今回は「RG ゴッドガンダム」のレビュー(=゚ω゚)ノ
RGとしては2022年発売と比較的最近のRG!
不人気のアドバンスドMSジョイントは一部に使われていますが、可動域を拡張させるためちゃんと活かした工夫が凝らされています。
登場作品 | 機動武闘伝Gガンダム |
メーカー | BANDAI |
グレード | RG(リアルグレード) 1/144スケール |
価格 | 3,850円(税10%込) |
発売日 | 2022年08月13日 |
発売前の触れ込みを見ても可動域が広く、突出した作りになっているのが特徴!
2008年発売なので、今の最新キットと比較するとさすがにパーツ分けは甘めですが、作りやすく外観のプロポーションも悪くないガンプラ。
本記事では「RG ゴッドガンダム」↓下記のような内容をまとめていきます!
購入検討しているけど「アドバンスドMSジョイント」や「耐久力」などが気になる方は是非チェックして再販に備えてみると良いと思います。
レビューの総評:最小に詰まった可動とギミックが魅力!!

外観・プロポーション評価
1/144スケールガンプラの中でもサイズは小型。
胴体・腕部は細身ですが、ショルダーアーマーや太めの脚部とかなりマッシブな印象を与えながらモッサリした印象を与えないプロポーション。
RGとして1パーツに刻まれるモールドは少なく感じますが、細かいパーツ分割で表現されたディテール量は申し分ないクオリティ。
可動域評価
首からつま先まで柔軟性が高く人のようなポーズをつけることが可能!
加えてアドバンスドMSジョイントによる肩や腰部の引き出し延長で過剰とも言える可動表現を実現しています。
耐久性・安定性評価
「コアファイターが取れやすくなる点」・「Gナックル」部分の保持力が少し気になる。
組み立てやすさ・色分け評価
色分けはパーツ分割で十分に再現され、組み立て自体も特別難しい点はありませんでした。
ただ、パーツ自体が小さい点やニッパーが入りにくい箇所、アンダーゲートの多様などサクサク進むとは言いづらい。
ギミック評価
小さいボディに詰め込まれた多数のギミックでこの価格帯のRGガンプラとしてはプレイバリューがかなり高い!
コストパフォーマンス評価
耐久面で少々気になる点はあるものの、「3,850 円(税10%込)」で詰め込まれた多数のギミックに付属品の数々。
満足度も高くプレイバリューも満たせる点でコストパフォーマンスはRGの中でもかなり高いと思います!
- 特徴① ミドルレンジのRGとしてはギミックが豊富!
- 特徴② 比較的小型!
- 特徴③ 突出した可動性の高さ!
レビューの総合評価
マッシブさとリトルを両立させたようなスタイリッシュなプロポーションバランスに細かいパーツ分割で色分けも十分!
特徴にもある通り、RGゴッドガンダムは異常とも呼べる可動性の高さがポイントで、格闘戦特化機体にふさわしい構造をしていました。
一部保持力の弱点はあるものの、付属品もボリュームがありプレイバリューも高い!
価格に対する満足度も込みで非常におすすめできるRGガンプラだと思います。
長所と短所
どんな方におすすめ?

↑こんな方にはぶっ刺さると思います!
間違いなくコストパフォーマンスが良く、満足度十分!RGだとアドバンスドMSジョイントに拒絶反応が出る人もいるかもですが、うまく活用して弱点に感じません。
組み立ての段階でアンダーゲート処理など手間がかかるので初心者さんにはおすすめしにくいですが、そこをクリアできるならどんな方にもおすすめしたい!
ポジショニング
RG ゴッドガンダム:ポージング例
可動に特化した「RG ゴッドガンダム」!
詳細をまとめる前に、ポージング例で先に可動性が良い証拠をご覧ください(ΦωΦ)!


殴りかかり。


蹴り!


サイズも小さく軽量なので↑画像のように「アクションベース6」を使ってディスプレイできますね。

開脚してもつま先まで設置性の良さがわかると思います!

