脳内ガンプラ畑のファズです!(=゚ω゚)ノ今回のレビューは↓コチラ↓
「HG ガンダムバルバトスルプス」!!!
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズシリーズに登場する主人公、「三日月・オーガス」が搭乗する機体。
見た方はハシュマル戦にはしびれて欲しくなった人も多いんじゃないかな?(・∀・)ニヤニヤ

登場作品 | 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ |
搭乗パイロット | 三日月・オーガス |
メーカー | BANDAI |
グレード | HG(ハイグレード) 1/144スケール |
価格 | 1,100円(税10%込) |
発売日 | 2016年10月01日 |
もう10年近く前のガンプラですが、造形レベルは良く可動域も広い!
特徴的なのはシリーズ独自の「ガンダム・フレーム」仕様で、HGでありながら内部フレームを持つガンンプラシリーズです。
下記でレビューしますがマジでコストパフォーマンスが高いガンプラなので、気になっている方は是非参考にチェックしてみてね!
レビューの総評:メチャクチャ良いが初心者にはおすすめできない

外観評価
若干肩幅が狭すぎて足がデカいように思っていましたが、実際見るとそう大きな違和感はありませんでした。造形レベルは高く、ガンダムフレームを模した内部フレーム構造もチラ見えしてメカニカルでカッコいい!
結果的に合わせ目は出てしまう箇所もありますが、出ないように工夫しているのは見てとれる良くできているガンプラだと思いました!
【造形レベルは高い】
組み立て評価
パーツ構成はシンプルで基本2パーツ構成。ランナーも少なくガンダムフレーム以外のパーツは大きめで組み立しやすいと思います。作る分には初心者さんでも全く問題ありません。
【初心者でも組み立しやすい】
【組み立て所要時間:1時間30分程度】
可動域評価
ポリキャプとボールジョイント、そして腕、腿、足首にロール軸を設けることで柔軟な可動を実現しています。肘はまだ二重関節構造にはなっていませんが、ポージングは十分かっこよく付けられますね!(^^)!
【柔軟で広い可動域を実現】
ギミック評価
本体にギミックらしいギミックはなく、バックパックのアームを差し替えで表現できるくらい。コストを落とすためにシンプル化されていることや、そもそも機体設定としても特殊なギミックはないので特に物足りなさみたいなことはありませんでした。
【目立つものは特になし】
耐久力評価
結果としてはあまり良くはありません。全身にポリキャプが使われていて、長時間動かすと全身から力が抜けたような状態になってしまいます。
【耐久性は低い】
コスパ評価
定価1,100円程度と考えると外観クオリティ、可動域の広さを考慮するとかなりコストパフォーマンスは高いと思います。鉄血シリーズは全部定価が低めなんですが、その中でも特に手にとりやすいガンプラ。
【コストパフォーマンスは高い】
↑上記が各項目の評価まとめ。
総合評価としては外観からわかるプロポーションやパーツ分けによるディテール量。
少ないパーツ構成ここまで再現できているのは非常に良く、ガンプラを初めて作る方にもとっつきやすいキットだと思います。
可動性も良いので動かして楽しいですし、劇中ポージングの再現率も高い!
弱点としてポリキャップの弱さや関節の保持力低下が顕著に出てしまう点があります。
コスト面を見た時、値上がり前の段階なら弱点込みで非常に良いと思います。
2025年4月以降の値上がり後だと少しおすすめしづらいですね。
長所 | 短所 |
---|---|
購入コストが低いので、改造用や練習用としても最適! | ポリキャップとパーツのツヤ感のある相性が良くなく、緩みやすい |
外観(造形・色分け)が良く、パーツ分割で色分けもほぼ再現できて塗装などもしなくてもクオリティが高い! | ギミックは少ない |
可動が柔軟でダイナミックなポージングを付けられるので迫力ある写真がとれる! | |
パーツ構成が少なく初めてガンプラを組み立てる方でも手軽に挑戦できる |
どんな人におすすめ?再販情報をチェック!
率直に出来は良いですが、関節の緩みに対応できる方に特におすすめします!
「パチ組み」や「素組み」で良く動かす方には残念感が増してしまう可能性があります(‘ω’)
破損の可能性も含めてできるだけ自分で対応できる方でないといかに安く良いキットでも納得できないかも。
キット自体は人気が高く、再販直後でもすぐにamazonだと売り切れてしまう。
↓下記は「HG ガンダムバルバトスルプス」について再販履歴・予定の情報やキットの特徴などを簡単にまとめています。
購入検討している方は是非合わせてチェックしてみてください。
↓下記では早速ポージングを見てもらい、以降では素組み状態の外観や付属物、可動域や同シリーズキットとの比較など詳細をまとめています。
HG ガンダムバルバトスルプスのポージング例
早速ポージング例から紹介。

