今回は『HG ブラックナイトスコードシヴァ』のレビュー記事です!
| 登場作品:機動戦士ガンダムSEED FREEDOM |
| グレード:HG(ハイグレード) |
| メーカー希望価格:2,970円(税10%込) |
| 発売日:2024年02月23日(金) |
| 購入先:家電量販店 |
【レビューの総合評価】

| ★5評価点数:55〜60点 |
| ★4評価点数:49〜54点 |
| ★3評価点数:30〜48点 |
| ★2評価点数:16〜29点 |
| ★1評価点数:〜15点 |
レビュー評価をチャートにすると★4!
造形・プロポーションは良くできており、可動域は制限される部分はあるものの『SEEDアクションシステム』を搭載しているので良く動きます。
組み立て構造はHGCE系は割と簡易なので、初心者さんからでも挑戦しやすい。
胴体・武装に仕込まれたギミックも良く、劇中を再現できるようになっていました。
一方、ゴールドの成形色のフレーム部分に関してはパーツの耐久力が圧倒的に不足している点で保持力にも影響し、大きく減点。
出来は良いですが万人におすすめしづらいキットでした。
↑こんな人にはおすすめ!
初心者さんにも推したい気持ちはあるんですが、まず動かして楽しみたい人だと破損する可能性大!
トラブルが起きても対応できるスキルがある人や、塗装して動かさずに飾る人などにおすすめです。
組み立て:難易度・注意点・内容物レビュー

| 組み立て難易度:初心者~ |
| 組み立て所要時間:2時間半程度(ゲート処理なし) |
- ランナーは全部で10枚※内3枚がビームエフェクト
- ビームマント(PVC)
- リード線×1(PVC)
- カラーシール×1
【付属品を装備した全体写真】






ブラック・グレー・ライトグレー・レッド・ゴールド」の5色で構成され、ダークな機体カラーで統一!
デザイン的にシールを使う箇所も多いですが、パーツ分割も細かくシヴァらしい色分けはちゃんとされていると思います。
ヒールが高いので足が長く見える分、腕が短く感じてしまうのがちょっとアンバランスに感じますが、プロポーションは良好。
全体的に刺々しいデザインで同系統の武装を使っている『ブラックナイトスコードルドラ』とはシルエットが大きく異なっています。
組み立ての特徴や注意点・ランナーなどの内容物チェック!
- 内部構造の特徴と注意点
- 内容物・ランナーなど
【キットの特徴】




↑肩・胸部・腰部の関節は『SEEDアクションシステム』キット標準の構造。
ブラックナイトスコードシヴァもルドラも共通なんですが、ゴールドのフレームパーツがかなり柔らかいので、関節などが固い場合無理に押し込む際には細心の注意を!
【余剰パーツ】

『ビームサーベル』のエフェクトが3本余ります。
【説明書】


説明書のフォーマットは『SEED FREEDOM』Verで、宇宙世紀や新しい『HGCE レジェンド』とは異なります。
【ランナー一覧】


4種の付属品一覧

近接対装甲刀 ディス・パテールをタップで詳しく見る

メイン武装の『接対装甲刀 ディス・パテール』は2パーツで構成。

リアアーマーにあるパーツを取り外して刃部分に取り付けることで↓こんな感じでマウントできます。

ただ、マウントパーツの取り外しはやや面倒に感じました。
シールド スヴァローグをタップで詳しく見る



「ロック・シールド スヴァローグ」の展開ギミック。
持ち手はモールドとして成形されていて持ち手が出せるギミックはありません。

基部は独立しており、シールドとはボールジョイントで接続。腕部への取り付けは上下任意で変更できます。

「ロック・シールド スヴァローグ」の一部のパーツはそのままアンカーとして射出状態も再現できます。

使うリード線は付属のパーツを両端に取り付けて繋げるだけ。
ビームマントデバイスをタップで詳しく見る

バックパックには『ビームマント発生デバイス』を取り付け。中央と左右に3基のスラスターが造形されています。内部モールドは特にありませんでした。

ビームマントはPVCで出来ており、表裏が決まっています。時間が経つと表側に反るようになります。

取り付けは↑こんな感じ。

左右のスラスターは少しですが上下に可動できます。

デバイスの接続は1軸なのでロールができました。
↑画像は参考例。デバイスと本体を繋ぐパーツが間にあり、取り付けが2軸なので同じ規格の2軸パーツなら取り替えも可能。
ビームエフェクトをタップで詳しく見る

- ビームマント×1
- ビームサーベル×3
- ショートエフェクト×2
- 余剰エフェクト×3
短いエフェクトは脚部用。サーベルエフェクトはSB-13の3本。残り3本は余剰エフェクトですね。
『HG ブラックナイトスコードシヴァ』の全体外観と各部位の詳細
画像をスワイプ or ドラッグで回転できます。
本体はモノトーン主体で胸部のレッドがアクセントになっています。
ヒールが高い分、同シリーズガンプラの中でも全高が高くビームマントがなければブラック系の色でよりスタイリッシュに見えます。

