「HG ガンダムシュバルゼッテ」のレビュー(=゚ω゚)ノぼくがガンプラをまた作り始めたきっかけになったマジで良いキット!
記事を書き直したいと思っていたタイミングで再販されていたので2度目の購入。
発売日2023年7月8日で、価格は2,090 円(税10%込)。
見た目は好みもあると思いますが、とにかくプレイバリューが高いガンプラです!
以前は拙い記事でお伝えできなかった魅力を今回はしっかりお伝えできるよう頑張ります(笑)
HGCE ブラックナイトスコードカルラ【レビュー総評】
サラッと全体をチェック後、総評します!


正面から見ると足の長さとシルエットあまりかっこよく見えませんが、斜めから見ると一変!バリカッコいいシルエット。


外装がゴチャついていないので見た目はシンプルにまとまっています。
バックパックとリアアーマーは大きめに設計。



HGとしての総合評価
評価項目 | 評価内容 |
---|
組み立てやすさ | 外観・プロポーション |
可動範囲 | ギミック |
耐久性・安定性 | コストパフォーマンス |
付属品・ギミック | 初心者おすすめ度 |
ランナーも少ないことからパーツ数も比例。細かすぎることもなくサクサク組み立て出来てかみ合わせも良好!ストレスフリーでした!
ホワイトとブラックのモノトーンカラーにシェルユニットの輝きで見栄えが良い外観に多彩な変形を持つガーディアンで様々な見た目を表現!
完成度はもちろん可動性まで標準以上ながら、それを簡易パーツ構成で実現しているまさに初心者におすすめしたいHGの鏡のようなガンプラだと思います。
もちろん上級者にもカスタムしたりミキシングの素材にもなる・・・比較的初心者におすすめしたい万能キットですね。
おすすめポイント
気になるポイント
シュバルゼッテを実際に組んでみた感想
パッケージ内容は興味薄い方も多いと思うので後回し。
早速組んでみた感想から簡単にまとめようと思います。
【組み立て所要時間:2時間程度】
頭部構造

ツインアイは色分けされているのに作りはシンプル。
胴体構造

肩付け根はポリキャップで良く使われていた仕様ですが、パーツ材質を変更することで保持力高めの造りになってますね。
腹部にボールジョイントを付ける仕様ですが、これはSEEDアクションシステムに近い。
前後・左右の可動を実現しつつ簡易な作りで再現できるいい所。
腕部構造

肘は差し込む形なんですが、「カチッ」としっかりハマりますし、後ハメ加工も必要ありません!
脚部構造

腿付け根は太い軸仕様。
差し込む腰部は肉抜き多めですが、脆さは感じず強度性抜群!

膝下は脹脛部分のグレーパーツを差し込むだけ!
この1つのパーツで足首のダボ穴の役目も果たしているのでコスト良さそうですね。

膝との接続はC型ジョイント。
C型ジョイントは摩耗しやすいのが通常なんですが、膝裏からロックするパーツを使うことで摩耗しても保持力落とさずスッポ抜けもない!
これスバラシイです(‘ω’)
組み立て評価まとめをタップで開く
全体の構造はこんな感じ!
スナップフィットもどこも良好で、作りがシンプルで強度性も高い。
ショルダーアーマー・肘・膝などは後ハメ加工なしで脱着できるので塗装や合わせ目を消したい人にやさしい仕様。
非常に作りやすいのでプラモデル初心者でも全然大丈夫!
HG ガンダムシュバルゼッテを徹底レビュー!

項目毎に詳細をレビューしていきます(‘ω’)ノ
各部位のディテールと可動域
部位毎の詳細をレビュー(=゚ω゚)ノ
部詳細

頭部には特徴的な輪が造形され、リベットモールドもあります。
ブラックのアンテナは比較的短めですが安全フラグがついています。
フェイスは骸骨を思わせる独特なデザイン。
後頭部も頭蓋骨のような形状なのでもモチーフは髑髏で良いと思います。

首可動域は広く、上下・左右・回転と柔軟に動かせるのでポージングに不都合はありません。
腕部詳細

ショルダーの前後にはクリアパーツとシールで再現された「シェルユニット」があります。
側面からは内部が見えることもなく密度感のある見た目。
基本的に合わせ目は段落ちモールド化されています。

腕部はダークグレーでメカディテール多め。
加えてピンクの発光部分をシールで再現してワンポイントに。
前腕の一部はリボルバーのシリンダーを思わせるデザインに造形されているのは個人的に好みでした。
平手ハンドパーツは内側に細かいディテールがビッシリ入り、満足度高めのクオリティ。

