今回はガンダム00より、始まりのガンダム「O(オー)ガンダム(実戦配備型)」のHGをレビュー!(=゚ω゚)ノ
登場作品 | 機動戦士ガンダム00 |
搭乗パイロット | ラッセ・アイオン/リボンズ・アルマーク |
メーカー | BANDAI |
グレード | HG(ハイグレード) 1/144スケール |
価格 | 1,320円(税10%込) |
発売日 | 2009年06月 |
2009年発売のガンプラとしてはかなり出来が良く、低コストで最高レベルのパフォーマンスを感じました!
下記ではレビュー総評をまとめてから、キット内容や詳細な外観と可動範囲をまとめます。
気になる方は冒頭の総評だけでも是非チェックしてみてね(‘_’)イイヨコレ!
レビュー総合評価:間違いなく良キット!
外観はファーストガンダムをオマージュしたシンプルなデザインにガンダム00特有のクラビカルアンテナを取り入れて細部をアレンジ。
パネルラインやモールドは少ないが、脹脛のみモールドが集中したこだわりを感じます!
合わせ目は出ますが、目立つものは少ないですね。
ランナーも少なく組み立ても簡単でEGよりちょっと難しいくらい。ポリキャップが使われるキットはパーツ同士のかみ合わせが良くないこともありますがそんなこともありませんでした!
ギミックはサーベル取り付け基部が動かせるくらいですが、可動範囲は今のキットと比べてもそう劣らない2009年発売とは思えないクオリティ。
股関節の3軸保持力の耐久性は気になりますが、全体的に軽量でポリキャップの安定性の悪さによる影響をほとんど受けていません。
小売り価格「1,320円(税10%込)」と考えるとかなりコストパフォーマンスに長けたキットだと思います(=゚ω゚)ノ
【こんな人におすすめ】
ポジショニング
外観がディテール不足なので、手を加えるディスプレイ特化の人にもおすすめできますが・・・・可動性が非常に高く、耐久性も良いので”プレイバリュー”を求める方に特におすすめですね!
ただ、武装に関しては付属物が少ない。そういう意味では他のキットから借りて使うなど遊び方もさらに広がりそう!
↓下記では「ポージング例」と「劣化する耐久性の弱い部分」を紹介します。
HG Oガンダムのポージング例
Oガンダムの可動範囲でどんなポージングがとれるのか例を紹介します。
キット本体はかなり軽量なので「アクションベース6」も使うことができます。
「RG ガンダムエクシア」とも並べてみました↓
エクシアがRGなので一緒に並べるとさすがにディテール量で見劣りしてしまいますね。
耐久性評価:弱点は股関節!
↑耐久性の弱点はこんな感じ。
股関節が2009年当時よく使われていた3軸タイプで、前後・左右に可動できるんですが・・・ボクコレキライ。
自立やポージングの際緩くて影響が出るとかそういうことはありませんが、軸が1つで全部繋がってしまっていることで中心がズレると全部ズレてしまう。
立たせる時体幹がズレると言えばいいのか・・・調整が面倒なのが唯一評価の下がるポイントでした。
あと、2~3時間動かした時点では影響でていませんが、ビームガンがスッポ抜けやすくなると思います。
実は2回目の購入で経験済み(笑)
同じHGガンプラと比較
同じHGガンプラと比較してみます!
「HG ガンダムナドレ」と比較。
全長は同じで価格も同等。付属品もほとんど同じですが、本体の完成度は外観から明らかに違うのが見てわかりますね。
ナドレは色分けが大分足りていませんが、Oガンダムはパーツ分割で色分け再現率がかなり高め!
次にHG最高峰のディテールを持つ「ガンダムEX」と比較。
塗装してしまっていますが、無しでも多すぎるディテール量で、価格も2,000円程・・・ちょっと比べるとかわいそうですが、可動範囲では勝っているのが唯一のポイント!
比較ガンプラ | 定価 | 発売日 | 外観クオリティ | 付属品の充実度 | ギミック | 耐久性 |
---|---|---|---|---|---|---|
Oガンダム | 1,320円(税10%込) | 2009年06月 | 中~高 | 低~中 | 低 | 中~高 |
ガンダムナドレ | 1,320円(税10%込) | 2008年04月 | 低 | 低 | 低 | 高 |
ガンダムEX | 2,090円(税10%込) | 2024年10月19日 | 超高 | 低 | 低~中 | 中~高 |
↑表に比較するとこんな感じ。
価格が上がるガンプラにはさすがにクオリティでは劣りますが、同価格帯のガンプラの中では十分な満足度!
さらに2009年製の中だとかなり良いんじゃなかろうかという完成度だと思います(‘_’)
組み立てレビュー:キット内容や付属品紹介
パッケージは↑こんな感じで、購入価格は10%OFFの「税込み1188円」とお得買いでした。
パッケージイラストは最終戦のリボンズ・アルマークが搭乗しているバージョン。GNドライブ搭載型でエクシアとの戦闘シーンですね(*’▽’)
説明書表にはOガンダムとリボンズの解説付き。中には装備一覧と解説ですね。
説明書はWEB版でも見れるので、じっくり見てみたい方は「hg Oガンダム 説明書」で探してみてね!
