今回は「HG 軽キャノン」をレビュー(=゚ω゚)ノ
発売日「2025年07月05日(土)」、価格「2,200 円(税10%込)」。
コストはジークアクスシリーズでも安めのキットで最低限の武装が付属。
当初赤いガンダムのランナーが流用されているのではという話もありましたが、完全新規造形で構成されていました。
組み立てで一部気になるところはありましたが、同日に発売された「HG 1/144 エグザベ専用ギャン(ハクジ装備)」より動かしやすく、マッシブで軽装備・・・側にあるとなんだか手にとりたくなるキットでした!
本記事では最初にレビューの総評した後、下記の内容でレビューの詳細をまとめていきます!
- ポージング例の紹介
- キットの基本情報
- パチ組み外観や色分け
- ディテール詳細
- 可動域
- 耐久力
ちょっと気になっているけど一旦見送ったという方は是非参考にチェックしてみてね!
レビューの総合評価!

造形・可動性の両面で良いガンプラですが、特に見た目のディテールはシールなしでも十分なレベルの高いHGだと思います!
細かい色はホイルシール再現になっていますが、大体はパーツ分割で再現され、パチ組み状態でも特に違和感はありません。
赤いガンダムよりもマッシブなプロポーションで胴体・四肢のバランスも良かった!
一部弱点である抜けやすいパーツがありますが、思っていたより動かしていてストレスも感じにくく、デザインがシンプルなため干渉も少ない。
赤いガンダムのパーツを使ってカスタマイズできる点を考慮してプレイバリューの高さを感じますね!
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人によっては多少物足りなさを感じる可能性はあるが、思った以上の満足度は期待できるガンプラです!
軽キャノンのポージング例

















ポージング例はこんな感じ!
全体的に可動域が広いのでサーベルを使ったアクションから疾走表現までポージングは付けやすかったですね!
キャノンよりもサーベルアクションの方がかっこよく見せやすいかも。
残念だったのは下記の点。
- キャノンの可動が胴体正面のみ
正面しかキャノンが向けないので、胴体の角度に依存してしまってアクション表現が狭まってしまいます。 - 動かしていると抜けやすいポイントがある
首・肩のパーツが比較的抜けやすい
【おまけカスタム】

実は、先日レビューした「カスタマイズウェポンズ(ヘビーウェポン 1)」はこいつに付ける想定で購入していたもの。
ポン付けでイケると思ったんですが、バックパックに高さが出ているので調整した方が良さそう(笑)

サイズはデカいので「軽キャノン」という名前には似つかわしくないかもしれません。




ハンマーはマッシブな「軽キャノン」の方が似合ってるかも!


「赤いガンダム」からビットとジョイントを借りて装備。

おまけは以上。
軽キャノンはこんな人におすすめ
言ってしまえば初心者からガンプラづくりをライフワークにしている人までおすすめ!
ただし、初心者の方だとスッポ抜けるパーツが気になる可能性が高いので、できれば補強方法は身にいつけた方がいいかも。
下記では補強方法の紹介も含めてレビュー詳細をまとめています。
HG 軽キャノンの基本情報とパッケージ内容
「HG 軽キャノン」のランナーなどの封入物情報を簡単にまとめます!(=゚ω゚)ノ
詳しいキットのレビューが見たい方はSKIP!
【価格・発売日・イラストアート】

パッケージイラストは2機の軽キャノンでメタリック感のある質感・・・あんまりかっこよさはないかな。

ジークアクス系キットは箱側面を縦に並べて飾れます。数が増えてきたので並べるといい感じにディスプレイできそう^^
【パッケージ内容】

説明書表には軽キャノンの機体解説、裏面には武装解説にカラーガイドが記載。
カラーガイドを見ると思ったより使われている色が多彩!

