ガンプラを作る時におすすめされるゴッドハンドの「神ヤス」。とりあえず買えば困らないと言われて買ったけど、使い続けてフと思う・・・寿命ってどう?
ヤスリは消耗品なので、研磨力が落ちると買い替えが必須!
でも、どれくらいのスパンで買い換えたらいいのかよくわからなかったり、そもそも他メーカーと比べて寿命が長いのかも気になるところですよね。
今回はそんな「神ヤス」を実際に使い倒してどれくらいで寿命を迎えるのか?他メーカーのヤスリと耐久性も比較しつつレビューしてみたいと思います。
使うのはコチラの3mm厚神ヤス。
今回は上記の内容でまとめていくので、現在使っている方やこれから試してみたい方の参考になれば幸い(‘ω’)ノ
神ヤス寿命の目安
今回レビューと比較に協力してくれたのはゴッドハンドの”神ヤス厚み3mm”君!
神ヤスの”寿命”について目安をまとめていきたいと思います。
と言っても、ぶっちゃけケースバイケースでハッキリ”これだけ使ったら買い替える!”というものはありません!!・・・←え?(‘_’)
実際の使い方としてはカットして使うことも多く、1枚を消費する期間は人によりけりで一概に言えないんですよね。
なので!目安として”寿命のサイン”をお伝えしたいと思います!
寿命のサイン!研磨力の低下とスポンジの状態を見る
サインとしてわかりやすいのは2点!
- 研磨力の低下、砥粒(とりゅう)の有無を触って確認する
- スポンジの状態を確認する
■研磨力の低下、砥粒の有無を触って確認する
手っ取り早くわかりやすいのは研磨力の低下を確認するのが早いです!
慣れている方ならヤスった感触でわかるようになってきますが、最初は指の腹で砥粒(ヤスる面の粒)が残っているか確認してみると良いですね(‘ω’)
使った番手のザラつきを覚えておく必要がありますが、カットして使うことで新品状態との差を簡単に比較できます。一枚使い終わるころには大体これくらいで交換かなっていうのもわかってくるかと!
極端に砥粒がなくなってしまっていたり、目詰まりを頻繁に起こすようになっているのであれば変えた方がいいタイミング!!!
■スポンジの状態を見る
次にスポンジの状態を確認すること。
神ヤスは”高耐久布ヤスリ”を使用していて、紙ヤスリより圧倒的に耐久性に優れています。とはいえ、それを支えるスポンジはそうでもない。
使い潰している場合、スポンジの状態がかなり劣化していると思います。
↑こんな場合は替え時!
寿命を延ばす使い方とメンテナンスの方法
神ヤスの寿命を延ばして少しでも長く使いたい方!使い方や使い終わったあとにメンテナンスが大事になってきます。
下記では使い方とメンテナンスについてご紹介(‘ω’)
使う時は水研ぎする
水研ぎは水に浸したり、濡らしたりしてから研磨する方法で、下記のようなメリットがあります。
水研ぎすることで研磨力を保って安定的に研磨できますし、砥粒の摩耗を軽減できると思います。
水研ぎする際、側に水を入れて浸して使うのもいいですが、個人的にはメラミンスポンジやマイクロファイバーに水を含ませて置いておくのをおすすめ!
水研ぎの詳しいやり方は↓こちらの記事で詳しく紹介しているので参考にご覧ください。
メンテナンスの方法
次にメンテナンスの方法は、
です!
100均にあるジェルクリーナーで吸着してとったり、ブラシで除去するメンテナンス方法。
鉄ヤスリとかなら油を塗布するとかもあるんですが、基本は消耗品。目詰まりを使用後に落とすぐらいしかできません。
目詰まりは簡単に落とせるものですが、数日放置してしまうと癒着したように除去しにくくなったりします。
削りカスがヤスリの砥粒同士の隙間を埋めてしまうと効果を発揮できず、研磨力が落ちる原因になるので長く使いたい方はしっかり除去した方がいいですね。
↓専用の静電ブラシでも良いと思いますが、細めの歯ブラシでもOK!
