セラヴィーガンダムのバックパックとして通常運用し、有事にはMS形態に変形してトライアルフィールドや単体で独立して戦闘できる機体、それがセラフィムガンダム。
今回はそのHGガンプラをレビュー(=゚ω゚)ノ
HGのセラヴィーガンダムでは変形なしのバックパックが付属していますが、本記事で紹介する「HG セラフィムガンダム」を変形させて合体させることが可能。
これにより一部制限されていたセラヴィーガンダムの可動範囲を拡張できるなどメリットもあります!
- 登場作品:機動戦士ガンダム00 2nd Season
- グレード:HG(ハイグレード) 1/144スケール
- 価格:1,100円(税10%込)
- 発売日:2009年02月
一部ポロリや緩みが気になりましたが、単体でも可動性は悪くなく触っていて楽しかったです。
本記事では下記の内容でまとめていきます。
- レビュー評価まとめ
- 素組み外観レビュー
- 可動域
- ギミック
- ポージング
- 耐久力
↓目次から見たいところだけ確認もできるので、気になる方は是非総合評価だけでもチェックしてみてください(‘ω’)ノ
※レビューの写真は太腿のパーツが前後逆になっているのでご留意ください。(ごめんっ!)
HG セラフィムガンダムのレビュー評価:セラヴィー所持者は買い!!

【総合評価】
パーツ数も少なく細かすぎる箇所もないので初めての方でも簡単に組み立てできます。
外観サイズはスタンダードなHGサイズよりも小型で、ブラックのカラーが武装としての見栄えもかっこよく仕上げていると思います。
ゲート跡や合わせ目は処理しないと比較的視認しやすいのでその点は留意!
可動に関しては胴体と股関節が少し弱いなという印象ですが、柔軟な首・肩周りのおかげで窮屈さを感じず躍動感もしっかり表現できていました。
付属武装やサイズ感、本体ギミックを考慮すると正直単体だとコストパフォーマンスはあまり良くない印象。
ただし、別売りの「HG セラヴィーガンダム」を持っている方ならパフォーマンスは評価10にしてもいいプレイバリューの高いキットでした!
組み立て評価
ランナーは2枚で一部に使用するポリキャップが付属。変形ギミックやフェイスバーストモードも搭載していますが、作りはシンプルで簡単に組み立てできます。
組み立て所要時間:30分~40分程度
素組み外観評価
一般的なHGガンプラよりもサイズは小さめ。プロポーションバランス良く、つま先に向けて細くなっています。
胸のフェイスデザインも不自然に感じさせずちゃんと落とし込まれています。
カラーは大半がブラックなので素組みで処理しない状態だとゲート跡や合わせ目は比較的見えやすい箇所に出てしまうのは惜しいところ。
可動域評価
可動域自体は突出して良いわけではありませんが、首と肩回りが柔軟なのでしっかり動きの流れを表現できます!
実際の可動域以上に可動が良く感じました。
ギミック評価
バックパック状態への変形から、セラヴィーガンダムに付属するパーツを差し替えることで最終決戦仕様のセラフィムガンダムへ換装できます。
さらにセラヴィーガンダムのGNキャノンとセラフィムガンダムのGNキャノン部位を差し替えることで、劇中にあった隠し腕も再現可能!
耐久力評価
胸の大型フェイスのアンテナ位置と、バックパックへの変形時にサイドアーマーがゆるいという2つの”保持力”に関する弱点がありました。
コスパ評価
正直HG セラフィムガンダムのみだと少々物足りなさを感じます!しかし、HGのセラヴィーガンダムと併用することでプレイバリューは評価10に相当するくらいの満足度があります。
HG セラフィムガンダムの 「メリット」
- 可動はも良好でポロリはなく単体ディスプレイでも楽しめる
- 変形ギミックや差し替えにより劇中再現ができる
- 安いので比較的購入コストが安い
- HG セラヴィーガンダムと合わせることでプレイバリューが一気に増す
セラヴィーガンダムに取り付けることで、本来可動域が制限されていたセラヴィーガンダムの可動域拡張や武装のプレイバリューを増やせるのが何よりもメリットに感じました!
セラヴィーガンダム単体の満足度だけでなく、セラヴィーガンダムのキットの満足度も底上げできるのは非常に良かった!
HG セラフィムガンダムの 「デメリット」
- 胸部ガンダムフェイスのアンテナがややグラつく
- HG セラフィムガンダムだけだとやや物足りない
- HG セラヴィーガンダムにとりつけるとGNキャノンの可動域が若干良くない
個人的に感じた最大のデメリットはHG セラヴィーガンダムに取り付けた際、セラフィムガンダム部分のGNキャノンの可動部がやや狭くなっていること。
加えてGNHW/Bの武装も少し取り付けにくさを感じました。
腰部周りの追加GNキャノンの可動は良くなるのとトレードオフって感じですね。
こんな人におすすめ!
↑こんな人には特におすすめ!
デザイン的にガンダムフェイスは気になる人もいると思うのでこの辺は好み。
難易度的にもEGぐらいのクオリティで組み立ては簡単ですし、セラヴィーガンダムと満足度の相乗効果はとてもデカい!!!
セラフィムガンダムのみを購入する方だと正直満足度は物足りないと思いますが、セラヴィーガンダムを持っている方はマジで買ってみて欲しい!
セラヴィーガンダムのクオリティが間違いなく上がります(=゚ω゚)ノ
HG セラフィムガンダムの再販情報やキット内容
再販直後なので「HG セラフィムガンダム」はまだamazonでも購入できますが、再販後になるとやはり価格が高騰してしまいます。
メーカー希望価格で購入したい方は事前に再販情報の収集をおすすめ!
これらの内容を↓下記の記事ではまとめているのでサッと内容物を確認したい方はご覧ください。
HG セラフィムガンダムの素組み外観レビュー
早速素組みでの外観をご覧ください↓