肩関節はボールジョイントで前方に引き出しも可能。
前後に少し動かすことができ、ショルダーアーマーはC型ジョイントで接続されているので、邪魔にならず水平以上に大きく跳ね上げできます!
肘は二重関節でしっかり引き寄せ。
もちろん上腕にはロール可動あり。

手首もボールジョイントで、差し込み軸と袖部分に遊びの空間がある為上下に大きく動かせました。
腕部周りの完成度は非常に高めなのがわかりますね。
胴体詳細

正面からみた胴体は濃いダークグレーの成形色。
角のあるデザインに加え、丸みのあるクリアパーツでシェルユニットあり。
ダークグレーの部分には細かいリベット・パネルライン・マイナスモールドと数は少ないながらも細かい造形。
一部見えるホワイトの内部はシイタケモールドのような凹凸造形で情報量UP!
腹部ボールジョイント周りもあえて隙間を作って影に見せるような工夫が凝らされていたのも良かった。

胴体のリアは大きめのバックパック。
多少凹凸デザインはあるんですが、引いて見るとエッジ(角)が立ってないように見えます。
↑画像右のようにガーディアンの取り付け穴はロールさせることで隠蔽可能。
使わない時は隠すことで不自然さをなくすことができます。

フロントアーマーは凹凸のモールドが少し入り、中央はキャノピーのようなデザイン。
上下大きく可動でき、軸が繋がっているので中央からカットして左右独立可動させることもできます。

リアアーマーは大きめで丸みのあるモールドが造形。
左右には3mm穴が空いており、底面にはダクト(?)のような造形もありますが単色で見栄えはあまり良くありませんね。

裏打ちがシッカリ入っており、外装よりもモールドによるディテールは多め。
リベットモールド・マイナスモールド・メカディテールなどが刻まれています。

リアアーマーは少し上下動かせるので、ポージングでは脚部やガーディアンの表現の幅を広げることに活かせます!

ちなみに股関節には3mm軸穴があるのでアクションベースの取り付けが可能。
個体差かもしれませんがかなり穴が狭く取り付けにくかったのは気になりました。
アクションベース6とアクションベース7で試してみましたが、どちらもはめ込むのに少し力を入れる必要がありました。

胴体の可動も良好で、捻り・左右の振り・前後可動とHGではかなり柔軟な可動を実現しています。
簡易な作りながらシンプルなデザインだからこそ実現できる可動ですね!スバラシイ!!!

開脚も「ハノ字」以上に開けるので申し分ありません。

サイドアーマーは腿に軸で接続するタイプなので、後方にロールさせることで180度近い開脚ができるようになります。
脚部詳細

脚部はマッシブで厚いパネルを重ねたゴツゴツした表現が特徴。
腿にはシエルユニット。
膝裏や脹脛にかけてグレーの部分にモールドはありますが、ここだけクオリティが低いように見えます。
他ホワイトパーツにはモールドなどなくノッペリした面が多め。

腿と股関節を繋ぐ可動軸はロールも大きくできるので素立ちや進行方向の表現もできそう。

足首下は蹄のようなデザイン。
「脚部のマッシブさ+蹄」で下半身は「馬」を想起させるシルエットに見えてきました。もしくは牛。

足裏に肉抜きはなく、少しモールドあり。

ヒールのダークグレーパーツは上下可動できます。正しい使い方かはわかりませんが、下げることで接地性・自立性が飛躍的にUPしますね。

腿膝は90度以上沈み込み、前方に足を上げるのはフロントアーマーに干渉して少しだけ。
足を正面でなく外側に向けるように角度を変えると干渉なく90度近く上げることができます。

足首下はロール幅も広いので接地性高め!
気になる合わせ目

最後に合わせ目。
目立つ箇所は基本的に”段落ちモールド化”されているので気になるところは少ない。
強いていうなら↑画像の部位は比較的目立ったり気になる人もいそうなので好みで対応を決めると良さそう。
ディテール・可動評価まとめをタップで開く
外装に刻まれたモールドなどディテールは少ないですが、凹凸モールドや陰影で表現した自然なディテールは多い。
加えてシエルユニットのシールの反射もキレイで見た目的に不満に感じることはありませんでした!
可動は申し分なく、HGとしては非常にクオリティが高く間違いなくポージングがはかどるキットですね。
付属物

- 多目的攻防プラットフォーム「ガーディアン」
- ガーディアン用形態変更軸
- ハンドパーツ(平手)
- ビーム・ブレイド用エフェクト
付属物①多目的攻防プラットフォーム「ガーディアン」

ガーディアンプラットフォームが一式付属。
大型武装で形態変化もでき、本キットのプレイバリューを高める要因の1つ!

