今回は「RG ウイングガンダムゼロ」をレビュー!(・∀・)
- メーカー:BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 登場作品:新機動戦記ガンダムW
- グレード:RG(リアルグレード)
- 価格:4,620円(税10%込)
- 発売日:2025年09月27日 (土)
- RGシリーズ:No.43
>>その他RGシリーズを番号順に確認する - 購入方法:Amazonを利用
レビューの総合評価

さっそくですが、少々値は張りますがおすすめ!(笑)
全高は少し小さく感じますが、整ったプロポーションに細かいパーツ分割。特に脚部はバキバキのディテールにマッシブなデザインと見栄え抜群!
大型のウイングも展開すれば圧倒的躍動感も表現できる!!
可動域は後方への仰け反りと首可動が物足りないですが、他は十二分に可動し保持力も良好で物足りない箇所もカバーできてます!
小型なボディに凝縮された展開ギミックやネオバード形態への変形密度もある。
「RG エピオン」を買った人なら見送る可能性があるかもしれませんが、ハッキリ言って「RG ウイングガンダムゼロ」はおすすめ!
ただし、弱点もありっ。
本記事では↓下記の2つに分けて順にレビューをまとめていきます!
- デザインやプロポーション、可動域を確認したい人向け
- 組み立てやすさや注意点、改造などでパーツを確認したい人向け
再販で購入検討している人やどんなポージングができるかなど是非参考にご覧ください(´ε` )
「RG ウイングガンダムゼロ」素組みレビュー
武装を持たせた状態の素組み・パチ組みで武装を持たせたものをまずご覧ください↓↓



全体的にディテール密度が高い!さすがRGと言える出来栄えに仕上がっています!
武装も本体に対し縮こまっておらず大型で迫力がある。
胴体はブルーの外装が集中していてスミ入れしないと少々ディテールが視認しにくいですが、脚部はホワイトとライトグレーで細かい分割がハッキリわかりますね!

素組み・パチ組みでも十分ですが、リアリスティックデカールも付属するので、マーキングやラインなどお手軽に膨大な情報量を追加できます。
下記では部位毎に詳細をレビュー。
頭部ディテールと可動域
- 頭部評価:
- パーツ分割はシンプルでパーツも少なめだが外装ディテールが濃い
- 首の可動はRGでは少し控えめに感じるが必要十分の可動域はある
造形・ディテール

- パーツのエッジが出ており、アンテナには安全フラグなし
- フェイスには細かいラインモールドなどディテールが多い
- 頭部側面の後方に伸びたパーツは分割されているが自然に一体化したように見えるデザインになっている
- ツインアイ・額のセンサー・後頭部センサーはクリアグリーンで成形されている
- 合わせ目は基本出ない
可動域

- 首は根本で前後可動、頭部付け根のボールジョイント可動ができる
- 上に方向には大きく上がるが、下方向は構造的にある程度制限される
- 首の振り幅も少し狭い
- 頭部は360度回転できる
腕部ディテールと可動域
- 腕部評価:
- ショルダーアーマーにはモールドが少ない
- パーツを重ねたレイヤー構造で羽のように上下広げて展開できる
- ショルダーアーマーにはビームサーベルや小型バーニアが収納
造形・ディテール

- ショルダーアーマーは4色のトリコロールカラーで構成
- 面が広くモールドはほとんどないが、隙間から内部が見えるような造形などノッペリ見せない工夫が見られる
- 側面から見ると肩部アーマーは長めで内部にあるバーニア密度も十分

- 腕部にモールドはほとんどないが、フレームに組み付けた外装にあえて作った隙間から見えるディテールがある
- 腕部の内部構造は最新のHGとほぼ同じ
- ハンドパーツは小さい
- 前腕側面にはシールド用の四角ダボ穴があり、左右共通
可動域

