ガンダムなどのロボットアニメが好きな方であればプラモデルやロボット魂を一度は買ったことがあると思います。
でも、いざ購入してみると
「クオリティが低い・・・」
「顔やプロポーションが全然違う!」
といった経験がある人も多いハズ。せっかく買ったのに・・・っていうね。
特にぼくと同じ世代の人は、当時ガンプラのクオリティ低くて納得できなかった人も多かったんじゃないかなぁ。
そんな悲しい思いをしないで済む、めちゃくちゃハイクオリティのロボットフィギュアのブランドがバンダイにはあるんです!
それが「METAL BUILD(メタルビルド)」というブランド。
では、メタルビルドってどういったものなのか?
メタルビルドはバンダイが掲げる「超合金」を受け継ぐブランドで、主にガンダム作品に金属感と独自のアレンジを加えたロボットフィギュアのハイエンドモデル!!
どうでしょう?なんとなくでもすごさが伝わりませんか?
この記事ではバンダイが提供するブランド「メタルビルド」の詳細や、クリエイターが加えるアレンジ、使われる素材や現在どういった作品がメタルビルド化しているかなどを紹介していきます。
ちなみに!
【こんな人に読んでほしい】
ちなみに、「メタルビルド」は「メタルロボット魂」とは別物なので間違えないようにねっ!
ロボット魂やメタルロボット魂の記事は下記にまとめたので、興味がある方はご覧ください。
- メタルビルド最高の造形美!プロヴィデンスの概要とギミックをレビュー
- 【ロボット魂とは】ガンプラよりもガシガシ可動!概要と3つの派生ブランド
- 【メタルロボット魂】メタルビルドとの5つの違い。小さな超合金コレクション
- 【おすすめメタルロボット魂】鉄血のオルフェンズシリーズの精巧造形
- 売れる大人気高額フィギュアとは?ハイクオリティブランド一覧と売れる理由
バンダイの本気!メタルビルドとは?
メタルビルドは2011年からスタートしたバンダイのロボットフィギュアブランド。
超合金の系譜を持ち、その技術やダイキャスト合金を使った金属仕様の反映など、重量且つ、重厚なディテールで見る人を魅了するブランド。
また、作品には担当するクリエイターの独自のアレンジも加わることで、作品の表現を底上げしていることも特徴。
とまぁ、堅苦しく説明するとこんな感じ!
雑にいうと、超合金を使ってガンダム作品にアレンジを加えたブランドってことですね(笑)
メンタルビルドの大きさ
サイズは商品によってまちまちですが、大体20㎝程です。
ガンプラでいうと1/100スケールが近いと思います。
飾って迫力があり、バッチリポージングをつけたら目立つサイズ感!
クリエイターによる作品ごとの独自アレンジ
立体で見たときのプロポーションの良さ、彩色、可動などを考慮してイラストに書き出し、それを作品に反映させてアレンジを加える。
アレンジにはクリエイターごとに特色があります。
下記はアレンジの一例。
- ディーテールの追加
- 細部のシャープ化
- 武装ギミックの構築
- プロポーションの変更
可動性を突き詰めた造形
原作を忠実に立体化した場合、細かい箇所で可動に影響が出ることは珍しくありません。
そのため、可動に干渉する部品の形や廃止などアレンジが加わっています。
超合金の重量感をデザインに落とし込む
メタルビルドにはフレーム軸としてダイキャスト合金と呼ばれる合金が採用されています。
金属をただ内部に使用するだけでは手に取るまで重量の重さが伝わらないため、見ても重さを感じることができるように外装から露出させることで直に金属感を感じられるようにするなど工夫がこらされています。
対象年齢15歳以上の理由:細部まで精密なクオリティ
ロボットフィギュアのフラッグシップとして立ち上がったメタルビルドは対象年齢が15歳上に設定されています。
理由として、忠実な再現による細かいパーツの使用。
細部までシャープ化させるなど様々な工夫がこらされる一方、安全基準が低年齢の方には適さないこと。
そもそも購入する年齢ターゲット層を高めに設定していることがあります。
マーキングによる表現アレンジ
オリジナルロゴや模様など、独自の表現をするマーキングも多様されており、デザインの引き締めやイメージを持たせる役割を担わせています。
メタルビルドに使われている素材
バンダイから販売しているフィギュアには、素材に樹脂が多く使われています。
メタルビルドにもこれらは同様で、中心軸となる部分のみが金属であるダイキャスト合金を使用。
使われている素材はこんな感じ!
- ダイキャスト合金
- POM
- ABS
- PVC
ダイキャスト合金
亜鉛やアルミニウムを混ぜた合金!
