今回はHG ガンダムハルートをパチ組レビュー!
- 登場作品:劇場版 機動戦士ガンダム00
- メーカー:BANDAI
- グレード:HG 1/144スケール
- 価格:1,980円(税10%込)
- 発売日:2010年09月18日
- WEB説明書:HG ガンダムハルート
- ランナー数8枚+ポリキャップ
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人気作「機動戦士ガンダム00」の劇場版に登場する機体。
劇場版では序盤に「通常版」・終盤で「最終決戦仕様」の2バージョン登場。本記事でレビューするのは通常版で付属品はGNソードライフルのみですが、MA形態への変形にGNソードライフルの展開ギミック。加えてバックパックへの装着など価格に対して十分満足度の高いHGガンプラでした。
丁度旧キットと呼ばれるクオリティから抜け出したくらいのガンプラで、造形は良くポリキャップが多用されているのが特徴。
HGでは珍しい構造部分を持っていたりしますが、作る難易度としても高く、一部注意点はあるものの初心者でも簡単に組み立てることができます。
アレルヤ機はどれもかっこいいが目立った活躍をしていないことで不人気さを感じる方もいますが、ハルートは人気が高いので悩んでいる方は2024年7月再販の際是非迷わず手にとるのをおすすめ!
HGとしての見た目の完成度は高く、付属品が少ないながらも変形ギミックや作りやすさに価格を考慮した結果プレイバリューは比較的高めのガンプラだと思いました!
2010年製ということでやや可動域に難を感じる点とポリキャップがまだ多用されていることはちょっと残念でしたが、トータルで見た時十分価格に対しての満足度ありますね。
本記事では、
↑これらを含めてレビューしていきます。
購入を検討している方は是非参考にご覧ください。
「HG ガンダムハルート最終決戦仕様をレビュー!通常版との違いは?」の記事もあるので是非合わせてチェックしてみてください。
組み立て:可動域をチェック
まずは簡単に可動域をチェックしていこうと思います。
まずは顔から紹介!
※全部撮影した後に顔のパーツが一部取れていたことに気づきました(´;ω;`)↑これが正しい顔ですが、以下顔のおかしい部分はマスクが抜けている状態です。申し訳ない。
劇場版では「通常モード」と、最終決戦仕様で表現される「マルートモード(赤い顔)」がありますが、通常版にはマルートモード用の顔は付属しません!↑これだけ。
【頭部を作る時の注意点】
バックパックを外して確認していきますね。
首は前後左右に大きく可動できますね!特に干渉するものはないのでポージングにも問題なし。
肩はボールジョイントが使われており、上側に被せるような装甲もないので大きく上下に可動。
これは変形ギミックのための設計になっていますが、上からみるとボールジョイントが丸見えになってしまうので気になる方もいるかもしれません。
肘は2重関節ではありませんがそれでも十分可動域を確保していました。
手首グレー部分が前後に若干動く仕様なのでかなり柔軟に動かせます。
胴体にはボールジョイントがあるので後方に若干可動できますが、前方には装甲が干渉して動かせない仕様。
↑ボールジョイントはこんな感じで、腰部から長い支柱がウエストを貫通してはめ込む仕様。
HGガンプラとしてはあまり見ない特殊なつくりですが、個人的にあまり大きなメリットはないと思いました。
ガンダムハルートのレビュー記事を書いていて一番残念に感じたのが股関節の可動域が極端に狭いこと。
フロントアーマーも独自仕様なんですが、ボールジョイントが軟質で結構緩く干渉するとすぐにポロリするので、強化するのをおすすめ!
↑ご覧の通り軸になっていたので、ボールジョイントにしなければもっと可動してポージングにも迫力を出せたかたなと思いました。
軸にしても結局ボールジョイント仕様にしたのはちょっと意味なかったですね。
ちなみにここも他HGではあまりみないかも。色々試している段階のHGなのかもしれない。
ちなみに股関節は、
って感じになってて不自然さは解消されていました。
00系の外した穴のキャップパーツってマジでいらんしなくなるしこの方がかなり良いですね。
こだわりみたいなものを感じる。
バックパックの「GNキャノン」や「GNシザービット」を格納するコンテナはこんな感じ。
キャノピー部分との接続はポリキャップで、コンテナ部分との接続はボールジョイント。
機体以上の大きさでやや動かしにくさを感じますが、それでも思ったより柔軟に動かせました。
ミサイルコンテナには蓋のモールドは入っていますが開閉はできない仕様。
組み立て時の注意点なんですが、バックパックのキャノピー周りのパーツで被せるようにはめ込む部分があります。
ここ、失敗すると取り外すのが非常に難しいので、オープナーが必須。
もし塗装や後で開くようにしたい方はダボ穴に切れ目を入れたり、軸カットしたりといった対応をした方がいいですね。
付属武器のGNソードライフルは刃部分にクリアパーツを採用。
右がライフル状態で左が展開状態。特有のハサミ形状を差し替えなしで再現可能。
↑画像の通り2通りの持ち方ができるので「ソードモード」と「ライフルモード」で使い分けできます。
付属武器のGNソードライフルはバックパックに差し込み凸があるので装着可能。
大型のバックパックなので専用の太軸が採用されていました。
最近だと共通の2軸などが使われますが、摩耗するとすぐとれちゃう問題ありますよね?
