今回は「HG ガンダムEX」をレビュー(=゚ω゚)ノ
NETFLIXで配信された「機動戦士ガンダム(復讐のレクイエム)」に登場する機体のガンプラ。
HGなのにミリタリー感というかリアル感のような雰囲気も忠実に再現されています。
何かの番組で見たんですが、デザイン段階のデータをそのままプラモのデータに流用できたことで低コスト化ができたみたいなことを言ってたような?←間違ってたらすません(笑)
そんな「HG ガンダムEX」の魅力を本記事では紹介!
総合評価した後、各レビュー項目の詳細をまとめています。
まだ購入していない方は次回再販に向けて是非参考にチェックしてみてね(‘ω’)ノ
レビューの総合評価:コストパフォーマンス最高レベル!

細かい造形・充実した付属物・内部フレーム構造と、とても2,000円ちょっとで購入できるとは思えないコストパフォーマンスに優れたガンプラ!
従来のガンダムのデザインを”ヒール寄り”に仕立てたデザイン。
プロポーションでは腕の長さが特徴的!
素組みだけでディテール量が異常なほど多いので満足度が高い。
組み立てはパーツ分割が細かいので初心者さんには難しいかもしれませんが、内部フレームを作る楽しさがそれを帳消しにしてくれるはず。
装甲を取り付けた後の可動域は少々制限されてしまいますが、致命的なものはなく基本的には良好。
↓タップで項目評価を見る↓
組み立て評価まとめ
色分けはシンプルですが外装のパーツ分割が細かく切り出しや組み立ては少し面倒。
反面、モールドがビッシリ入った外観や内部フレームの組み立ては見慣れた作りから新鮮なものまで楽しめる。
可動域評価まとめ
内部フレームでは非常に良く動きますが、外部装甲を取り付けることで腰部周りが少し制限されるのが残念な所。
それでも極端に評価を下げるほど悪くはなりません。
耐久力評価まとめ
全体的に強度性は高めでガシガシ動かしても特に問題はないはずです。
2点気になった点。
①股関節軸が簡易なため、破損はしないと思いますがゆるくなりそう。
②肩関節が一部抜けやすいようになった気がする(個体差の可能性あり)
外観&ディテール評価まとめ
モールドの多さもさることながら、外装を分割してパネル分けすることで陰影をしっかり表現。スミ入れせずとも素組み段階で情報量が多い。
メカディテールがとにかく目を引く。
ギミック評価まとめ
本体にギミックはありません。
バックパックのサーベルマウント基部の個別可動、ショルダーガトリング砲の可動ができる程度。
コストパフォーマンス評価まとめ
メーカー希望価格が「2,090 円(税10%込)」と異常に安い!個人的にはあと500円高くても躊躇なく購入できるクオリティ。
塗装派・無塗装派関係なくおすすめ!
可動性は若干窮屈さを感じますがポージングに大きな影響はありませんでした。
ディスプレイの見栄えは申し分ないので動かしても飾っても楽しめるガンプラですね。
ガンダムEXのデザインに抵抗ないなら全ガンプラファンに一度作ってみてほし!
HGのハイエンドと呼べるガンプラの1つだと思います(=゚ω゚)ノ!
HG ガンダムEXのポージング例
「HG ガンダムEX」で表現できるポージング例の一例を紹介します!

軽量なので「アクションベース6」でも浮かせて安定できました!
ミリタリー感強めのガンダムなので浮遊よりも地上でのポーズがマッチしてるかもしれません。

歩いてるだけで不気味感あるガンダム・・・。

ジャンプして射撃。

腰部は干渉箇所があって捻りが弱いのでモーションが硬いかな。

疾走してサーベルを抜くイメージ。
パッケージにも例としてありましたが、やりようでもっと腕をサーベルに引き寄せできるみたいです。
肩付け根関節の引き出し度合いや、胴体・肘下の角度を調整できそう。


ジャンプして切り付け!

