今回は「HGCE フリーダムガンダム」のレビュー記事です!
2015年発売のキットで当時実施されていた「リヴァイヴ企画」の対象ガンプラ。以前のものより優れたフォーマットにデザインが一新されたリニューアル版フリーダムガンダムのHGですね。
「新生-REVIVE-」について簡単に紹介した記事もチェック

- メーカー:BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ)
- 登場作品:機動戦士ガンダムSEED
- グレード:HGCE(ハイグレード・コズミック・イラ)
- 2025年時点の価格:2,200円(税10%込)
- 発売日:2015年08月08日(土)
- 購入手段:Amazon
レビュー総合評価

- ★5評価点数:55〜60点
- ★4評価点数:49〜54点
- ★3評価点数:30〜48点
- ★2評価点数:16〜29点
- ★1評価点数:〜15点
組み立てやすさと劇中再現のギミック評価は高いので初めてガンプラに挑戦する人におすすめ!
ただ、「フリーダムが好き」という視点で見ると、頭部やスタイルなどあまり納得できる造形とはいえず、ちょっとおすすめはしづらいのが率直な感想。
ただ、可動域やバックパックのウイングの見栄えは良いので、シルエットで見ると初代フリーダムの翼を広げた大胆なアクションポーズもバッチリ再現できるのは良かった!
レーダーチャートで項目にステータスを振ると★4に近い3評価。
コストパフォーマンスで見ると造形を重視する人には少々割高に感じるかもしれません。
リニューアル版とはいえ、2026年時点で既に10年以上前のキット・・・人気のフリーダムということで造形や可動域は気になる人も多いはず!参考にしてみてね(゚∀゚)
組み立てレビュー:難易度と注意点

- 組み立て難易度:初心者~
- 組み立て所要時間:1時間半程度(ゲート処理なし)
ランナーなどの内容物をタップで確認

内容物は4袋にまとまっていて、ランナーは全部で10枚程度。枚数でみると多いですが、小さいランナーやパーツの大きいランナーなどもあり実質5~6枚程度のパーツ数。

説明書表紙はHGUC系に多い共通フォーマットのものが採用。







Eランナーは関節系のパーツで通常のPSパーツでした。



ポリキャップは光沢強めの摩擦が弱い「PC-002」で成形精度は悪くありません。
画像をスワイプ or ドラッグで「フリーダムガンダム」を回転できます。
ウイングなしの全体チェック!組み立てやすく、初心者さんでも挑戦しやすい!ちょっとした時間に組み立てるキットとして良かったです。
構造がシンプルゆえに組応えを求める人には物足りないかもしれません(´ε` )
頭部・胴体・四肢のバランスは意外ととれており、「HGCE デスティニーガンダム」や「HGCE インフィニットジャスティスガンダム」と比較しても個人的には好み。

スタンダードな武装が付属品として付いてきます。
内部構造の特徴と注意点

全体の中で↑画像の頭部フェイス部分は細かい分割で「ジークアクス」並でした。

肩関節はポリキャップで、胸部と腹部にはボールジョイントが仕込まれています。胸部はSEEDアクションシステムやキットとしての評価が高い水星シリーズにも使われています。

ショルダー内部には上腕と繋げるポリキャップを仕込むだけ。

↑ブロック構造はこんな感じ。至ってシンプル・・・組み立て面でみると「HGCE エールストライクガンダム」よりも簡易になっています。

股関節は3軸で腰部に取り付け。

脚部の内部もポリキャップを内部に入れるだけ!
余剰パーツはでません。
【注意点】
基本的な構造はシンプルで躓く点はほとんどありませんが、最初に述べた通り頭部パーツの一部が非常に細かいので、ガンプラ初挑戦の人は紛失には要注意してほしいポイント!
あとはポリキャップが使われているので、パーツによっては噛み合わせに影響が出ることがあります。
もし噛み合わせが合わない場合は向きを変えてみるなどしてみると解決できるので試してみてね(゚∀゚)
完成レビュー|外観ディテール・可動・ギミックを検証
【全体写真】






