今回は「HG リボーンズガンダム」のレビュー記事(=゚ω゚)ノぼくの大好きなガンダムの1つ!
2009年発売、価格は「1,980円(税10%込)」。 再生の意を持つガンダムで、当初の設計ではガンダムタイプモードのみだったようですが、仲間を信じないリボンズは遠・中・近を自らで対応できるように追加設計された万能機体。
HGキットではリボーンズキャノンモードへの変形もしっかり再現されていて完成度も中々!
脚部の可動に制限はありますが、2009年としては出来は良い方だと思います。
↓下記では、
などもまとめているのでそちらも合わせて是非ご覧ください!(‘ω’)
レビュー総評:完成度は高いが耐久性が弱い!!
【総評】
2009年のガンプラとしてはプロポーションも比較的良く、一部難はあるものの可動範囲も広い!変形ギミックはありますがシンプルにまとめられていて組み立てる手間がかからないのは良かったですね。
色分けは足りておらずシールでも全て補填できないので完全再現には塗装が必要ですが、それでも十分存在感はあります。
合わせ目は頭部や肩に目立つ所がでるので気になる方は処理が必要。
弱点としては膝イエローパーツや股関節基部、加えて腕部のイエローパーツの破損率が高いこと。
総合的にみて価格「1,980円(税10%込)」と考えるとコストパフォーマンス自体は高いがクセのあるガンプラだと思います(=゚ω゚)ノ
外観
組み立てやすさ
組み立て所要時間:2時間程度
可動域
ギミック
耐久性
変形ギミックの都合上摩耗するポイントや破損しやすいポイントがいくつかありました。
コスパ
耐久性に関して欠点は多いものの、外観プロポーション(ガンダム・キャノン両方)が良く・可動域の広さやギミックを考慮するとパフォーマンスは十分に感じています。
恐らくプレイバリューを重視して作られたキットだとは思うんですが、耐久性が足りず残念ながら安心して遊ぶのは難しい。しかし、ディスプレイ用としても十分良くできていると思うのでダブルオー好きには是非おすすめしたいクオリティ。
長所と短所
ポージング例
























耐久性詳細

耐久性について詳細をまとめます。
↑画像で示す場所が耐久性の低いポイント!「弱」と記載した箇所は特に破損しやすいところなので要注意してほしい(‘ω’)ノ
でね。実際今改造中のリボガンあるんですが、

脚を抜こうとしたら↑こんな感じで折れました(笑)昔購入した時も同じように折れてしまったので個体差ではないと思います。
股関節は一度はめると抜くのがやや難度高いので、写真など撮影する方ははめる前を推奨します!
そしてもう一つ破損の可能性が高いところが膝。
ここマジで注意してほしい所で、変形時に沈み込ませるんですがパーツの軸が細すぎて負荷に耐えられず破損する可能性が高いです。
個体差と思っていたんですが、ぼくは昔にも組んだことがあるんですが、全く同じ箇所が同じタイミングで破損しました。




ふくらはぎの赤パーツが展開しないからと強く押し込むとあっさり折れます!開かない場合手で広げてあげてください
こんな人におすすめ!
ポジショニング
ポジショニングマップにすると↑こんな感じ。
先述した通り、仕様や作りはプレイバリュー高めなんですが耐久性低下を考慮すると固定ディスプレイの方に向いてると思います。
作り自体も簡素ですがクオリティは高く、ノッペリした外装も多いが随所にはちゃんとモールドが入っている・・・ベーシックとハイエンドの丁度間の評価位置にさせてもらいました!
↑こんな方にはおすすめ。
同シリーズのガンプラと比較
同シリーズHGガンプラと外観を比較してみたいと思います。

まずは「HG アルケーガンダム」と比較。
同じダブルオーセカンドシーズンに登場したガンダムで、全長・幅共にリボーンズガンダムの方が一回り小さい。
ディテール量に関してレッドパーツでわかりにくいですが、個人的にアルケーガンダムの方が細かいモールドやパネルラインが入っているように見えますね。

次にファーストシーズンに登場した「HG ヴァーチェ」との比較。
全長はヴァーチェよりも大きいですが踵がヒールデザインになっているので、その分大きく見えるのかなって感じです。
外装に刻まれたモールド量はそんなに違いはないように見えるので、2007年から2009年までの2年で特別クオリティが上がったとかはなさそうですね。