色分けはデザイン的にパーツ分割が難しい箇所も多く、カラーシールは多め。
頭部
■ディテール


- 頭部フェイス・側面・額のパーツなど細かく分割されている
- 凹凸のモールドは豊富
- モノアイは2パターンありシールで位置が固定されている
※フェイス中央の白いのはシールです!強く擦ると剥げてこうなったので気をつけてね(T_T)
■可動域


- 首は上下に大きく可動でき、特に俯きが深くできるのは珍しい
- 左右に大きく首を振ることができる
- 首の側面にあるバルカン部分と襟が干渉して制限され一回転はできない
肩部・腕部
■ディテール

- ショルダーアーマーはブラックとグレーの2色で構成
- 前後にフィンのような造形で独特なデザインになっている
- トップから見ると前後が局面になっており、中央はやや不自然な溝がある

- 上腕には横にクランクしたパネルラインがモールドで造形されている
- 前腕は甲冑のようなデザインで、『ロック・シールド スヴァローグ』が左右取り付けできるようになっている
- ハンドパーツは小さめ
■可動域

ショルダーアーマーの先端は上下に少し可動できる。

肩は前方に大きく引き出しでき、ボールジョイント分後方にも可動でき、腕は水平近くまで上がる。


ただ、ショルダーアーマーの内部パーツが干渉して水平に上がるのを妨げていました。

- 上腕はロール可動できる
- 肘は2重関節ですが、90度より少し曲がる程度
- 手首は上下に標準程度の可動で引き出しなどのギミックはない
胴体
■ディテール


- 胸部はレッドが集中して全体の中でアクセントになる部分。ライトグレーのデザイン部分はパーツ分割されている
- 『近接短針投射システム』の上にはバルカンらしき造形がある
- 胸部は幅があり、ウエストはやや細めにデザインされている
- 背面には『ビームマント発生デバイス』を取り付ける1軸用のダボ穴がある

ウエストは左右から挟み込むんですが、動かしていると隙間ができやすく合わせ目が目立ちます。


- フロントアーマー・サイドアーマーは2パーツ構成でブラックとグレーで色分けされている
- リアアーマーも2パーツ構成ですが単色になっている。代わりに中央の突起に『近接対装甲刀 ディス・パテール』をマウントできるようになっている
- サイドアーマーは左右非対称のデザインでマウントできるサーベルの数に違いが出る
■可動域

フロントアーマーは大きく上がるがサイドアーマーは若干上下可動のみ。

- 胴体は前後に大きく可動できる
- 左右にも胴体を振れる
- 腰部は多少干渉するが一回転可能

腰部のパーツとウエストのパーツが干渉するんですが、結構ガシガシ動かしていると↑こんな感じになっちゃいます。
動かす際には注意するか干渉箇所を少し削るなど対策した方が良いかもしれません。

サイドアーマーが上下にほぼ動かせないので開脚は『ハの字』程度まで。
■ギミック

胸部の『近接短針投射システム』は開閉ギミックで再現!ただし内部には階段モールドが入っているくらいで細かいディテールはありませんでした。
脚部
■ディテール


- 脚部は大腿部も長く設計されていて中央にラインモールドが入っている
- 脛には肉抜きされたレッグアーマーがグレーで色分けされている
- 膝裏下はゴツゴツした凹凸のデザインで脹脛にはスラスターが1基。ヒール上にはバーニアノズルがついている
- スラスターとバーニアの間には合わせ目も出ている

- 爪先は細くデザインされ、先端にはビームエフェクトを差し込むダボ穴がある
- ヒールはライトグレーで色分けされ、ゴールドのフレームを繋ぎに爪先とは分割されている
- 爪先裏は3基の小型バーニアが造形され、ヒール裏には2つの丸モールドが造形されている
■可動域



- 足は前に約45度上がる
- 膝は90度以上深く曲がる
- 爪先は水平以上に動かせないが下には約90度曲がる

接地性は良く、『ハの字』に開いてもキレイに足裏が着きます。
『HG ブラックナイトスコードシヴァ』のポージングギャラリ一
ポージング例の参考写真を紹介。古い写真と後から追加した写真があるので色味が違うのはごめんやで(゜゜)
【ビームマント非展開状態】












【ビームマント展開状態】














ポージングの参考は以上!
基本的に可動域はどこも良好で、特に脚部は柔軟且つキレのあるポーズを付けることができました。
ただ、腕部は意外とショルダーアーマーが干渉しますし、腰部周りも干渉が少しあるので動かしにくさを感じます。
アンカーはリード線が柔らかすぎないのでちゃんと取り付ければ簡単にヘタれることもありませんでした。
ビームマントの有無で見た目の印象も変わり、さらにビームエフェクトを取り付けても変わる。3段階で楽しめるのも魅力あると思います。
弱点としてはビームエフェクトの取り付けが結構面倒な点でしょうか(;・∀・)
3時間動かしてわかった保持力・パーツ強度・ポロり
率直に一部気になる点があることや、破損リスクの高い箇所がありました(;・∀・)
バックパックの抜けをタップで詳しく見る