パーツ分割でほとんど色分け再現されていて、使用するホイルシールはツインアイとGNドライブ部分のみ。
ランナーは全部で3枚ですが、Cランナーは少ないのでほぼ2枚。あとは関節にポリキャップ、ビームサーベルのエフェクトが2本付属します。
ポリキャップのみ余剰がでます。
完成したOガンダムの外観
完成見本と作ったものを比較すると↑こんな感じ。色はほとんど再現していて、足りないのはスミ入れくらいでしょうか。
組み立てもシンプルなので特徴的な点は特にありません。
時代的によく使われていた3軸の股関節くらいですね↓
3軸の中でもポリキャップの使用で前後可動だけでなく左右への可動もできるのが特徴かもしれません。
付属品一覧
武器はいずれもGN表記の無いものばかりでちょっと珍しい。
【ビームガン】
ライフルではなくハンドガンタイプで少し小さめ。
3パーツ構成の簡単な作りですが、GNコンデンサーやグリップのモールドなど少しだけディテールは入ってました。
上から見ると合わせ目は結構目立つので気になる方は処理が必要。
【ビームシールド】
4パーツで構成されたシールド。レッドの縁に中央にダークグレーのコンデンサーのような造形パーツ。
ホワイトのパーツの縦にスッと入った細いパネルラインがなんともかっこいい!
裏はレッド単色で、グリップのパーツをポリキャップで取り付け。ロール回転できるので持たせたシールドの角度変更が可能。
裏面の縁は肉抜きされてます。色は物足りないですが、あまり見えないところなのでこだわりが強い方以外は問題なさそう。
グリップは少しだけ上下可動もできます。
↑取り付け様子はこんな感じ。グリップを握らせて上に回転する簡単仕様で、ポロリすることもなく安定して使えるのは良ポイント。
【ビームサーベル】
ビームサーベルは柄はシンプル。サーベルのエフェクトはSB-09で取り付け部分が平軸タイプのやつ。色は濃いピンクですね。
簡単に折れる心配がないナンバーですし、取り付けて持たせると長さも良い感じ。キット自体が大きくないこともあり、エフェクトが長く見えてバランスが取れて良かった!
【GNドライブ+GN粒子貯蔵タンク】
GNドライブとGN粒子貯蔵タンクの2種が付属し、リボンズ搭乗Verとラッセ搭乗Verが再現できます。
GN粒子貯蔵タイプには左右にスキマを埋める小さいパーツもあるので紛失しないよう注意が必要。
Oガンダム再販情報を調べる!
Oガンダムの実戦配備型は比較的購入しやすく、割増価格なら今でもamazonなどで購入できます。
どうしても希望小売価格で購入したい方は次の再販を待つしかなさそう。
次回再販タイミングを事前にキャッチして準備する必要がありそうですね(‘ω’)ノ
↓下記ページではDMMで公開されている先の販売状況をまとめています!Oガンダムやその他ガンプラがいつ再販されるか気になる方はチェックするのに使ってみてね。
部位ごとの外観と可動範囲詳細まとめ
「HG Oガンダム(実戦配備型)」の外観と可動範囲詳細をまとめます!
冒頭で見せたポージングのようにメチャクチャ動きます。詳細を知りたい方はチェックしてみてね(‘ω’)ノ
頭部の外観と可動範囲
頭部アップ。
ツインアイはシールで色分け再現。貼らない状態だとレッドパーツで構成されます。フェイスのへの字ダクトも大きく開きすぎてないので犬感はなし!
ちょっとレッドの顎面積が広いかなって印象は否めないかも。
斜めから見るとバランスもよく顎も不自然さを感じないのでひさしを調整してツインアイを見えやすくすると印象はまた変わるかもですね。
頭部側面は単色ですが、パネル分けされているように見えるモールドは凝っているように思いました。
側面には合わせ目もでますが、そこまで目立つほどではありませんでした。
後頭部にもダクトのようなデザインで、HGでは結構モールドが多めに感じます。
俯きは顎と首周りイエローパーツの干渉でほぼ動かせませんが、上には大きく見上げることができました。
一回転振り向き可動もでき、左右にも少し可動。
腕部の外観と可動範囲
ショルダーアップ。
ショルダーアーマーは特にモールドやパネル分けもなくノッペリ感強め。ただ、縁を見るとC面(面と面を繋ぐ小さい面)が出ているので変に安っぽさを感じないのが良い。
側面から見るとスカスカ。上から見ると合わせ目がでますが、反対側のモールドに見立てる工夫がされていました・・・
ちょっと歪んでますが(笑)
ショルダーアーマーには隙間があるので、腕は水平以上に上げることができ可動性バッチリ!
肩関節はポリキャップで、前方に少し引き出せる仕様。鉄血のオルフェンズシリーズによくあるやつですね。
腕部アップ。
四角いデザインで肩同様ディテールは特になくノッペリ。表裏見ても腕部アーマーにもC面が出てかなり精密に見えます。
肘には合わせ目がでて、ゲート処理もちゃんとしないと結構目立つポイント。
腕部の可動は上腕のロール、肘は二重関節と優秀!