袋は3袋でランナーは8枚。内3枚は少量なので実質5枚ほどと少ないパーツ構成。
ランナーの実物をタップで見る







ホイルシールは↑こんな感じ。
肩・肘・脹脛のグリーンにラインのイエロー、ライフルのセンサーなどに使用します。
【付属物一覧】
ビーム・ライフル

「ビーム・ライフル」はディテールが意外と細かい!

トップから見るとスコープ、ローから見るとグリップ近くに合わせ目がでます。

スコープらしきものは左右に180度可動できます。
ビーム・サーベル

サーベルは柄が1本だけ付属します。柄は小型でシンプルな形状。
エフェクトは「SB-13」と良く使われるタイプ。

サーベルエフェクトのサイズ感は丁度良いと思います。

多少ひっかかりはありますが、赤いガンダム同様逆さにすると簡単にポロリするのは残念ポイント。
瞬着とかで一部太らせて調整してみると良さそう。
ビーム・キャノン砲

グレーのパーツで構成されディテールはライフルほどなく、バックパックに軸で接続する仕様。

砲身は別パーツ化されていますが、一部だけ合わせ目がでます。

軸のみの接続なので上下のみ可動します。
組み立てレポート
簡単な組み立ての様子や構造などをまとめるので、作りが気になる方はご覧ください。
組み立て所要時間:2時間程度
【頭部構造】

頭部パーツ構成は多少細かいですが、ジークアクスや赤いガンダムのような難易度はありません。
簡単に組み立てでき、フェイス内部はカメラアイが造形されていて、シールで色分け。フェイスカバーにはクリアグリーンのパーツが使われています。
【胴体構造】

肩は「HG ガンダムEX」と同じで鉄血シリーズに多い前方に引き出しできる簡易の仕様。

独特なボール型腹部パーツは見た目だけで、内部は結構スカスカ。
作りも大きめのボールジョイントがあるだけで小難しい作りはしていません。

グレーのパーツは正面から見てモナカ構造ですが、外装のレッドのパーツで固定するなどパーツ同士の連動がジークアクス系は素晴らしいですね!
1つ1つのパーツで見ると心配ですが、それぞれを組み合わせることで総合的なクオリティをUPさせているのが伺える(^^)/
【脚部構造】

太ももは比較的パーツ構成が複雑になっているところですが、言っても説明書通り作れば問題ありません。

足首は半球を組み合わせてボールジョイントを作る構造。
30MF系や「HG ライトニングバスターガンダム」の足首に採用されている構造。
個人的に直感的に動かしにくく、破損報告も比較的多く見るので強度性を担保できないのであれば採用しないで欲しいやつですね。
ポージングを取ってみた段階ではあまり悪さもしておらず破損もしていないので強度性は上がっているのかも。

部位ごとに組み立てパーツを合体させて本体完成ですね!

余剰パーツは1つビーム・サーベルのエフェクトが1本余ります。
「HG 赤いガンダム」に付属する蛍光ピンクで成形されたものですね。
パチ組みレビュー:色分け・ディテール評価
続いてパチ組み状態でのデザイン詳細を確認!
全体で見る「色分け」・「成形」

四肢は「赤いガンダム」の構造・デザインをそのままに肥大化したイメージ。

胴体は太めでマッシブさが際立ちます。

全体的に「赤いガンダム」よりも部位的な色分けは細かいように見えますね。
カラーも濃いレッドで、個人的にはややマット感のあるこのレッドを「赤いガンダム」に採用してほしかった気持ち!!
プロポーション・配色がキレイで突出した個性はありませんが見栄えするキットだと思います。
部位毎のディテールクオリティ
部位ごとにフォーカスを当ててデザインやディテールを詳しくチェック!
【頭部フォーカス】

- 頭部はホワイト・レッド・クリアグリーンのパーツ構成
- クリアパーツの内部には4つのカメラアイが造形されている
- パーツ分割と凹凸モールドでディテール量が多い
- 特徴は下に伸びた顎
【腕部フォーカス】