造形クオリティは気になりますが、フリーダムの特徴はちゃんと再現されていました!特にウイングは大型化され、広げた時の迫力は良かった!
ホワイトの面積が広いので成形色だけだとややノッペリ見えてしまうのは残念なところ。
自立には多少バランスを調整する手間が必要ですが立たせることもできます。
腰部レールガンもストライクフリーダムガンダムと比較して大型なのは個人的に好きポイント(・∀・)

基本の色分けは成形色でも大部分を再現していますが、ライフルのブルー・バラエーナのレッドのライン・ツインアイなどはシールで色分け。
下記では部位ごとに詳細をレビュー。
頭部
■頭部ディテール

- 4本のアンテナは2本ずつイエローとホワイトで分割
- ツインアイはクリアイエローで成形されている
- イエローのアンテナは設定よりも角度がついているように見える
- 後頭部のインテークはモールドで再現している
■頭部可動域

- 首はポリキャップで上下に大きく可動できる
- 左右にも大きく振れる
- 首周りの襟が少し干渉するが顎をあげると一回転できる
肩部・腕部
■肩部・腕部ディテール

- ショルダーは面を組み合わせたデザインでホワイト・レッドで構成
- 側面にはスラスターをパーツ分割で再現
- トップ・サイドには合わせ目が出ますが、線がデザインの一部になるよう工夫されている

肩部はボールジョイント接続なんですが、関節部分が目立つのは気になるところでした。

- 上腕から前腕にかけて縦にラインが入ったデザインになっている
- モールドなどのディテールは少ない
- 腕部部分はフレームが入っている
前腕の合わせ目はデザインに取り入れられていますが、ポリキャップの影響でちゃんと嵌っていない場合、合わせ目が目立つ。
■肩部・腕部可動域

- 肩のポリキャップは前に引き出しタイプではなく上に上がるタイプ
- 腕は水平以上に上がる
- 肩はボールジョイント分前後に可動する

手首は引き出しできるようになっていました。

- 上腕はロールできる
- 肘は二重関節で深く曲がる
- 手首は引き出した状態で上下左右大きく動く
胴体
■胴体ディテール

- ホワイト・レッド以外はブルーで配色され、濃淡でディテールを表現
- 胸部左右にあるインテーク内部にモールドが入っている
- 胸部上左右にあるバルカンはモールドで成形されている

背面は凹凸でディテールが少しだけ入っており、バックパックの接続は2軸接続。

- フロントは2層のレイヤーデザインだがパーツ分割はされていない
- サイドアーマーはレールガンと一体化している
- リアアーマーは長めに設計され、3層のレイヤーに分かれているようにモールドを成形し、一部にはマイナスモールドも入っている

サイドアーマートップには「ビームサーベル」をマウントできますが、丁度パーツの合わせ目になっています。

比較的目立つのと、隙間が開きすぎるとポロリに繋がりやすいです。

レールガンの前後の先端はネイビーパーツで分割されています

股関節底部には3mmジョイント穴が空いています。
■胴体可動域

- 胴体は前後に可動でき、後ろに大きく、前屈は少し
- 腰部ボールジョイントで左右に胴体が振れる
- 捻りは腰部アーマーの干渉を受け約45度程度回せる

さらに腰部と股関節は独立しているので、腰部のみ左右に振ることもできるので可動域を拡張できました。

フロントアーマーは大きく上がり、サイドアーマーは約45度程度上がります。

前後にもロールできます。

サイドアーマーの干渉を気にすると多少制限がかかりますが、後方に避けることで180度開脚できました!
■ギミック

レールガンは収納・展開ができるギミックがあり、角度によってダボ穴に固定されるので勝手にグラつくようなことはありませんでした。

レールガンの外側にはグリップが収納されており、任意で引き出しできるようになっています。
※ゴメン!この写真最後に撮影したんですが、撮るまで取り付け向きを間違えてました。外側が正解です。
脚部
■脚部ディテール