付属武器はソードメイスのみ。外の専用武器はオプションパーツ類で補填できます。



ソードメイスは片手でも保持できますが、ポージング回数を重ねていくと手首が弱くなっていくのがわかりますね。



ご覧の通りアクション性は非常に高い!
アクションベース8との相性も良い!!








↑ポージングはこんな感じで、非常に優秀な可動域。
造形が良いので、アクションベースでただ浮遊させておくだけでも絵になると思います。
可動に関しては最新キットには劣るものの、あまり差を感じさせないかなと思いました。
胴体が上下可動できることで躍動感が出せるんですよね(‘_’)
【耐久結果】4時間動かした後はフニャフニャになる
- 関節系の保持力が弱くなる
- 胴体ガンダム・フレームの一部がとれやすい
撮影完了までトータル4時間近く動かしていましたが、終わるころにはフニャフニャでした(笑)
【関節系の保持力が弱くなる】
↓画像は特に耐久性が落ちる箇所を示したもの。

基本的にはポリキャップの摩耗と、そもそもあまりキツくないのが原因。
あと画像には記していませんが、開脚がしやすいので気にせず開いているとサイドアーマーも抜けやすいように感じました。
ここは人によるかも。ポージングを見たら分かる通り、ぼくはガシガシ動かして開脚もするので!
ちなみにポリキャップの補強方法は↓下記事でまとめているので、挑戦したい方は是非バルバトスルプスでやってみるのもいいかもしれません。
ガチガチにしたらマジで良いキット!!!
関節強化の方法が見たい方は↓スクロール↓
【胴体ガンダム・フレームの一部がとれやすい】
組み立ては簡単ですが、特徴であるガンダムフレームに一点注意。

↑画像の部分A21パーツは可動軸になります。しっかりはめ込まないと前後可動した時にポロリが発生するのできをつけてね(‘ω’)ノココムズイ
ちゃんとハマらず動かしていると上下可動が一気にゆるゆるになるので注意!
HG ガンダムバルバトスルプスの素組み外観と付属物レビュー
改めて全体の完成した素組み外観が↓コチラ↓(‘ω’)ノ


スタイリッシュな見た目に大きくな脚部が際立つデザイン。

肩にはレッドの装甲に肉抜きされた鉄華団のマーク。白い装甲に重ねることでエングレービングのように表現。


背面から見ると内部のガンダム・フレームが随所に見られます。
内部フレームまでは色分けされていませんが、白い外装とのメリハリが良かったですね!
プロポーションも良く、動物的なシルエットが強めのルプスレクスに対し、ルプスは人のシルエットが強めですね。
↓下記詳細をまとめます!
内部フレーム
バルバトスルプスに使われている内部フレーム。





頭部、ハンドパーツの甲、つま先やカカト以外は全部フレームで構成。
外部装甲をとりつけるだけで完成し、外装に関しては構成パーツ数も少なく比較的簡単!
フレームのディテールは露出する部分にケーブルやモールドがあり、それ以外は凝った作りにはなっていません。
RGの簡易版って感じですね!
部位詳細
【頭部】

