで再現されたチューブの造形。ここは硬質パーツで部分的に取り付けるようになっているので、緩くなるとポロリが起こりそうな気がしました。
外側にはクローが収納された状態の「腕部クロー/グレネード・ランチャー」。
クロー外側はレッドの外装あり。
マニュピレーターは最低限の造形ですが、モールドは深く入っています。ちなみに平手パーツとビームサーベル用握り手が付属します。左右平手があるのは中々珍しい気がする!
肩付け根はボールジョイントで上下に若干可動。それだけだと上記画像の通り可動範囲は狭いが・・・。
↑肩のボールジョイントの他、腕付け根にもう一つ軸があるのでさらに水平にあがります!
肘は二重関節ではなく90度まで。腕付け根にはロールがあるのでアクションポーズは問題なさそう。
手首はボールジョイントなので他キット同様標準ですね。
胴体の外観と可動範囲
胴体をアップ。
首下胴体から機首までをアップ。機首の左右にある突起は取り付けタイプだったので、ゆるくなるのを心配していたんですが、かなり固めなので簡単に外れることはありませんでした!
可動軸はないので胴体は固定。
ここはちょっと不満がでるポイントですが、その分安定性の高さとトレードオフって感じかな。
脚部の外観と可動範囲
脚部アップでまずは太腿。合わせ目がでますが、一部段落ちモールド化されているのでそれほど目立つものではありませんでした。
ただ、内部パーツのせいか少しはめ合わせが甘いので、動かしていると少し開いて気になるかも。
膝裏にはレッドのチューブ造形パーツ。
膝下アップ。
マイナスモールドや」パネルラインなど少量ですが入ってます(‘ω’)大きいパーツなのにヒケもなく滑らかな美脚!
脚部裏には広い範囲でバーニアがあり、カバーも開閉。脚部クロー裏には肉抜きがあります。
足首正面と裏のアップ。足裏は肉抜きなどはありませんでした。脚部クローを展開すると自立の安定性が高い!
↑股関節の開脚はこれくらい!広くはないですが、まぁまぁって感じ。ぼくは2013年のHGUCでは良い方と思ってるんですが・・・どう?あまり購入しないシリーズなのでコメントで是非教えてください(=゚ω゚)ノ
腿にはロール軸が入っていますが、周りを包むように外装が付いているので干渉して大きくロールさせることはできませんでした。
足は正面にべらぼーにあがります(笑)膝は裏のパーツが干渉するのでほどほど。
足首は下に大きく下がり、上にはあまり上がりませんでした。
左右にも若干動かすことができます。
バックパック
バックパックのアップ。大型で本体並みのボリューム感。基部にはABSが使われています。
連装スラスターは個々で取り付けるタイプで内部は層のように別れた造形あり。
画像で示す通り、パーツが大きいのでランナーのゲートが付く箇所が多め。その分目立つのでここも処理できる方はした方がよさそう。
連装スラスター上にあるネイビーの突起は他の箇所と比較すると取れやすい方。ただ、簡単にポロリということは今のところありません!ぶつかったり倒れたら取れる感じ(‘ω’)ノ
メガ粒子砲の発射口は↑こんな感じ。基部をロールさせると裏側が見えるんですが、細かいメカメカしいモールドが見えない箇所に刻まれていました!イイネ!
連装スラスターの基部は前後・上下に可動。
バックパックの接続基部はC型ジョイントなので上下に跳ね上げることができます。
C型ジョイントでバックパックを上げると変形機構の頭部スライドも連動してできます。スライドする時は上下「カチッ」とロック。音がギミック感増して良かった!
変形ギミック
ここからはMA変形の仕方を簡単に紹介!一部パーツの差し替えが必要。
まずは腕を外します!
バックパックを上げ、同時に頭部も連動して下にスライド。
※説明書では頭部を下げてからになっていますが、いじってみた所感として、破損しそうで怖いのでぼくは連動させてスライドさせてます!
基部の角度を下げて左右同じにします。
連装スラスターと腕を取り外した箇所と繋げる差し替えパーツを使います。
取り外した腕から関節パーツを外します(これは使いません)
腕部クローのパーツも一旦取り外します。クローのパーツは2つのダボ穴があり、通常上側を使用。
ダボ穴を下側に変更して装着。
腕部ボールジョイントのダボ穴を差し替えたパーツのボールジョイントに入れる。これで腕がピッタリハマります!
脚部クローを閉じます。
脚部全体を後方に回す。
完成!!!これがMA形態への簡単なステップになります(‘ω’)説明書だと一部わかりにくいので、最初はよくわからんかもですが、なんとなくでいけます(笑)一回できたら簡単!
付属スタンドの機能性
HGUC メッサーラの専用スタンドにはオプションパーツを収納する機能があります!
↑まずは裏面から、こんな感じにボールジョイント専用の形状に模られていて、簡単に抜けることもありませんでした。
さらにスタンド台座表面にも使わない関節を突起に差し込むことで固定。
側面にはサーベルエフェクト。後方には差し替え用の腕部クローを設置可能。こういうスタンドほんとに便利。
スタンド軸はアクションベース5のように、高さと角度が調整できるロックが機能があります。
ちなみにメッサーラは四角太めの軸。
メッサーラをポージングで魅せる!
ぶっちゃけ胴体の可動軸がないのである程度制限されてしまいますが、思ったよりダイナミックなポージグもできたので楽しめました!
