今回は「HG スローネツヴァイ」のレビュー記事!
ガンプラを久しぶりに作りはじめて待ちに待った好きな機体!
旧キットのSEED DESTINYから1世代上がったガンプラで、造形は比較的良くなっていますが、可動に関してはあまり変わらないレベル感。
動かして遊びたい方だと劇中再現は難しいので改造などが必要になります。
パチ組で見て満足する方にはオモシロイデザインをしているので個人的にはおすすめ。
スローネ ツヴァイの「可動域」は?
- 【頭部】まぁまぁで極端に全く動かないほどではない
- 【腕部】極端に悪くはない
- 【胴体】軸のみで縦に可動はできないが捻りは十分
【脚部】股関節は3軸で前後に可動・付け根はボールジョイントで大きく開脚は不可 - 【足首】上方向は十分可動するが伸びはあまり良くなく干渉パーツがある
【頭部の可動】
上方向には若干可能ですが、下方向は全く動かせません。回転は干渉するものがないので余裕で一回転可能。
【腕部の可動】
腕は水平まで上がり90度の間で調整できるのでまぁまぁ平均ぐらいの可動域。肘は二重関節がありませんが可動としては十分な引きができます。
腕部は二の腕箇所でロールできるので角度調整は問題なし。
【胴体の可動】
胴体は軸接続で前後・左右の可動は絶望的。
構造上回転はできるんですが、胸部パーツとファングコンテナが干渉するので必要最低限。脚部を動かしコンテナの角度を変えるともっと回すこともできます。
ただ、かっこよくはないのであまりやる意味はなさそう・・・。
【脚部の可動】
開脚は昔のキットらしく開くのは↑これくらい。
腿上げもフロントアーマーが干渉してあまり動かせませんでした。
【足首の可動】
足首はボールジョイントでしぶみも十分ですが、周囲の干渉パーツが多く大胆な可動はできませんね。
他ガンプラとの比較
- 「HG スローネ アイン」
- 「HG ジンクス」
- 「HGCE イモータルジャスティス」
上記とサイズ・外観比較をしてみました。
スタンダードなHGサイズで大きな差はありません。
イモータルジャスティスは最新HGなんですが・・・比較するとサイズよりも造形やディテールの違いの方が際立ってしまいますね。
こうしてみるとSEEDと00で機体デザインの特徴がかなり違っているのはおもしろく、とても同じガンダムには見えません(笑)
00もそろそろリニューアルしてほしいですね。
HG ガンダムスローネ ツヴァイ「付属物」
【付属物一覧】
- GNハンドガン
- GNビームサーベル(柄)
- GNバスターソード
- ハイメガランチャー接続パーツ
付属物はこんな感じ。基本兵装にGNハンドガンとGNバスターソードに加えて劇中では使用しなかったGNビームサーベルの柄がついてきますが、こちらはエフェクトパーツは付いてきません。
もし使いたい場合はジンクスなどに付属するものを流用する必要がありますね。
HG スローネ ツヴァイの「キット内容」と「制作の様子」
HG ガンダムスローネ「ツヴァイ」のキット内容
ガンプラ名 | HG 1/144 ガンダムスローネ ツヴァイ |
グレード | HG(ハイグレード) |
発売日 | 2008年03月 |
対象年齢 | 8才以上 |
価格 | 1,760円(税10%込) |
キット内容 | ◆ランナーA~C、G~Iの6枚 ◆ポリキャップ1枚 ◆ホイルシール×1 ◆取扱説明書×1 |
内容物はこんな感じ!
制作時にランナーのアルファベットが「D・E・F」が抜けています。一瞬パーツが足りないと思ってしまいそうですが、抜けたランナーは「スローネ アイン」の武器パーツで構成されているのが理由。
スローネシリーズは基本的な構造が同じなのでランナーを流用して作っていて、ドライもA~Cまでは共通で以降ランナーが抜け、さらに追加で「J・K」が入っている仕様。
制作の様子
胸部組み立てはこんな感じ。
複雑さのないシンプルにはめ合わせていく形で、首には可動ジョイントを設けているものの、肩は可動させる仕組みが何もありません。
2ndシーズンに登場した発展機のアルケーガンダムのHGは肩が可動するようになっていたので、1stシーズンはいわゆる思考錯誤の段階だったのかも。
外装にモールドはなくツヤツヤの状態。
逆に、胸元はモールドを入れて情報量をアップしやすいのでディテールアップする方には良いかも。
頭部はパーツ数が少なく色分けもほとんどされていませんでした。口のような赤い部分を塗装してアンテナの安全フラグをシャープ化してあげるだけでかなり印象は変わるかもしれません。
旧キットに分類されてもいいキットだと思いますが、合わせ目はできるだけパーツの自然な位置に隠そうという意図は見てとれました。
ただ、腕部にはパーツのかみ合わせが良くない箇所があって結構目立つラインが入ってしまいますね。
見るからに耐久性が低く、ちょっと腕に無茶な角度をつけると根本から折れる可能性はいなめないので注意。
手首は軸が見えてしまうのがちょっと気になりますが、上下に結構動きます。GNバスターソードを使ったポージングも問題なし!
