今回は「HGCE マイティ―ストライクフリーダム」のレビュー記事!
2024年05月25日発売!劇場版ガンダムSEED FREEDOMに登場する主人公機ですね。
発売前情報としては大量生産されているようで、きっと多くの方の手に行き届くと思います。
- SEEDアクションシステムを搭載!
SEEDアクションシステムを搭載した最新フォーマットで肩・胸部・腰部で大きな可動を実現!さらに独自の股関節可動もあり。 - 関節のゴールドパーツは「リアルメタリックグロスインジェクション」仕様!
- 関節のゴールドは特別仕様で「シヴァ」に採用されたゴールドとは別物。より光沢感・金属感を演出します。
- ウィングのピンクカラーには「発光表現には3Dメタリックシール」を使用
- 発光したようなピンクにはプラスチックシールが使われており、既存のシールよりもより固く、貼る失敗がほとんどありません。
- 「フツノミタマ」は光沢とマットの2つの表現で再現
- 日本刀を模した武器で刀身は刃区(はまち)が光沢・逆に棟区(むねまち)はマットな質感と立体感を細かく演出。
- 多彩な付属物がセット!
- 付属物は武器やエフェクトパーツ、平手パーツ、劇中では使用されなかった専用のビームライフルを合体ギミックそのままで付属。価格に対してのプレイバリューの高さを感じることができます。
- 造形が良い!
新規造形で流用がない最新フォーマットで再現。
「HGCEストライクフリーダム」とはプロポーションから頭部・脚部まで違っており、完全新規造形の新作。
1点注意するポイントはあったものの、サクサク組み立てられたのでお子さんにでもガンプラ初心者でも作りやすいと思います。
下記で詳しくまとめていくので是非参考にご覧ください。
最新キットの内容と組み立て!【注意点有り】
HGCE マイティーストライクフリーダムのキット情報と組み立ててる様子を紹介します。
ガンプラキット情報
ガンプラ名 | HGCE マイティーストライクフリーダムガンダム |
グレード | HG(ハイグレード) |
発売日 | 2024年05月25日 |
対象年齢 | 8才以上 |
価格 | 2,970円(税10%込) |
付属品 | ◆実剣(フツノミタマ)×1 ◆ビームライフル×2 ◆ビームサーベル×2 ◆サーベル連結状態用グリップ×1 ◆ビームシールド×1 ◆ヘッドパーツ×1 ◆ハンドパーツ×1式 ◆3Dメタリックシール×1 ◆シール×1 |
キット内容 | ◆ランナーA~Gの10枚+サーベルのエフェクトパーツ×1枚 ◆プラスチックシール(3Dメタリックシール) ◆ホイルシール×1 ◆取扱説明書×1 |
再販情報 | 2024年:11月/12月 |
本体ランナーは10枚と比較的少ないですが、パーツが細かく、全てが”新規造形”と力の入れ具合が凄い!
ホイルシールが少々使われているのとウィングの発光用エフェクトのプラスチックシール(3Dメタリックシール)が用意されていました。
「HGCE ブラックナイトスコードシヴァ」とは違う金色ですね。
説明書は1枚絵ではなく、冊子の形でした。(HGCE ライジングフリーダムと同じ)
組み立て工程
それでは実際に組み立て!
組み立てのまとめとしてはこんな感じ。
今回も”ガラスヤスリ”が大活躍したので良かったら試してみてください!シャイナーいらずでツルツルにできます。
【頭部の組み立て】
頭部パーツ数は少なくシンプルな作りでした。
目にはクリアパーツで、シールを貼らなくてもあまり気にならいのでぼくはそのまま使用(今後塗装予定のため)
【胸部の組み立て】
胸部もシンプルな作りで、材質の硬質と軟質を使い分けて破損リスクもすくないように感じたんですが、1点!
