今回は「RG トールギス EW」のガンプラレビュー(=゚ω゚)ノ
「機動戦記ガンダムW EW」に登場するMSで、スーパーバーニアと呼ばれる特徴的なバックパックを装備!その加速は殺人的らしい(笑)
ぼくはまだ見たことがないガンダムシリーズですが、他のシリーズではみない独創的なデザインにクセを感じますね。
登場作品 | 機動戦記ガンダムW EW(エンドレスワルツ) |
搭乗パイロット | ゼクス・マーキス |
RG番号 | 28番 その他RGガンプラを番号順に見る |
メーカー | BANDAI |
グレード | RG(リアルグレード) 1/144スケール |
価格 | 2,750円(税10%込) |
発売日 | 2018年04月28日 |
アドバンスドMSジョイント使用箇所 | 腕部と脚部 |
付属品は↑こんな感じ。
- ドーバーガン
- ハンドパーツ×7
- ビームサーベル柄×2
- ビームサーベルエフェクト2種×2
- シールド
- ゼクスのミニフィギュア
豊富なハンドパーツにサーベルエフェクトはレッドのものと透明のものが付属・・・設定知らないんですが、使うんですかね?
リアリスティックデカール↑こんな感じ。金属感を出すメタリックシールにエンブレムなどデザイン性アップの専用デカールが付属。
本レビューではカメラアイのシールのみ使用して紹介します!↓早速完成したのがコチラ。
目立つホワイトのボディにイエロー・レッド、をアクセントにした西洋騎士を思わせるデザイン。元のデザインを良く知らないのでアレンジ箇所はわかりませんが、どうやらメインの「スーパーバーニア」をRGオリジナルギミックを実装しているみたい!
ぼくが購入に至った一番気になるポイントなので超楽しみ~(*‘ω‘ *)
外観
デザインは好き嫌い好みが分かれそうですが、全く知らないぼくとしては完成してからの見た目結構好きです。
頭部なんかはカーニバル感あって苦手だなーと思っていたんですが、ホワイトパーツの独特な曲線。随所に見える内部フレーム。そして左右のドーバーガンとシールドのアンバランスさが情報量多めでかなり良い!!
極めつけはスーパーバーニアを展開させた外観!色分けこそシンプルですが、展開してからのメカニカル感がマジで最高。
組み立てやすさ
アドバンスドMSジョイントが腕部と脚部に採用されていて、組み立てはそう難しくありません。強いていうなら左右の装備を接続するジョイントや、バックパックのスーパーバーニアぐらいですね。
組み立て所要時間:3時間程度
可動域
肩の引き出しや180度開脚、首も大きく上方向を見上げることができ必要な可動域は十分!胴体も前屈などできますが、捻りが引っ掛かってあまり動かせないのが弱点。
ギミック
シールドにあるグリップの展開・サーベルの格納・各アーマーのバーニア展開・ドーバーガンの展開可動・そしてメインのスーパーバーニア!!!!
多くの展開ギミックが実装されており、同RGガンプラの中でも充実しているように思います。
耐久性
左右の装備を接続するジョイントにKPSが使われているんですが、取り付ける装甲パーツのしぶみでネジ切れるトラブルがありました。ポージングで長時間動かすので、その影響かとも思いますが、2018年のKPSは若干柔らかすぎる気がしますね。
修理も比較的簡単ですが、軸を削るか油をさすか事前に対策しておいた方がいいでしょう!
コスパ
定価「2,750円(税10%込)」と考えると、実装されているギミックの多さやアドバンスドMSジョイントの悪影響のなさ、そして付属物を考慮するとコストパフォーマンスは高いように思います。
破損部位は問題ありですが、個人的に修復は可能ですし、この記事を読んでいる方は事前に情報を得られているので対策もできる!
デザインは外観でも述べた通り、好き嫌いがハッキリ別れそうなので、そこだけ許容できるなら個人的におすすめのレベル。
↑全体的な評価としてはこんな感じですが、補足としてコストパフォーマンスは高いですが、ロック機構がないことでパーツが勝手に開いたりすることがあるのでブンドド勢は嫌うかも。
下記では「RG トールギス EW」をより詳細にレビューしているので、再販で購入検討している方は参考にしてみてね!(‘ω’)ノ
組み立てやすさ:【初心者~中級者向け】
「RG トールギス EW」の組み立ては難しくなく、初心者から中級者まで気軽に組み立てできると思います!
