
今回はガンダムSEED FREEDOMに登場した強機体!「HGCE ブラックナイトスコードシヴァ」のレビュー記事。
近接戦に特化したブラックな機体色が印象的な機体。HGとして立体化したその出来栄えをお伝えします。
登場作品 | 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM |
搭乗パイロット | シュラ・サーペンタイン |
メーカー | BANDAI |
グレード | HG(ハイグレード) 1/144スケール |
価格 | 2,970円(税10%込) |
発売日 | 2024年02月23日 |
感想から言うと、ガンダムSEED FREEDOMキットの中でも個人的には上位に食い込む出来栄えとおすすめ度のガンプラ!
SEEDアクションシステムは可動に特化した作りになっていますが、意外と耐久性に難を感じることも・・・。
ブラックナイトスコードシヴァも一部気になる点はあるものの、他と比較してかなり完成度は高いように思います(‘_’)
再販タイミングも減ってきていますので、購入を先送りにしている方に向けてレビューの総評から可動範囲やギミックなど詳細にまとめます。
是非参考にチェックしてみてね( ^^) _旦~~
レビュー総評:外観・可動・パフォーマンスに優れた良キット!
【総合スコア】
黒い機体なのでシンプルな外観に見えると思ったんですが、肉抜きされた脚部パーツや背面からみたメカニカル感、そしてゴールドの関節によるアクセントにもなって意外と情報量多め!
近接用機体なのでギミックこそ少ないものの、付属するエフェクトを取り付けた時のボリューム感や可動性もよくコストに見合った満足度がありました(=゚ω゚)ノ
股関節の弱さは若干気になるものの、ポージング例でわかる通り柔軟に動かせてメッチャかっこいい。近接用機体に胸キュンする方にはマジでおすすめ!
良かった所 | 惜しい所 |
---|---|
全体的なプロポーションバランスが良く、トゲトゲした外観で同シリーズ機体の中でも特別感がある1機 | ブラックナイトスコード共通の股関節パーツがやや弱めなので注意した方がいい |
近接武装の豊富なエフェクトが付属して満足度が高い | 劇中で使ったビームシールドエフェクトが唯一付属しない |
シールドの刃可動やアンカーの収納。胸部の展開と劇中再現ギミックはちゃんと装備 | ショルダーアーマーのデザインが動きに干渉してSEEDアクションシステムを最大限に発揮できない |
SEEDアクションシステムで広い可動とアクションを実現 | HGの中でコストは若干高め |
プレイバリューが高くコストパフォーマンスが良い | |
付属エフェクトが豊富でPVCのビームマントが質感がよく、PETシートのようにペラペラではない | |
モノアイはシール選択できるので、好みの状態でディスプレイ可能 | |
パーツのポロリはないので動かしていてもストレスフリー |
こんな人におすすめ
ポジショニング
「HGCE ブラックナイトスコードシヴァ」は色分けシールがちょっと多めでしたが、パチ組みでの完成度は非常に高い。
可動範囲も広く付属エフェクトも豊富。ビームマントもPETシートのようなちゃっちさもなくアクション性の高さからプレイバリューを求める方に是非おすすめしたい(=゚ω゚)ノ
ただし!
惜しい点にも記載している通り、股関節が結構柔らかく耐久性が弱め。
実際「HGCE ブラックナイトスコードカルラ」を動かしている時にキレイに破損しています。
幸い比較的修正しやすい構造になっていたのですぐ直しましたが、過剰にガシガシ動かしたり、股関節の可動角度を無理に動かしてしまうとポキッと折れる可能性があるのでその点は留意。
もし折れても修正は比較的簡単なので、やってしまった方は↓下記記事を参考にどぞ!
シヴァのポージングギャラリー
早速ポージング!見て楽しい・動かして楽しいブラックナイトスコードシヴァをご覧あれ!!

ビームマントなしでも十分にかっこいいですね。






劇中のポーズを取りたかったんですが、ややショルダーアーマーが干渉して上がらないので完全再現は難しですね。でも十分にかっこいい!!!



アクションベース8を使ってみたんですが、サイズ感的な相性が丁度良い。躍動感つけてディスプレイしたい方にはおすすめ!


