今回もガンプラ!・・ではなく!30MMシリーズから「ガルドノヴァ[グリーン]」をレビューしてみたいと思います。
30MMはあまり購入しないんですが、amazonで覗いてみたら気になっていたのが2つ激安になっていたので購入してみました。
登場作品 | 30 MINUTES MISSIONS |
メーカー | BANDAI |
価格 | 1,518円(税10%込) |
発売日 | 2024年05月25日 |
コストは少々手が出しにくいですが、カスタム性も高く可動域も良し!一見脆そうなC型ジョイントも耐久性を感じることができた良キットでした!
2024年11月時点だとamazonで1000円ほどで買えるのでおすすめ!
30MMはあまり興味ないけど、特定キットのデザインが気になっている←こんな方!
普段、同じようにガンプラばかりの筆者が比較しながら詳細をまとめていきます!30MMは作りのベースは同じなので是非参考にご覧ください。
レビューの総合評価:購入価格は満足度あるが定価は高い!
外観
異形感を感じるフォルムですが、意外と小さくあまりものものしい感じはしません。外装にはモールドも多く、3mmジョイントダボがやや目立ちますが情報量は納得するくらいはあります。暗めのグリーンとグレーの成形色のバランスも良く、塗装しなくても十分飾れると思います。
合わせ目などは基本段落ちモールド化されているので目立つ箇所はありません。
組み立てやすさ
ほとんど2パーツ構成で、それらを関節パーツで繋げていくイメージ。股関節は30MMシリーズにある軸が独立して動くタイプで腰部だけガンプラと比較すると新鮮味を感じることができます。関節類はC型ジョイントが多く採用。
短時間で組み立できるプラモデル初心者でも簡単に作れますね。
可動域
胴体はデザイン上あまり可動しませんが、肩・股関節・肘・膝・手首などは十分に可動します!股関節に関しては180度開脚までできるのでアクションポーズにメリハリがビシッと出しやすかったですね。
ギミック
ギミックらしいギミックは特にありませんが、他の30MMシリーズの機体やガンプラと合体できる独特の使用。頭部の中に首ジョイントが収納されており、自身の腕部を背部のジョイントに接続できるなど柔軟。
耐久性
2時間動かしてみましたが、基本的に耐久性は高い!一か所股関節の独自仕様の部分だけ摩耗、またはパーツのはめ合わせが悪いと緩くなります(特にはめ合わせ)。
摩耗もはめ合わせも動かしていると少しずつ起こるので定期的にはめ合わせて上げると良いかもしれません。摩耗は現時点ではほぼなし。
コスパ
定価が約1500円・・・いい出来ではあるんですが、ギミックや付属品などを考慮すると、ガンプラをよく作っている身としてはやや物足りなさは感じます。
実際気になっていたけど買い渋っていたのが価格面。今回amazonで1000円で購入したんですが、この価格なら満足度高くコストパフォーマンスはメッチャ良いです。(アーム好きなぼくとしてはもう一個買って合体させたい)
↑以上各項目の評価レビューでした!
ポージング例で見る外観と可動
【耐久性】2時間動かした結果!
耐久性で気になったのは股関節の軸。独立して回転可動できる分、挟み込むパーツの圧力や摩耗でゆるくなりがちでした。
摩耗はあまりしていませんでしたが、KPSのような軟質さのあるプラで、頻繁に動かしていると合わせ目のスナップフィットがヌルヌル抜けていくような・・・あれ(笑)
耐久性というよりも、元からの仕様の影響が大きいので、特に気にしなくていいかもしれません。
ガンプラだと2つ3つ当たり前に出る耐久性のポイントがなんと1つ。これはかなり高評価付けていいと思います。
その他プラモデルとの比較
まずは「ガンダムEX」との外観比較。ガルドノヴァは1/144スケールガンプラよりも小さい小型なプラモデル。パッケージでみると大きいのかなと思っていたんですが、ディスプレイしやすいサイズ感でした。
同じ30MMシリーズの30MFの「ローザンパラディン」と比較。30MF系は1/144スケールガンプラよりもやや大きめなのでかなりサイズ感が違ってきます。一緒にディスプレイすると人が大きくメカが小さいというちょっと逆転した立ち位置かも。
↑画像ではローザンパラディンの装備をつけているのでパラディンと紹介していますが、下記での価格比較は素体の「ローザンナイト」を表示しています。
ガルドノヴァ | ガンダムEX | ローザンナイト | |
---|---|---|---|
定価 | 1,518円(税10%込) | 2,090円(税10%込) | 2,200円(税10%込) |
造形クオリティ | 高 | 超高 | 高 |
付属品の充実度 | 低 | 中 | 中 |
耐久性 | 中~高 | 高 | 高 |
定価でみるとガルドノヴァが比較的安く感じると思いますが、クオリティや付属品などを考慮した時1500円程度だとやはり高く感じてしまいますね。
見た目がドストライクでもないとちょっと手は出しづらいかも。
ガルドノヴァの比較ポジショニング
※オレンジに近く、大きくなるほど可動性が高い
↑ポジショニングマップにするとこんな感じ。
ポジションを見てわかる通り、コスト面で難はあるが、パフォーマンスで得点が高く、プラモデル初心者やお子さんでも作りやすいです。
ガンプラだと入門としてEG(エントリーグレード)がありますが、ガルドノヴァで入門するのもあり!!