- 「HG 赤いガンダム」とデザインは同じでサイズ・配色が異なるが異なる
- 「HG 赤いガンダム」についているジョイントは互換性があり差し替えて使え
- ハンドパーツは「HG 赤いガンダム」と同じで握りと平手が付属
ショルダーはレッドのパーツにホワイトのラインがいいアクセント!腕部はディテールも少なく感じないので満足度は十分!
【胴体フォーカス】

- 胴体は赤いガンダムと全く異なるデザイン・構造
- イエローとグレーのボンベのようなパーツが特徴的
- 腹部の球体を覆うような胸部でメカディテール強め

- バックパックは2軸で接続
- パネルラインを深いラインモールドで表現している

- フロントアーマーは腿付け根に一体化されて可動に追従する
- サイドアーマーは小型で腰部と一体型。(可動不可)
- リアアーマーもなく装甲を重ねたデザインで股関節内部のシャドウとメリハリがある

股関節底部には3mmダボ穴でアクションベースはもちろん対応。
【脚部フォーカス】

- 脚部周りは凹凸モールドが多くディテールが細かい
- 裏から見るとレッドの外装とグレーのフレームを表現されている
- 足首周りもアンクルアーマー込みでディテールが多い

足裏は一部肉抜きされているがモールドも刻まれています。
【バックパックフォーカス】

- 「ビーム・サーベル」と「ビーム・キャノン」を取り付けできる
- 小さなリベットや凹凸モールドで単色だと生物的デザイン
- 底部には左右3連装バーニアがあり細かい造形

「ビーム・サーベル」のマウントは細い軸なので、落下させると比較的破損しやすい部分。
「HGUC ユニコーンガンダム(デストロイモード)」とは違い基部がボールジョイントなので、もし落下させても衝撃を逃がせるので比較的壊れにくくなっています。
以上各部位毎にフォーカスを当てて出来栄えを確認してみました!
「HG 赤いガンダム」と類似しているポイントは多いですが、どこもディテールが多くサイズのバランスも非常に良い。
良く出来ているガンプラなのがわかってもらえたはず(^^)/
目立つ合わせ目・パーティングライン

目立つ合わせ目は武装の一部に出るものの、「軽キャノン本体」にはでません!
ちょっと気になるとしたら、脛部分のパーティングライン。
塗装前には処理してあげたほうがよさそうです。
HG 軽キャノンの可動域と耐久力
「可動域はどんなもんなの?」ってところをまとめていきます^^
キャノンが名前についているのでメインかと思っていたんですが、仕様的にサーベルを使ったアクションの方が魅力が出そうでした。
各関節の可動域
【頭部の可動域】

- 首は上下必要最低限で極端な可動はできない
- 左右に多少振ることができる
- 首周り干渉なく一回転できる
首上下可動は弱いですが、後述する胴体の可動でカバーできます!

特徴の顎部分が干渉して俯きは無理と思っていましたが、窪みがあるので少し動かせるようになっていたのは良かったです!
【腕部の可動域】



- 腕部は水平に90度上がる
- 肩関節は前方に引き出しができ、ボールジョイント接続なので後方にも少し動かせる
- 上腕ロール可動
- 肘はシングル関節だが深く引き寄せできる
- 手首はボールジョイントで多少可動

肘の基部は前後ロール回転できるので、「HG 赤いガンダム」と同じように使えます。
【胴体の可動域】

- 胴体は前後可動でき、仰け反りは特に曲がる
- 捻りは干渉なくロール回転できる
- 大きめのボールジョイントで左右にも振れる
「HG 1/144 エグザベ専用ギャン(ハクジ装備)」や「HG 赤いガンダム」に比べ可動ポイントが少ないやや劣ります。
それでも十分な可動域!