アンカー射出!射出方向は「ロック・シールド スヴァローグ」を回転して任意で調整できます。







ガンプラとして重量バランスが良いのでアクションベースなどを利用せずともポージングをとらせても自立は安定します。

サイドアーマーの制限がかかって180度開脚できずに足のビームソードはあまり躍動感だしにくいですね。

劇中の責め立てるような猛攻もセンスで再現できると思います。(ぼくにはできないw)




ビームサーベルを連結!連結して持たせると結構スカスカなので中心に保持はできませんでしたが、見た目のボリュームがかなり増し増し。

以上ポージング例をいくつか紹介してみました。
ぼくはそれほど上手いほうではありませんが、それでも動きを何枚かはお伝えできているかなと・・。
ブラックナイトスコードシヴァの再販情報
ガンダムSEED FREEDOMのガンプラは少しずつ再販ペースが落ちてきており、映画公開時よりはすぐに購入できケースも出てきました。
↓下記記事では月間の再販予定ガンプラや新作情報、購入時に使えるサイトなどまとめているので参考にご覧ください。
ちなみに2025年2月は再販ほぼ確定なので悩んでいて購入がまだの方にはチャンス(=゚ω゚)ノ
素組みレビュー

パッケージは↑こんな感じ。初登場した地表でズゴックと対峙した時のポージングでした。

説明書表には機体とパイロットのシュラサーペンタイン、そして所属するファウンデーション王国の解説が掲載。

裏面には完成品の付属品武装解説にカラーガイドが掲載。SEEDアクションシステムのポイントも詳細が記載しています。あと、説明書の一部にはSEEDアクションシステムになっているポイントが記載されているので組んでる時にもわかりやすい仕様でした。


ランナーは↑こんな感じ。ブラックとグレーの外装にゴールドの内部フレーム。そして複数のビームエフェクトとビームマント。

ホイルシールは↑こんな感じで、細かい部分は完全にパーツ分割で色分けされてませんでした。それでも外観としては気にするほどでもないように思います。
完成した外観


正面からはちょっと微妙に見えますが、斜めから見るとバチクソカッコいい!西洋デザインってちょっと好みではないんですが、ぼくはこのカットに惚れました(=゚ω゚)ノ


背部から見るとビームマントのユニットから脚部裏のバーニアまでメカニカルで大好き(笑)


カメラアイは数パターンから選択できて、ぼくは右にモノアイがあるものを選びました。
付属品一覧
付属する武器とギミックを紹介します。
HGなので凝ったギミックみたいなものはありませんが、劇中再現できるように必要最低限再現できるようになっていました。

- 近接対装甲刀 ディス・パテール
- ビームサーベル柄×3
- シールド スヴァローグ
- ビームマントデバイス
付属武器はどれも近接戦闘用で全て持たせるとガンプラボリュームがなかなかに厚みがでます。

- ビームサーベル×3
- ビームソード×2
- ビームマント
↑画像ではサーベルの長いエフェクトのお余剰分を含んでいますが、実際は長いエフェクトが3つ。

エフェクトの余剰パーツも3本でます!
ギミック一覧



「ロック・シールド スヴァローグ」の展開ギミック。
持ち手はモールドとして成形されていて持ち手が出せるギミックはありません。

「ロック・シールド スヴァローグ」の一部のパーツはそのままアンカーとして射出状態も再現できます。

使うリード線は付属のパーツを両端に取り付けて繋げるだけ。

次にビームサーベルの連結ギミック。HGだと連結済みパーツが付属することが多いですが、今回は直接柄同士を連結できるようになっていました。

最後に「近接短針投射システム」の再現ギミック。
左右に胸部パーツを展開して針を射出した状態を再現できます。

さすがに内部は細かく造形されていませんが、HGなので十分ですね!
部位ごとの外観と可動域詳細!
頭部外観と可動範囲


独特なデザインでガンダムタイプとはかけ離れてますが、悪役に相応しい外見をしています。




頭部デザインがトゲトゲしているので動かす時に干渉しそうな部位があったんですが意外や意外、襟のパーツ以外はほとんど干渉しないですね。
ただこの襟パーツに干渉して動かす範囲が制限されているのがちょっと残念でした。