股関節の若干の可動ギミックを使うことで脚部のラインを細かく調整できますね。


シッカリ可動する胴体と脚部で躍動感やダイナミックさをより表現できると思います。








マシンキャノンは割と大きく展開するので特にモーションがなくても使ってる感は出せそう。



日輪エフェクト装備!


ポージングは以上!
アクション性・設置性・ポーズの自由度は高く、触れ込み通りビシバシ決まります!!
特に素立ちだとわからなかった腰部の可動ギミックにより胴体の長さ調節や可動性を拡張出来てメッチャ良かったです_(_^_)_
【耐久結果】:ポージングで3時間動かした結果!
RGと言えば耐久性が心配になる方も中にはいると思います!なんてったってRGには過去の実績がありますからねっ!(笑)
動かしていて感じたポロリポイントをまとめてみたので是非チェックしてみてください。
冒頭のレビュー評価でも述べた通り、基本的に”難”みたいな物はありませんでした!さすが最近のRG!

ただ、初期不良のようなポイントと脱着を繰り返すことでゆるくなる部分がありました。
【コアランダ―が取れやすくなる】

コアランダ―はギミックとして脱着できますが、繰り返すとやや抜けやすくなるように感じます。
内部にある爪が摩耗しているようで、抜けやすくなるとちょっとストレスがたまるかもしれません。
【前腕部のロール軸がゆるい】

前腕ロール軸が初期からやや緩く、意図せず回転することがあります。
自然に抜けたりはしませんが、いつのまにかロールしているので補強できる方は補強するのをおすすめ。
完成した全体の外観と付属品一覧
組み立て完成した「RG ゴッドガンダム」がコチラ↓


RGらしいディテールの多さですが、遠目に見て多きなモールドは控えめですね。
基本的にパーツ分割でパネルラインが表現され、随所にマイナスモールドや隙間から見えるパーツで十分な情報量。



バックパックのコアランダーのウィングはゴッドガンダムに対しても大型でボリュームが見劣りすることがありません。



完成した全体を見ても完成度の高さが人目でわかり、塗装なし・リアリスティックデカールなしでも十分ディスプレイできる見栄えだと思います!
下記では組み立て時に注意したい箇所や付属品を紹介します!
※もしパッケージやランナーなどが気になる方は↓下記事にまとめているので合わせてご覧ください。
組み立て時の注意点


ランナーにはどれもアンダーゲートが使用。組み立ての際ゲートから切り取るのが大変!
部分的に太いニッパーだと刺しこめない箇所があります。
できれば「タミヤの先細ニッパー」などがあるとカットしやすいです。
ない場合はゲートをデザインナイフで削るなどした方が良さそう。

付属品一覧
【付属装備】

付属装備は↑これだけ!
専用オリジナルのゴッドスラッシュ(柄)と日本刀の形状をした刃エフェクトがそれぞれ2つずつ。

柄はサイドアーマーへマウントができます。
【日輪エフェクト】

ハイパーモード用の日輪エフェクトは色の違う三枚に段差を付けるクリアパーツに取り付ける仕様。
グラデーションがキレイなPETシート製で軽量。

コアランダーのバーニア下部には付属する日輪エフェクト取り付けダボがあるので、そこに取り付けガッチリ固定できますね。
3mmダボ穴も空いているので、ディスプレイ時の軸としても使えます。
【ハンドパーツ】

- 握り拳×2
- 平手×2
- チョップ手×2
- 武器持ち手×2
- ハイパーモード用平手×2
- ハイパーモード用ゴッドフィンガー平手×1

チョップ平手には可動軸があるので、上下に大きく動かせることができます。武闘のような構えなどに最適。
部位別「外観」・「可動範囲」・「ギミック」の詳細

【頭部:ディテールと可動範囲】

頭部は全体の中でもディテールが多く、細かいモールドが多数刻まれています。

- 首は上下に大きく可動
- ボールジョイントで左右にも十分振れる
- 首周りに干渉もないので一回転可動

首の付け根パーツが前後に可動するギミック有り。
【腕部:ディテールと可動範囲】

ショルダーはレッドとホワイトの外装。
ホワイトはエッジが強めに成形されています。
側面から見ると空間はありますが、スカスカ感はあまり感じません。
上から見るとパネルのレイヤー表現でメカディテールもあります。

ショルダーアーマーには上に展開できるギミック有り。

- 肩は前に引き出し
- 後方にも可動
- 腕部は水平以上に跳ね上げ可能

肩内部にはアドバンスドMSジョイントで延長できるギミック搭載!