ショルダーアーマーは上下に大きく可動できます。

肩部カバーも上下に可動。
腕部ギミック

ショルダーアーマーは3つのパーツを重ねて構成されており、それぞれを独立して展開することができます。

レッドのパーツにはバーニアが収納されており、上下可動できます。

胴体ディテールと可動域
- 胴体評価:
- 全体の中で胸部はブルーが集中したポイント!ディテールは視認しづらいが、インテークや細かいモールドがある
- 可動域はRGの中では比較的抑えめ
造形・ディテール

- 胸部トップは面が広い
- 胸部サーチアイはパーツ分割されクリアグリーンで表現されている
- サーチアイ両側面にはインテークが造形されている
- 上部に比べアンダーから見るとモールドや分割ラインでディテールが多め

- パーツにエッジが出ている
- フロントアーマーはディテールが多く、リベットやインテークがある
- アーマー内部にはグレーのフレームもあり、随所からチラ見えする内部構造でメカディテールを演出されている


腰部アーマーにはそれぞれに裏打ちが入っています。ただ、RGにしては少しディテールがあっさりしているなという印象(´ε` )

サイドアーマーの後方には露出したフレームにインテークが造形されています。
可動域

フロントアーマーは約180度上に跳ね上がり、サイドアーマーは90度位まで上がるので開脚の邪魔にはなりませんね。

- 前屈は沈み込みができるが仰け反りはほとんどできない
- 胴体は左右に振ることもできますが、大きくは触れない
- 腰部周りは干渉する箇所もなく360度回転

胴体の可動は少し控えめですが、個人的に左右に振った際に脇から見える内部フレームのチラ見えディテールは良かった!

先述した通りサイドアーマーが大きく上がるので↑画像の通り180度開脚ができるのはGOOD!

股関節は↓こんな構造になっています。
軸パーツへかかる負担が心配ですが、足の動きに連動して過剰に動くことがないのでそれは良かったですね!

さらに股関節は左右へ傾かせることもできますし、シブミも保持できているので意図しない可動をしない点は良かったですね(・∀・)
胴体ギミック

胴体トップ、頭部横には「マシンキャノン」が左右に配置。ホワイトカバーを開いて前方へ回転して引き出すことができます。

サーチアイ側面のインテークは開閉可能!
こちら開閉ギミックとして設計されていますが、非常に固いので遊びを作ったりゲート処理をキレイにやることを推奨。
じゃないと↑画像の通りピンセットでも苦戦して傷が付きます(泣)

サーチアイ下部にはコックピットがあり開閉可能!内部は座席には見えませんがモールドも入っています。

リアアーマーの装甲の一部は開閉できるギミックがあり、アクションベースの軸を差し込めるように3mmダボ穴が隠蔽されています。
脚部ディテールと可動域
- 脚部評価:
- 太くディテールのある造形で見応え抜群!
- 可動域も広く、ビシッとメリハリのあるポージングへ繋がる表現やギミックも搭載した大満足の仕上がり
造形・ディテール

- ホワイト・ライトグレーの外装にフレームのグレーで構成され、モールドには頼らない自然なパーツ分割でディテールを表現している
- 膝正面・側面にはインテークがあり内部にも階段モールドが入っている
- 膝パーツは取れないように複数パーツを組み合わせてロックされている

- スリッパは細く脚部に対して小型
- 数個のマイナスモールドが入っている
- 側面ライトグレーのパーツにはダクトのようなインテークのようなデザインが入っている
- スリッパ裏は肉抜きもなくフレームとモールドで情報量は十分!小さめのバーニアも有り
脚部可動域

足首前後にあるアンクルアーマーは上下に若干動かすことができました。

- 前に90度より上がる
- 膝の沈みこみも深く150度程度スイング
- 足首も上下に大きく可動し、特に下方向は垂直まで曲がる
膝・足首いずれも大きく可動できるのでキレのある動きを表現できるのに期待できますね。

接地性も良く、↑画像程度の開脚で足裏が密着します。
バックパックディテールと可動域
- 胴体評価:
- 外装と内部のデザインバランスがリアルなメカディテールを感じさせる
- 可動ポイントが多くフレキシブル!且つシブミもありヘタれることもない安定可動を実現!
造形・ディテール