HGUC メッサーラ・・・ご覧あれ(=゚ω゚)ノ作品知らんから気に入らんかったらごめんよ(笑)
異形感マジですごめ。「鉄血のオルフェンズ」に登場するグレイズアインと近い匂いがしますね。
付属スタンドでディスプレイ。性能は良いんですが、台座幅が狭いのでダイナミックなポージングはかなり難しいです。
メガ粒子は水平に向けることができます。
自由度を高めるため「アクションベース8」に変更。
バックパックは基部がフレキシブルなので進行方向を表現できますね。
長い腕に長いサーベルの柄が長剣に見えてかっこいいシルエット。
クローは展開後のものと差し替え変更。
腕部クロー装着。
脚部は大きく上がるので、格闘表現もOK!
HGUC メッサーラのポージングでした!もっといじったら随時写真を追加します。
やはり、胴体の軸が無いのでちょっと相手を見据える視線とか捻りができないのは弱点でしたが、胴体自体が短いので思ったほど悪影響はでていませんでした!
腕部も柔軟ですし、股関節も許容範囲。何よりフレキシブルすぎるバックパックの基部が良い!ABSなのでかなり心配していたんですが全く問題ないですね。
付属スタンドはMA形態の時ならおすすめ!
ポージグを自由に付けたいなら安定性の高い台座が倒れないので良いと思います(‘ω’)ノ
【耐久性】2時間半動かした結果全然ヘタレない!
ABSによる摩耗のヘタレや関節の破損がかなり心配のまま組み立てたキットなんですが、動かしている間全く問題ありませんでした!
で、ぼくも心配のあまり今回初めてパーツに”油”を注してみたんですよね。
正直好きになれるかわからなかったので、売ることも視野に入れていました(笑)なので関節削っちゃうとあんまり良くなさそうだなって思って、ABSの渋すぎる関節に油を注してみたんですよね。
結果、これが大正解!メチャクチャいい塩梅の保持力!
もし浸透して何かあるかとか心配だったんですが、調べても特に出てこなかったのでやってみました。
↑もし悪影響あるとか知ってる方いたらコメントくださーい!
今後KPSのパーツでも試してみたいと思います!ヤスると削りすぎたり、調整したりかなり面倒なので、個人的にも良い経験でしたね。
ちなみに使ったのは100均にある「万能オイル」(‘ω’)ノ
強いて耐久性で弱いポイントを上げるなら、バックパックの連装スラスター付近にあるネイビーパーツの突起。
レビューでも述べた通り自然なポロリはなく、ちょっと振れたくらいでは取れませんが、倒した衝撃などで外れがちでした。何度か繰り返したり変形してしまうとポロリするようになってしまう可能性がありそう。
メッサーラの簡単なカスタム
いつも通り塗装やスミ入れなど簡単なカスタムもモチロンできますが、丁度オプションパーツを購入したのでメッサーラに使ってみました!
↑これ良くない?「オプションパーツセット ガンプラ 13 (ガンプラバトルアームアームズ)」を使ってクローを延長した感じ。
手軽にカスタムできる1つの方法としておすすめ!
他にも使ってる例は↓下記バトルアームアームズの記事で紹介してます(‘ω’)ノ興味があればどぞ!
スミ入れ方法などは↓下記記事でまとめているので、そっちを試してみたい方は参考にご覧ください。
その他デカいHGガンプラとの比較
「メッサ―F01型」との外観比較!メッサ―F01型も中々のサイズ感ですが、メッサーラはバックパックの分デカい。
重量はF01型と大差ないかな。
続いて鉄血では大型なMS「グレイズアイン」と比較。
グレイズアインぐらいなら即買いと思っていたので・・・意外だったのは本体の高さは同じくらいだったこと
違いは外装の大きさや大型のバックパックで、メッサーラは実際より大きく見えるかも。
比較ガンプラ | 定価 | 発売日 | 外観クオリティ | 付属品の充実度 | ギミック | 耐久性 |
---|---|---|---|---|---|---|
メッサーラ | 3,300円(税10%込) | 2013年06月15日 | 高 | 高 | 高 | 高 |
メッサ―F01型 | 2,750円(税10%込) | 2020年07月04日 | 高 | 低 | 中 | 中~高 |
グレイズアイン | 1,540円(税10%込) | 2016年04月09日 | 高 | 中 | 低 | 中 |
表でまとめるとメッサーラはコストが高い分内容が充実しているのがわかりやすい!3つの中では年代が最も古いですが、個人的に一番クオリティの高さを感じました!
メッサーラのポジショニング
※オレンジに近く、大きくなるほど可動性が高い
上記ポジショニングマップを見てもらえたら分かる通り、初心者さんにはちょっとおすすめしにくいキットなのが残念な所。
HGUC メッサ―ラ【レビューまとめ】
今回は「HGUC メッサーラ」をレビューしてきました!なくなく購入したキットでしたが、非常に満足度が高く、メッサ―好きな方にはおすすめ!
ぼくも好きになりました!他のZ系も作ってみようかな・・^^
長所 | 短所 |
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1/144スケールとしてはデカい | 合わせ目やゲート跡が目立つ |
想像以上に広い可動範囲 | |
ギミック完成度が高い | |
バックパックがフレキシブル |
2024年はガンダムSEED FREEDOMキットをたくさん作ってきましたが、耐久の高さでは全然メッサーラの方が良かったですね。
ただ、冒頭でも述べた通り組み立ての難易度やABS素材・コスト面など、初心者さんにはハードル高めかな。
完成度は間違いないと思うので、上記が気にならない方は是非挑戦してみてください!
ここまで!気になるキットあれば是非教えてください!色々作ってみたいのでリクエスト受付中ー
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