今回はパチ組みしている方や筆塗り塗装をしてみたい方向けに、「HG ガンダムEX」を題材に水性ホビーカラーのみを使って塗装した作例を実際に作って紹介してみたいと思います!(=゚ω゚)ノ
基本道具さえあれば誰でもできるのですぐ挑戦できます(‘ω’)ノ
最初に言っておくと、1日でできますがぼくの参考事例は・・・・途中から楽しくなっちゃって細かい色分けもした結果2日ほど費やしてます(笑)
手を加え続けると時間的コストがかかってしまうことを承知の上ご覧ください←何やってんだ(笑)
ちなみに、今回の塗装方法は基本成形色を活かすので、何度失敗しても「下地塗料に影響が!」なんてことはありません!!何度失敗しても洗い落とせばリトライできるので気軽に挑戦してみてねー。
完成実例!
早速完成実例全体からご覧ください( ^^) _旦~~
【完成までの時間:約2日】
全体は↑こんな感じ。
パチ組み状態のものに部分塗装を施した程度の簡単仕様。「HG ガンダムEX」のディテールは元からエグいので情報量は十分!そこに味付けする感じ。
ボロくなった金属を表現したかったのでゴールドに塗装剥げ表現も追加し、付属のマーキングシールを使用しました。
お気に入りは肩関節(‘_’)
シールドはこんな感じ。キズは付けずに金属表現と水性塗料でのウェザリングのみ。
ライフルも同じ。
以上が塗装実例でした!
つや消しトップコートで仕上げていますが、全体にシルバーの下地を想定して、剥げてむき出しになったように見えるよう手を加えています。光に当たると反射気味・・・ちょっとやりすぎたのは反省点。
内部の細かい「ゴールド・シルバー・焼き鉄・黒鉄」を使った色分けに時間かけていますが、外観からはほとんど見えないので、もっと見える箇所に絞って手を加えると時短できましたね。
先述した通りディテールが多いキットなので、好みさえ合えば初心者さんでも簡単にハイディテールに仕上げやすいのでおすすめ!
塗装前の「HG ガンダムEX」のレビューは↓コチラ↓
制作の様子
まずは外装を全て外し、フレームを部位に分けます!ぼくは金属感出したかったのでフレームを塗装していますが塗装しなくてもOKです。
焼き鉄で塗装すると金属感が増すので個人的におすすめの塗料。
塗装前と後を比較。
そしてフレームの塗装完了したのが↑コチラ。外部から完全に見えない箇所は塗装省いて手抜きしています。
簡易で塗装したい方はこういう時短方法もおすすめですが、事前に見える箇所を把握しておいた方がいいですね!
内部が完成したので、外装を取り付けて次へ進みます!↑外装は取り付ける前に事前にスミ入れしている状態。
入れるスミは水性ホビーカラーの「ブラック(光沢)1:グランプリホワイト(光沢)2」で混ぜてダークグレーを作成。それを3倍くらいの水で薄めて使いました。
この時”マイペット”を少量混ぜるとスミの流れも良くなるし拭き取りやすくもなるそうです!ぼくもまだ試せてないのでその内試す予定。
ここから作ったスミを使ってさらに汚しました!↓
↑汚し完了!9割完成している状態ですね。
各部位をアップでチェック!
基本的に成形色活かした塗装で、ツインアイのシールもそのまま使用しています。角度によっては見えにくさがあるので、気になる方はひさしを削ったり蛍光色で塗装するのもいいかもですね。
ちょっとチッピングする時のシルバー塗料が多めだったかも。目視だと視認できないんですが。カメラで撮影すると多く見える(笑)
足裏はお気に入りポイントで、スミ入れはせずにチッピングのみでパネルラインがわかるようにしています。
あとはマーキングシールを貼って、つや無しトップコートを吹いて完了!
マーキングシール&ウェザリング前と後を比較すると↑こんな感じ。
うーん。
他の方の制作レビュー見るとみんな汚していたので、なんとなくぼくも汚してみましたが・・・個人的にはヤッパリ綺麗な方がカッコよく見えるかも(笑)
ぼくと同じような方は内部と外装の一部だけちょい足ししてトップコートして完了でもいいかもですね!好みに合わせてやってみてください(‘ω’)
作例に使った用意するもの!