- 開脚はサイドアーマーで干渉。180度とはいきませんがポーズ付けに困らない十分な可動域を確保
- 股関節はボールジョイントで多少上下可動できる
【脚部の可動域】

- 腿は前方に少し上がる
- 膝は二重関節で深く曲がる
- 足首は上下ポーズ付けに十分な範囲可動する
突出した可動はありませんが、足首もシッカリ伸ばせているのでビシッ!と決まりますね。
腿の上げ方もイエローの追従するアーマーをうまく避けてあげればもっと上がりそうでした。
【バックパックの可動域】

- 「ビーム・サーベル」は前後180度近い可動とボールジョイントで左右にも少々振れる
- 「ビーム・キャノン」は上下可動のみ
「ビーム・キャノン」が上下のみなのでポージングの幅に制限かかるのはもったいなかったですね!
左右に振れたらもっとアクション性の高い独自のポージングができると思うので、改造とかしてみてもいいかも。
組み立てで気になった点・可動後の耐久力評価
可動後の耐久力は低下するようなこともなく安定していて良かった!ジークアクス系キットはシブミの塩梅と作りが良く出来ているのが良い!!!
ただ、組み立て段階で一部パーツが比較的抜けやすいと感じました。

- 首付け根
- 肩関節の内側
- 腹部ボールジョイント
摩耗とかではなく、組み立て当初からかみ合わせがやや甘い印象ですね。
気になる方は補強した方が良いと思うので↓記事を参考にしてみてください!初心者さんなら手軽に使える「関節強化ペン」とかおすすめ!
「HG 赤いガンダム」との比較!違いは?
パッと見だと「HG 赤いガンダム」とデザインが類似している「HG 軽キャノン」。
類似箇所を比較しながら違いを確認していきたいと思います!_(_^_)_
【全体比較】



全長は「軽キャノン」がやや若干大きく、幅も胴体・四肢パーツの肥大化に伴いスマートな「赤いガンダム」に比べかなりマッシブな印象。
【腕部比較】

一見同じパーツ構成ですが、配色やサイズが明らかに違います。

前腕のラインは「赤いガンダム」が2本で「軽キャノン」が3本とサイズアップ。
特に肘は「赤いガンダム」kは一体化し、「軽キャノン」は一部別パーツ化されキャップのような取り付け仕様に変更されていました!
伴って配色が変更されていますね。
【脚部比較】

腕部同様基本的なデザインは同じで「軽キャノン」側が肥大化。
膝側面のリベットもパーツが外装との一体成形から関節パーツへ変更されています。

足裏デザインも同じでサイズが異なるくらい。
【バックパック比較】



バックパックも裏表ともに基本デザインは同じで配色と接続軸の一部が異なるくらい。

両方共サーベルのジョイント接続の「赤いガンダム」に対し、「軽キャノン」は片方が「ビーム・キャノン」取り付け用の軸になっています。

底部のバーニアは全く同じですね。
【ハンドパーツの違い(ジークアクス比較)】

最後にハンドパーツをジークアクスと比較。
「軽キャノン」のハンドパーツは「赤いガンダム」と同じものなのでボールジョイントはHG標準規格。
小さめのジークアクスとは互換性がなく、もし流用したい方は少し加工が必要になります。
HG 軽キャノン【レビューまとめ】
レビューは以上!
総合的に見て、ジークアクスシリーズの他キット同様よく出来たガンプラだと思います!
合わせ目も出さずパーツの組み方だけで強度の安定性を感じることができました。
アクション性もあり、動かしていて破損の心配はありません。
他キットのパーツを流用できるカスタム性もあるので、そういった意味ではプレイバリューは高めだと思います。
ただ、やはり胴体の仕様が全然違うものになった弊害として肩関節は「赤いガンダム」のような強度がなく、中で抜けてしまう点は気になっちゃいますね。
個人的にそこさえなければ赤いガンダム本体より好み!
長所と短所


短所はこの一点!メリット面も強いですが、補強対応できればより満足できるガンプラですね。
おわりーーーーー!
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