手首はボールジョイントで柔軟に動かせますが・・・左側手首からチョロっとなんかでてますよね?
これポリキャップのバリなので、目立つようならカット推奨。
胴体の外観と可動範囲
バストアップ。
ブルーのパーツにイエローパーツのダクト。そこに突き刺さるように見えるクラビカルアンテナは全てパーツ分けで再現。
その代わりモールドなどはなし!
胸部内部にはGNコンデンサーのクリアパーツで、内部はシールで色再現。
背面は「GNドライブ」or「GN粒子貯蔵タンク」を装着。
GNドライブ取り付け部分にはボールジョイントの基部があり、ビームサーベルを取り付けできます。
胴体には胸部・腰部の2つの可動ポイントがあり、前方には少しですが後方に大きく仰け反ることができます!
突進するようなポージングに向いた可動で、アクション性が高いのが伺えますね。
左右にも少し触れますが、捻りは必要最低限。
フロントアーマーの一部が干渉して45度くらい。これでも十分なので特に問題はありませんが、腰部軸を少し引き上げることで干渉を避けて可動範囲を広げることができます!
腰部の外観と可動範囲
フロントアーマーアップ。
ファーストガンダムに近いシンプルなデザイン。身近過ぎてパンツに見える機体もありますが、Oガンダムは腿がメカらしい四角いシルエットなのでそれを抑えることができてると思います。(ライフリは短パンに見えるよねw)
フロントアーマーは1パーツ整形ですが、中央カットで分割可能タイプ。
上方向に90度以上跳ね上げできます。
サイドアーマーアップ。
接続はボールジョイント。
上下可動もある程度できるので開脚時の干渉もあまりなさそう。
リアアーマーアップ。
フロントアーマーに近いデザインですが、フロントと違って跳ね上げは不可!
代わりに一部開閉ギミックがあり、開くと3mmジョイント接続のダボ穴が露出する仕様。
股間にも標準の3mmジョイント穴があり、2009年特有のキャップ付き。
「HG Oガンダム」は珍しくジョイント穴が2か所あるガンプラですね。リアアーマーの方を使うとより自然なディスプレイができるのも強み!
股関節は軸接続なので、広い開脚tこ360度ロールできる軸が腿にあります。
脚部の外観と可動範囲
脚部アップ。
ホワイトの外装はパキッとエッジも出ているのでスラっと見えます。側面と裏にはこれまで本体になかったモールドが多く、パネルラインも入っていて見所!
合わせ目もうっすらでますが、モールドに沿って成形されているので目立つことはありませんでした!
フロントアーマーの跳ね上げが良かったので前に90度以上、膝は二重関節で深く曲がります。
足首はボールジョイントである程度ロールにも対応。接地性は高めですね(‘_’)
足裏は肉抜きなどなくモールドも成形されていて思ったより情報量多めですが・・・光を当てると透け感強め。
レッドパーツは全体的に透けやすそうですね。
足首は上下大きく可動!アクション性高くてかなり良い。
左右は↑こんな感じ。
Oガンダムのカスタム案
最後に「HG Oガンダム(実戦配備型)」のカスタム案をいくつか提案してみたいと思います(‘ω’)ノ
- アンテナのシャープ化
- スミ入れ
- 塗装
- モールドの掘り込み
- 股関節の固定
↑こんな感じの提案ができそう!
本体の造形やプロポーションはかなりいいので手を加えず、外観のディテールアップがおすすめ!
特にノッペリしたホワイトの外装はスジボリしてパネルラインを追加したり、マイナスモールドを掘り込んだりできることがたくさんありそう。
初めて塗装に挑戦する方にはもってこいの素材だと思いますね!
でね・・・・実はこのOガンダムさん。ぼくが初めて買ったガンプラで、
すでに塗装してたりします(笑)
この時って工具もタガネくらいしかもってなくて、塗装知識もなかったので色々失敗していますが、今でも思い入れのある作品になりました。
カラーリングでお察しの通り、本当はロールアウトカラー(?)が欲しかったんですが購入できなかたので自分でアレンジ加えて塗装しました。
実際に先述して提案した内容を施しています。
スミ入れで一部パーツも割れてしまってますが、参考例としてご覧ください。(懐かしい)
HG O(オー)ガンダム【レビューまとめ】
以上、「HG Oガンダム(実戦配備型)」をレビューしてきました!
↑まとめるとこんな感じ。
プレイバリューの高さはもちろん、様々なスキルアップの練習にももってこいな良キットでした!
可動範囲や造形に難があるダブルオーキットの中でもかなりコストパフォーマンスに優れていると思います。
プレイバリュー(動かして楽しむ方)にも固定ディスプレイ(飾る方)のどちらにもおすすめできますが・・・可動性の高さからプレイバリューを求める方に強めにおすすめ!(‘ω’)ノ
今回はここまで!Oガンダム・・・GNフェザー付きの欲しかった(笑)
次再販で購入できるようがんばりますっ!
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