特に腕部・脚部はアドバンスドMSジョイントで、外装パーツをとりつけていく楽しさはガンプラ初心者さん向けだと思います(‘ω’)ノ
パッケージは↑こんな感じ。組み立てたRGにカメラアイが光アップ画像。シンプルですが毎度かっこいいのでコレクションとして残しておきたくなります。
RGNo.28。2018年物なので2024年現在だともう6年前のキットになりますね。
組み立ては難しくありませんが、↑上記足の軸の向きは注意!
付属品情報補足
【専用ジョイント】
↑トールギスの専用ジョイントは↑こんな感じ。3mmジョイントと太目の軸が使用できます!
太目の軸は結構キツキツだったので、頻繁にポージング変えたりする方は3mmがおすすめですね。
【サーベルエフェクト】
↑サーベルエフェクトは謎の2種・・・冒頭でも書きましたが、マジで透明のやつ何か意味があるのかわかっていません(笑)
レッドのエフェクトは2本とも曲がっていました!仕様なのか曲がってしまったのか・・・(‘ω’)?
【ドーバーガン】
ドーバーガンには複数の可動軸があり、グリップも2つ。砲身はブローバック再現で伸縮が可能。後部のカートリッジは脱着もできます。
【シールド】
ホワイトの面に細かいリベットモールド。表面が光沢で西洋のシールドっぽいデザイン。裏にもモールドやギミックあり。
1つはハンドパーツに持たせる専用のグリップ開閉。もう一つはサーベル柄の収納と取り出し展開。
ホワイト部分はわりと肉抜き感がありますが、グレーパーツのギミックやモールドでチープさは感じませんね。
【ハンドパーツ】
7つ付属するうち、握り手は左右ついてくるんですが手首が斜めになっているものは右手分しか付属しませんでした。掌には武器のグリップを固定する平軸があります。
アンダーゲート多めなので先細ニッパー推奨!
トールギス本体が割と小さく、パーツ自体も細かいものがあります。↑こんな箇所にアンダーゲートがあったりするので、初心者でも組めるけど、キレイに作るなら道具はちょっと良い物が必要になるかもしれません。
「RG トールギス EW」部位ごとの外観と可動範囲
細かい可動範囲を紹介したいと思います!
頭部の外観と可動範囲
頭部アップ。年代も古くモールドはややあっさりめ。ただ、ホワイトの外装にブルーのリアリスティックデカールが目立つのでこれは良い対比。頭部のトサカと目にしか目がいきません(笑)
中世ヨーロッパ”騎士”を思わせる曲線デザインをMSにキレイに落とし込んでるなって思います。後頭部のイエローの部分は・・・ダクトなのかな?合わせ目はでますがモールドに見えるので全く問題ありません。
上方向には大きく動かせますが、下方向にはちょっとだけ。相手を見据えるポーズも余裕!首を上げる時は首元のパーツも連動して上がります。
回転も360度できて左右にも割と大きく振れます。
ただ、頭部パーツとKPSの首パーツのボールジョイントが直接接触するので傷ついて摩耗します。抜けやすくはなりませんが、なんか保持力が弱めに感じますね(‘_’)
腕部の外観と可動範囲
ショルダーアーマーアップ。表面の光沢がシールドばりにトゥルントゥルン。モールドはかなりあっさり気味。
ショルダー底部にはキャップがあるので、それを開いて装備を接続するボールジョイントダボ穴を出します。
ダボからキャップまでかみ合わせがあまり良くないみたいで合わせ目がでます。
肩は上から見るとフレームが露出。肩は引き出しOK!
前方可動は↑こんな感じ。
腕は肩関節を引き出すと水平まで上げることができます。
腕部アップ。腕も曲線デザインでパイプのような腕。ガンダムとは大分違ってスッキリした見た目。
腕はデフォルトで少し前方に角度がついてて真っすぐにはできないちょっと特殊。
腕部に合わせ目はでませんが、目立つゲート跡がでる部分があります。曲面に出る跡なので処理がちょっと難し目。
肘部分は2つの小さいパーツをとりつける仕様。
ここ!頻繁にではありませんがパーツがとれることがあります。まだパーツの取り付けが甘い時代のご愛敬。
肘は二重関節で肩近くまで引き寄せ。
腕部付け根はもちろんロール。
手首はボールジョイントで標準可動。RGなので「次元ビルドナックルズ」などのカスタムパーツはサイズが合わず使用不可。
胴体の外観と可動範囲
バストアップ。
イエローのダクト部分が独特の造形。モールドも特になし。
胸部にはコックピット展開ギミック。内部にはモールドとして座席も表現されています。
逆に背面はモールドがビッシリ!・・・でも浅めかな。
前後共合わせ目はなし。
さらに背中腰部にはロック機構があり、外すと可動範囲が広がります。
※ただーーーーし!このロックパーツ、いつの間にか簡単に外れるようになって役割果たせなくなります。使い続けるなら軸を少し太らせるとか何か工夫が必要になりそ。(‘ω’)ノ
ロックを外すと俯きできます。仰け反りは珍しくあまりできない方。
HGやRGの多くは仰け反りの可動域が広めなのでちょっと珍しいタイプ。
捻りはフロント当たりで干渉して少々。胴体の振りはまぁまぁ・・・いや、嘘ついた。ちょっと物足りないかも!