作例を見てちょっと興味を持ってもらえた方!下記の物を容易するだけで作例のように簡単にできます(‘ω’)ノ
- 水性ホビーカラー
- 水(水道水)
- 薄め液:洗浄用
- 筆
- 簡易パレット(皿とか何でもOK)
- トップコート(つや無し)
- パチ組み状態のガンダムEX
用意するのは↑こんな感じ!軽く用途を解説しますね。
水性ホビーカラー
ぼくは水性ホビーカラーを使用しています。別の水性塗料に変えても大丈夫ですが、新水性ホビーカラーは塗膜が強いのでおすすめ!
新しくなって時間もたっているので、古い方が店頭にあることは少ないと思います。見分け方でいうとパッケージが違うので、購入する時心配な方は古い方を調べて比較してみてね!
- 焼き鉄色
- 黒鉄色
- ゴールド
- シルバー:必須
- ホワイト(つやあり):必須
- ブラック(つやあり):必須
内部フレームの塗装に「焼き鉄」や「黒鉄」を使いましたが、フレームは塗装しなくても大丈夫です。
必須なのはシルバー・ブラック・ホワイトの3色。
細かい表現をしたいならゴールドや焼き鉄、好きなカラーを揃えると良いかな(‘∀’)焼き鉄は金属感出すのに使いやすいですし、塗料の乗りも良く隠ぺい力も高いので一個あると便利ですよ!
水(水道水)
水は筆を洗ったり、あとで自作するスミ入れ塗料を薄めるのに使います!(=゚ω゚)ノ
薄め液(洗浄用)
薄め液は水の替わりに使ってもいいんですが、洗浄用にすることで必須ではなくなります!筆を長期的に長持ちさせたい方は薄め液で洗うようにしましょう。
溶剤で毎度洗う必要はなく、筆に塗料が詰まってきたらでいいと思います(‘_’)
筆
筆は3種用意。
- 面相筆中サイズくらい
- 極細筆
- ドライブラシ
面相筆や極細筆は100均やセット入りで購入できるのでもOK!今回外装は塗装しないので筆の質もきにしなくて大丈夫(‘ω’)ツカイステデイイヨ
ぼくも普段使わないむかーし買ったやつ使いました。
ドライブラシがあれば専用の物を使った方がいいですが、ない場合筆セットに入っている使わない筆を短くハサミでカットして手作りしても出来ます!↑こんな感じ。
パレット
塗料を入れる容器で、皿やプラスチック容器の蓋、100均の簡易パレットなど何でもいいです!
ぼくは↑100均の簡易パレットが余っていたので使いました。
トップコート(つや無し)
続いてトップコート!
作例では内部フレームに金属感を表現したかったので光沢トップコートを使い、汚した外装にはつやなしトップコートを使用しています。
内部フレームを塗装しない場合は光沢は必要ありません!つやなしトップコートだけあれば大丈夫。
パチ組み状態のガンダムEX
最後に、塗装する「HG ガンダムEX」を用意。
今回用意したのはパチ組み状態のEXで、ゲート処理もしていない全く手を加えていない状態のやつです。
この新品ピカピカのEX君を簡単塗装します!
簡単塗装STEP
↓下記は1日でできる塗装STEP!
- 内部フレームをチッピングで塗装
内部フレームはドライブラシでシルバー塗料をつけてエッジ(角)に少量チッピングさせていきます。
焼き鉄・黒鉄などででフレームを塗装する場合は先に塗装してその上からチッピングする。 - 外部装甲にスミ入れして余分な塗料をふき取り
スミ入れはブラックとホワイトを混ぜてダークグレーを作り、水で薄めて極細筆でスミ入れします。はみ出した部分は水や溶剤を綿棒やフィニッシュマスターに染み込ませて拭き取ります。 - 装甲のエッジをチッピング
スミ入れが終わったら「拭き取りで滲んだ箇所・レッドパーツ・グレーの内部」にシルバーでチッピング。 - つやなしトップコートでフィニッシュ
最後にマーキングシールを貼って「頭部・腕部・胴体・脚部・武器」に分けた状態でつやなしトップコートを使って完成。
↑手順はこれだけ!(=゚ω゚)ノ簡単でしょ?基本的に、
- チッピング
- スミ入れ
- ウェザリング
この3つを全て水性塗料で行なうだけ!