最後に「HG リボーンズガンダム」がベースになった「HG リバーシブルガンダム」と比較。
ビルド系のキットなので外装は大きく変更されていますが、本体の基本的な作りは色変え程度になっています。
ただし、つま先部分に関しては新規デザインになっている都合上、元キットより延長されており全長がやや大きくなっています。
ちなみにディテールは本体こそ同じレベルですが、外装は2017年仕様で細かいモールドがたくさん刻まれていました!
比較ガンプラ | 価格 | 発売日 | 外観クオリティ | 付属品の充実度 | ギミック | 耐久性 |
---|---|---|---|---|---|---|
リボーンズガンダム | 1,980円(税10%込) | 2009年09月10日 | 高 | 中 | 中 | 低~中 |
アルケーガンダム | 1,760円(税10%込) | 2009年05月 | 高 | 中 | 低~中 | 低~中 |
リバーシブルガンダム | 1,980円(税10%込) | 2017年10月14日 | 高 | 中 | 高 | 低~中 |
表にして比較してみると↑こんな感じ。
2,000円未満としてはどれも満足度が高く、特に外観はレベル高いように思います。残念なのはいずれもポリキャップが使用されている点と、リボーンズガンダム共通のパーツの弱さでしょうか。
ダブルオー関連キットは劇場版は耐久性も上がっていますが、セカンドシーズンまではプレイバリューが高いとは言えないと思ったのがぼくの感想(‘ω’)ノ
主人公機体とか軽量なものはまた評価変わるかもですが。
組み立てレビュー:キット内容や付属品紹介
キットのランナーシール、付属物まで詳細をまとめます。

パッケージアートはキャノンモードとガンダムタイプが描写されているバチクソかっこいいデザイン!購入は2024年4月なので青バンダイ。
ダブルオーキットのパッケージって、劇場版はめちゃくちゃかっこいいけど、1stと2ndは微妙な印象あったのでこれは切り取ってコレクションにする予定!
ガンプラの箱って捨ててる?置く位置やカッコよく飾る方法を紹介
登場作品 | 機動戦士ガンダム00 |
搭乗パイロット | リボンズ・アルマーク |
メーカー | BANDAI |
グレード | HG(ハイグレード) 1/144スケール |
価格 | 1,980円(税10%込) |
発売日 | 2009年09月10日 |

説明書表にはリボーンズガンダムとパイロットのリボンズの解説が記載。裏面にはカラーガイドや変形ギミック紹介。中には各種装備に関しての解説もあります!

ホイルシールは↑こんな感じ。ガンダムモード・キャノンモードのカメラアイに胴体や脚部のブラックのライン。胸部の紫などが補填でついてきます。
ランナーは全部で6枚とポリキャップが封入。
完成した外観
【ガンダムモード】






【キャノンモード】





ホワイト・薄いイエロー・レッドのパーツで主に構成。内部の関節系にはグレーが採用。色分けはシンプル。
胴体が短く脚部が長めのプロポーション。脚部は踵のヒールデザインでより足が長く見えるようになっています。
随所にモールドはありますが、最近のキットと比べるとやはり情報量は控えめに感じますね。
外装もエッジがややまるみを感じるのでパキッとしてるとはいいがたいですが、リボーンズガンダムをしっかり再現できていると思います。
白い面がガンダムモード、赤い面がキャノンモードと別れてるのがなんか好き(‘_’)

ちなみに完成見本ととパチ組みを比較すると↑こんな感じ。
付属品一覧

- GNバスターライフル
- GNシールド
- ビームサーベル柄+クリアエフェクト
- キャノンモード用ハンドパーツ
【GNバスターライフル】

造形・ディテールは結構細かく入っていますが、パーツ構成は5パーツとシンプル。色分けは全然足りていないので塗装すると化けそうな匂いがします!