メタルビルドは全体にダイキャスト合金が使われているわけではなく、主に機体の軸になる箇所に採用されています。
軸として使うことで、強度もあがり簡単に破損するなどの問題をクリア。
POM
可動部分に使われることが多い素材。
摩擦に強く耐久性に優れた樹脂素材なので、バンダイのロボットブランドである「ロボット魂」や「メタルロボット魂」にも使われています。
ABS
衝撃に強い特徴があるので外装に最適。
パーツ自体もシャープ化しやすいので、装甲部分として多く採用される樹脂素材。
PVC
重さのある樹脂素材。
衝撃や摩擦などの影響がない部分に使用されており、重量感を出す役割も担っている。
メタルビルドの彩色・塗装
ガンプラモデラーさんの中でもよく、塗装やディテールの追加によって「情報量を足す」ということが行なわれます。
メタルビルドも同様、彩色・塗装を細部まで施すことで、見る人へ与える情報量を増やし満足感を与感じさせています。
さらに、パーツ部位(樹脂素材)によって塗装を使い分けることで、マテリアルを層にすることで与える重厚感はたまらないですね。
塗装方法も様々で下記のような手法が使われています。
- 質感などにあわせた塗装(メタリック加工など)
- ダイキャストパーツには静電塗装
- マーキングにはタンポ印刷
- 金属のように見せたい部分にはメッキ加工
メタルビルドが生まれるまでの工程
バンダイがメタルビルド1つを開発するまでにかかる期間は1商品約年2年ほど。
企画開始から完成するまで上記の工程があり、膨大な時間を費やすことでロボットフィギュアブブランドの中でも最高クオリティの物を作ることができています。
こだわりがヤバいですよね。
メタルビルドには機体のバリエーション違いなどがあります。(ガンダムSEEDのストライクなど)
おそらくこれらに関してはさすがに使いまわされているはずですが、それにしても1つに注ぐ労力が半端じゃない。
メタルビルド購入者の口コミ
どれもかっこいい!!
どれもかっこいいんだけど、みんなどうしてコレクションケースとかに入れてあげないの?
と、コレクションをインテリア化させたいぼくとしては思ってしまいました(笑)
埃ついちゃうよ~。
ガンダムSEEDのおすすめメタルビルドもあるので良ければどぞっ!
メタルビルド2つのデメリット
労力故、プレミア価格も付きやすくなっているメタルビルドですが、購入者の視点に立った時2つのデメリットが見えてきました。
まず価格設定ですね。
おそらくバンダイさんがメタルビルドで設定しているターゲット層は
「予算に余裕がある大人の男性」
なのかなと思います。
ブランド立ち上げ時の価格は20,000円ほどと納得いくものでしたが、昨今の値上げ幅が多きくちょっと高すぎる印象があります。
もちろん、人気商品なら多少高額でもいいとは思いますが、若い年齢層の方だと、おいそれと手が出せないのが現状。
次に原作による再現度。
もちろん立体化する上で修正した方がいいところなどは問題ないと思います。
気になったのは、
「作品アレンジの度合い」
例えばぼくは00(ダブルオー)ファンなんですが、好きな機体がアレンジによって受ける印象がかわったり、アレンジによるマーキングなどが入ってしまうとおそらくしらけてしまいます。
値段の安いガンプラなら「これもアリだな」って割りきれます。
しかし、「クオリティの高い好きな機体商品が欲しい人」からすると、そうそう買える金額でもないメタルビルドでは再現度が高い物が欲しいと思いそうだなと思いました。
ちょうどぼくも購入を考えていたので、これら2つのデメリットちょっと気になりました。
同じように検討している方は考慮した方がいいと思います。
メタルビルド10周年企画
詳細はまだ発表されていませんが、イベントでもあるのかな?
10周年を迎えて何か「新展開」と書いてありました。
2023年9月現在、確か今月はメタルビルドにガンダムSEED作品から「プロヴィデンスガンダム」がラインナップ発表があったと思います。
展示写真を見たんですが、バックパックのドラグーンシステムがトゲトゲしかったんですよね。
・・・ちょっとアレンジしすぎかな。
プロヴィデンス好きなんだけど、あんまり惹かれなかったです。
噂程度ですが、00(ダブルオー)ファンのぼくには嬉しい「リボーンズガンダム」の制作中話が以前聞こえてきました。
作るとした完全新規造形・・・くるのかな?
ヒッソリワクワクしてるんですよね~。
10周年やリボガン情報に進展があればまた書いていきますね!
メタルビルドの再販について
メタルビルドの製造数が少な目で、受注生産などで販売されることも多い商品。
再販されるか発売当時に購入できなかった方は気になると思いますが、残念ながらほとんど再販を期待することができないのが現状ですね。
ただし、カラバリなど多少バリエーションを変更してイベントなどで販売されることはあります!
↓下記事では再販の現状や購入できるタイミングなどについてまとめています!2024年7月開催のメタルフェスティバル情報もあるよ!
メタルビルドって再販しないの?再販の現状とどうしても欲しい方向け購入方法
メタルビルド情報まとめ
以上、バンダイから発売しているロボットフィギュアのハイエンドブランド。メタルビルドについてどういったブランドなのか解説しました。
まとめるとこんな感じ。
正直高額すぎるのと、まだ好きな機体がラインアップされていないこともあって購入したことがありません。
リボガンきたら欲しいと思って待ってるんですよねぇ・・・バンダイはよっ!!(笑)
気軽に購入できないとは思いますが、好きな機体がラインナップされるようなら前情報で納得いけば即購入をおすすめ!
受注しても買えるとは限りませんし、販売期間を超えると何倍になるか・・・。
・・って感じ!
今回はここまで。ありがとうございました~
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