今回はSEED版ズゴックのプラモ「HGCE ズゴック(SEED FREEDOM Ver)」をレビュー(=゚ω゚)ノ
見た目に合わない俊敏な動きで「ブラックナイトスコードシヴァ」と渡り合い、キラを救うなど劇中で大活躍した”ガワ”の機体。
- 登場作品:ガンダムSEED FREEDOM
- グレード:HG(ハイグレード) 1/144スケール
- 価格:3,520円(税10%込)
- 発売日:2025年02月22日

シールは一か所分中の人用ツインアイが付属。
価格は少々高め設定で付属物は少ないですが、パーツによる色分けも良く満足感もある。プレイバリューもしっかり感じた良いキットでした!
この記事では下記↓目次の内容がわかります!
買い逃した方は再販に備えて是非参考にご覧ください(‘ω’)ノ
ズゴックのレビュー評価:あれば買い!完成度高めのおすすめキット!

内部ジャスティス弐式のツインアイのみシールを使いますが、基本成形色のみで色分け再現!
ピンクとワインレッドの外装にライトグレーのフォランテスと特徴のあるカラーリング。
外観サイズはHGの中では少々大きく装甲も厚い分ガンダムタイプより幅も少しとります。
SEEDアクションシステムも一部搭載していて、見た目に反して可動性は高く独自のギミックでプレイバリューもあって非常に良かった!
何より耐久力もあり、これまでのSEED FREEDOM系キットの中ではかなり安定性に優れた部類だと思います。
価格は高めですが、生産数も少ないレア感やキットの完成度の高さを考慮すると”とりあえず買い”と推せるガンプラだと思います(=゚ω゚)ノ
組み立て
内部ジャスティス弐式の造りから特徴的な蛇腹関節まで独特の仕様が詰め込まれていますが、組み立て難易度は特に難しくもないので初めてガンプラに挑戦する方でも大丈夫!
パーツの向きをちゃんと説明書で確認することや、胸部外装パーツのかみ合わせに気をつける点は気をつけてほしいところ!
SEEDアクションシステムは胴体分にのみ搭載されていますが、従来のものとは違い、太目の軸を採用した「メッサ―F01型」タイプに近い仕様になっているのも良かった。
組み立て所要時間:2時間半
外観
SEED FREEDOM系キットの中では一回り大型のタイプ。合わせ目はモールド化されているのでほとんど目立つことはありませんが、ゲート処理をしないと結構目立つところに多数でてしまいます。
ズゴックとしては胴体が長めのプロポーション。別作品に登場するズゴックとは胸部と腹部でメリハリがついてよりスマートな外観にアレンジされています。
なんといっても特徴的なのは頭部についた大きめの「角」。
可動域
腕部・脚部ともに見えない箇所に関節が1つ多く入っていて、外装に蛇腹のパーツをつけることで自然な曲線を作りつつ柔軟な可動を可能にしていました!
SEEDアクションシステムは3つの内1つの「胴体」のみ使われていて、首と肩はなし!
肩関節は引き出しができない代わりに独自の前後可動軸が入っているので、腕部の柔軟な可動でしっかりカバー。
さらに股関節に球体の軸をもった独自の仕様で腰回りの動きも抜群に良かったです。
ギミック
派手ではありませんが、フォランテスを除き↓下記のギミックを搭載。
- 内部に弐式を収納
- モノアイの可動
- サイドアーマーの後方可動
- フロントアーマーの引き出しによる可動拡張
- 足首の引き出しで可動拡張
HGとしては比較的多め!
耐久力
2時間半程度動かしても基本的に劣化が見られる箇所はありませんでした!
SEEDアクションシステムには「ボールジョイント」が多用されていましたが、ズゴックは主要部分に一切使われていません。摩耗による劣化などがないのでガシガシ動かして楽しめると思います。
コスパ
購入前は高く感じましたが、完成度の高さとプレイバリューも良い。手の入れようも発想次第で沸きそうなので、ミキシングに使うのも面白そうという期待感もありコストパフォーマンスはめちゃくちゃ高いと思います!
HGCE ズゴックの 「長所」
- ボールジョイントが主要部分に使われていないので摩耗による保持力低下をほとんど感じない
- 胴体のSEEDアクションシステムがボールジョイントではなく太い軸タイプで構成されている
- 腕部・脚部の蛇腹内部の可動域が良く柔軟な動きを再現
- 外観デザインによる可動干渉をギミックにより拡張できるようになっていて派手なポージングもとれる
- 独自の股関節で柔軟に動かせる
- ジャスティス弐式の内部パーツも付属するが、通常販売された弐式のパーツを使うこともできる
- 色分けはシールをほぼ使わないで再現されているので組んだだけで楽しめる
- サイズ的にもデザイン・カラー的にも存在感強めでディスプレイ栄えする
長所は↑こんな感じ。
個人的には可動性の拡張ギミックやボールジョイトによる関節劣化がほとんど見られないのはかなり良かった!
SEED FREEDOM系キットはKPS関節の摩耗が激しく主要部分のボールジョイントがクタクタになりがち。
ズゴック(SEED FREED0M Ver)は主要部分を軸に変更することで安定性が上がっています(‘_’)ボールジョイントはほんの一部のみ使用。
HGCE ズゴックの 「短所」
- 価格が高め
↑ぶっちゃけこれくらい!
この短所も実際に作って動かして他のキットと比較すると完成度がわかるのでほぼ感じません!!!
強いていうなら、ぼくはジャスティス弐式も購入しているので、フォランテスや破損外装の付属物を無くしてもうちょっとコストを抑えてほしい気持ちでした。
人によってそこは変わると思います!
こんな人におすすめ!