ビーム・ブレイドには側面にパーティングラインが入っているので気になる方は処理した方が良さそう。

グリップは先端から↑画像赤枠内にかけて少しサイズが違っています。
見た目的にはちょっと不格好ですがハンドパーツからポロリすることなくガッチリ保持できる仕様。
ちなみにグリップにもパーティングラインが入ってます。

ビット先端にはビームマシンガンの造形があり、パーツ分割もされているので色分けは簡単!
付属物②ガーディアン用形態変更軸

ガーディアン用のエフェクトは3種付属。
それぞれをダボ穴毎に使い分けることで形態変化ができますし、オリジナルの形状にすることもできます!
付属物③ハンドパーツ(平手)

ハンドパーツは標準の握り手以外に左手のみ平手ハンドパーツが付属します。
付属物④ビーム・ブレイド用エフェクト

ビーム・ブレイド用エフェクトパーツが付属。
ただ、劇中ではブルーだったと思うので、再現しているとは言えない成形色。
軟質のクリアパーツで曲がりやすいのは注意したいところ。
付属物評価まとめをタップで開く
付属物自体は比較的少なめ。それを補って1つ当たりが持つ満足度の高さが強み!!
ガーディアンプラットフォームのギミック
ガーディアンは↓下記3つの形態チェンジができます。
- ガーディアン・シース(剣状態)
- ガーディアン・ドロウ(ビット展開状態)
- ガーディアン・マリオネット(各部位にビット装備状態)
ガーディアン・シースでは内部にビーム・ブレイドを収納可能。


防御用ビットステイヴ2基には収納されたグリップがあり、カバーを開いて使用できます。
後の2形態は専用軸を使って再現可能!↓こんな感じで取り付けます。
【取り付け例】





ギミック評価まとめをタップで開く
ギミックの数は少ないですが評価は高めの7.5!任意の形態でディスプレイでき、変化毎の表情を楽しめるプレイバリューの高い仕様でした。
弱点としては軸取り替えの面倒さ。
説明書に記載されている形態にするには軸が決まっているのでその特徴を覚えるのをおすすめ。
特に穴が空いている方向を間違えると抜けにくさに繋がるので留意したいところ。
耐久力・安定性
2時間半ポージング後の耐久力低下箇所

特に気になったのは2点。
頭部アンテナと腹部にあるボールジョイントの緩み。
アンテナは頭部を動かす際に触りやすい箇所で、比較的抜けやすいと思います。
気になるようなら接着しても良いかもしれません。
何度も脱着を繰り返すと取れやすくなりますし、無理に押し込むと↓画像のように折れる可能性があります。(やってしまった)

腹部に関しては前後・左右の可動が柔軟な分、負担がかかる箇所なのでい緩みがでやすい傾向あり。
ただ、対策自体は簡単で補強しやすい弱点なので特に心配することはありません!
↓記事で対策を紹介しているので参考にしてみてください(‘ω’)ノ素組みの方ならビニールかませるだけでよさそう。
耐久力評価まとめをタップで開く
基本的には良いと思いますが、以前作った時より腹部のジョイントに劣化を感じました。もしかすると個体差がある可能性も込みで、評価は少しマイナスさせてもらっています。
主な可動部位に関しては腹部意外全く問題ありません!
比較して良かった所
その他ガンドフォーマット機体と比較してみます。
HG ガンダムキャリバーンと比較


ガンダムキャリバーンと比較するとディテールはどちらも多めで全長も同じくらい。
プロポーションには違いがあり、シュバルゼッテは”男性”、キャリバーンは”女性”のシルエットですね。

武装自体はキャリバーンが豊富で外観から得られるボリューム感はキャリバーンの方が充実しているようにみえますね。
ビットステイヴがキャリバーンは本体に、シュバルゼッテは剣に集中している違いもあるかもですね。
ちなみに、バックパックは同じ2軸接続ですがキャリバーンのバックパックはシュバルゼッテに加工なしでは使えませんでした。

↑一部干渉してしまいます。
以下スペックを比較してみます。
項目 | シュバルゼッテ | キャリバーン |
---|
発売年 | 2023年07月08日 | 2023年07月15日 |
価格 | 2,090 円(税10%込) | 2,200 円(税10%込 |
組み立てやすさ | ◎ | ◎ |
外観プロポーション | ◎ | ◎ |
可動域 | ◎ | ◎ |
武装・ギミック | ◎ | ◎ |
耐久力 | 〇~◎ | ◎ |
いずれもスペックは高め!
シュバルゼッテに関しては腹部のボールジョイントだけ緩みが出る可能性があるのでその点評価マイナス。
総合的な完成度としてはいずれもハイクオリティですが、価格的にみるとシュバルゼッテの方がやすい!
amazonの売れ筋から見ても、シュバルゼッテの方が人気があるようでした。
HG ガンダムシュバルゼッテ【ポージング例】
ポージング例を紹介します!


