今回は大人気の機動戦士ガンダム00より「HG ガンダムヴァーチェ」をレビュー(=゚ω゚)ノ
発売された年代も年代ですし、デザイン的に可動も厳しそう!でもロマン砲を持ったデカ物機体って刺さる人には刺さりますよね?
ぼくにはぶっすり刺さっていたので購入してみました!
登場作品 | 機動戦士ガンダム00 |
搭乗パイロット | ティエリア・アーデ |
メーカー | BANDAI |
グレード | HG(ハイグレード) 1/144スケール |
価格 | 1,650円(税10%込) |
発売日 | 2007年12月 |
正直クオリティに期待しておらず、1600円の価値もないと思ってたんですが・・・・意外や意外!満足度高めのおすすめキットでした!!!
【レビュー総評】
完成した外観が↓コチラ↓
外観
ヘビー級の外観とお重武装で造形レベルは高い!シールによる色分けはやや多めですが、ディテール量も十分なのでも尾の足りなさは特に感じませんでした!
外観とはちょっと違うんですが、満足度として1600円程のガンプラの重量ではなくズッシリと重みを感じることができます。
組み立てやすさ
あまり見たことがない作りをしていて初心者さんだとちょっとてこずる部分もあるかもしれません。パーツ構成は大きめの物が多く、かみ合わせも悪くないので特に力を入れたり注意点などはありませんでした。
組み立て所要時間:1時間40分程度
可動域
デザインから分かる通り可動域は良くありません。ただ、思ったほどではなく、特に腕周りは大きな可動ができたのは意外でした!(‘_’)
GNバズーカの使い勝手は慣れたもんよ(笑)
ギミック
GNフィールドくらいと思っていたんですが、GNバズーカの展開、GNキャノン&グリップの展開、ビームサーベルの収納などコスト以上に満足度が高いと思います!
バックパックの可動基部も柔軟!
耐久性
股関節がボールジョイントでやや心配でしたが、ABSで3軸タイプ。簡単に折れる心配はなさそう!本体に関しては2時間以上動かしても特に劣化するポイントはなし!
気になったのはGNキャノンのスライドギミックで、ゆるくなって片方簡単にでてしまうようになってしまいました。同じような仕様のGNフィールドももしかすると同じような状態になる可能性はありますね。
コスパ
定価1,600円程度と考えると、コストパフォーマンスにプレイバリューめちゃくちゃ高いと思います!!!4月の再販では渋って購入しませんでしたが2024年購入した満足度上位のキットです。
↑上記が「HG ガンダムヴァーチェ」に対するキットの評価!
改造素体としてもいいですし、シンプルにガンプラ制作の練習キットとしても良い。射撃機体なのでガシガシポージングを付けるのは難しいですが、充実した可動ギミックとその重量感は是非00ファンの方には作ってみてほしい!!
下記ではそれぞれの項目の詳細をまとめているので気になっている方の背中を押させてください(=゚ω゚)ノ(笑)
組み立て評価:独特の造りでオモシロイ!
↑パッケージはこんな感じ。エクシア、キュリオス、デュナメスが地球でヴァーチェは宇宙。初登場場面をパッケージ背景にしている感じでしょうかね(‘_’)
1枚絵タイプで説明書表にはガンダムヴァーチェとティエリアの解説。中には繋がった状態で武装の名称や機能紹介。ガイドカラーなどの情報が記載されています。
DランナーはABSが使用されているので、塗装する際には注意。
使用するポリキャップは下記の分余剰として発生。カスタム面にも使えるのでお得感ありました!
ガンダムヴァーチェを組み立ててみて、いくつか新鮮なポイントはありましたが、↓画像の胸部周りは新鮮でした。
ポリキャップを使った肩の引き出し機構は初めて作りましたね。
後は脚部ですが、形状が変わっているだけで基本的には他のHGと同じで困るポイントはなかったです。
付属物一覧
- GNビームサーベル+エフェクト×2ずつ
- GNバズーカ
上記が付属品。
【ビームサーベル】
サーベル柄は膝装甲裏に収納できるので、パーツ管理がらくぅ~~~~~(*’▽’)
サーベルエフェクトはSB-9で、ガンダムスローネの肩についているサーベル柄にも取り付けできるので、スローネ持ってる方は流用して遊んでみてね。
【GNバズーカ】
ヴァーチェのメイン武器。造形は良く複数可動ギミックもあります。
グリップは左右に取り付けて上下に可動。グリップ自体も上下に角度を変えることができます。
グリップは両手で持たせない場合、片方取り外して中央のダボに取り付け変更して片手持ち状態にできます。
GNバズーカの下部ホワイトパーツを引き下げて黄色いパーツを出せばバーストモードを再現。
組み立てに必要な道具
基本的にはニッパーがあればできますが、2点あればいいなという道具があります。
- 先細ニッパー
- ヤスリ
ニッパーは通常のものでもできないことはないんですが、ゲートの位置が通常ニッパーだと入りきらない箇所に多かったのが気になっています。
例えばパーツのお凹になった中にゲートがついていたりするので通常ニッパーだと刃がキレイに入らない感じ。
そしてヤスリ、ゲート跡が多いので、二度切りして余った部分をヤスリで大きく削った方がキレイに出来ると思います。
↑この内容がわからないという方はガンプラ入門したての方だと思います!