フェイスアップ。頭部はツインアイのみシールで色分け。他はパーツ分割でシッカリ再現されていました。

横から見ても合わせ目はでない設計になっています。黄色いアンテナと後頭部が大きく、若干HGとしては頭は大きめかも。

後頭部も独特な形状で情報量高め。ホワイトパーツなのでスミ入れで簡単に情報量アップできそう。
【腕部】

ショルダーはホワイトとレッドのパーツで色分け。レッドに鉄華団のシンボルマークが肉抜きされているのでエングレービングのようにみたてています。

ショルダーアーマーは大きく跳ね上げでき、レッドの部分も少しだけ動かせます。ほんと少しだけ。

腕部アップ。ホワイトパーツはやはりモールドが多めで、模様も他のシリーズでは見ないものが多い印象。
2パーツ構成で合わせ目が出にくいようにデザインされているのはわかるんですが、若干かみ合わせが悪いみたい。画像右側のような合わせ目が出てしまいます。

肘近くには3mmのジョイントダボ穴があるので、オプションパーツを組み合わせる自由さがあります。
【胴体】

バストアップ。上からみるとモールドはありますが、パネルラインなどはなくノッペリしています。
ですが、胸部を下アングルから見るとイエローのダクトはもちろん、ホワイトパーツに細かいパネルラインでディテールが入っていました!
メッチャ評価高いポイントですね!

背面バックパックを外した状態。
ガンダムフレームが露出しメカニカルなデザイン。
2軸ダボ穴もあるので、オプションパーツやその他ガンプラのバックパックを取り付けてカスタムもできそう。

フロントアーマーのアップ。こちらも他のホワイトパーツ同様細かいモールドが入り、イエローのパーツと2パーツ構成。中央でカットして独立可動もOK!
跳ね上げも十分!

リアアーマーアップ。こちらも細かいモールド入り。特に寂しい印象はないように思います。独立可動はできません。

サイドアーマーは大型で、足首近くまであります。先端にはパネルライン入り。

少しなら開閉もでき、前後には大きく動かすことができます。
2パーツ構成で先端は目立たないように設計されていますが、中間位置には合わせ目が出てしまいます。
特に不自然さもないと思います。
【脚部】

続いて脚部アップ。ガンダムフレームにホワイトの外装とイエローのパーツで肉付け。ホワイトパーツは前後から挟むように取り付けます。

裏から見るとガンダムフレームが一部露出していてメカニカル感を演出しています!イイネ(‘_’)
【バックパック】


バックパックをとりつけるとこんな感じ。バーニアらしきものは上下に大きく動かせます。

左右には3mm軸を保持できるパーツが付いているので武器をマウント可能。

さらにバックパックのカバーを取りはずし、付属のアームを取り付けて連結できます。ちなみに内側には小さいですがモールド入ってました!

アームは基部が2軸で、カバー側と連結するのはボールジョイント。ある程度柔軟に可動できます。
以上、HGバルバトスルプスの可動域でした!
付属物一覧

付属物は、
- ソードメイス
- 手首の角度違いハンドパーツ
- バックパックのアーム
↑これだけ!
コストが低い理由がめっちゃ分ける内容ですが、個人的に差し替えとかエフェクトとかあまりいらいないと思っている方なので、満足度は人によるかもしれません。

ソードメイスは2パーツ構成のシンプル仕様。見た目と違い、重量は軽量な方だと思います。
ぼくは大満足!

ハンドパーツはデフォルトの握り手に加え、手首の角度が斜めに調整されたものが左右とも付属します。違いは↑画像の通り。

バックパックのアームは左右分付属。一部肉抜きされてますね。
部位ごとの外観と可動範囲をレビュー
頭部の外観と可動範囲

顎パーツがあるので深く沈み込ませるのは難しいですが、上向きは大きく可動。相手を見据えたポージングができますね。

首周りに干渉物はないので一回転でき、ボールジョイントで左右にも若干振ることができます。
胴体の外観と可動範囲

前屈可動は腰部のブルーのパーツが干渉するので大きくは動かせませんが、胸部に縦軸可動が入っているので後方に大きく仰け反ることができます。

捻りも干渉するものはないので一回転可能、ボールジョイントなので左右にも振れますね。
腕部の外観と可動範囲

腕は水平以上に上がるので優秀!
肩関節は引き出しできませんが、ボールジョイントなので前後にすこーし可動。

最近のだと前方に引き出せる機構を重視していますが、バルバトスルプスは↑方向に引き出せるようになっています。

腕の付け根からロールでき、肘は90度以上までることができます。重関節ではありません。

手首はボールジョイントでHGガンプラの標準可動。
股間・脚部の外観と可動範囲

↑画像の通り、サイドアーマーを逸らせば180度開脚ができますね。

前方には水平近くあがり、膝は深く曲げることができるので、ポージングもはかどりそう!