ブラックの外観に上半身はややマッシブ。下半身は下に向かうほど細身なプロポーションが特徴。
直線的なデザインで小柄のサイズに多面の造形。面自体にモールドは少ないですが、情報量としては十分だと思います。
カラーリングは一部シール補填で、特にツインアイやフェイスは色分け再現されていないので使った方がいいポイント。
以下↓部位ごとにさらに細かくチェック!

頭部アップ。
頭部は通常HGとほぼ同じサイズで額にはクリアパーツが使われています。内部にはシールで色分け。
頭頂部は合わせ目がハッキリでます。

ショルダーアップ。
ショルダーアーマーは小型。上から見るとモールドにも見えますが合わせ目が出ます。

腕部アップ。
腕部は四角のデザインで前腕部のパーツは取り外しできる都合上合わせ目がでます。パーツの差し替えは残しておきたいので合わせ目消しは非推奨。
手の甲はGNキャノンの発射口でクリアパーツ再現。

ハンドパーツは軸タイプで可動はできないような簡易仕様。「HG ガンダムEX」のような上下可動もできないのでちょっと物足りなさがありますね。

胴体アップ。
胸部には大型のガンダムフェイスでl、ツインアイに当たる箇所は色分け再現されていないのでシールで補填。
イエローのアンテナ基部はボールジョイントで比較的位置を安定できないのがネックな部分。
背部にはレッドのパーツでGNドライブを表現。

腰部アーマーアップ。
フロントアーマーは固定され可動はできず、サイドアーマーはボールジョイントで回転できます。リアアーマーはなく脚部が露出。
戦闘能力が高い脱出機の完成形というだけあり必要最低限の装甲です。

フロントアーマー下部にはダクトのような凹デザイン。ただし内部にモールドなどはありませんでした。

股間節底部には3mm軸を差し込むダボ穴があります。

脚部アップ。
太腿から爪先へ細身のシルエットになっており、こちらも無駄な外装はなく必要最低限。
表面の凹凸は多く情報量は多め!