- バックパックのベースはランドセルタイプでグレー単色で造形
- モールドとウイングを取り付ける基部でディテールは多い
- バーニア内部には細かいモールドで内部もデザインされている

- ウイングバインダーは大型で長い
- ウイングバインダー裏にはトラス状にフレームが造形され、ホワイトパーツには裏打ちモールドが入っている
- ウイングバインダー可動基部は多く柔軟でフレキシブルに角度調整ができる

ウイングバインダートップにはサーベルのようなガトリングのような武装っぽいものがあります。
ゲームだとこれをバラまくとかかんとか?(´ε` )誰かコメントで教えてー。
バックパックの可動

ランドセルに付いたバーニアは上下のみ可動できます!45度位。


バインダー裏の大型バーニアは上下に大きく動かすことができ、ロール回転も可能!!
縦軸・横軸への可動ができるので、ウイングバインダーの基部に頼らず様々な可動表現ができるのが強み!
ウイングの可動基部だけに頼ってしまうと負荷がかかりやすく破損の原因にも繋がると思うので良く出来ているなと思いました。
バックパックギミック

リアアーマー同様、ランドセルの一部は開閉できるギミックを搭載。内部には3mmダボ穴があります。
腰部と背面、どちらにアクションベースを差し込んで使うか選択できますね。


バインダー内部にある大型のバーニアにはノズルがついて、回転させるとバーニア先端を展開することができます!
本キットの目玉ともいうべきギミックで、見たことないパーツを使ったのはおもろかった。
ネオバード形態への変形
ネオバード形態への変形紹介!・・・なんですが、実際に写真だと分かりづらいと思うので説明書で。
変形手順は↓こちら↓




大分変形に手間がありますが、一度変形すると大体覚えますね!


脚部は密度がすごくて↑足首を収納できる!ムチャクチャかっこいいじゃん(笑)
変形させた全体が↓コチラ↓








脚部が見えると寝そべり変形感が強くなってしまいますが、脚部をしっかり変形させ長さも調節することで簡易さを感じないデザインへ昇華していますね!
差し替えなしでこういう変形を安定させてできるのはスゴイ!
変形させるとウイングを広げシールドをくっつけている分ボリューム感があるのも良かった!!
付属品一覧とレビュー

ツインバスターライフルをタップで見る

「ツインバスターライフル」が2丁付属。

↑画像は右手用のバスターライフルで、左右平面と曲線のデザイン。左手にも持たせることはできますが、基本的に左右は決まっていますね。

グレーとイエローで構成され、砲身のモールドは比較的控えめ。

逆にグリップ周りは多重構造を凹凸で表現。

グリップにはラインモールドが多く、収納もできます。HGでよく摩耗してプラプラになることが多いグリップですが、KPSで頻繁に出し入れしても問題ありませんでした!

ハンドパーツには差し込むだけで持たせることができ、こちらもKPSで摩擦が強くガッチリホールド!
ハンドパーツをわざわざ分解せずに持たせることができるのは楽ですね(・∀・)


「ツインバスターライフル」は左右接続して集中砲撃状態を再現できます。
接続する突起は片方に2つ。1つは随時突起が出ていますが、1つは収納されているのでそれを起こします。

連結させた状態が↑コチラ。幅と重量も増してしまいますが片手でも保持力はバッチリ!

砲身は延長できて内部にはメカディテールも有り。

底部には一部のみ合わせ目が出ますが、気にはならないレベルでした。
ビームサーベルをタップで見る

「ビームサーベル」は小型のものが2本、クリアグリーンのエフェクトが2本付属。
サーベルにはラインモールドが多く深さもありくっきり造形。

「ビームサーベル」はショルダーアーマートップの内部に収納可能!ただし、収納は小さいピンでの接続なので破損しないようちょっと気を使いました。

「ツインバスターライフル」同様、ハンドパーツにフィットするのでアクションポーズをつけていてもポロリは一度もありませんでした。保持力バッチリ!
シールドをタップで見る

「シールド」はネオバード形態を前提にした機種のようなデザイン。裏面にもディテールがシッカリ入っています。


腕部への取り付け基部は少しだけ上下・回転ができます。

側面にあるバルカンのようなパーツは分割で再現。

ノーズブロックはクリアグリーンのパーツも使われてアクセントになっています。

ノーズブロックの一部には延長ギミックも搭載!