腕が長いのでサーベルの長さと相まって迫力が出るのは強みですね。

アクション動作をつけてて思ったんですが、腰部や足首の関節があまり可動しないので躍動感を演出するのは多少難易度高め。


腰部の捻りが甘く蹴りなどはポージング付けにくかったです。



設定だとこのビームサーベル使い捨てらしい。メッチャコスト高い兵器(笑)

以上ポージング例でした!
可動域について詳しくは後述しますが、一部装甲の干渉でポーズに硬さがでてしまうものの、必要スペックとしては十分だと思います。
作品的にもオルタナティブガンダムのように派手な空中戦などはないと思うので、リアルなロボット感が出ていいと思います。
(筆者はアニメ見れてません。メチャクチャ動き回ってたらごめんやで)
その他ポージング例の記事もあるので、ディスプレイの参考を探している方は↓コチラの記事をご覧ください。
付属物一覧

武器は「ビームライフル」、「ビームサーベル×3」、「シールド」の3種が付属。
他にハンドパーツと専用ジョイントパーツが付属してきます!
付属物①ビームライフル

ライフルにはグリップやスコープの可動などはありませんが、造形がマジで細かい!

ライフルは腰部にマウントもできます!
付属物②シールド

シールド基部はボールジョイントである程度可動できます。裏打ちモールドも深くビッシリ入って安っぽさはありません。
付属物③ビームサーベル

サーベルエフェクトは2本で、薄いピンクのやつ。差し込み軸はやや太めになっているので、ダブルオー系の折れやすいエフェクトとは違いますね!
付属物④ハンドパーツ

ハンドパーツは左右握り手2つとビームライフル用握り手が付いてきます。
形状はHGでは珍しく、ボールジョイントではなく軸接続。若干の左右の動きと引き換えに上下の動きを大きくできるようになっていました!
良いトレードオフ!
ちなみに、材質は硬めのプラなので、手の甲パーツと摩耗する可能性はあるかもしれません。
付属物⑤専用ジョイントパーツ

専用の付属ジョイントがあり、3mm軸ならどのアクションベースでも対応できます。
各評価項目のレビュー詳細
総合評価の各項目の詳細をまとめていきます!(=゚ω゚)ノ
組み立て難易度は低く初心者でも大丈夫!
外装パーツはHGにしては比較的細かいので部分的に組み立てにくさを感じるポイントはあります。
しかし内部フレームに取り付けるイメージなので難易度としては比較的簡単でした。



外装を付けた状態と内部フレームで比較すると↑こんな感じ。
細かいパーツがあるのでその紛失だけ注意したところですね!

外装パーツは↑画像で示すように”スナップフィットがキツすぎてとれなくなる”といった問題を解消できるよう、多くのダボ穴に予め隙間が設けられていました!
組み間違えの時にダボ軸が破損するといった可能性を下げることができますね。
余剰パーツ

全て新規造形ですが、全く同じランナーを2つずつ作る工程上生まれる「首パーツとビームサーベル柄」が1つずつ余ります。
いずれも活用できそうなのでこの余剰パーツはありがたい!
全体の外観:脅威のディテールと特徴的なボディバランス
全体の見た目と各詳細をまとめていきます(‘ω’)素組みで異常なディテールをご覧ください。
全体の外観






↑コチラがぼくの大好きなアングル。メカディテール量が特に多く見えます。





オフホワイトとグレーの装甲にレッドポイントとトリコロールカラーだった従来のガンダム配色は違いますが、造形の端々でガンダムというのはわかりますね。
胴体は比較的長めで脚部とのバランスをとっている印象。
腕部に関しては少し長めに設計されてますね。
武装のショルダーガトリングやシールドの形状もミリタリー感があります。サーベルも設定上使い捨ての3本と比較的攻撃オプションも多め。
各部位毎のディテール


外装はパネル分けされている部分ほぼすべてが別パーツで構成。
隙間から見える内部フレームも含めてメカディテールが多め!

ショルダーアーマーの上装甲は大きく動きます・・・この役割なん?(笑)

腕部にもパーツ同士の目立つ合わせ目などもなくメカメカしい外観。

濃厚な情報量を一番感じる箇所で、細分化されたパーツも多い箇所。

どこ見ても凹凸が多く情報量が半端ない!

もう何も言うまい(笑)外装パーツでもオフホワイトやグレーの色分けとたまらん( *´艸`)
こうして脚部の外装を改めて見ると人体の筋繊維の流れに見えます。

アンクルアーマーのみ合わせ目がでます。
不自然なのはここくらい!