フロントから見える太腿には合わせ目がでます。ゲート跡も結構目立つポイント。

脚部裏は太腿から踵にほぼ直線的に合わせ目がでますね。

膝を曲げるとダクトのようなモールドあり!
かみ合わせがやや甘いので合わせ目が出やすいのでシッカリはめ込んだ方がいい所。

足裏は肉抜きなし!
付属物

ビームサーベルの柄2本とサーベルエフェクト3本が付属。
エフェクト3つの内1つは短めのものがついてくるのでアクションに幅を持たせることができます。

ちなみに持たせるとこんな感じでスケスケ。
見栄え的にはあまりよくありません。
可動域チェック←可動域以上に満足!
可動域の詳細をまとめていきます(‘ω’)ノ実際の可動域以上に動かせてる感あったのでチェックしてみてね。
頭部の外観と可動範囲

上下に大きく動かせ、左右にも大きく振ることができます。周りには干渉する部位もなく一回転可能!
腕部の外観と可動範囲

肩には大きめのポリキャップが使われており、上下に大きく可動できます。肘は90度にちょっと満たないくらいで、上腕のロールはHG標準仕様。
肘はあまり動かせませんが、肩周りが柔軟なので大きなアクションはできそうです!
胴体の外観と可動範囲

胴体は残念ながら捻りのみで一回転できます。
振りかぶりやふりおろしには固さがでるかもとちょっと心配になった所。

股間節はボールジョイントで↑画像の通り開脚幅はかなり制限されてしまいます。
脚部の外観と可動範囲

腿はフロントアーマーの干渉がほとんどなにので前に大きく上がります。
膝はふくらはぎ装甲が干渉して深く沈み込ませるのはできませんでした。

足首は上方向に若干ですが、下・左右には柔軟で接地性が良い。
足裏が小さいかわりに柔軟性があるので問題なく自立できます。
3つのギミックをレビュー
ギミック① 装甲の可動

ショルダーアーマーの一部を上下可動させることができます。

ショルダーの可動ぎミックは前後に可動部位があり、後ろ側を開くことで広がった腕のシルエットからスマートなシルエットに見せることもできます。
ギミック② フェイスオープン

胸部のガンダムフェイスオープンができます。
内部にポリキャップをスライドできる簡易仕様。
ギミック③ バックパック変形

別売りの「HG セラヴィーガンダム」に変形して取り付けることができます。
下記はセラヴィーガンダムに付属するバックパックと「HG セラフィムガンダム」を変形させて比較した様子。


サイドアーマーは「HG セラヴィーガンダム」に付属されているセラフィムガンダム用のパーツに差し替えているので軸が付いていますが、差し替えなしだとありません。

基本的な造形はほぼそのままですが、実際に可動する脚部ではセラフィムガンダムの方がやや大きめに見えます。
GNキャノンの発射口クリアパーツはセラヴィーにのみ付属。セラフィムは腕を取り外したそのままの状態。
二つを揃えることで相互パーツを取り替えることで任意の状態にすることができます!

「HG セラヴィーガンダム」に「HG セラフィムガンダム」を取り付けると追加GNキャノン装備を可動させることができ、ボールジョイントで固定もできるので選択肢が増えますね!

追加GNキャノンを動かせば干渉を無くせるので捻りの可動範囲を拡張できるのはメリットでした。

さらにギミックではありませんが、パーツを入れ替えて隠し腕を再現。
セラヴィーガンダムのポージング例
それでは上記を踏まえてどんなポージングをつけることができるのか?
セラヴィーガンダムとの組み合わせでプレイバリューがどの程度上がるのか実際にご覧ください(‘ω’)ノ


ビームサーベルを抜刀!
エフェクトサイズは通常のものですが、セラヴィーガンダムが小さめなので大きく感じ、ボリュームが出て良い感じ。


腕を大きく上げることができるのでダイナミックに構えらえるのが強み!

ビームサーベルは両手に持たせられますが、弱点として握り拳を逆さにすると柄がスッポ抜けます。

↑こんな感じ。

GNバズーカⅡを持たせて。
ほとんど同じサイズですがしっかり保持できました。


「HG セラヴィーガンダムGNHW/B」に付属した武装を装備!最終決戦仕様のセラフィムを再現。
ビームマシンガンはセラフィムガンダム専用の設定上存在する武装。(劇中では未使用)
「HG セラヴィーガンダム」にボーナスパーツとして付属します。

セラフィムガンダムのハンドパーツにフィットするのでビームサーベルのように逆さにしても抜けることはありませんでした!