左右にあるイエローのウイングは片方を開くと連動して両翼が広がるRGオリジナルのギミック搭載。これは楽!
ハンドパーツをタップで見る

ハンドパーツは3種付属!
- 武器握り用(左右分)
- 握り拳用(左右分)
- 平手用(左のみ)

武器握り用はボールジョイント先端に突起があり、差し込むことで固定できるようです!
ツインバスターライフルの重さでもヘタレないようにするための工夫ですね。

左手用のマニピュレーターは指関節まで細かいモールドが造形。
付属品は以上!!
RGにしては控えめの数でしたが、1つ1つのクオリティが高く物足りなさは感じませんでした。
RG ウイングガンダムゼロ:ポージング例と保持力
上記レビューを踏まえて「RG ウイングガンダムゼロ」で再現できるポージング例を紹介!
まずは「ネオバード形態」からご覧ください↓↓






頭部が見えちゃうとちょっと寝そべり感でちゃいますね(笑)
続いてMS形態で!


「ツインバスターライフル」を連結した状態で片手持ち。

両手に持たせて!



「シールド」で防御!

ぼく作品見たことないけど、「シールド」普通に攻撃に使えそうですよね。

↑コレお気に入り!シンプルにかっこいいですし、脚部が先端に向かって細くなっているシルエットが最高(*´ω`*)


逆噴射で降りてくるイメージ。ウイングバインダーが柔軟に動かせるのでしっかり前方に向けることができました。

両手でのサーベルは・・・なんか微妙(笑)


サーベルは逆手で持たせても抜けません!ガッチリホールドしてるのでガシガシ動かしても問題ナシ!


「マシンキャノン」展開。

流石に大きく開脚した状態だとキレイに接地できませんが、十分アクションポーズをつけることができます。





ポージング例は以上!
個人的に射撃ポーズが苦手なんですが、割とキレの良い写真を撮ることができたと思います。
胴体の可動域は比較的制限されている方だと思いますが、四肢が柔軟で全くそれを感じさせません。
また、仰け反りの良いキットは多いですが、今回のウイングガンダムは前屈の方が決まる!
個人的に後ろより前に動く方が嬉しいのに加え、「ツインバスターライフルを構えやすいようにしたのかな?」というこだわりを感じさせる部分でもありました。
造形の良さやウイングバイダーのダイナミックな可動表現など満足度の高いポージングをつけて楽しむことができると思います(^O^)
RG ウイングガンダムゼロ:2時間動かして分かった「保持力」
2時間ガッシガシ動かしてみましたが、保持力が低下するポイントはありませんでした!かなり良好!
今後心配があるとするなら大腿部に仕込まれた関節。

「RG ゴッドガンダム」や「RG シャイニングガンダム」にも入っている機構で、ゴッドの場合ここに緩みが出て安定感が損なわれる原因になっていたんですよね。
もしこの状況になった場合、ウイングバインダーの重量的にも悪影響が出そうというとこだけ懸念点。
組み立てレビュー:難易度と注意点
ここからは興味を持ってもらった人向けにキットの構造や組み立ての様子を紹介。
- 組み立て難易度:
- 組み立て所要時間:6時間程度(ゲート処理なし)
ランナーは全部で11枚。
すべて新規ランナーで構成!もちろんポリキャップレスで、今回は「アドヴァンスドMSジョイント」も使われていませんでした!
組みやすく難易度は低めですが、多くのパーツが”アンダーゲート”で2度切り必須・・・メッチャ面倒!(笑)
刃の厚いニッパーだとパーツを抉る可能性もあるので、デザインナイフやヤスリの使用も必須と思った方が良さそうです。
組み立ての様子と特徴
今回はRGの組み立てなので特有の足からの制作。

スリッパの外装は上下からはめ合わせる古からの構造。

膝下フレームはガワとなるフレームに複数の細かいパーツを組み付け。

股関節の可動はアーマーも含めて構造に取り入れることで局所的なパーツ負担を軽減。ウイングガンダムゼロの股関節は30MMシリーズに構造が近く、組付け段階ではちょっと不安でした。
保持力は強く心配は杞憂でしたね。保持力バッチリ!