肩の引き出し機構に使う組み合わせるパーツの1部がめちゃくちゃ固い!!!不安な方はほんの少しだけヤスリかけた方がいいかもしれません。実際に破損している方もいるみたい。
↓ココ。
対応としては差し込む軸側を少しヤスリがけしてあげると良いと思います。
削りすぎると逆にゆるくなってしまうのでこまめに差し込んで程度は調整してね。
破損・紛失問題なし!ガンプラパーツを注文するやり方や注意点を紹介
【腕部の組み立て】
腕部はこんな感じ。金色フレームに白の外装を重ねるタイプ。
手首の部分は深く刺しこんだり、少し引き出して可動域を拡張させることもできました。
【腰部の組み立て】
股関節部分が上下に可変するので足を多少伸ばすことができます。ライジングフリーダムも似た機構でしたが、違う形で再現されていましたね。
しぶみもしっかりあるので、自重で下がるなどの心配はなさそうです。
【脚部の組み立て】
脚部内部はわりとシンプルですが可動はバリバリで文句なし
【レール砲の組み立て】
レール砲は通常のストライクフリーダムよりもシンプルになっており、スライドして砲身が伸びるなどギミックはありませんでした。
ここはライジング振りダムのそのまま流用してくれても良かったのに(笑)
プラウドディフェンダーは特に難しい所がないので端折り(笑)
完成!
HGCE デスティニーガンダムを購入して組み立てた結果、基本的なベースになっているのはデスティニーの方だと思います。
作りやすさや可動パーツの原型が同じ!
HGCE マイティーストライクフリーダム 「広い可動域をチェック」
続いて可動域のチェック。
【頭部の可動】
首の可動はこんな感じ。
思ったより上に上がりませんでしたが、下方向に左右十分なのでポージングの表情付けには申し分ありません。
首関節を被せるカバーがあるんですが、しっかり押し込んでください!これが不十分だと首がメッチャ緩くなります。
しっかり被せることができれば問題ありません。
【腕部の可動】
肩の引き出しギミックや可動域もそうなんですが、関節のしぶみがかなり良い感じ。KPS素材だと思うんですが、メタリックグロスインジェクション加工でよりしぶみが増してる印象。
ただ手首だけは動かしてると抜けやすい。個体差の可能性はありますがぼくのはそうでした。
動かしていると抜けやすいので、ポージングの時に自重で抜けるといったことはありません。
【胴体の可動】
胴体はSEEDアクションシステムで大きく可動できるようになってますね!
胸部内部に関節が入っているので前方へもしっかり可動。後ろへは「過剰だろっ!」ってぐらい仰け反ることができました。
横にも可動は十分!特に捻りが大きいのはポージングに影響するので心配でしたが、ほとんど干渉なく一回転できました。
【脚部の可動】
実際関節自体は柔軟なんですが、サイドにあるレール砲が干渉して少し制限されてしまいますね。
足裏の面積は小さいですが、腰部の可動もあり片足で立つぐらいバランスがとりやすく、足首も自重に負けることはなかったです。
【足首の可動】
左右はもちろん、上下の可動が驚異的でしたね!フリーダム系は爪先を伸ばして飛んでるとこがかっこいいのでかなりGOOD!
同シリーズ・旧・中期ガンプラとの比較
まずは主人公キラが劇中で搭乗する2機の外観比較。
サイズ的には同じくらいですが、翼の横幅はライジングフリーダムの方が広いです。
これは翼のを下げる角度が制限されていることが要因。
マイティ―ストライクフリーダムの方はその調整ができるように改善されていました。
旧キット、中期キット(2016~年当たりのHG)、最新キットで並べてみました。
中期時点では造形がかなり良くなっているのがわかると思います、
が、このころのHGはまだ比較的関節が緩いなどキット差にバラつつきがありましたね。
次に関節部位の違い。
腕や足はキットに依存するので、顕著に違いがでる腰・胴体関節で比較。
見てわかる通り旧キットは全く可動域が設けられておらず、中期は腰部のみ。
最新だと腰部はもちろん、視認できませんが胸部の内部にもジョイントが組み込まれていて大きく仰け反ったり、俯いたりすることが可能。←ここがSEEDアクションシステム。
ただ、俯きに関しては胴体パーツの干渉に依存するので、同じSEED FREEDOMガンプラでも差がでるポイントと言えます。
付属品一覧
【付属物一覧】
- 実剣(フツノミタマ)
- ビームサーベル柄とエフェクト×2ずつ
- ディスラプター差し替えパーツ
- 高エネルギービームライフル×2
- 平手パーツ×2
- アク―タラケルタビームサーベル(連結)
- ビームシールドエフェクト
付属品は↑こんな感じ。
十分すぎる内容だと思います!