腕部に取り付けるレッドパーツは前後に可動できるので、ガンダムモードとキャノンモードで形態を変えて使い分けます。
【GNシールド】

GNシールドには小型GNフィン・ファングを展開するギミックがありますが、取り外しはできない仕様。

裏にパネルラインは入っていますが、先端は肉抜きされています。
【ビームサーベル柄+クリアエフェクト】

大型GNビームサーベルはクリアエフェクト一本、柄は2本付属。↑画像右を見てもらうとわかるんですが、大型設定なのにエフェクトが普通のサーベルと変わらないのは残念なところでした。
ロボット魂にはちゃんと大型エフェクト付属していたんですよね・・・もっとけばよかった。
【キャノンモード用ハンドパーツ】

キャノン変形時のハンドパーツとしてエグナーウィップが2つ付属。接続は軸接続なのでロール可動しかできませんが、軸にはダボ穴が空いているので他のキットからリード線を借りてきて装着できます。

↑こんな感じ。

エグナーウィップ内側は肉抜きされているので気になる方は埋める必要あり。
付属品は以上。
部位ごとの外観と可動範囲詳細
リボーンズガンダムの各部外観と可動範囲の詳細をまとめます!具体的にどの程度可動できるのかもっと詳しく知りたい方は要チェックしてね(=゚ω゚)ノ
頭部の外観と可動範囲

頭部アップ。アンテナは大きくフェイスは面長。ひさしとアンテナでややツインアイが見えにくいですね。

ツインアイと額センサー部分はシールで再現。フェイスの両端にあるラインから外側のイエローはシールでもないので再現する方は部分塗装必須ポイント!

頭部側面には合わせ目が出やすいので気になる方は消した方がよさげ。↑画像では少々大げさに隙間を空けていますが、実際はもうちょっと控えめ。

上下に大きく可動できてバッチリ!

横回転も干渉する箇所はないので一回転。ボールジョイントで左右に振ることもできます!

首のポリキャプは両軸がボールジョイントで可動が柔軟になってます!
腕部の外観と可動範囲

ショルダーアップ。
肩についた外装にワンポイントのマイナスモールド。尖りのあるデザインが特徴的ですね。
側面から見ると内側がスカスカなのでちょっと残念。さらに合わせ目がでます。

一部はイエローのパーツを被せるので隠れますが先端には合わせ目が目立ってますねー。

ショルダーアーマーについた外装は若干左右に可動。ショルダーアーマー自体は上下に可動させることができます。

肩関節には特殊なパーツを1つ仕様することで首の沈み込みをロックできるようになっています。それを利用して引き出しができ可動範囲をすこーしだけ拡張できます。

肩は前後に少々↑こんな感じ。最新キットと比べると全然ですが、ちゃんと考えられてるなと感じた構造でした。

腕は水平に90度近くあがるのでポージングには十分!

腕部デザインアップ。
上腕は普通の腕で、肘にGNドライブが装着された独特な仕様。角のあるデザインに丸みのあるGNドライブのアクセントが良い感じ!

肘は90度までで二重関節にはなっていません。代わりに変形ギミックの仕様上前腕部分を動かせるので二重関節のように扱うこともできます・・・少し歪だけど(笑)

上腕は標準のロール可動。前腕は変形ギミックで使うロールでさらに可動。

手首はボールジョイントですが、あまり動かせないという印象でした。
胴体の外観と可動範囲

胴体アップ。
胸部は上からみるとのっぺりしたホワイトパーツ。ただ、ダクトは1パーツでモールドで成形しシールで色分け。胸部中央にはクリアパーツで内側にシール。
胴体側面には細かいモールドラインが入っていますが、こちらもシールでブラックに色分け。ちょっと勿体なさを感じますね。

腰部は軸接続なのでロールしかできませんが、胸部には可動軸が1つ入っていて前後可動が少し可能!ありがたい!!!

捻りは360度。
腰部の外観と可動範囲

フロントアップ。
フロントアーマーのモールドラインはシールで色分け。
フロントスカートは最初から分割されているので中央でカットする必要はありませんでした。
上方向に90度くらいあがりますね。

サイドアーマーはシンプルですが、マイナスモールドにC面も確認できるのでわりかしきれいに見えます。1パーツで成形し、内側には小さ目のボールジョイント。

上下に少々動かせて、ロール回転は1回転できます。

リアアーマーアップ。
アーマーの一部はシールで色分け。小型GNフィン・ファングは取り外しできませんが造形はされています。
上下に90度以上跳ね上げできますが繋がっていて連動。中央でカットして個別可動できるようにもできる仕様です(‘ω’)