左右にも干渉するので一回転とかもできません。
もし横可動域を広げたい方は襟の干渉部分少し削ってもいいかもしれません。
腕部外観と可動範囲



ショルダーは超独特でトゲトゲのフォルム。ブラックとグレーのパーツで色分けされています。モールドは少なく割とシンプル。



↑画像でわかる通り、ゴールドの関節自体は前方・上方向に大きく動かすことができます。
基本的に可動は十分でポージングなどもバッチリとれます!
下記2点だけ干渉ポイントでした↓

ただ、ショルダーアーマーの内部パーツが干渉して水平に上がるのを妨げていました。

あとトゲトゲしたショルダーデザインなので角度によっては肘を曲げた時に前腕部に接触もしてしまいます。
胸部外観と可動範囲




HGCE ブラックナイトスコードシヴァもガンダムSEED FREEDOMに登場する機体のガンプラなので、大きな可動を実現する「SEEDアクションシステム」が搭載されています。


このように機体そのものに流れをスムーズにする可動ポイントを設けることで全体的に大きな可動を実現!
しかも、シヴァの場合身体を前に倒すとガンダムタイプにあった胸部パーツが干渉するということがないので大きく動かせます。

一点だけ!
腰部を挟み込む部分がちょっと緩いようで、SEEDアクションシステムでゴリゴリに動かしてると徐々に外れてしまうかもしれません。
個体差かもしれませんが、そういう可能性はあるかも。すぐにポロっと落ちることはありません。
腰部外観と可動範囲



SEEDアクションシステムに次いで需要な可動要素の腰部ボールジョイント!

かなり太目で耐久性もあり滑らかな前後左右可動へ貢献する部分ですね。
ボールジョイント部分は全てKPSっぽいので、関節のしぶみを可能な限り維持!簡単に保持力は落ちません。
脚部外観と可動範囲

脛当ては肉抜きされていて、一部はシールで色分け部分があります。表面は肉抜きされていて内部のブラックが見えて立体的。



開脚はポージングに影響がでない程度ですが、正直もっと開けるようにしてほしかったかも。近接機体で足にビーム刃があるので、凝ったポージングをとるのいちょっと扱いづらいところ。
軸関節に太腿付近のロールもあるので、アーマーの干渉がなければもっと開脚できます。
爪先もしっかり伸ばすことができるので浮遊時のポージングにメリハリが出せます。形状はヒールタイプでローゼンスールを思わせる形状。

膝立ちするとこんな感じ↑
非常にバランスがよく収まりが良い。
ビーム発生デバイス可動範囲

ビームマントエフェクトはPVC(ポリ塩化ビニル)素材で厚みがあるのに加え、手触りが非常に良いですね。
光沢が背面を向き、マット面が内側に向くように取り付けます。
マットな面と光沢面があり、それぞれの面から見え方が違うのは面白かったですね。
- 光沢面:透けて本体のシルエットや形状が大体見える
- マット面:シルエットは見えるがややスモークがかかったように見える

スラスターは↑画像の通り縦方向のみに動かすことができますが、あまり動かくメリットはないので気にする必要はないかも。

マント状ビーム発生デバイスは2軸パーツに1軸でさらに接続する形なので一回転できます。
取り付けは2軸対応なので他のガンプラに取り付けることもできます。↑差し替えてみたんですが・・・どっちも似合う(笑)
他キットとの比較!
旧キットとの比較

旧キットHGレイダーガンダムとの比較!
同じSEEDのガンプラですが、造形・プロポーションで大きな差を感じますね。
モールドもレイダーの方は必要最低限って感じでやはり差を感じます。
※ちなみに黒い機体にスミ入れする時の色が気になる方は「黒い機体のガンプラにスミ入れするおすすめの色はコレっ!」の記事もどぞ(‘ω’)ノ
以前の「HGCE」と比較

次に2019年製「HGCE デスティニーガンダム」との比較。
割とスタイルは同じで足が長め。胴体はややシヴァの方が長く、その分身長が増したって感じですね。
頭半分シヴァが大きいですが、差はほとんどありませんね!ただ、ディテールはやはりシヴァの方が細かく感じます。
色分けパーツ数自体はそれほど違いを感じませんが、装甲から見てとれるも凹凸(モールド)で視覚的情報量は多め。
同シリーズと比較