『ビームマント発生デバイス』は基部も含めて脱着を繰り返すと上記3箇所が緩くなります。補強はほぼ必須になりそう。
【対策例】

マントの取り付け部分は軸の一部に瞬着を塗布して太らせて解決しました。
基部に関しては間に薄いビニールを挟んで対策しました!目立たないのでこれで良いと思いますが、同じように瞬着でも対策できます。
サイドアーマーの抜けをタップで詳しく見る

サイドアーマーですが、干渉しやすく動かしていると抜けやすいです。↑写真を見ても分かる通り、一部は干渉により削れているのも確認できますね。

『ビームサーベル』を取り付けるパーツも脱着を繰り返すことで緩くなります。
【対策例】
干渉に関しては対策はなく改造するしかなさそうです。保持力は問題ないので、動かす際開脚幅に注意するくらい。
サイドアーマーのポロりは『ビームマント発生デバイス』と同じように瞬着を塗布して対策しました。

股関節の破損をタップで詳しく見る
関節に使われているゴールドパーツですが、柔らか過ぎてかなり脆いです。
他関節はそれでも問題ないんですが、股関節は負荷がかかるとキレイに折れます。
ブラックナイトスコード共通フレームなのでルドラやカルラも同様。
実際、手持ちの『HG ブラックナイトスコードカルラ』もちゃんと折れてます。
『HG ブラックナイトスコードカルラ』のレビューで破損状態を確認する
【対策】
正直事前にできるのは真鍮線を通すことですが、腰部内部が空洞になっているので折れてから修復した方が良い気がしました。
ぼくは関節が折れてから3mmの穴を貫通させ、強度の高いランナー棒を差し込み。空間を接着剤で埋めました。
ほんとはパテとかがいいです!
対策方法のやり方は下記記事にて紹介しているので参考にしてみてください(゚∀゚)
同シリーズガンプラと比較

まずは『SEEDアクションシステム』の原型とも呼べる『HGCE デスティニーガンダム』と比較。
シヴァはガンダムタイプではないので見た目上の類似点はありません。プロポーションは脚部長めで近しいようにも見える。
一番の違いは内部のポリキャップの有無で、関節が弱くなりやすいデスティニーに比べ、シヴァはKPSに置き換わったことで渋みが増しています。
比較した『HGCE デスティニーガンダム』のレビューも合わせて読む


続いて同系統の『HGCE ブラックナイトスコードカルラ』と比較。
シヴァは暗い色を基調にしているのに対し、カルラはホワイトとゴールドの組み合わせでブラックナイトという名と反している点で印象に残りやすい。
近接戦闘用武装が多いシヴァに対し、カルラも対艦刀を持つがライフルやサハスラブジャ、ジグラートといった遠隔武装が多くなっています。
外観はシヴァは角の多いが、カルラは曲面が多い。頭部サイズにも違いが出ていますね。
価格は1,000円程カルラが高いですが、付属するオプションとエングレービングのゴールドで差が出た感じでしょうか。
本体のクオリティ的にはどちらも同等に感じました。
比較した『HGCE ブラックナイトスコードカルラ』のレビューも合わせて読む
HG ブラックナイトスコードシヴァ【レビューまとめ】
- 良かった点
- 良くなかった点

- 好みは分かれるがプロポーションが良く造形の見栄えが良い
- シールドのギミック収納や刃の開閉可動・胸部の展開などプレイバリューがあり楽しめる
- 可動域はそこまで広くないが、SEEDアクションシステムにより動きの流れを自然に表現しやすい
- ビームエフェクトが豊富で、ビームマント展開前後とサーベルを武装させた状態で見せ方に変化がつけられる
- 組み立ては簡単で初心者さんでも挑戦しやすい
- 長期的にみてコストパフォーマンスが良い

- 内部フレームのゴールドパーツが柔らか過ぎて摩耗・破損しやすい
- 腕・腰部・脚部周りに干渉がみられ、干渉によって傷ができる可能性がある
- 購入した最初の印象は高い!
良し悪しをまとめると↑こんな感じ。
最初の記事から1年経過して書き直した記事でしたが、購入当初とは若干評価が違っています。
個人的に『ガンダムSEED FREEDOM』系の中で見ればみるほどかっこよく見えてくるキットで、今ではシリーズの中で一番かっこいいと思う(笑)
で、先述した通り、ガシガシ動かそうとすると股関節は破損する確率がかなり高い。
ちょっと工作できるなら修復は難しくありませんが、破損前提で購入した方が壊れた際に納得できると思います。
初心者さんにもおすすめしたいけどおすすめしづらい!そんな惜しいキットでした。
レビューは以上、おしまい。
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