ポージングは以上!
胴体・開脚・膝の沈み込みといった部位の可動が弱いのであまりポージングは期待できないと思いきや、干渉するパーツも少なく柔軟に動かすことができました。
単体でのアクション性の高さも魅力なんですが、何と言ってもセラヴィーガンダムと合体させてからのギミックや満足感が何よりも良かったように思います。
お互いの相乗効果でプレイバリューが爆上がりしたのを感じました(‘Д’)
セラフィムガンダムは軽量なので「アクションベース6」でシッカリ保持・ディスプレイすることができます。
外観のサイズと価格比較
まずは「HG ガンダムナドレ」とのサイズ比較。



同じトライアルフィールドを有する機体ですが、HGガンプラだとセラフィムは一回り小さめ。
ナドレもゴツゴツした表面でしたが、セラフィムはより直線的で比較的大きい”面”が多め。
カラーもホワイトのナドレに対し、対極のブラック。
大きめの面があるため光を反射する角度によってマットさを表現したり、濃淡が出て良い感じでした。

装備するセラヴィーとの比較。
全長はもちろん、幅もかなりセラヴィーの方が密度があります。
項目 | セラフィムガンダム | ガンダムナドレ |
---|---|---|
価格 | 1,100円 (税10%込) | 1,320円 (税10%込) |
発売年 | 2009年02月 | 2008年04月 |
色分け再現度 | 〇~◎ | △~〇 |
付属品・武装 | △ | △ |
特徴 | セラヴィーとの合体ギミックや差し替えて遊ぶプレイバリューが高い | ヴァーチェの装甲パージはできないが単体で手を入れる余地が多い |
コスパ | ◎ | 〇 |
↑ガンダムナドレと比較するとこんな感じ。
価格はナドレの方が上ですが、ぶっちゃけ付属品は同レベルと考えるとセラフィムの方がプレイバリューが圧倒的に高い。
仮にナドレが装甲パージなどギミックがあればかなり良かったんですが、HGでは再現されていません。
総合的、且つコストパフォーマンスを考慮するとセラフィムはかなり良い価格設定だと思います。
デザインには好みがありそうですが(笑)
耐久力は高いけど・・・。

ポージングまでの3時間動かした結果、「HG セラフィムガンダム」の耐久力はかなり高めと言っていいでしょう!
保持力の緩かった胸部のガンダムフェイスアンテナはちょいちょち勝手に動いてしまいますが、ポロリするほどではありませんし、腰部アーマーもたまにって感じです。
ただし!

サイドアーマーにGNHW/Bの追加GNキャノンを装備すると重さが増してポロリ率が上がります。
セラヴィーにはボールジョイントもあるので固定できますが、もしフレキシブルに動かしたい場合はセラフィム側で補強した方がいいかもしれませんね。
HG セラフィムガンダム【レビューまとめ】
結論!
「HG セラフィムガンダム」はコストパフォーマンスに優れ、且つ「HG セラヴィーガンダムGNHW/B」を持っているとさらに満足度が上がる良キットでした(‘ω’)ノ
セラヴィーガンダムを持ってないとやや物足りなさはあるかもしれませんが、そこは機体デザインが気にいればカバーできるはず。
価格も安いですし、比較的入手しやすい。
隠し腕の劇中再現もかなり刺さる人には刺さると思うので、セラヴィーガンダムを持ってる方にはマジでおすすめです!!
先述した通り、合体時にだけ少しセラフィムガンダムのサイドアーマーが保持力足りないのでそこだけ補強した方がいいかなって感じでした。

満足!!!よりセラヴィーがパワーアップした感あるのでぼくは合体したままディスプレイします♪
HG セラフィムガンダムの購入方法
再販タイミングを逃すと通常価格での購入は難しいですが、セラフィムガンダムは比較的amazonでも購入しやすく値上がりは緩やか。
↓下記ページのリンク先では、
- オンラインと実店舗での購入方法【ガンプラ初心者向け】
- ガンプラを売って費用化するならどこ?
↑こんな内容をまとめています。
良ければ参考にご覧ください(‘ω’)ノ
ガンプラを売る?買う?
- 毎月の再販ガンプラをチェックできてスケジュールを組める
- DMM再販キットで抽選販売・予約できる
- 再販前にキットの関連情報がわかる
- 飾れない組み立て済みガンプラが売れる(欠品OK)
- 新作ガンプラの費用をカバーできる
- 不要な積みプラコレクションを整理できる
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