腕部自体は細身ですが、腕のGナックルの大きさでボリュームがあるように見えます。

Gナックルも前後に引き出しできます。

引き出状態と比較すると↑こんな感じ。

Gナックルにあるツメはそれぞれ少しですが独立可動!

- 肘は二重関節ですが、ピッタリ引きよせはできません
- 上腕・肘はロール可動
- 手首はボールジョイントでRGの標準程度

腕部には2か所のロール軸が設けられています。
【胴体:ディテールと可動範囲】

胸部モールドは控えめですが、パーツはエッジがたっており、縁に細かいモールドで情報量が追加されています。
例えば細部イエローパーツのダクトにもクランクのような小さいモールドが刻まれていますね。

胸部ギミックには「エネルギーマルチプライヤー」の展開ギミック搭載。
内部シールは紋章入りなどリアリスティックデカールにある複数から1つ選択。

背面はコアランダーを入れる空間があります。
特にディテールはありませんが、その空間自体がメカディテールを演出。

フロント・リアはアーマーが長めで膝近くまであります。
サイドアーマーは比較すると短く曲面になった成形。
ゴッドスラッシュの柄は差し込んでマウントでき、ポロリがない固定ができます。
差し込んだ柄の部分は多少ロールもできました。

- フロントアーマー:大きく跳ね上げ
- サイドアーマー:上下に可動
- リアアーマー:水平に跳ね上げでき、追従してサイドアーマーも可動

↑画像の通り腰部リアの部分にはディスプレイ用3mmジョイント穴が空いていて、RGによくある専用ジョイントは付属しません!

キャップを開けてスライドさせてロックできるので安定。
専用ジョイントは個人的に破損の可能性も高くてできれば廃止してほしいぼくにとっては嬉しい限り!

腰部には可動拡張ギミックとして上に引き上げて延長できるギミックを搭載!

引き出した↑での可動域。
- 前に深く前屈
- 後方に大きく仰け反り
- 捻りは360度
- 左右に大きく振れる
ゴッドガンダムの可動域を支える重要なキーポイント!

股関節は180度以上の開脚が可能。

股関節にはRGに多い前後スライドの可動kギミック搭載。
ただ、RGの中ではミドルレンジ。
ロック機能がなく長時間動かし続けると前方可動させる際に勝手に連動してしまうのは残念なポイントでした。

股関節からやや下にロール可動が設けられています。

↑画像は股関節の軸を水平にしたままロール軸を動かした様子。
2箇所の可動軸で滑らかな線を表現。
アクション性を追求した構造!
【脚部:ディテールと可動範囲】

脚部はメカディテールが多めのポイント。
ホワイトパーツにオフホワイトの装甲パネルライン、更に細かいモールドでに一部にはレイヤー表現とクオリティの高さが際立ちますね。

脹脛は広範囲が装甲展開できるギミックを搭載!
展開時には内部にあるスラスターも連動して引き出せるようになっています。

- 足は前方に大きく上がる
- 膝は二重関節で深く曲がる
- 足首は上下に大きく可動

足首周りはエッジの多い造形。
濃いブラウンパーツは分割で色分け。
足の甲には隙間から見えるシイタケモールドがこだわりを感じます。

アンクル周りは↑画像で示す通り3つの可動軸があり設置性、アクション性を高めるポイント!