組み立てやすさ:【初心者向き】
組み立て所要時間:約40分
キットの内容物や組み立て時の点、付属物についてまとめていきます。
キットの内容
↑パッケージはこんな感じ。ミリタリー感強めのデザインカラーですが、実際の整形色はもうちょっと薄め。
説明書は一枚タイプで、裏面には別売りのレベルノヴァとの合体カスタマイズ例が掲載されています。実際はこれ以外にもダボ穴や専用軸を利用して幅広いオリジナルカスタムが可能。
シールなどはありませんね。
30MM共通フレームが使われているので、Bランナーからは細々した余剰パーツがでます。股関節軸などもでるので、もし破損した場合や改造にも使えそうですね!(‘ω’)
組み立ての時の真新しさや注意ポイント
2パーツ構成の簡単仕様。
キットの特徴としては頭部が可動せず、胴体と一体化しています。合体の為に首の関節軸が収納できるようになっているのはオモシロイ作りでした。
付属物
付属物は「サブマシンガン」1つ。特にギミックなどもなくシンプルな構造。銃身の合わせ目は段落ちモールド化されて目立ちません。
装着はクロー部分に差し込みダボ穴があるのでそこに装着!深く入るのでポロリなどはなく、摩耗している様子もありませんでした。
組み立てに必要な道具
簡易な組み立てなので基本的にニッパーがあれば作ることはできます。ただ、レビュー写真を見てゲート跡が気になる方はヤスリやガラスヤスリなどを使ってキレイにしてあげてもいいかもしれません。
ぼくは塗装する予定なのでゲート処理をしていない状態ですね。
逆にゲート処理しなくても、目立つ所が少ないのも強み!30MMってデザインはともかく出来いいよねー。
部位ごとの外観と可動範囲をレビュー
部位ごとに外観デザイン・可動範囲などをチェックしていきます!実際どれくらい動くの?って所がわかるので、プラモデルに可動性を求める方は是非チェックしてみてね(‘ω’)ノ
頭部の外観と可動範囲
頭部(?)アップ。カメラアイはモノアイで、ザクとかよりも鉄血のオルフェンズにでてくるグレイズのようなデザイン。これで「HG グレイズアイン」のように展開できたら評価1つ上がってたかも!
側面から。カメラアイはクリアパーツで、正面より横から見ると光が入りやすくてキラっと見えます。
頭部は合体の仕様上胸部と一体化しているので、上下向けたり左右に振る可動はできません。個人的には合体よりもこのデザインで首周り動かしてくれた方が嬉しかった気持ち。
後頭部。頂点には3mmダボ穴があり、蓋を取り外すと合体の時に使う首の軸を出すことができます。
組み立てで新鮮味を感じたポイントですね!
胴体の外観と可動範囲
バストアップ。モールドがシッカリ刻まれており、角もシッカリ出ているように見えます。
背部。バックパックに見立てた接続用パーツがあり、ボールジョイントからC型ジョイント、3mmのロックタイプまで幅広いカスタムに使える仕様。
フロントアーマー。
フロントアーマーにもパネルラインがシッカリ入っており、モールドがデザインとして表現されていてノッペリ感はありません。
アーマーは最初からパーツ分割されているので左右で独立可動。裏打ちモールドはありませんでした。
サイドアーマー。
3mm軸があるので後付けカスタムも可能。
上下にほんの少しだけ動かせます。
さらに前後回転もでき、下地になっているパーツとガワのパーツを分けて動かすこともできます。
リアアーマーはなく、関節部は丸見え。ただし↑画像の通り3mm軸があるので、カスタムはしやすそう!