何回か脱着した感じ、ハルートにそういった問題は発生しなさそうなほどガッチリ保持できています。
完成!
ポージングの自由度とMAへの変形
それではポージングレビュー!あまり活躍がわからないアレルヤ機ですが、めちゃかっこいいのでご覧あれ!!!
今回レビューに使ったスタンドは100均のディスプレイスタンド。
バックパックもGNソードライフルも大型なのでめっちゃ迫力だせるんですが写真むっず(笑)
股関節はあまり動かせませんが、膝の動きは問題なしなので飛んでる感は演出できますね。
ソードモードのハサミを展開するとなんか凶悪さがでてハレルヤ感がでてきますね。
ライフルモードの持ち手は固定などできず、差し込むだけの簡易な形状をしているので、逆さにするとすっぽ抜けることがあります。
手首が前後に動くので、00系特有の確度でライフルを持たせることができますね。
「GNキャノン」を前方に出して射撃!
劇中だと「キュリオス」と「アリオス」になかった高火力を見せつけてくれたのはかなり良かった。目立たない要因だと思ったので、影の薄さを見事に解消した装備だと思います。
HGキットなので全体的にちょっと色分けが足りませんが、部分塗装だけでも情報量一気に追加しやすいかも。
可動域ではサバーニャには劣ってしまいますが、造形とギミックでは劇中登場するガンダムの中でもかなりいい出来のHGだと思います。
若干足が細すぎるのがアレルヤ機の特徴で、ハルートも受け継いでますね。
これが飛行形態になった時に良いバランスになるから不思議。
GNコンテナはGNキャノンを下に向けたのもアリっ!
SEED DESTINYのブラストインパルスっぽいシルエットがでるのでおすすめ。
ハルートMAモードへの変形
変形方法は割とシンプルですが、胸部の開閉など一部手の込んでいる部分もありました。
胸部を上げて頭部を隠し、ショルダーアーマーを上げて腕をロール。
足は膝の白い装甲を一回外してロックを外し、伸ばしていた状態を伸縮させることができるようにします。
↑こんな感じ。
左が伸びた状態で、右が足を押し込んだ状態。他ではみることのない変形ギミックで脱帽(笑)
これライジングフリーダムにもほしかったなー。
あとはバックパックのキャノピー部分を起こして頭部に被せると完了!
あ、GNソードライフルも左右に忘れずマウント。
どうでしょう?個人的には00らしくてむっちゃ好き!!
キュリオスもアリオスもそうでしたが、00の変形機って割とクオリティ高い気がする。
ハルートはデザインもいいんですが、このボリューム感が良い。
でも弱点みっけ。
初見正面から見ると何がなんだかよくわからんかも(笑)
同シリーズガンプラとの比較
同じ機動戦士ガンダム00のHG「0ガンダム(実戦配備型)」とのサイズ比較。
塗装していますが、サイズ感は変わらないので大きさ比較には問題ありません。
見た感じハルートの方が一回り大きいですね!0ガンダムは割と小型ですが、思った以上にサイズ感で違いがありました。
次は同シリーズのRG「RG ダブルオークアンタ」と比較。同じ1/144スケールなのでサイズ感は同じです。
一見同サイズですが、足の開きが違っていて、より開いているハルートの方が頭一つ分大きい。
ただ、RGほどのディテールはやはりなく、パチ組だと少しのっぺりした印象で少し物足りない感がでてしまいますね。
物足りなさは並べて比較すると感じてしまいますが、ハルート単体で見ると特に違和感はでませんでした!
HG ガンダムハルートレビュー【まとめ】
以上、「HG ガンダムハルート」のレビューでした!
良し悪しをまとめると↑こんな感じ。
ガンダム00系ガンプラの中でも造形や変形ギミックはピカイチで、他ではみない新しい作りやHGでは中々ないボリューム感があって作ってて楽しかったキットでした。
色分けで不満の多い00系キットですが、劇場版の2010年になるとある程度細かい部分もパーツによる色分けがされていました。
作りは新鮮で数点注意する点はあるものの、難易度としては難しくないので初めてガンプラを作る方でも問題なく組めると思います。
ただ、最近のSEED FREEDOM系からガンプラを始めた方だと、関節にポリキャップが多用されているので少し保持力に物足りなさを感じるかも。そこはちょっと時代を感じる仕様。
バックパックや頭部・フロントアーマーには注意ですが、2,000円ほどのガンプラとしては十分なプレイバリューで納得できる出来だと思います。
それぞれのパーツ自体がカッコイイので、ミキシングの材料にもなりやすいですし、ベースに使ってもいいかも。
今回のレビューはここまで!またね
HG ハルートを購入するには?
2024年7月に再販がありましたが、人気もあるようですでにamazonでも価格が高騰してしまっていますね。
購入は次回の再販を待つか、高額になっているであろう中古ショップを利用するしか2024年8月時点ではなさそう。
もし不要なガンプラがあれば一部を手放して費用にするのもおすすめ!
↓下記の記事では買取に関する記事や、ガンプラを購入できるショップや方法をまとめているので参考にご覧ください!
>>ガンプラを売って新作の費用に変えたい方は「ガンプラ買取おすすめガイド」の記事をご覧ください。
>>ガンプラ購入手段について知りたい方は「ガンプラ購入方法と場所」の記事をご覧ください。
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