脹脛には深く細かい大きめのモールド。

足裏も肉抜きなしでバーニアも造形されています。

バックパックも本体と同等かそれ以上のメカディテールで満足度高め!
ホワイトとグレーで武装との色分けされているのも好みでした!
全体的に目立つような合わせ目は基本的にでません!
内部フレームに外装を取り付けることで挟みこむような箇所がほぼでないのが理由ですね。
目立たない合わせ目箇所も段落ちモールド化され、キレイに隠ぺいされていました。
可動域チェック

↑画像内部フレーム写真でも分かる通り、広い可動域も装甲を付けると制限されてしまう点に留意してください(‘ω’)ノ
頭部の可動
頭部はややバッタのようなコオロギのような印象(笑)

頭部は上下に少々可動。

首には根本にC型ジョイントがあり前後可動。加えて首付け根に一般的なボールジョイントで全方向に一定可動。

首は一回転できて、左右にもちょっと振れます。
腕部の可動

肩は前後に引き出せて、前方に大きく可動。
水平には90度近くでポージングには全く影響なく必要十分。

肘は二重関節で、腕部付け根にはHGの標準ロール可動あり。

手首は軸可動に変更されたことで上下可動が大幅に良くなっています。
HGだと手首が斜めになった別パーツで角度調整されることが多いですが、この仕様なら上下動かすだけで実現でき、パーツも余らないので嬉しいポイント!
胴体の可動

胴体は前後に可動!
実際内部フレームだけだともっと可動するんですが、取り付ける外装で制限されちゃってます。

捻りは腰部パーツに干渉して大きく制限。
ここが個人的に残念だったポイントでもっと動けばダイナミックなポージングできたと思います。
可動重視の方は削るのありかも。

左右にも胴体を若干振れます。


胸部パーツは「水星の魔女」キットに採用されていた大きめのボールジョイントで前後・後左右に可動できる仕組み。
低コストで良くできていたので上手く応用していますね。
懸念点はボールジョイントの劣化。
以前「HG ガンダムシュバルゼッテ」を作ったんですが、動かしすぎると摩耗したんですよね。
「ガンダムEX」ではKPSに変更されているので、どこまで耐久性があるのか気になるところ!


腰部アーマーは前後左右大きく可動するので、足の可動を妨げることはありません。
脚部の可動

股関節は取り付けたパーツを上下に動かせるようになっています。

30MM系の可動方式なので強度が少し心配になる点です。
下げた状態だと内部にスカスカに見える角度がありました。

前方への足上げ可動。
太腿装甲に干渉して水平まであげることはできませんでした。
腿の上りは動きに躍動感を付けるための重要なポイントなので、可動域を広げたい方は少し加工してもいいかもしれません。

開脚はエグいくらい柔軟に開きます。

膝立ちはキレイに整う。

後方へ可動は柔軟で、背中に密着できるくらい。

足首は上方向に大きく可動し、下方向には制限された角度。
浮遊ポーズよりも疾走しているようなポージングに向いているかもですね。

アキレスあたりにあるアンクルアーマーを上下可動できます。
搭載ギミック
ギミックというかバックパックの可動に近いんですが↓下記の通り独自の可動が搭載。

バーニアは上下に可動でき、左右には動かせません。バーニア内部もしっかり造形されています。

マウントラックと本体との基部を上下に可動でき、サーベル柄3本分基部をさらに可動できます。

ショルダーガトリングも上下に可動し、繋がっている軟質パーツも一緒に可動。左右に振ることはできません。
耐久力:保持力や関節強度

3時間動かした結果”大きく何かが劣化するなんてところはありませんでした!”
↑画像に記す通り上記ポイントはちょっと気になったところ。
①サーベルのマウントラックポロリ

背部のビームサーベルマウントラックの抜けやすさは他の方のレビューを見ても共通しているようなので、個体差ではなさそう。
ただし、シッカリ奥まで刺しこめば頻繁にポロポロ落ちるなんてことはありません。
もし気になる方は先端だけ軸太らせても良いかもしれません。
太らせ方は↓下記事で紹介しているので参考にごぞ。
②肩関節のポロリ

↑画像は肩関節を取り出して重ねた様子。
前方に大きく引き出しすぎると、内側にはめる引き出し関節がテコの作用ですっぽ抜けてしまいます。
他のキットでは軸を差しこみ固定することでそういうことはありません。
ガンダムEXではボールジョイントにして可動域の柔軟さと抜けやすさを増した分、抜けやすくなるというトレードオフですね。
通常可動で抜けることはないので、ここも基本的には問題なし!
③足首のポロリ