デザインが気にいらない人以外にはおすすめ!!!!
何度も言いますが、かなり出来がよくは安定性も高い。動かしていても破損の心配箇所もなく安心して動かして楽しめます。
プレイバリューはもちろん改造や塗装、弐式との組み合わせなど満足度が満たされまくるキットなのでSEEDファンには間違いなくおすすめ!
再販情報とパッケージ内容を見る
2025年2月発売で、内容物は↓下記の通り。
- ホイルシール+プラスチックシール
- ランナー
- 説明書
↓下記記事では再販情報を含め、再販前に内容物をチェックしたい方向けにランナーやシールなど詳細をまとめているので、より詳しく知りたい方は合わせてどうぞ!(‘_’)
HGCE ズゴック「素組み外観」レビュー
組み立てた「HGCE ズゴック(SEED FREEDOM Ver)」の外観を早速ご覧ください(‘ω’)ノ
フォランテスは弐式の流用ですが、他は新規造形で余剰パーツなどはでません。
まずは全体の外観。







全体の外観は↑こんな感じ。
ピンクやワインレッドの外装に随所にホワイトのアクセントと特徴あるカラーリングが個性的。
腹部を細身にすることで頭部・胸部・脚部にメリハリがついてマッシブさを感じますね。
インフィニットジャスティス弐式では大型に見えたフォランテスもズゴックに取り付けると小さ目に見えちゃうサイズ感。
個人的に背部に密着しすぎないバックパックの浮いた感じが好み。
腕は長く足首近くまで長いので近接ポージングも迫力だせそうですね。
各部アップで確認↓

頭部アップ。
「地対空ミサイル ジャーヘッド」はパーツ分割で色分け。
頭部の角裏は一部肉抜きされています。

ショルダーアップ。
肩の上下の装甲には合わせ目がでますが、一応段落ち仕様。
ぼくの場合、裏のグレーパーツにちゃんとハマらず少し隙間ができてしまっています。他のレビューを見ると出ていないので個体差かぼくの組み立てがよろしくない。
外装にはゲート処理しないと結構多めに跡が残り、蛇腹の腕部はグレーなので比較的目立つポイント。

腕部アップ。
合わせ目は完全にモールドデザインに取り入れています。先端には「Q5M2 重粒子力線砲」の砲口があります。
ちなみにクローはC型ジョイトで強めに接続。簡単にヘタレることは無さそう。

ボディアップ。
フロント外装はノッペリしておりモールドなど刻まれていませんが、リアにはパネルラインやマイナスモールドなど少々装飾されています。
肩に近い両サイドのパネルラインはフォランテスで見えなくなることもないので嬉しいところ。

ウエストアップ。
ウエストからはワインレッドの装甲の割合が多めに構成。
アーマー各部位にはモールドも多少入っています。
股関節にはバーニアのような造形があり、底にある3つの穴に関してはアクションベースを使うダボ穴として活用できます。

脚部アップ。
腿は腕同様の造りで蛇腹デザイン。膝から足首にかけて丸みのあるワインレッドの大きめの装甲を装着。
内部には簡易的作りのジャスティス弐式の足もパーツとして組み込まれています。
フォランテスは「HGCE インフィニットジャスティス弐式」とほぼ同じなのでそちらをご覧ください。
付属物一覧

- フォランテス×1
- 赤熱時クロー×2
- ダメージ頭部装甲×1
- ビームエフェクト×4
フォランテス

フォランテスはデザイン造形・可動は「HGCE インフィニットジャスティス弐式」と同じものが付属。
カラーリングのみ若干異なる部分があります。
「インフィニットジャスティス弐式との比較」で後ほど紹介します。
赤熱時クロー