- 大腿パーツは1パーツ成形で側面に合わせ目などは出ない
- 全体的にモールドは少ない
- 正面に合わせ目は出ない
- 脚部裏には合わせ目が出やすいが腕部同様デザイになるように落とし込まれている
- 脚部スラスターは造形されているが、カバーの可動などギミックはない
- インテークなども基本モールドで造形され内部に細かい造形はない

- 爪先は細めのデザインで長く見える
- アンクル周りはホワイトとブルーの2色で構成
- 甲の部分には小さい階段モールドが彫り込まれておりインテークを表現している
- 足裏縁の一部には肉抜きされているが、中央やヒール裏にはモールドが入っている
SEED系らしいスタイリッシュなデザインに仕上がっていますが、ほとんどホワイト単色でディテールが視認しづらいように見えます。
■脚部可動域

- 脚部は前に水平以上に上がる
- 膝も90度以上深く曲がる
- 爪先は垂直に下げることができ、上にも約45度上がる

仁王立ちして足の裏が付く程度の接地性で、特別良いわけではありませんが脚部周りは総じてHGの中でもかなり柔軟な方!
バックパック
■バックパックディテール




- バックパックのウイングはネイビー・ブルー・ホワイトのパーツで分割されている
- バラエーナを挟む形で左右から同じ形状のウイングを取り付けている
- バラエーナ付け根にはインテーク入り、先端にネイビーとブルーのパーツを組み合わせてクランクデザインが入っている
■バックパック可動域


ウイングは前後・上下共に約90度可動できる。

バラエーナは前後に180度以上可動し、左右にも約90度振れる。

左右のウイング・中央のバラエーナはそれぞれ独立して動かせる。
付属品一覧
付属品の詳細をまとめました!気になるのはタップで詳細を確認してね(゚∀゚)

タップでビームライフル詳細を見る

銃身は上からカバーのようにホワイトパーツを被せて合わせ目を隠蔽している。ライフルの中では比較的ディテールは控えめ。

フォアグリップは左右に180度可動できる。

ライフルの右側面にはリアアーマーに取り付けるための平軸がある。

タップでシールド詳細を見る
シールドは4パーツ構成。表面は細かいディテールはないがレイヤーと配色でディテールを表現している。
裏は一見モールドにも見えますが、肉抜き感が強い見た目。

グリップは別パーツ化されており軸接続で回転ができます。取り付けはハンドパーツに持たせるだけなので、結構緩みが顕著。

タップでビームサーベル詳細を見る
「ビームサーベル」は2本、エフェクトも2本付属してきます。エフェクトの長さはSEED系共通で、他シリーズでも多く採用される「SB-13」でした。色は濃いレッドで、劇中よりも濃くなっています。

サーベルは柄裏を直接連結できるギミックがあり、保持力も高くポロリはありませんでした!
HGCE フリーダムガンダム:ポージング例
付属する武装詳細とそれを使ったポージング例を紹介。















最後は武装のバラエーナやレールガンを使ってポーズ!






付属武装はスタンダードなシールド・サーベル・ライフルの3点。シンプルな構造で可動域も広く、スタイリッシュでゴチャゴチャしていないため干渉もほとんどありませんでした!
胴体は年代的に多少制限を感じますが、SEED系の最新キットと比較しても遜色ありません。
固有武装のバラエーナやレールガンも大型で見栄えも良く、バラエーナに関してはフレキシブルさもあり劇中通りのハイマットフルバースト再現もちゃんとできました。
ウイングもボリュームが出てGOOD!
「耐久力」・「保持力」評価
2時間動かしてみたところ下記の箇所に気になる点がありました。

- 肩関節の緩み
- ハンドパーツの緩み
- サイドアーマーのサーベルマウント&サイドアーマー自体の抜け
「肩のポリキャップ」

腕部との接続自体は保持力も良好で問題ありません。内部取り付け部位の保持力が弱く、上に腕を動かした後保持できないで下がってきてしまいました。
ポリキャップの摩擦が弱く胴体で挟み込むだけでは足りていない感じですね。
劣化も感じるので、経年劣化で悪化する可能性もあります。気になる人は瞬着や何か挟み込むなど対策してみてもいいかも。
「ハンドパーツの緩み」