最後に同シリーズの「HGCE イモータルジャスティスガンダム」との比較。
全長はシヴァの方が大きいですね。
ボリュームもシヴァがあるように見えますが、意外と幅は同じくらい。
視覚的な情報量も多く、どちらもHGとしては厚みがあります。
価格が高くなるHGガンプラって可動とかよりも造形や付属物の方に力入れてるものが多いですが・・・ガンダムSEED FREEDOMのガンプラもそうなのかな?
個人的にはエフェクト類は減らしてもいいのでもうちょい値下げしてほしい気持ち(笑)
比較項目 | シヴァ | レイダー(旧キット) | デスティニー | イモータルジャスティス |
---|---|---|---|---|
価格 | 2,970円(税10%込) | 1,650円(税10%込) | 2,420円(税10%込) | 2,640円(税10%込) |
発売日 | 2024年02月23日 | 2003年11月上旬 | 2019年05月31日 | 2024年01月26日 |
造形クオリティ | 高 | 低 | 高 | 高 |
色分けの精度 | 中~高 | 低~中 | 中 | 高 |
付属品の充実度 | 中~高 | 低 | 超高 | 中 |
ギミック | 中 | 中 | 高 | 中 |
安定性 | 高 | 中~高 | 中~高 | 低~中 |
耐久性 | 中~高 | 低~中 | 中 | 低~中 |
項目を比較して表にしてみました。価格的には高めですが満足度は満たせていると思います。
カスタム提案!

パチ組みだけでも十分かっこいいですが、以下のような方法でもっと魅力的に格上げできるかも!
- 部分塗装してトップコートをする!
- パーツのシャープ化をする!
- オプションパーツを使う!
- 専用デカールを使ってみる!
HGCE ブラックナイトスコードシヴァはシール補填が結構多いので、気になる箇所は部分塗装してトップコート(つや無し)をしてみるいいですね。
塗装後は塗った箇所がベタつく可能性もありますし、何よりマットな黒がより立体感を高めると思うのでトップコートも忘れずおすすめ!
あとは鋭利なパーツが多いので、頭部・肩・ロック・シールド スヴァローグを中心にシャープ化してあげるとさらにトゲトゲしいシルエットになると思います。
最後はオプションパーツ!単純に平手が付いてるので、ポージングの表情付けをレベルアップできますた!ただ色がゴールドではないので、気になる場合は塗装が必要になっちゃいますね。
最後にデカール!公式ではありませんが、amazonには結構な種類のデカールもあるので、もしちょっとでも他の購入者と差別化したいなら手軽にできておすすめ!

初心者の方は是非簡単仕上げから挑戦してみてね!
シヴァのおすすめディスプレイ
ブラックナイトスコードシヴァはビームエフェクトを装備してもそれほどボリューム感が増さず、素立ちディスプレイでも十分見栄えします!
単体でディスプレイしてもいいですが、他ガンダムSEED FREEDOMキットと並べてディスプレイしても良いと思います。
↓ぼくはポージング付けないのは素立ちでディスプレイしがち。

使ってるケースは地球家具のコレクションボックス。幅38cm程度で扱いやすく、スタッキングもできるのでドトロフのように使うこともできます!
↓下記記事でガンプラにおすすめのケースを紹介しているので、良ければ参考にチェックしてみてください(‘ω’)ノ
ポージングで悩んでいる方は↓下記の記事を参考にご覧ください!結構良くとれたなと思うシーンをギャラリー的な感じでまとめてます。
HGCE ブラックナイトスコード【レビューまとめ】

以上が「HGCE ブラックナイトスコードシヴァ」のレビューでした!
- 造形
- デザイン
- 可動域
- 組み立て安さ
- 価格
いずれも組み立てた段階では高いプレイバリューを感じさせてくれるガンプラ!惜しい点としてはやはりデザインによる可動域の干渉。
これがもう少し”機体独自の仕様”が入っていれば今まで購入したHGの中でも一番おすすめできるガンプラでしたね。
作ったあとから映画を見てもキャラ同士のオモシロイやり取りはさておき、激しいスピード感ある猛攻は何度でも見返してて飽きない。
ファン心理でさらに好きになりました(笑)
繰り返しになりますが、組み立ても簡単なので初心者でもお子さんでも全然作れると思います。気になっているなら是非作ってみてほしい。

今回のレビューはここまで!ありがとうございました~
コメント