股関節はボールジョイント。

開脚は↑これくらい。
まぁまぁと思ったんですが、ダブルオー系のポージングを決めようと思うとちょっと物足りなかったです。

股関節には3mmジョイント穴があるのでアクションベースを使用できます。

当時の仕様で専用の小さいキャップも付属・・・なくなるんだよなぁこれ(笑)
脚部の外観と可動範囲

脚部アップ。
太腿のラインをシールで補填。脹脛内部のパーツにはシールを使用。展開した時見えるようになっています。
つま先デザインが長いのでデザインバランスが唯一「ん?」ってなるポイントでした!鉄血シリーズにも思ってるんですが、足首周りHGでかすぎじゃね?(笑)

脚の可動は前に90度以上、膝は二重関節で深く曲げられます。

足裏は少量モールドが刻まれてきますが、つま先のみ肉抜きされてました。

下方向にほぼ垂直に可動、上方向には干渉してほとんどあがりませんね。

ヒールはキャノンモード変形時用に90度上下可動できます。

足首はボールジョイントで左右に振ることができます。開脚幅に対して接地性は良かった!
バックパック

バックパックアップ。
んーーーーー。ちょっとエッジが柔らかく見えてメカニカル感が弱めのデザイン。大型フィン・ファングは4本付属し、全て脱着可能。

ファングを取り外すとバーニアのデザインに見えてこれはこれであり。メインバーニアは開閉できる仕様で、キャノンモード時には閉じてフェイスが見えやすくなりますね。

大型フィン・ファングの取り付け基部はジョイント穴がないので挟み込みジョイントを使うことになります。ビーム発射口は一部埋められてますね。

ファングは取り付けた状態で大きく上下可動。本体とバックパックの基部はボールジョイントなので少し左右にも動かせます。

取り付けたファングはロール可動可能!
HG リボーンズガンダムをカスタム!
造形はパチ組でも満足できるクオリティですが、やはり色分けは足りていないので部分塗装などで少し手を入れて完成度を高めるのをおすすめ!
特に顔は黄色い部分が無いので全く違って見えるところは難点。かっこいいけども!
↑こんなカスタムができると思います。
特にガンダムマーカーで簡単に「部分塗装」や「スミ入れ」することで白いのっぺりした装甲に情報量を増やせるので、ガンプラを始めたばかりの方におすすめ。
※スジボリしてエナメルでスミ入れする際には事前につやありトップコートすると浸食防げるのでおすすめ!


↑大型GNフィン・ファングを浮かせてディスプレイしたい方はピンバイスで3mm穴を空けるとアクションベース6などで一緒にディスプレイできます。
シンプルモナカ構造なので蓋部分を除去するだけでOK!


アクションベース6を差し込むとこんな感じ。

左手をビルドナックルズ「角」の平手ハンドパーツに変えてみました!遠隔系武器はやっぱり平手がポージング決まるので、簡易カスタムにはおすすめ。
「オプションパーツセット ガンプラ03」が発売しているので1つ持ってると便利。

やっぱり挟むジョイントよりこのディスプレイの方がいいですね。
100均台座からお気に入りの「アクションベース8」へチェンジ。

リボーンズガンダムの指先はジンクスの「GNクロー」みたいに尖っていたと思うので、後で先端尖らせてみようと思います。
尖らせるのが面倒な方は「HG ジンクス」の付属ハンドパーツから流用するのもあり。
以上簡易カスタムでした!
HG リボーンズガンダム【レビューまとめ】
「HG リボーンズガンダム」をレビューして詳細をまとめてきました!
冒頭でも述べた通り、造形も可動範囲も年代を考慮するとかなりいい出来に仕上がっていると思います。変形も簡単でわかりやすく大型ファングの脱着もできて満足度もそこそこあるんじゃないでしょうか。
ただ、一部破損率の高いパーツやポリキャップの耐久性の定価などちょっと手を加えたくなるポイントが多めのキットでもあります。
ぼくはレビューのためバシバシ動かしているので耐久性に難がでていますが、作ってほとんど動かさない方にはあまり関係ないので気にしなくても良さそう。
キット自体の色分けは足りていませんし、シール補填の箇所も・・・おそらく剥がれやすいんじゃないかなと思っています!
結果まとめると固定ディスプレイする方におすすめ(=゚ω゚)ノ

今回はここまで!改造版はもう少し時間いる・・・もうちょっと待ってね(笑)
コメント