ハンドパーツはポリキャップ接続なんですが、動かしていると徐々に緩みを感じました。内側の保持力は足りていますが、差込口が弱いですね。
「サイドアーマーの抜け&ポロリ」

サイドアーマーがたまに抜けるのと、サーベルのマウントが緩いです。アーマーの抜けはたまに程度でしたが、サーベルのポロリはかなり多い。
ディテールチェックで述べた通り、マウント箇所に合わせ目が出るのでポロリの要因になっている可能性が高そう。
【懸念点と対策記事】
実際何かあったわけではありませんが、組み立ての様子で見せた通り胸部にボールジョイントを仕込んでいます。外装と一体化したプラパーツで強度的に胴体を動かしていると負荷がかかりやすく心配。
過去に似た構造を持った「HGCE エールストライクガンダム」の胴体が折れたことがあるので気にした方が良いかもしれません。

あと、↑画像のウイング接続軸がロールさせていると徐々に抜けることがあります。個人的には気になりませんでしたが、気になる人はここも補強した方がいいかも。
関節補強の対策は↓記事でまとめているので参考にしてみてください。もし事例が見たい人はコメントください!実際にやって対策方法追加します(^^)
ストフリとの比較
発展機である「HGCE ストライクフリーダムガンダム」と比較してみました。



並べてみると、全高がそもそも違っていました。思っていたよりストライクフリーダムガンダムの方が大きいですし、ディテールも多いですね。



「HGCE フリーダム」・「HGCE ストライクフリーダム」・「HGCE マイティーストライクフリーダム」の3つの頭部を並べてみました。
犬っぽいフリーダムとマイティーストライクフリーダムに対し、ストライクフリーダムは丸っぽく「ヘの字スリット」がないので共通点が少ないキットになっています。
あとはアップグレードする毎にアンテナなどにも違いが出ていて結構変わっていますね。
HGCE フリーダムガンダム【レビューまとめ】

まとめ!
率直に可動域やフリーダム特有のギミック、劇中再現できる武装などは十分満足できるものでした!ポーズにもメリハリが出ますし、バラエーナ・レールガン・ウイングのどれも大型で見栄えが良い!!!
一方、造形やサーベルのポロリ、肩関節の緩さなどいくつか不満が出るキットでした。
個人的に、造形は特にイマイチ・・・年代的というよりも劇中とかなり違って見える(;・∀・)フリーダム系ってどれも微妙と思ってるのはぼくだけなんだろうか(笑)
メーカー希望価格「2,200円(税10%込)」を考慮すると不満ポイントを差し引きすると、ちょっと高いなと思ってしまうのが率直な感想!
ただ、「HGCE フリーダムガンダム」は安くなっていることも多いので、そのタイミングで購入はあり!
長所と短所

- 構造はシンプルで初心者さんでも挑戦しやすく、短時間で組み立て可能
- 可動域が広く躍動感のあるアクションポーズを再現できる
- フリーダムの象徴とも言えるポーズを再現できるようギミックを搭載
- Amazonなどで購入しやすく、値下がりしていることも多い

- 肩関節のポリキャップが渋み不足で腕を上げるポーズには影響が出る
- プロポーション・造形の再現度はやや納得できない
- シールドのグリップは固定できずハンドパーツに持たせると安定性が弱い
- ビームサーベルのマウントが外れやすい
どんな人におすすめ?

初心者さんから上級者まで幅広くおすすめ!ただ、フリーダム愛が強い初心者さんにはおすすめできません。
組み立てやすさの点で見ると初心者さんの初挑戦に良いと思いますし、ギミックなどのプレイバリューも楽しめる。一方、保持力の弱点対策を知らない人やフリーダムが好きな人にとっては納得できない面が出てくると思います。
納得できないから自分でなんとかする!←どちらかと言えばこんな人におすすめしたいですね!
以上、おわり。





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