最後に足首のボールジョイント。
可動範囲が良くないので、テコで抜けやすいです。
気になる方は可動域を広げて解消してもいいかもしれません。
ぼくならどうするかな・・・左右だけボールジョイントの軸幅分カットするとかが簡単そうだけど悩ましい(‘_’)
コストパフォーマンス比較:最高!
その他HGやRGガンプラと外観を比較してみたいと思います。

まずは「HG バルバトスルプス」と比較。
ガンダムEXのサイズはバルバトスよりやや小柄で色による陰影で細身にも見えます。
外観のディテール量は圧倒的に「HG ガンダムEX」が勝っているのが一目でわかると思います。
やはり腕の長さは顕著で明らかに差がありますね。

次は「RG ガンダムエクシア」との比較。
エクシアはRGの中でも初期のガンプラなので、今のRGと比べるとやや情報量が劣ります。
とはいえ、HGと比べると普通は勝っているんですが、個人的には「HG ガンダムEX」に軍配!

ガンダムSEED FREEDOMのガンプラ「HGCE ライジングフリーダムガンダム」と比較。
ライジングフリーダムガンダムの方も無塗装未シールで十分な情報量ですが、細かいパーツ分けと細部のモールドで差を感じます。
比較項目 | ガンダムEX | バルバトスルプス | ライジングフリーダム |
---|
価格 | 2,090円(税10%込) | 1,430 円(税10%込) | 2,640円(税10%込) |
発売日 | 2024年10月19日 | 2016年10月01日 | 2024年01月26日 |
組み立てやすさ | 〇~◎ | ◎ | 〇 |
外観クオリティ | 超高 | 高 | 高 |
可動域 | 中 | 低 | 高 |
付属・ギミック | 低~中 | 低 | 高 |
耐久力 | 高 | 低~中 | 高 |
比較キットを項目で比較!
コスト面ではバルバトスルプスに劣ってしまいますが、外観完成度は倍の価格を出しても良いほどクオリティは高ダントツで高め!
付属品も少なくギミックもそれほど多くはありませんが、耐久力が高いのも強み。
ポジショニング
カスタム&塗装のしやすさが魅力!
ガンダムEXには付属のマーキングシールを使ったり、部分塗装するなどチョイ足しで簡単にディテールアップしやすいキット。
サクッとできるディテールアップの方法を↓下記にまとめます。
- スミ入れ
深いモールドがバチバチに入っているので、スミ入れすることで自然に影を作ることができます! - つや無しTOPコート
陸戦みたいなのでつや無しでTOPコートして使用感を演出してあげるのもいいですね。個人的には内部フレームを艶あり、外装をつや無しにしてみるのもよさそう! - ドライブラシによるチッピング塗装
内部フレームにはたくさん露出する箇所があるので、チッピングで金属感を上げてからTOPコートするとさらに良くなりそうなのでおすすめ!
という風に、文言だけ並べられてもあれだと思ったので、一日で出来る簡単塗装の例を作ってみました!
使っているのは水性塗料で筆塗り!
もし興味がある方は↓簡単な”塗装実例”用意したのでコチラの記事も合わせてチェックしてみてね(‘_’)
HG ガンダムEX【レビューまとめ】

今回は機動戦士ガンダム 復讐のレクイエムより「HG ガンダムEX」の詳細をレビューしてきました!
何度も言いますが、個人的に評価は高め!
アクションポーズに躍動感やダイナミックさは表現しづらいですが、劇中再現できる程度にはできているんだろうなっていう感じ・・・・見てないから知らんけど(笑)
もし、劇中でSEEDのようにバリバリに動くなら可動域に関しては評価は変わるかもしれません!
なので、可動域に関しては実際に見た方の意見を参考にした方がいいかも。
改めてまとめると
- とにかく視覚的情報量が異常で満足度が高い
- HGには珍しい完成度高めの内部フレームが使われている
- 装甲をつけると可動は一部制限されるが、ポージングに大きな影響はない
- 付属物は少ないがサーベルエフェクトの成形色やサイズなど不満はなかった
- バックパックの武装には可動ポイントがあってぽージングにも活かせる
- とにかく完成度の高さに対しコストパフォーマンスが高い
- 初心者から上級者までおすすめ!!
レビューは以上!
再販情報やキットの内容が気になる方は↓下記ページで紹介してます。合わせてチェックしてみてね!
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