赤熱クローは別パーツで組み立てて根本から差し替えるお手軽仕様。
赤熱クローにはラメのようなキラキラしているのが入ってますね。
質感としてはKPSっぽく指で撫でると摩擦が起こりやすい。
ダメージ頭部装甲

ダメージ装甲はノーマルのものよりも簡易的な作り。ジャーヘッドは単色でまとめて成形。
使う際には是非とも部分塗装して使ってみたいパーツです。
ビームエフェクト

エフェクトはフォランテス用のビームエフェクトが4本付属。
造形も取り付け方も同じでした!
こちらもカラーリングが「インフィニットジャスティス弐式」とは違うので後ほど違いでまとめます。
可動域は不満を感じない程度に良好!
デザイン的に首の可動がないのと、腰部の可動が無いので少しものたりなさはあります。
トレードオフとして高い安定性を保っており、アクションポーズを付けるには特に不自由する点はありませんでした!(‘ω’)ノ
腕部の可動範囲

腕部には3つの可動ポイントあり!

腕部は上に大きく可動し、上にも後方にも動かせますね。
ガンダムタイプとは違い、腕のデザインがどの角度からみてもほとんど同じなので不自然さを感じません。
胴体の可動範囲


胴体には「SEEDアクションシステム」が入っているので前後に可動!特に前には大きめに動かせます。
左右には少しだけ振れ、腰部周りに干渉するパーツもないので一回転できます。

フロントアーマーは前に少し可動。
サイドアーマーは上下に少し動かせて360度ロール回転。

股間節は軸接続で大きく開脚!加えて付け根から膝の間にある関節でさらに広がります。
脚部の可動範囲

脚部には腕部同様付け根から膝の間に関節が入っています。

足上げは前に少し、膝は90度くらい曲がります。
ポージングだと物足りないように思うかもですが、開脚幅が広いので硬さを感じることはありませんでした!
足首は上下に少しだけ可動。
搭載された5つのギミック
↓ズゴックに搭載されたギミックは5つで、HGとしては多め。
インフィニットジャスティス弐式の入れ込み

付属する簡易の弐式パーツを内部に入れ込んで使用していますが、胴体は別売りで販売されている弐式のパーツを分解して一部として使うこともできます。
個人的にメリットがあまりないように思います。
ズゴック愛強めの方に向けたクオリティアップの方法ですね!
モノアイの可動

頭部のモノアイは内部でスライドさせて可動できるようになっています。
↑画像左側の通り左右に大きく動かせます。
モノアイはピンセットで動かすのもいいですが、ミスるとピンクのクリアパーツをひっかいてキズをつけるので取り外して動かすのをおすすめ!
ぼくはピンセットでキズつけました(笑)
フロントアーマーの前後可動による可動域拡張

フロントアーマー中央のパーツは前後に可動させることができます。

前に引き出すことでフロントアーマーの可動範囲を拡張でき、足の上がる範囲が広がりますね。
この仕様・・・かなり今更で、SEEDアクションシステム搭載のキット全てに付けて欲しかった。
腹部が干渉して制限されるキット多かったんですよね。
サイドアーマーの後方可動による拡張

サイドアーマーは可動するだけでなく根本のパーツを後方に動かすことができます。
この仕様は「HGCE デスティニーガンダム」や「HGCE インフィニットジャスティス」などにもあるやつですね!
若干作りは違いますが可動範囲はほぼ同様。
足首軸の引き出し延長による可動拡張

足首の太い軸は一段階引き出して延長することができ、外装の干渉を受けず左右に動かす範囲を広げることができます。

↑画像の通り接地性があがりますね!

上下の可動も少しだけUP!
HGCE ズゴック「ポージング例」
「HGCE ズゴック(SEED FREEDOM Ver)」でどんなポージングができるのか?
参考にいくつか紹介するのでディスプレイの参考になれば幸いです(‘_’)


重粒子力線砲かまえ!

膝をついて着地。



劇中でも人気の”ゆらぁ~”っと立ち上がる場面。

開脚幅が広いのでガンダムタイプのようなポージングもいけます!







ズゴック vs ブラックナイトスコードシヴァ






vs写真はおわり。
劇中の高速戦闘見えないくらい早くて良かったですよねー!