チッピングの注意点
チッピングは塗料が筆に多く付着した状態でやってしまうと多く付着しかっこよく見えず逆効果になってしまいます!
作業前には必ず筆に付着した塗料をできるだけこしとってください。ティシューだとすぐに破けてしまうのでキッチンペーパーや使わないタオル、マイクロファイバーなんかでもいいです(‘ω’)
↓こんな感じになるまで!
後はパーツのエッジ(角)にはたきつけるだけ!一回では乗らないので何回も毛先を擦る感じで塗布してください。
ちなみにスポンジを使ってチッピングすることもできますが、塗料の調整や細かいとこに手が届かないこともあるのでドライブラシがやりやすいと思ってたりします。
スミ入れと汚しは同時にやる
スミ入れ塗料も水性ホビーカラーのブラックとホワイトを混ぜて極細筆でなぞって入れていきます。
はみ出した部分を綿棒でふき取るんですが、うっすら滲むことが結構あります。表面に見えない凹凸が何かしらついている状態で、パーツを洗浄しなかったりヤスリで研磨したりするとこうなります。
ガンダムEXは塗料の滲みが顕著だったので、活かして拭き取ったスミ入れ塗料を汚れのように再現します。
※時短の為スミ入れした塗料でそのまま汚していますが、赤錆色を作ってパーツに付着させて拭き取ると金属の劣化感も表現できます。
汚しをしたくない場合は一度パーツを洗浄するか、光沢トップコートをやってからスミ入れすると滲まず拭き取れます。
ちなみに、モールドもある程度深いのでスジボリ作業もしていません!!!
スミ入れについてもっと知りたい方は↓下記事を参考にご覧ください。
つやなしトップコートの注意点
つやなしトップコートの場合、湿度が高いと”かぶる(白かぶり)”ことがあります!湿度80%以上だと確率高くなるみたいなので注意してね!
空気中の水分が多い日や水回りでの作業は避けるのがベターですよ(‘ω’)光沢の方は特に縛りはありません。
付属マーキングシールの注意点
「HG ガンダムEX」にはマーキングシールが付属しているんですが、肩に貼る「EFGF」のシールはちょっと余白が広く厚みもあるので不自然に見えるかも。
説明書にも記載されていますが、余白が広い場合はデザインナイフなどで切り取った方がいいですね。
マーキングシールを貼ってみた感じ↑上記部分以外はあまり目立つところはなさそう。
ウェザリングはこういったものを隠す役割もあるので参考にしてみてね(‘_’)
初心者も簡単塗装!HG ガンダムEXをカスタム【まとめ】
以上、筆塗&水性ホビーカラーのみを使って、塗装・スミ入れ・トップコートまで表現した作例を紹介しました!
実は作例紹介もそうなんですが、意外と水性ホビーカラーって何でもできるよってことと、成形色を活かした塗装には最適ということも加えてお伝えしたかったポイント!
どの順番で何を塗るのか?
考えることは多いですが、塗料の相性や滲む原因などを抑えておけば部分塗装だけでも簡単にかっこよく仕上げることができます(=゚ω゚)ノ
・・・ぶっちゃけウェザリングがぼくがあまり好みではなく経験のなさでちょっとヘタだったんですが、ウェザリングマスターとか使えばもっと簡単だと思います 。
今回は汚し方やスミ入れを入れるポイントや拭き取る流れなどは紹介していませんが、その辺を詳しく知るとより立体的な作風を出すこともできるので、興味がある方は深堀してみてね。
以上!
最近組み立てばかりだったので、ちょいちょい作例も出していこうと思っているぼくでした。
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