前屈は胸部アーマーが干渉するので動かせませんが、仰け反りは多少可能。胸部と腰部にボールジョイントが入っているので構造的には多少動かせるようになっています。
腕部の外観と可動範囲
ショルダーアップ。デザインは割と簡素ですが、バーニアが付いており、上下可動できるようになっています。
バーニアの内部も多少のモールド造形あり。
肩関節はボールジョイントで前後に少々可動。前方には少し引き出せるようになっています。
腕部は個性的で長めのデザイン。前腕に当たる部分には3mmダボ穴が空いています。先端のクロー部分は一部肉抜きがありますが・・・安全仕様の割には気持ちシャープ化されているようにも見えますね。
腕を水平状態にすると90度上げることは難しいですが、二の腕付近にかんせつが設けられているのでそこからさらに上げることができます。
肩付け根のロール軸はガンプラ同様あるのでロール回転可能。
前腕部にあたる部分に肘にあたる関節箇所があります。トータルガンプラよりも可動関節が1つ多いということですね。
タガメとかカマキリみたい(*’▽’)
クロー部分も上下に大きく可動。ただしボールジョイントではないので左右や斜めには動かすことができません。
さらに手首だけでなクロー部分にも可動域が設けられているので開いた状態をを表現することもできます・・・個人的に、上側のクローよりも下側のクローを動かせるようにし方が表現はしやすいと思うんですけどね。
脚部の外観と可動範囲
脚部アップ。角のある太い腿とグリーンの脛はC型ジョイントで接続されています。KPSではないので圧を加えても変形して緩くなるなどといったことはありませんでした。
脚部にも複数の3mmダボ穴があるので自在にカスタム可能。
股関節の独立した軸はこんな感じ。そもそも軸を回転させることで重心を変更できるようになっています。
↑開脚様子を見る通り、軸接続なので180度開脚できますが、逸らさないとサイドアーマーが多少干渉します。
とはいえ、180度開脚したポーズなんてまずしないので、逸らさなくても十分な可動範囲ですね(=゚ω゚)ノ
太腿は軸なので結構あがるんですが、フロントアーマーに干渉して程々。あと足が短い(笑)
膝は二重関節になってはいますが、深くは曲がりませんでした。
足が短い分膝立ちは結構キレイ(笑)
足首は上下大きく可動!
足首は縦軸とボールジョイントの2軸で柔軟に動かすことができます。ボールジョイント系はすっぽ抜けやすいイメージがあるんですが、全く抜けることがありませんでした。
足裏は肉向きが凄いんですが、ここにも3mm軸穴があるので簡単にスリッパ作ってなくせますね!コレ便利だと思うので、肉抜きがでるガンプラにも実装しても良さそう!
ガルドノヴァのカスタマイズ例
30MMなのでカスタムするならオプションパーツを使うのをおすすめ!とはいえ、ぼくは実際に使っているわけではないのでどれがいいとかは言えないんですが(笑)
試しにガンプラのパーツとガルドノヴァ腕部の取り付け位置を変更してみました!
「HG シュバルゼッテ」の腕を取り付けてみたのが↑コチラ。ぼくはこういうゲテモノ感をメカで表現しているのが好きなの中々好き(*’▽’)
ぼくのようにガンプラをメインで作っている方でも、ミキシングで余ったパーツなんかと組み合わせて遊べるので30MM・・・悪くない!
ガンプラと違って、取り外しを頻繁に行なっても軸やダボ穴が摩耗せずポロリがないのはマジで良い!!
あとは、
- スミ入れ
- 塗装
- デカール貼り
↑こんな簡単手入れでかなり良くなるんじゃないかなと思います。
30MM ガルドノヴァ【レビューまとめ】
以上!30 MINUTES MISSIONSより「ガルドノヴァ[グリーン]」をレビューしてきました。
冒頭でも述べた通り、総評として定価でみるとコストパフォーマンスの”コスト面”はやや気になりますが、造形や可動は非常に満足度が高いキットでした。
1000円程度ならコストだとパフォーマンスは高いと思うので、初めて30MMやプラモデルに挑戦する方に是非おすすめ。
結論:カスタム性も高く、ガンプラとの親和性も感じる良いプラモでした!!!
今回はここまで!30MMやガンプラで何かレビューが見たいものがあればコメントください!!たまに買いたいの無くて困ってます(笑)
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