撮影場所の関係上どうしても取れなかった内部のフェイス(´;ω;`)

ポージング例はこんな感じ!
「SEEDアクションシステム」が従来のものより少なく独自の可動構造が多めになっていますが、極端に劣るといったこともなくシッカリ動かすことができました!
重量は重めなのでダイナミックなポージングを付けたい方はアクションベース5・8あたりがおすすめ!
断然ぼくのおすすめは8。
HGCE ズゴックの耐久力→安定していて破損などの心配もない!
耐久力に関しては全く問題なく、他のSEED FREEDOM系キットのように胴体関節や肩がクタクタになるなどはありませんでした!
レビュー評価でも書いている通り、主要パーツにボールジョイントが使用されていなかったのがかなり良い結果になっていると思います。
個人的にも、多少可動性は押さえてでも耐久力を底上げしてほしいと思っていたシリーズ。
ズゴックはその願望にしっかり答えてくれたキットでした!
強いて心配な点をあげるなら、腰部が軸のみの接続になっていること。
捻りを加えているといつの間にかいくらか抜けてくることがあったので緩くなるとスッポ抜ける可能性はあるかもしれません。(可能性のお話)
HGCE インフィニットジャスティス弐式との比較!
HGCE インフィニットジャスティス弐式との外観比較と、ズゴックの内部部分などの比較をしてみたいと思います。
↓下記4つの比較をチェック!
外観比較



ガワと中の人を比較するとこんな感じ。
外装のズゴックは一回り弐式よりも大きいですね!
設定的にどうやってショルダーを収めているのか気になります・・・ほんとはもう少し大きいのかも?
内部パーツ比較
頭部のパーツを比較すると↓こんな感じ。



基本的な造形は同じですが、構成するパーツ数に差があり、弐式の方がより細かい作りになっています。
頬と首付け根の部分を見ると分かりやすく、ズゴック版では顎パーツも一体化しているのがわかりますね。
次に胴体の比較がこちら↓


こちらも造形はほぼ同じですが、構成が違うことで色分けにも差があります。

リアから見ると裏カバー部分はズゴック版には付属していません。
内部には仕様のことなるSEEDアクションシステムを搭載しています。

仕様は違いますが可動範囲はほぼ同じでした。
足裏の比較がコチラ↓

足裏部分も同じく簡素化されているパーツ構成。
モールドはほぼ同じですが、つま先とかかとを繋ぐ中心を見れば一目瞭然!
付属物比較
次は付属物の比較。

フォランテスのデザイン・造形は同じでした!
違いは↓下記2点。

フォランテスのスラスター部分の配色がジャーマングレーからダークグレーに変更されていました。

フォランテスのエフェクトも濃いレッドのクリアーからピンクのクリアーへ変更されてますね。
インフィニットジャスティス弐式とのクオリティ比較
項目 | ズゴック (SEED FREEDOM Ver) | インフィニット ジャスティス弐式 |
---|---|---|
発売年と価格 | 2025年02月22日 3,520円(税10%込) | 2024年06月29日 3,080円(税10%込) |
組み立てやすさ | ◎ | ◎ |
外観プロポーション | ◎ | ◎ |
可動範囲 | 〇 | ◎ |
武装・ギミック | ◎ | 〇 |
耐久力 | ◎ | 〇 |
個人的な評価ですが、「HGCE インフィニットジャスティス弐式」の方は手首の緩さやパーツの薄さなど正直クオリティとコストパフォーマンスが伴っていないように感じていました。
あとデザインもあまり好きではない(笑)
対して「HGCE ズゴック」は弐式に感じた耐久性の不満はなく、付属物は少ないものの差し替えパーツも簡単で少ない点でプレイバリューが非常に高い。
コストはやや高くなっていますが、それでも高い評価になりました!
同シリーズ「ガンダムタイプ」ガンプラとの比較!
ズゴックは同じシリーズのガンダムタイプのキットと比較して完成度はどうなのか?
結論言ってしまうとかなり良い方だと思います(‘ω’)ノ特に耐久力と気味九の点に関しては申し分ない!
気になる方は↓下記レビューも合わせてご覧ください。
あと、SEED FREEDOMのズゴックと言えば「キャバリア―アイフリッド」ですよね!
↓レビュー記事あるので合わせて購入検討している方は参考にご覧ください!
HGCE ズゴック(SEED FREEDOM Ver)【レビューまとめ】
再度総評!
- サイズは同シリーズキットだとボリュームが1回り大きめ
- プロポーションが良くS字立ちもOK
- ポロリなどなくパーツの緩みも感じない
- 柔軟に動かせるので不満を感じない
- 複数の可動拡張ギミックを搭載
- ガシガシ動かして楽しむも良し!ディスプレイで楽しむも良し!
- コストはHGだとやや高め
↑まとめるとこんな感じですね!(‘_’)
初心者から上級者までおすすめですが、特に素組みで楽しむ方には高いパフォーマンスを実感してもらえると思います。
数時間動かすと関節が弱くなってしまったあんなキットやこんなキットに比べ、圧倒的に嬉しさをキープできる時間が長い(笑)
生産個数は少な目みたいですが、再販時に見つけたら脳止してレジへ連れてって良いと思う!そんなキットでした。

レビューはおわり
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