サイドアーマーはボールジョイントのパーツを上下から挟みこんで固定。スッポ抜けがない構造になっています。

フロントアーマーの軸はただ差し込むだけでなく、上下にロール可動できるようになっていました。

腹部・胸部は↑こんな感じで内部にもメカモールドの表現が入っています。

胸部サーチアイを取り付ける前のパーツ↑↑内部には光沢のあるシルバーのパーツが使われているので、クリアパーツの発色を良くする工夫がされています。

「マシンキャノン」を収納しているカバーはC型ジョイント式。

ショルダーアーマーの内部は↑こんな感じで多重構造。パーツは細かいですが、説明書は見やすいので心配ありません。

上腕から前腕にかけての内部フレーム構造はほとんどHGCEと同じ構造。経験者ならサクッと組み上がります。

頭部ディテールも濃いですが、ツインアイや額・後頭部センサーは1パーツ成形。パーツ数も少ないのでサクサク組み上がりました。

バックパックのランドセル部分は先に組み付け必須!フックのように上から引っ掛けるようにして取り付け。
ただ、このままだと「HG マイティーストライクフリーダムガンダム」のプラウドディフェンダー並にポロリする可能性がありますが・・・

それを防ぐために↑カバーを被せて内部を突起で固定。これでカバーを外さないと取り外すことができません。

「RG ガンダムエピオン」にも採用されていた方法ですね!

ウイングバインダー内部に仕込む大型バーニアの先端構造。ヒンジ状の基部で開閉を再現されています。

ウイングバインダー内部にはメカモールドがビッシリ造形!

シールド内部の見えない箇所にもパイプのモールドが造形されているところは相変わらずイカレたRG。

全パーツをブロック毎で組み上げると↑こんな感じ。
パチ組みで見る「RG ウイングガンダムゼロ」







内部フレームはKPSで構成されシブミはどこも良好!ポロリはありません。
手にしたサイズに対しての密度を感じる重量も価値を感じられる要因で非常に良かったです(゚∀゚)
組み立ては基本的には簡単ですが、アンダーゲートの処理やパーツのロック機構の多さなどを考慮した難易度評価にしました。
分解する際には初心者はもちろん、塗装する方も必ず説明書を見ながらを推奨!RGの中でもこまめにロックされている箇所が多い。
KPSはやや柔らかい感触だったので、ロックに使う突起の位置が少し違うだけでねじ切れたり潰れたりするはずです。
実際、ぼくも一度外してみようとしましたが、簡単につぶれてしまいましたね。
それでもパチ組み状態では間違いなく安定感に繋がっているので、今後は強度性も考慮してロック機構を搭載してほしい気持ち!
組み立てる時のパーツ耐久力や注意点
ロックの注意点の他、組み上げる際に注意してほしいのが↓コチラ↓

「マシンキャノン」のカバー組付けは要注意。
C型ジョイントの受けパーツは分割されており、上から差し込む仕様。それに横からホワイトのカバーを差し込むんですが「固い!!!!」
ぼくは受け側のパーツが片方白化、片方折れてしまいました。
組付けの順番も構造上変更できなかったので、指でテンションがかかる方を抑えてから押し込むなど工夫した方が良さそうです。

折れた箇所は「速乾流し込み接着剤」と「黒鉛入り瞬間接着剤」で補強してクリアしました。
RG ガンダムエピオンとの比較
簡単にライバル機である「RG ガンダムエピオン」と比較してみます。