寿命を迎えた神ヤスを使い続けるデメリット
丁寧に使って使って使い倒して寿命を迎えた神ヤスを使い続けるとどうなるのか?デメリットもお伝えしたいと思います。
結論を言えば、単純に以下2つのデメリットが大きい!
- 研磨するのに時間がかかる
- 研磨力が安定しない
寿命を過ぎているにも関わらず、神ヤスを使い続けること自体はできます!できるんですが、明らかに研磨力は落ちているので時間をその分要することになるのは想像しやすいでしょう。
次に研磨力が安定しない場合!
先述したように、寿命を迎えた神ヤスの見分け方の1つにスポンジの状態を確認することを述べました。スポンジが劣化しボコボコしていると研磨する面にかかる力がうまく伝わらずバランスが悪くなることがあります。
特に当て木・当て板を使っていると顕著に使いにくさとして現れるかも。ヒケ処理がなんかメチャクチャやりにくくなります。
以上2つが主なデメリット!大切に使うのは大事ですが、ケチって使い続ける場合、箇所によってはクオリティに現れてしまう点は理解して使った方がいいですね(;’∀’)
他メーカーのスポンジヤスリとの寿命比較
そもそも神ヤスってそんなにいいの?というところで、ちょっと他のメーカーさんのヤスリで耐久性を比較してみたいと思います。
手元に同じ番手のヤスリが無かったので、今回は耐久性だけ!別途購入したら比較して更新しますので。ゴメンヨ
比較するのは「KURIIRO」の同じスポンジヤスリ!
5分水研ぎしたらどれくらいの耐久性と研磨力なのかを比較します。主に気になるのは寿命なので、耐久性を重視してチェックしてみてください。
ほんとは研磨力が顕著にでる400番で試したいんですが、KURIIROの番手が800番しかなかったので80番で比較します。
上記2つに加え、「やすりの親父」も加えた【おすすめヤスリ3選】の記事もあるので、参考にご覧ください。
早速表に比較した結果は↓こんな感じ。
比較項目 | ゴッドハンド 神ヤス! | KURIIRO スポンジヤスリ |
---|---|---|
研磨力 | 中~強 | 強 |
耐久性 | 弱~中(?) | 強 |
目詰まりのしにくさ | ◎ | ◎ |
価格 | 〇 | ◎ |
神ヤスで研磨した場合
新品の神ヤス800番で↓下記パーツを5分間無心で研磨します。
研磨するパーツは中途半端に手が入っているのはご愛敬(笑)
右側を無心で5分ヤスった結果は↓コチラ↓
800番は仕上げ用に近いので、モールドが完全に潰れることはありませんでしたが意外と研磨出来た感じ。研磨跡も程よくスベスベだったので800番としては十分に使えますね!
ただし、消耗具合は結構激しく、スポンジから砥粒のついた面が剥がれそうになってしまいました。特別変な使い方はしていないので、聞いてたほど耐久性は・・・高くないかも?
砥粒もほとんど潰れてしまっていて1000番以上に上がってる気がします。
KURIIROで研磨した場合
続いて新品のKURIIRO800番で同じパーツの左側を研磨していきます。
無心で5分間同じ持ち方、無心にヤスリました。↓結果がこちら↓
結果としては800番ですが研磨力もあり、モールドが潰れてしまっています。研磨力があるのは良いことですが、仕上げ用に近い番手だと思うとやや癖があるのかなという印象ですね!