足首は垂直まで下げることができますが、上に向けてはあがりませんね。

その代わりと言ってはなんですが、下げる際にはアンクルアーマーが可動できるので、露出する足首のスカスカ感を隠すことができます!
あと、つま先のツメ裏だけ肉抜きされてます。
同シリーズのガンプラと比較
発展型の「HG バルバトスルプスレクス」と比較!



全長はほとんど同じで、ベースも同じで細々デザインが変更されてる感じですね。
特徴的なのは腕の大きさで、腕部からハンドパーツまで大型化されています。戦闘スタイルが変わっているのが伺えますね。
あと、見えない部分なんですが、ガンダムフレームに使われるポリキャップの緩さはルプスレクスでは改善されて、逆に渋すぎるようになっていました。(特に肩周り)

ちなみにお気に入りの「HG ガンダムマルコシアス」とも比較してみました!各部位のサイズ感は基本的に同じですが、頭部のサイズが結構違っていました。
比較項目 | バルバトスルプス | バルバトスルプスレクス | マルコシアス |
---|---|---|---|
価格 | 1,100円(税10%込) | 1,540円(税10%込) | 2,420円(税10%込) |
発売日 | 2016年10月01日 | 2017年02月11日 | 2020年03月07日 |
造形クオリティ | 高 | 高 | 超高 |
付属品の充実度 | 低 | 中 | 中 |
耐久性 | 低 | 中 | 中 |
3つを表でまとめるとこんな感じ。
組み立てセクションで詳しく紹介しますが、付属品も少ないこと、加えて先述した耐久性の低さがちょっと目立ちますね。
ルプスの比較ポジショニング
※オレンジに近く、大きくなるほど可動性が高い
コストパフォーマンスに耐久性評価も含めるとこれくらいかな・・・。
バルバトスルプスのカスタマイズポイント!
続いてHGバルバトスルプスを良くするカスタム方法を紹介します。
外観的な完成度は高いですが、付属シールによる色分けがある程度あったり、モールドが多く入っていることを考慮するなら下記のカスタムはおすすめ!
- スミ入れ
- 部分塗装
- 肉抜き埋め
- 関節の補強
- オプションパーツを使う
- ウェザリング塗装
スミ入れと部分塗装はエナメルを使わないなら初心者でも比較的簡単にできると思います。
あと、手を加えやすく、何かを挑戦するのにコスト的にもキット的にも最適だと思うので、肉抜きの目立つ箇所や関節の補強など挑戦してみるのも良いと思います!後々にも頻繁に使えるスキルなので、特に関節補強はおすすめ。

肉抜きも↑これくらいなので挑戦しやすい。

手軽にカスタマイズするなら↑オプションパーツ!
専用のものも多数販売されていますが、他にも種類が豊富なので簡単にカスタマイズできるのはやりやすい!
最後に、ウェザリングは鉄血シリーズにメッチャ合います。
全体や装甲はそのままにして、ドライブラシでフレームのみチッピングして金属感を出すだけでも良いと思うので是非挑戦してみてください(=゚ω゚)ノ
↓いくつか参考記事を張っておきます↓
- 失敗しない!ガンプラのスミ入れ方法【初心者必見】
- 溶かして簡単自作パテ!ランナーパテの作り方と実用例
- ガンプラ関節がゆるい時に使えるポロリ防止補強法
- オプションパーツセット ガンプラ12【大型レールガン】レビュー
HG ガンダムバルバトスルプス【レビューまとめ】
以上、「HG ガンダムバルバトスルプス」をレビューしてまとめてきました。
再度結論まとめると、
↑こんな感じ。
関節クタクタになっちゃうので、全くの初心者さんにはちょっとやめといてもろて!ある程度知識がある作り慣れた方にはおすすめ!!!

今回はここまで!鉄血シリーズは関節弱い代わりに可動性に強いのでおすすめだよー
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