もし道具の購入を検討している方は↓下記の道具が個人的にはおすすめ。
ヴァーチェの外観詳細と可動範囲
それでは気になる可動範囲を外観詳細と合わせて確認していきましょう(‘ω’)ノ冒頭でも述べた通り、結論的にはよろしくない。
頭部の外観と可動範囲
頭部アップ!
ツインアイやセンサー系はシールで再現。ただ、ツインアイのシールが独特すぎて真っすぐ張るの難しすぎました(笑)
ダブルオー系のガンダムタイプ特有のGNコンデンサーの内部はシールを貼ってクリアパーツを被せる感じ。
頭部裏にもセンサーシールで色付け。
頭部は意外と上下大きく可動できます。
回転はパーツが干渉するので大きくは動かせませんが、ポージングには十分な範囲。左右に振ることはできませんでした。
腕部の外観と可動範囲
ショルダーアップ。
ショルダーアーマは小さめ。側面と上にはリベットモールドのような細かい造形がありました。
組み立てでも紹介した通り、ポリキャップで前方に引きだせる仕様。
ショルダーアーマの干渉はほぼないので、腕を水平に大きく跳ね上げできますね!
腕部アップ。
ホワイトパーツは意外とパネルラインやマイナスモールドなどディテール十分。前腕にはGNコンデンサーでシール補填。
二重関節はまだなく、90度曲がる程度。腕付け根にはロール可動があるので、水平に上げる可動範囲を考慮すると全く問題なし。
手首はボールジョイントの標準仕様で上下左右若干可動。
軸が少し引き出せるので、伸ばすと少し可動範囲が拡張します!
胴体の外観と可動範囲
バストアップ。
リベットモールドとパネルラインと段差がHGにしては良いと思うんですよねー。
首元のクラビカルアンテナは収納状態と可動状態を再現。
胸部装甲展開はGNドライブとの連結状態のバーストモードを再現!
背部にはGNドライブのカバー?に当たる黒いパーツでこちらもリベットモールドにマイナスモールドの組合せと視覚的情報量は十分。
可動に関しては腰部軸接続のみなので回転のみできます。回転は360度できました!
腰部の外観と可動範囲
フロントアーマーアップ。
パキッとした質感でC面にも細かいデザイン。
一枚で繋がっていますが、中央からカットして独立可動にもできます。跳ね上げは十分!
サイドアーマーアップ。
サイドアーマーはリアと繋がっている仕様。デザインは少々厚めですね。
上下に大きく動かせますが・・・こんなに股関節開けないので特に恩恵はなさそうです(笑)
リアアーマーアップ。
リアアーマーも細かいディテールで、特に両サイドにあるパネルライン!スジボリしないでもシッカリ溝が入って影が自然にラインを出していました。可動はしません。
股関節は3軸で前後脚部を動かせる仕様。ABSなので簡単にネジ切れたりはしませんが、経年劣化や塗装に弱いので注意してね。
股関節自体はボールジョイントなんですが、開脚していくと簡単に抜ける仕様なのは嬉しい!リボーンズガンダムの時は抜けなくて軸が折れてしまったんですよね・・・。
開脚は↑これくらい。
ちなみにダブルオーキットの標準3mm軸専用のキャップが付属。ヴァーチェのキャップはやや大きめでした。
脚部の外観と可動範囲
脚部アップ。
ホワイトパーツで厚い装甲部分を表現。面にディテールは入っていませんが、C面ラインに細かく入ってますね。
内側と裏面。前後左右で非対称なデザインになってオモシロイデザインですよねー(‘_’)
GNフィールド発生装置は展開ギミックがあるので、開いてフィールド展開状態を再現!
膝は一応二重関節になっていて、ある程度曲げることはできます。前にはフロントアーマーに干渉して少ししか動かせないですね。
足首は下にある程度動かせて、上にはほとんど動かせません。
さらにアンクルアーマーも上下可動。
左右には少しなので足を開くと接地性はよくありませんが、スリッパは大きめなので自立は問題なし!