「ガーディアン・シース」でポージング。




蹴り!蹄のような形状の脚部が力強さを感じさせます!


「ガーディアン・マリオネット」片翼Ver。




「ガーディアン・マリオネット」両翼Ver。


バックパックに装着するとダボ穴を隠せるロールを活かしてウィングに見立てたビットステイヴの角度を変えられます。

両翼+リアに装備した状態。



疾走場面も付けてみましたが、躍動感出せていると思います!
可動域はもちろんなんですが、リアアーマーを上げることができるのが大きいですね。
蹄デザインの脚部とマッチした一枚。



ヒールを逆さにして武装にも使えそう。
やはりポージングは付けやすく、アクションベースを選べば躍動感あるポージングは可能!
いつもはアクションベース8でポージングつけるんですが、今回は7を使ってみました。(ちょっと物足りない)
付け方も任意でイジれるのでプレイバリューがほんとに高い!
「ガーディアン・ドロウ」に関しては「水星の魔女 ウェポンディスプレイベース」があれば再現できます。
ぼくは買ってないのでごめんっ!端折ります!!
HG ガンダムシュバルゼッテのキット内容
登場作品 | 機動戦士ガンダム 水星の魔女 |
搭乗パイロット | ラウダ・ニール |
メーカー | BANDAI |
グレード | HG(ハイグレード) 1/144スケール |
価格 | 2,090 円 |
発売日 | 2023年07月08日 |
最後にサクッとキット内容をチェックして締めたいと思いいます(‘ω’)
パッケージデザイン(箱のデザイン、サイズ感)と内容物

パッケージ依頼ストは↑こんな感じ。
機体のタッチは好みではありませんが、WEBサイトのブロークングリッドレイアウトをイメージさせるレイアウトは好みでオシャレだと思います。

箱はSEED FREEDOM系キットと比べてかなり薄い。
内容物一覧
- 説明書1枚
- ランナー4枚
- 通常シール1枚
- プラスチックシール1枚
ランナー構成

↑4枚のランナーで構成され、Dランナーはクリアパーツ。
ポリキャップレスの構成ですね。
ランナー一覧をタップで見る

Aランナーは頭部・胴体・腕部・脚部にエフェクトパーツ類を構成。

Bランナーはほぼガーディアン用のパーツ構成。

Cランナーは内部関節や裏打ちなどグレーのパーツを成形。

Dランナーはシェルユニットのカバーに使う黒のクリアパーツ。
説明書・シール

説明書は一枚絵タイプが付属。HGUCなどより1回り小さいですが、特に見にくさなどは感じませんでした。

ホイルシールはシェルユニット部分に使う物が付属。
パーメットスコア起動時のオン・オフのいずれかを選択できる仕様。
ちなみに、今回のレビューでは”オン”のシールを使用しましたが、以前は”オフ”を選択しました。
どちらも見栄えは良いので、貼る時は起動カラーの好みが合ってるかで決めると良いと思います。

プラスチックシールも付属。
こちらもオンとオフの状態を選択し、使うのはガーディアン。
シールはホイルシールよりも若干厚みがあってメタリック感強め。
HG ガンダムシュバルゼッテ【レビューまとめ】
レビュー後のまとめ!
- 外観の成形色・プロポーションが非常に良く見栄えが良い
- 付属物は少ないが武装と平手パーツで表現の幅が広がるので価値が高い
- 可動性が高くポージングがほぼ自由自在
- ガーディアンの形態変更によるプレイバリューが高い
- 腹部ボールジョイントのみ劣化する可能性はあるが補強は容易
- コストパフォーマンスも高く、再販タイミングならamazonでさらに安く購入できることが多い
1年以上ぶりに作りましたが、改めてレベル高いキットだと思います。
正直出戻り勢としてはシュバルゼッテを最初に触れてしまったため、2015年のキットとかを後で購入してガッカリすることが多かったです。
それほど完成度に差を感じるクオリティですね。
こんな人におすすめ

ランナーの数や組み立て構成を見てもらったらお分かりのように、作りは比較的シンプルなのでプラモデル初心者でも全然作れますし、悩むポイントもありません。
↑こんな方にはコスト面でも入手のしやすさでもおすすめのガンプラです(=゚ω゚)ノ
現場からは以上っ!
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