ポージングには影響しませんがちょっと気になる。いうて動いたら動いたでなんかゆるさとか欠陥でそうな気もしますね。
腰部の外観と可動範囲
フロントアーマーアップ。
面積は狭く、スカートはありませんね!中央にはダークグレーのバーニアがあります!・・・バーニアです!!(大事)
フロントアーマーを上に跳ね上げると連動してバーニアが連動可動します。
サイドアーマーアップ。なんだか例えようがない形状。内部バーニアも展開できるギミックあり!
裏にはモールドバッチリ!
さらにサイドアーマーは割とパカパカ動いてしまうので、ロックできるギミックもあります。↑収納されている小さいボールジョイント軸を太腿の外側に差し込むことで固定できます。
跳ね上げも2つの軸で大きく上がり、前後ロールも180度と広め。
リアアーマーも大きく展開!バーニアがついてました!下パーツには階段に見立てた造形でバーニアがちゃんと収納できる形状。
バーニアはKPSでゲート跡もつきますが、目立たないので処理もいらなそう。内部にはモールドあり。
股関節は上下可動。
180度開脚もOK!
脚部の外観と可動範囲
脚部アップ。
腿側面には段落ちモールド。脛あたりにはスリットが入った装甲デザイン。
脚部は膝装甲がちょっと尖りあるぐらいで、基本的にはノッペリ気味。デザイン的に真っすぐで棒みたいに見えるので、一番好き嫌いがでるポイントかもしれません。
爪先のみ角のある造形で、パーツ分けも細かくディテール量も多め。
脚部は前あげで90度くらい。膝曲げは深ーく曲がるのでビシッ!としたポージングがつけられますね!
膝は曲げると連動して内部フレームが露出。色分けされていませんがパイプ部分も造形。
スーパーバーニア
「RG トールギス EW」の中で最もメカニカルで本体よりも存在感を感じさせるのがこのスーパーバーニア!
RG独自アレンジの展開ギミックが目玉。
①左右のカバーを開く。
②上下を開く。
③開いたカバーについているウィングをスライド。内側のバーニアと繋がっているので連動して引き出します。
④最後にスイッチのような部分を引けばメインバーニアが引き出されて完了。
バーニアはKPSで軟質プラ。変形するとかみ合わせが合わなかったりするので少々注意したいところ。
バーニア内部はダークグレー単色で少々残念感はありますが、モールドによる造形はしっかり入っているのに加え、メカニカルな展開ギミックが魅力的!
内部を部分塗装するだけでもさらにかっこよくできそうだと思いました!
ポージング例でみる可動と外観
それでは先述した可動範囲でどんなポージングがとれるのか?「RG トールギス EW」は素立ちとポージングで大分印象が変わるのがお気に入りポイント(‘ω’)ノ
是非参考にご覧ください。
まずは装備をつけた立ち姿。ナイトらしいシルエットに銃という異質な見た目・・・改めてみると面白いデザイン。
作品はみたことないんですがキットはいくつか知ってて、正直ガンダムWのキットの中で一番個性的で好きかも。
透明のビームサーベルにチェンジ!
背部からも一枚!機体全体に散らばるバーニアがエロいよね(*‘ω‘ *)「HG レギンレイズジュリア」も良かったけど、スーパーバーニア好きだわ~。
以上、「RG トールギス EW」のポージングでした!腕の可動範囲がやや狭く感じた方!全然問題ないですね。
脚部の広い開脚や俯きできる胴体と、ポーズをビシッ!と決めるポイントは押さえたキットだと思います。スーパーバーニアの基部やドーバーガン、シールドの基部がフレキシブルに動かせるのでポージングはつけやすく遊びやすいキットだと思います!
【お耐久性チェック】3時間動かした結果破損した!