バックパック
GNキャノンアップ。
表面のパーツは分割されていて分割ラインと表面に多少ディテールが入っている程度。
分割ラインはGNフィールド発生装置で、引き出し展開ができます。脚部と同じ仕様ですね(‘_’)!
GNキャノンは砲身引き出しでき、引き出しやすいように引っ掛ける箇所もあります。
正面からみると↑こんな感じ。
裏側の一部にはナドレを使った劇中再現できるようにグリップがあります。
可動軸は3点あり、左から前後ロール、上下可動、ボールジョイント。フレキシブルに動くのでGNキャノンを好きな方向に向けることができます。
可動範囲に関しては以上!
ヴァーチェをポージングで魅せる
ここからは「HG ヴァーチェ」にポーズをつけて魅せていこうと思います(=゚ω゚)ノぶっちゃけかなり難しかった・・・立たせてるのが正義かも(笑)
ポージングは以上!
思ったより可動は出来たなという印象で、特に腕部の可動範囲が広いのでビームサーベルを使ったポーズができたのはデカい!
ただ、どうしても下半身の動きが固くなってしまうのは残念なところ。
【耐久性】2時間動かした結果!
耐久性の結論的にはかなり良い!
本体に関しては摩耗してゆるくなったりポロリがでるなど全くありませんでした!かなり良い感じ。
ただ、一点あったのはGNキャノンの片方が自重で落ちてくるくらいガバガバ気味。
摩耗でそうなったというよりもかみ合わせの問題かもしれません。とはいえ、片方ゆるくなったので、もしかするともう片方のGNキャノンと、脚部のGNフィールド発生装置も可能性はあると思います。
補強は簡単なので、下記記事を参考にしてもらえたら全く気にならないと思います。
ガンダム00ガンプラと比較!
同シリーズガンプラと外観を比較。
スローネドライとの比較。
同じガンダムタイプですが構造から大きく異なるので組み立て方法から完成した見た目まで全くことなりますね。ただ、ヴァーチェの方がコスト的には安いんですが詰め込まれたギミック量は圧倒的だと思います!(=゚ω゚)ノ
最後に同じティエリア機のラファエルガンダムと比較。
同じホワイトでもラファエルガンダムの方はややブルーが入ったオフホワイト。造形としてはどちらも同じくらいに見受けられますね。
で、ちょっとラファエルにここは勝ってるんじゃないかなと思う点が外観。ラファエルガンダムはギミックも造形も良いんですが、ややおもちゃ感が強く感じます!
下記表に比較をまとめました。
比較ガンプラ | 定価 | 発売日 | 外観クオリティ | 付属品の充実度 | ギミック | 耐久性 | 満足度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ガンダムヴァーチェ | 1,650円(税10%込) | 2007年12月 | 高 | 中 | 高 | 高 | |
ガンダムスローネドライ | 1,760円(税10%込) | 2008年04月 | 高 | 中 | 中 | 中 | |
ラファエルガンダム | 2,200円(税10%込) | 2010年09月24日 | 中~高 | 低 | 高 | 中 |
ヴァーチェの比較ポジショニング
※オレンジに近く、大きくなるほど可動性が高い
表とポジショニングマップから、「HG ヴァーチェ」の満足度がかなり高いのが伺えると思います!
比較的初心者より上級者向けになっていますが、言うてHG!説明書さえちゃんと見てれば誰でも完成するのでそこは心配無用。
HG ヴァーチェ【レビューまとめ】
以上、今回は機動戦士ガンダム00に登場するガンダムヴァーチェのHGをレビューしてきました。
さすがにMGのように外装パージして「ナドレっ!!!」なんてできませんが、ヴァーチェ状態を高いレベルで再現できている良キットだと思います。
長所 | 短所 |
---|---|
造形がよくディテール量が多い。 | 脚部の可動範囲が狭い |
HGとしてはギミック豊富で動かしていて楽しい! | 一部GNキャノンが自重で出てくる |
関節系の耐久性が高く、安定感があるのでディスプレイしやすい | ABSが一部使われているので、経年劣化や塗装の際の割れが多少心配 |
重量感があり、安いHGキットとは思えない | |
コストパフォーマンスがかなり良い良キット |
長所と短所をまとめるとこんな感じでしょうか( 一一)
短所もモチロンありましたが、長所が多め!しかも、短所である脚部可動範囲に関しては正直あまり問題にならない。
何故ならヴァーチェは”射撃機体”だから!あまりダイナミックなポーズは付ける必要がないのが良いトレードオフになってるなと思いました。
ダブルオー系の3軸股関節は嫌いですが・・・イイヨ!ヴァーチェおすすめ!!
今回はここまで!前回の「HGUCメッサーラ」と立て続けに良かったから気分イイ♪
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