ビームライフルに関しては使用していなかったようなので、なぜ付けてくれたのか!?っていうかレールガンは?(笑)
それは置いといて、こだわりを感じたのはメインとも呼べる「フツノミタマ」!
刀を再現するために刃の部分を光沢、反面を非光沢で演出してくれてました!
これはうれしい。
もちろん柄巻の柄もディテールが入っているので、汚し塗装なんかでもっとリアルに演出できそう。
「HGCE ストライクフリーダム」どうようビームライフルはロングレンジver連結可能。
前後は決まっていて、レール砲砲にとりつけるジョイント位置で判断できます。
良かった所・良くなかった所のまとめ
造形・肩や足の関節強度など申し分なく、組み立てやすさもあって久ぶりに作ってみる方なんかには丁度良いキット。
ただ、やや重要なポイントでのポロリやゆるみが徐々にでてくるのが気になりますね。
良くなかった点の改善方法
パチ組でも十分カッコイイですが、良くない所を改善したい方もいるはず。
- 首付け根の改善
- 上半身の重量による仰け反り対策
- 手首のすっぽ抜け改善
- ビームサーベルのポロリ防止
- フロントアーマー干渉部分の対策
組み上げから動かしていて気になった点をまとめると↑こんな感じ。
特に首の緩さはYoutubeで確認しても多くの方が体験している様子。
ぶっちゃけ首元パーツがシッカリハマりにくく、少しでも浮かんでしまうとゆるくなっちゃうんですよね。
ここは接着以外あまりいい方法が思いつかないかな・・。
【改善例】上半身の重量による仰け反り対策の例
「ちょっと良く分からない!」
という方向けに、プラウドディフェンダーの重みで反る問題に対して対策している様子の例を載せておきます。
- 分解したらジョイント部分を出す
- 滑りが良い軸を粗目のヤスリで傷つける
- 切ったビニールを合わせる
- はめ合わせる
この4つの手順で補強!
緩くなっているのは「SEEDアクションシステム」の下部!
KPS材質のせいかツルツルで滑るので、PSパーツと合わせると一定の保持力はあるが、それを超えるとすぐに負けてしまう仕様になってますね。
なので、
- KPSパーツのダボ軸を粗いヤスリで傷をつける
- ダボ穴にビニールを挟む
で対策!
他にもやり方はあるんですが、ぼくはあまり接着剤などの対策を好まないので今回はティシューについてるビニールを使ってます。
これだけ!
ランナーが入っているビニールだと今回は厚すぎるので薄いものがおすすめ!
他の箇所にも気軽に試せるので間違えて接着しちゃった!なんてこともないので気になる方は試してみてね。
ビニールはできるだけ外から見えないサイズに切り取って試してください。
HGCE マイティーストライクフリーダム【ポージング例】
ぐだぐだ言ってきましたが、HGとしては間違いなくクオリティは高い方。ポージングをつけてみるのでご覧ください!
大型のバックパック、「プラウドディフェンダー」がめちゃくちゃ目立つ!