外装の一部がたまにポロリするのはいいんですが、残念なのが装備基部の破損。
KPSパーツを複数繋いだ基部パーツなんですが、ショルダーアーマー側のダボ穴がキツイのかKPSの基部がネジ切れてしまいました。
こんな感じ。個体差か扱いが良くなかったかとも思ったんですが両方いったので多分違う。
2018年のKPSって今より耐久性弱く感じるので、おそらく渋すぎるというよりも”脆すぎる”が正解かも。同年に出た「RG サザビー」も同じような破損報告結構あったんですよねー。
事前に基部のボールジョイント削ってもいいですが、保持力弱くなりそうなので油ちょっとだけ使ってみるとかの方がいいかもしれません。
おすすめはしたいけどRGには破損しやすいキットもあるのが残念。そういった点が心配な方は先にSNSやGoogleで検索してみるといいかもしれません。
もし下調べせずに「壊れてしまった!」という方はパーツだけで注文もできるので「破損・紛失問題なし!ガンプラパーツを注文するやり方や注意点を紹介」の記事を参考にご覧ください。
ちなみに、ぼくが体験した「壊れやすいRGガンプラ」は↓コチラ↓興味があればご覧ください。
同シリーズと同価格帯RGとの比較
それでは同シリーズのRGと同価格帯のRGでクオリティや満足度など比較して紹介したいと思います(‘_’)
同じ「ガンダムW」から「RG ガンダムエピオン」との比較。サイズ感は同じでエピオンも思っていたより小さい。
観のディテール量は明白。エピオンが断然上なのがわかると思います。可動範囲でもエピオンの方が腰部の引き出しに肩の上下可動など上。
この辺のクオリティで価格に差が出ていると思います。
同価格帯RGのダブルオークアンタ。ディテール量は同じくらいでしょうか?2016年製で約2年の差があるキットですが、技術的に大きな変化はないように思います。
強いていうならガンプラ本体にあるギミックの量やオリジナリティぐらい。
最後に2019年に発売された「RG クロスボーン・ガンダムX1 」との比較。
クオリティ的にはどちらも価格帯のRGの中では良い方!ぶっちゃけ、精密さで言えばクロスボーンに分がある感じですね!ギミックの安定感やパーツの精密さで差を感じます。
ただ、トールギスの方がギミックのクオリティが高いかも。
比較ガンプラ | 定価 | 発売日 | 組み立てやすさ | 耐久性 | ギミック | 満足度 |
---|---|---|---|---|---|---|
トールギス | 2,750円(税10%込) | 2018年04月28日 | 〇~◎ | 〇 | ◎ | |
ガンダムエピオン | 4,620円(税10%込) | 2023年09月30日 | ◎ | 〇 | 〇 | |
ダブルオークアンタ | 2,750円(税10%込) | 2016年05月28日 | 〇 | 〇 | 〇~◎ | |
クロスボーン・ガンダムX1 | 2,750円(税10%込) | 2019年05月25日 | ◎ | ◎ | ◎ |
表で比較してみると↑こんな感じ。総合的にダブルオークアンタがやや劣り気味で、他は同じくらいの満足度。ほんとはトールギスを一番で紹介したかったんですが、クロスボーン・ガンダムX1が評価としては一番良かった(笑)
エピオンも総合的に良いんですが、どうしても耐久性が低いのが価格的に気になる所でしたね。
「RG トールギス EW」をカスタマイズ
- 水転写式デカールを使う
- 部分塗装する
トールギスは白い装甲に光沢がポイントなので、必要以上にスジボリする必要はないかな。
リアリスティックデカールを使ってみるのもいいですが、専用の「水転写式デカール」もあるので、シルバリング(シールの縁が白くなったり)が気になる方はそっちを使ってみるといいかもしれません。
あとは、何と言ってもスーパーバーニア!!!
部分塗装でシルバーやゴールド、焼き鉄に黒鉄などで金属感を表現すると段違いに良くなりそう(=゚ω゚)ノ
RGではコストも低いので、失敗しても割り切れると思います!塗装初挑戦にはもってこいかも(笑)
RG トールギス【レビューまとめ】
ということで、今回は「RG(リアルグレード) トールギス EW」をレビューしてきました!
価格がドンドンあがるRGブランドですが、2018年時点までの最低価格で随所にある展開ギミックやオリジナルギミックなど非常にプレイバリュー高いガンプラだと思います。
良かったところと良くなかったところをまとめると↓こんな感じ(‘_’)
基本的には良かった点が多く、個人的に「2,750円(税10%込)」の価格帯だとかなり良キット。一点どうしても注意してほしいのがショルダーアーマーに取り付ける装備の基部がネジ切れること。
ぼくが人柱になっているので本記事を読んだ方には失敗してほしくないので、ヤスったりオイルを塗布するなど対策してね!!!
今回はここまで!RGトールギス良いと思うので、デザイン的に受け入れられる方は一度作ってみてね~!
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