↑こんな感じでグリングリン動かせます。
【バックパック:ディテールと可動範囲】

バックパックとして差し込む「コアランダー」はキャノピーはクリアパーツ、ウィングやバーニアなどメカニカル感が表現されていますね!
ウィングが大きいのでちょっとバランスが悪いようにも見えてしまうかも。

裏面には3mm軸用のダボ穴があるので単独ディスプレイもできます!

キャノピーは展開できて、内部コックピットにも大体ですが座席のような造形もあります!

バーニアは左右独立して上下可動できます。

大きめのウィングは上下大きく展開!


ウィング基部も左右に開いたり、前後ロールもできてフレキシブルに可動。

コアランダーはコックピット部分とウィング部分が別パーツなので、回転させてゴッドガンダム本体に取付けができます。
回さないと干渉します。

差し替えなしで合体できるのはRGならではで満足度高め!
ただ、耐久力で述べた通り脱着繰り返していると緩みがでるのは弱点かも。
ミドルレンジRGガンプラと比較!
ぼくは個人的にRGガンプラにグレードがあると思ってて、↓勝手にこんな感じで分類しています!
- 3,000円~:ローエンド(主に初期RG)
- 3,400円~:ミドルレンジ
- 4,000円~:ハイエンド
- 5,000円~:フラッグシップ
ぼくがRGを作ってきてロック機構の有無や構造・ギミックの精巧などに顕著に違いが出ているように感じているのが理由。
上記を前提に、同じミドルレンジに位置する「RG RX-78-2 ガンダム Ver.2.0」と比較してみます!

まずは正面。
「RG ゴッドガンダム」は濃い目のブルーやレッドで成形されている分印象が強いですが、細かいモールドは「RG RX-78-2 ガンダム Ver.2.0」の方が感じられます。
全長はやや「RG ゴッドガンダム」が小さめでプロポーションも胴体が短い。

「ゴッドガンダムは色味とパーツ分割」、「ガンダムは細かいモールドとパーツ分割と」見せ方は違いますがkどちらもさすがのRGディテール!

ガンダムはギミックが少ない分、外装での表現が濃くでているのかもしれません。
項目で比較してみると↓こんな感じ。
項目 | ゴッドガンダム | RX-78-2 ガンダム |
---|
発売年 | 2022年08月13日(土) | 2024年08月10日(土) |
価格 | 3,850 円(税10%込) | 3,850 円(税10%込) |
組み立てやすさ | ◯~◎ | ◎ |
外観プロポーション | ◎ | ◎ |
可動範囲 | ◎ | ◎ |
ギミック | ◎ | ○ |
付属品 | ◯ | ◎ |
耐久力 | ◯~◎ | ◎ |
まず前提として、「RG RX-78-2 ガンダム」はミドルレンジの中でトップクラス!
基本スペックが高いことで項目に差が出てしまっていますが、「RG ゴッドガンダム」も決して大きく劣っているわけではありません。
特にギミック面はガンダムよりも圧倒的に優れていると思いました!
RG RX-78-2 ガンダム Ver.2.0のレビューを見て比較する
RG ゴッドガンダム【レビューまとめ】

まとめ!
「RG ゴッドガンダム」はRGガンプラの中ではミドルレンジに位置しながらも多数の展開ギミックやダイナミックなアクション性は突出しているおすすめポイント!
一部保持力に物足りなさを感じる箇所はあるものの、武装自体も強い保持力を必要としないので必要十分満たせていると思います。
RGの中でも組み立てすい構造ですが、パーツサイズやアンダーゲートの存在は初心者さんには強くおすすめしにくいところ。
それ以外悪い点が見当たらず、「RGガンプラの「神キット」」の記事でも書いている通り、RGブランドでではおすすめの1つ!
おわりっ!
プレバン限定!RG ゴッドガンダム専用拡張セットもある!
手軽にカスタムできるものとして「RG ゴッドガンダム」専用の拡張アイテムがプレミアムバンダイ限定品として発売しています。
”2025年6月4日時点”では再販していてまだ8月発送分在庫あり!もし再現度を高めたい方は合わせておすすめ!!
>>流派!東方不敗を体現!RGゴッドガンダム用拡張セット登場!
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