パーツの一部はABS素材が使われているので、塗装する際パーツが浸食されないよう薄く膜を作ることを意識した方がよさそう。。
脚部はシンプル構造で、太ももとふくらはぎパーツを挟み込むことで「HG ジンクス」のように軸が折れたりすっぽ抜けけることはありません。
また膝は二重関節なので後方へ大きく可動します。
腰部は3軸で前後に可動するんですが、一見よさそうなこれ。実はボールジョイントとの相性が最悪。
まっすぐ姿勢よくしようとすると前後にズレていたり、ボールジョイントの角度が左右で一致していなかったり、その角度を一致させようとしたらまた軸が一緒に動いてズレてしまったり。
真上からだとわかりやすいかも。
↑こんな感じで角度を均一にするのがかなり大変。加えて足首のボールジョイントも柔らかいのでディスプレイしにくい。
先に作ったスローネ アインをディスプレイしてて違和感がすごかった原因がコレでした。
GNファングのコンテナはポリキャップをオレンジと白のパーツで挟むだけの簡単仕様。ファングの脱着はできないので、ファングの再現には改造の必要があります。
モールドやディテールは若干あるので、スジボリし直してくっきりさせた方がいいですね。裏面には肉抜き多め。
GNバスターソードは刀身の展開ギミックがあり、開いて中を露出することができます。
色分けは単調なので、キレイに塗装すると立体的な”重武装”感を演出できそう。
GNハンドガンは色分けは甘いですが左右の手どちらにも装着可能で、底部を開くことができます。
ガンダムスローネ1号機のアインを持っていれば開いた底部にリード線をとりつけて供給シーンを再現できますね。
HG スローネ ツヴァイを購入した方の口コミやレビューを紹介
他購入者の口コミ例を少し紹介。
HGガンダムスローネ ツヴァイ✨
— ヨシシ (@yoshishi2019jp) September 21, 2019
腹部で5mm延長した以外はパチ組み
ずっと気になっていたスローネ系の機体!
足に目が行きがちですが、実は凄いイケメンでした〜#ガンプラ pic.twitter.com/GmqtskQDGa
HGスローネは本当に色分けが残念なのよな
— かるーあ (@ga00511) April 17, 2024
特にツヴァイ、バスターソードとか見れたもんじゃない
HG9機目、スローネツヴァイこの前、完成した😊
— Shin (@0pu1360c7252r6z) January 17, 2021
3機のスローネの中でツヴァイが1番好き(*>ω<*)
ファフナーの機体好きだから、ツヴァイも好きになっちゃう❗(*/∀\*)
作ってて楽しかったな(*^^*)
リプに続きあります(*`・ω・)ゞ#ガンプラの画像を貼るとRTされると聞いて #ガンプラ pic.twitter.com/9Q6OjcdoOA
レビューや評判はこんな感じ↑で悪いものは比較的少な目。
気になる可動域ぐらいが良くない口コミにはありましたね。
ガンダムスローネ ツヴァイでポージング例
写真は素組状態でスジボリや墨入れ、ホイルシールも使っていない状態です。
正面から見ると結構やぼったく見えますが、斜めから見るとプロポーションよく見えますね。
ファングを収納するコンテナが意外と大きく見えてちょっと鳥っぽく見えるのはぼくだけ?(笑)
GNハンドガンの構え!平手パーツがないのがちょっともったいない!!
可動域があれなので平手あればもうちょっとポーズに表情付けできると思いますね。
胴体が可動しないので疾走感だそうと思うとちょっとギコちない・・・。
ツヴァイと言えばGNバスターソードのイメージ。ヨハンとの闘いで印象づいたのかも?
「いけよファング!」のポーズ取りたいんですが・・・・何だろう?マジでダサくしかならないので諦めました(笑)
ドッキングモードの再現もできるんですが、実際やってみた感想としてはおすすめしません!
メッチャやりにくくてストレスたまりますね。
概ねポージング例はこんな感じですが、全体的にやはり可動域に難がでます。
パチ組だとスローネ アイン同様立たせてディスプレイするのがベストだと思います。あとはディテールアップと改造、平手に変えたりすることで大分印象変えられるんじゃないかな?
ちなみに今回レビューで使用したアクションベースは6ですが、付ける位置や角度によってはすぐに倒れてしまうので、アクションベース7がおすすめ。
HG ガンダムスローネ「ツヴァイ」をレビュー【まとめ】
今回は個人的に好きなガンダム機体、「ガンダムスローネ ツヴァイ」をレビューしてきました。
立体化されているものがそもそも2種類しかなく、もう1つの「MS IN ACTION」は可動は良いが造形がしぬほどよろしくない!
正直ツヴァイが欲しい方は今現在HGしか選択肢がないですね。他2つのスローネシリーズも同様。
パチ組で満足したい方には正直あまりおすすめできませんが、「塗装」・「部分塗装」をする方や改造して手を加えるのが好きという方にはマッチしたガンプラだと思います。
ガンダム00ファンにはほんとはまんべんなくおすすめしたいんですがクセ強めのガンプラってことで(笑)
今回はこんな感じ!
次もダブルオー系記事を想定してます。
好きな方はお楽しみに!
HG ガンダムスローネツヴァイを買う方法
スローネツヴァイは2024年4月に再販されましたが、数か月経っているのである程度価格は上がってしまっています。
2024年8月27日時点だとamazonで約3,000円くらい。
現在、定価で購入は難しいですが2024年10月にまた再販予定!
もし我慢できない方は割高ですがamazonで購入がおすすめですね。