「RG ガンダムエピオン」も小柄に感じましたが、「RG ウイングガンダムゼロ」は頭半個分小さい。
胴体の長さが同じくらいなので、可動ギミックの入った足裏の分エピオンが大きいのかもしれません。
どちらのウイングも大型で見栄えは良好。
造形・ディテールはどちらも見栄えが良いですが、エピオンよりもホワイトが多いウイングガンダムゼロの方がモールドやラインなど視認しやすい。
基本的なプロポーションやマッシブな部位は「エピオンをベース設計されたのかな?」という印象を受けました。

頭部を比較してみると、結構似てるんだなというかウイングが悪者顔でめちゃかっこいい。
| 項目 | ウイングガンダムゼロ | ガンダムエピオン |
|---|
| 発売年 | 2025年09月27日 (土) | 2023年09月30日 (土) |
| 価格 | 4,620円(税10%込) | 4,620円(税10%込) |
| 組み立てやすさ | ◎ | ◎ |
| 外観プロポーション | ◎ | ◎ |
| 可動範囲 | ◎ | ◎ |
| 武装・ギミック | ◎ | 〇 |
| 耐久力 | ◯~◎ | 〇 |
率直に表にして比較してみると↑こんな感じ。
どちらも価格は同じですが・・・個人的に価格面も考慮し圧倒的に納得できるのは「RG ウイングガンダムゼロ」の方ですね!
エピオンも出来栄えは良いですが、個人的にパーツの強度に疑問を感じましたし、価格にたいするプレイバリューは満たせていないと感じたのが理由。
納得できなかった理由をRG ガンダムエピオンのレビュー記事で確認する
RG ウイングガンダムゼロ【レビューまとめ】

まとめ!
造形やディテール・可動域・搭載ギミック・保持力の高さ・プレイバリューなどの点で良くできたガンプラでした!
個人的に同じRGでもグレードを分けているんですが、このクオリティならハイエンドに認定しても良い出来栄えだと思います。
先述した通りロック機構の多さはちょっと面倒な面もありますが、パチ組みでも十分飾れるクオリティですし、リアリスティックデカールを貼るだけでも簡単にディテールアップできるのも良い。
大体素立ちさせるディスプレイになりがちなぼくでも、これはポージングをつけてディスプレイしたいと思えるキットでした。
最後に長所と短所をまとめます。
長所と短所

- プロポーション・造形バランスが良く見栄えの良いディスプレイができる
- ディテールも多く1パーツのエッジもパキッとしてノッペリさを感じさせない
- 十分な可動域で躍動感のでるポージングがつけやすい
- アクションベース要ダボ穴の位置が選択できるので、持っているアクションベースで調整できる
- 全身の展開ギミックや変形ギミックの密度が濃い
- フレキシブルなウイングバインダーで様々な表現ができる
- シブミが良く劣化を感じさせない(2時間動かした結果)

- 一部パーツの組付けで破損リスクがある
- 今後大腿部の関節がゆるくなるかもしれない可能性がある
- ロック機構が多すぎて塗装する際の分解など面倒な点がある
どんな人におすすめ?
RGは初心者向けとしておすすめしていませんが、あえて初心者さんにおすすめ!
前提としてアンダーゲートの処理が面倒ではありますが、パチ組み時点での完成度の高さを考慮するとありっ!
リアリスティックデカールで簡単にディテールアップできる点からも、組み立てさえできれば気になる点はほとんどない。
説明書も親切でしたし、ゲートの処理が面倒というだけなので最初のRGに良いかもしれません。
逆に塗装前提で買うならあんまりおすすめしないかな。
分解はロック機構で面倒そうですし、パーツ同士の組付けがタイト。塗膜でKPSへの負担が増して破損する可能性も感じます(特にバインダー)。
↓下記事では「RG ウイングガンダムゼロ」の再販情報をまとめているので良ければ合わせてご覧ください。

興味があれば合わせて参考にご覧ください。再販予定に関しては公開されたら更新していきます(´ε` )
↓関連ガンプラのレビューをもっと見る↓


コメント