表面の質感は比較しても大差なく、若干神ヤスより粗い気が戦でもないって感じですが滑らかさは十分だと思います。塗料の食いつきも良さそう(‘_’)
そして気になる耐久性もスポンジを曲げたので折れ目が入っていますが、全然まだ使えそうな感じで、神ヤスよりもクタクタ感はありませんでした。
これは意外と・・・。砥粒も多少ツルっとなりましたが、研磨力にあまり変化はありませんでした。
神ヤスとKURIIROのスポンジヤスリ比較まとめ
今回神ヤスのレビューだったんですが・・・正直KURIIROの方が性能が高く感じました!耐久性も良く、800番でこの研磨力はちょっと強めに感じますが、じゃあ400番なら?と感が得ると十分だと思います。
結論、神ヤスである必要性は特にないかもしれない。
何よりも耐久性を比較した時圧倒的でしたね。
【補足すると】
今回番手は同じでしたが、神ヤスの方が3mm厚でKURIIROが5mmで比較しています。今回の比較ではKURIIROの方が分があるように見えましたが、もしかすると厚みで変わる可能性はありそう。
購入したら厚みも合わせて比較し、更新します!
ちなみに比較に使ったKURIIROは初心者向けに最強の道具セットも売っています。道具セット1つで満たしたい方にはおすすめ!
初めての神ヤスならコレ!
神ヤスは下記の通り様々な番手が容易されていて、使用ケースや用途に応じて使い分けることができますし、特徴もあります。
KURIIROや他のメーカーにまさる圧倒的強みはココ!
ただ、初めて使う方だと特徴などよくわからないと思うので下記にまとめました!
厚さ | 用途 | 特徴 |
---|---|---|
1mm | 細部や細かい所に最適 | 薄く曲げやすいので細かい表面処理などに最適に加え、カーボン板などに張り付けて利用しやすい |
2mm | 細部や細かい所に最適 | 1mmほどではありませんが、細部の研磨がしやすく、耐久性が若干上がっている |
3mm | 曲面に最適 | 表面の曲面に対応できる柔軟性。持ちやすい |
5mm | 平面と曲面に最適 | 3mm同様表面処理に最適で、厚みが増しているので安定性が増している |
10mm | 平面に最適 | 10mmは若干他に比べて硬質で、安定するので平面に最適 |
↑この中で初めて使うなら5mmと10mmを試してみると良いと思います!
特にガンプラ初心者さんなら最初から表面処理を細部まで行なう方はあまりいないと思います。使い心地を体験する意味ではこの2種を使い分けるだけでも十分!
が、しかし!
どうせ試すなら一通り試してみたいですよね。神ヤス!の強みである種類の豊富さ・用途の多様さを体験したいはず!!
そんな方向けにお試しセットのような「神ヤス! スペシャルパック」があります!個別で番手を変えて購入するよりコスパ良いのでおすすめ(=゚ω゚)ノ
ゴッドハンドの神ヤス!寿命とメンテ【レビューまとめ】
今回はゴッドハンドの「神ヤス!」をレビューしつつ、噂に違わぬ実力があるのか?寿命はどれくらいなのか?
比較も交えながら紹介してきました!
結論!!!!寿命は思ったよりもずっと短く、耐久性があるとは思わなかったです。
絶対神ヤス!じゃないとダメ!なんていう特別な評価には至りませんでした。
良い物というのはわかりましたが、今メインで使っているKURIIROのスポンジヤスリの方が使いやすかったですし、研磨力も耐久性も上でしたね。
ただ、神ヤスのバリエーションの厚さや番手の豊富さ、砥粒の細かさは良かった!滑らかな研磨だったと思います。視覚的には似た感じでしたが、おそらく塗料のノリで違いがでそう。
2mmと3mmは細かい表面処理にかなり便利そうだなと思いましたね!(^^)!細かいとこに活躍しそう。
ぼくとしては、知名度もありましたしYoutuberの方も多く使用しているのでもっと期待していましたが、言うほどだったのがちょっと残念に感じたところ。
今回はここまで!
道具って人によって使い方が変われば評価も変わるよね。
↓下記ではヤスリのおすすめ3選を比較しています!
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