付属のおビームライフルはレール砲にマウントできる仕様。
ビームライフルを外した方がスタイリッシュに見えるのでマウントはしない方がいいかも。
プラウドディフェンダーのプラスチックシールの輝きが良い感じなので、塗装よりこっちの方がいいかもしれないまでありますね。
本体には↑ふくらはぎあたりに若干可動するスラスターがあります。形状は「HGCE ストライクフリーダム」とは違うみたいですね。
ビームサーベルは濃いピンクでどちらかというとレッド寄り。SEEDならピンクにしてほしかった(笑)
連結したサーベルは一本成形で別パーツとして付属。
これでもいいんですが、個人的には手の甲を外して付け替えるのが面倒なのでシヴァやライジングフリーダムみたいに連結できるタイプが良かったかな。
ビームシールドも付属しますが、個体差なのか赤い部分がぼくのはポロポロとれました。
個人的に好きな装備ではないので使ってディスプレイはしませんが、共通なら残念ポイント。
プラウドディフェンダーを金の部分だけ露出させてみたんですが、これもあり!劇中にはないオリジナルのポージングでも楽しめそう!
劇中では使われなかったビームライフル(なんでレールガンないんだろう)
金色のウィングは上の部分だけ可動し、クリック式のようにカクンッって固定されます。用途はよくわかりません(笑)
ビームライフルは「HGCE ストライクフリーダム」に付属していたビームライフルと若干造形が違うようなので持ってる方は比較してみてね!
手数がないのでハイマットフルバーストは若干迫力に欠ける気がする。メタリックシールは貼った方がキレイに演出できるのでおすすめ!
実剣(フツノミタマ)は3パーツ構成で保持力造形・サイズ共に申し分なし!
安全面で先端が丸くなってるので、塗装勢の方は削ってエッジ立てるとバリかっこよくなるかも。
SEEDアクションシステムで肩・胴体・首の可動が柔軟なためダイナミックなポーズは余裕ですね。
気になったのはフロントアーマーが胴体に干渉することでしょうか。
「収束重核子ビーム砲-ディスラプター」は差し替えで再現。
色分けはされていませんが、ディテールは細かいので塗装した方がいいかもお!もちろん補填シールもあるのでパチ組勢の方でもそれを使って再現できます。
プラウドディフェンダーにはフツノミタマを装備できます。
上から専用パーツに引っ掛けるように装着する使用。
これはナイス!というのも、ライジングフリーダムのウィングが2軸で摩耗するとすぐに落ちちゃうんですよね。
プラウドディフェンダーのプラ材質も柔軟性があったので簡単に摩耗しないと思います。
プラウドディフェンダーの大きめのウィングは↑画像の部分をプッシュすると展開しやすいです。
プラウドディフェンダー専用のパーツは2軸で装着しています←ただの2軸じゃなくて簡単にとれない。
専用パーツを外すことで他2軸を採用しているガンプラのバックパックを装着OK!
ストライクフリーダム弐式が欲しい方は通常の「HGCE ストライクフリーダム」からウィングを拝借して付けると良いと思います。
ポージング例は以上。
正直なところ劇中の活躍がフツノミタマ意外エフェクトによる再現しかできないのでカッコいいポーズが非常に難しい。
無難に浮遊させとくだけが1番良いかもしれない。
HGCE マイティーストライクフリーダムガンダムレビュー【まとめ】
以上「ガンダムSEED FREEDOM」より主人公キラ・ヤマトが登場するチート機体、「マイティーストライクフリーダムガンダム」をレビューしてきました。
HGCE最新キットだけあって、キット内容や造形デザイン、飾った時のディスプレイ栄えは非常に良かった!
たくさん動かしてるとポロリやゆるみが出てくるのが難点ですが、自分で簡単に直せるレベルなので、大きなデメリットはないと思います。(HGって基本ポロリするしね)
レビューはここまで!
初めての方も昔作ってた方も是非作ってみてね~
HGCE マイティーストライクフリーダムは購入しやすい!
なかなかガンプラが買えないという声もありますが、生産数の多さもあり「マイティ―ストライクフリーダムガンダム」は初期生産数も多く、すでに再販もされていて比較的購入しやすい現状。
コメント